Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

平野啓一郎著「葬送」

2010-04-20 | テディベア

 

 

2002年に出版された平野啓一郎さんの大作「葬送」には、19世紀のパリを舞台にショパン、ドラクロワ、ジョルジュ・サンドらの織りなす人間模様が描かれています。
平野啓一郎さんは京大在学中の1998年に「日蝕」を執筆、翌1999年この作品で第120回芥川賞を受賞、「一月物語」などを経て、3年後に「葬送」が出版されました。
私が高校生だった1958年、当時東大生だった大江健三郎さんが「飼育」で芥川賞を受賞、それ以来ずっと大江さんのファンですが、その彼を髣髴とさせるデビューでした。
平野さんが関心のある現代の作家として、高橋源一郎、島田雅彦、古井由吉各氏とともに大江さんの名前を挙げているのも肯えます。
平野啓一郎公式ブログ

この間から、すこしづつですが、身辺整理をしています。
まず、手をつけたのが本類、夫婦ともに本好きなので、独身時代からの文庫本などもあり、かなりの本がありました。
本棚を空っぽにと考えていましたが、とりあえず、さまざまな時期に印象に残った何人かの作者の本を1冊づつはとっておくことにしました。
本に限らず、そうして捨てられない、捨てられなかったものがいくつかあります。
まだ半分くらいしか整理できていませんが、今回捨てられなかったものをシリーズでしばらくの間アップしてみようと思います。
時々はくーたんやjunたちにも登場しますが、「Teddy Bear's Diary」とはちょっと違ったニュアンスになるかもしれませんので、お気を遣われることなくスルーしてください。
明日は色鉛筆です。

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「日蝕」 (ガリ)
2010-04-20 07:27:25
平野啓一郎さん、懐かしいな~...と言うのも芥川賞受賞の「日蝕」を読んで以来
彼の作品はご無沙汰しています。
「日蝕」も、物語の内容よりも、やたら難しい漢字が多かったのをよく覚えていますよ。
だから「葬送」も話題になりましたが、本屋さんで手にとってぱらぱらっと...だけでした(笑)
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Unknown (すの)
2010-04-20 11:13:51
ドラクロアとショパン、、
ドラクロアは最近 とても興味をもったので
ぜひ読んでみたいです。
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Unknown (ユミ)
2010-04-20 13:19:14
私の場合はくだらない本や物が多いのですが、
なかなか整理ができず積み上げたり、しまいこんだりです。
結局何年も触りもせず、見てもいないなら処分しても
いいはずなのですが、見極めが意外と難しいです。
でも良い機会と思って、私も整理しなくては…。
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Unknown (カノン)
2010-04-20 14:47:25
身辺整理ですかぁ
本人にとっては、お宝のようなものでも
残された者にとっては、ゴミ同然みたいな場面を
最近、親戚親類が亡くなると見るようになりました
自分も、最低限の物で最期はいるようにしないとな~と
今から思っていますが…
いざ、捨てられるかどうか
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Unknown (Donn)
2010-04-20 16:11:52
物の整理って思い切りがいりますね。
歳をとるにつれて捨てられなくなりつつあるので
早いほうがいいのかもしれませんね。
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Unknown ()
2010-04-20 19:24:14
平野さんて、まだお若い作家さんなんですねぇ。
ちょっとブログ覗かせて頂きました。
生活が。。。素敵!
私は、一人の作家さんに凝ると、何冊かまとめて読みます。純文学は少ないけど(笑)
整理する時も一挙に。何百冊かまとめて古本屋さんに出したりします。また読むかも?と思っても、やっぱり新しい本が欲しくなってしまいます。友達は読み返すのだそうで、意外に内容を忘れちゃってると言ってました。
本は自分の知的財産の様な?気がして、なかなか読んですぐには処分出来ません。
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 (jun)
2010-04-20 20:33:45
>ガリさん
そう「日蝕」の文体は独特でしたね。
最近の作品は平易な文章で書かれています。

>すのさん
新潮文庫で出ていますので、お時間がありましたら、おすすめです。
ドラクロワの生きていた時代にタイムスリップしていきます。

>ユミさん
まだお若いのですから、整理は後回しでもいいのではないでしょうか。
私たちには体力的にもリミットなので、すこしづつはじめています。

>カノンさん
そうですね、まだまだ捨てられないものも、残されたものにとっては、ごみ同然のものです。
10年前に一度整理したのですが、それからも増えて、今回を踏まえて、1年後くらいに再度挑戦です。

>Donnさん
思い切りはそんなに悪くないと思っているのですが、やはり、悪いんでしょうね。
お洋服はずいぶん捨てました。

>和さん
ほとんど最年少の芥川賞受賞だったので、10年たっても若いですよね。
いろんな試験的な作品も試みていて、才能のある作家です。
私はなんといっても純文学が一番すきです。
雑誌類は時々に整理していましたが、文学書はほとんどとっていたので、このたびは大処分でした。
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Unknown (熊王子)
2010-04-20 23:02:18
熊王子でし
男は…苦手です。
思い出を捨てられない。。
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Unknown (みぞやん)
2010-04-20 23:42:28
本好きの方の書棚だとずいぶんな量になるんでしょうね。本て印象に残ったものはなんとなく置いておきたいものですが、整理するのも少し中を開いてみたり、時間もかかりそうですね。でも読んでた時代を思い出しながら楽しい時間を過ごせそうですね。
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本の整理 (jun)
2010-04-21 06:30:50
>熊王子さん
思い出は心の中にしまっておいて…。

>みぞやんさん
本の整理はこのたびは中を見ずにやりました。
詳しい中身は覚えていませんが、自分で買った本なので、表紙を見ただけでの判断でした。
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