Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

なぎさ園 運動会

2007-10-08 | テディベア

昨日、広島市西部こども療育センターのなぎさ園の運動会でした。
15ページの小冊子になった運動会のしおりです。

 

プログラムは、絵本の世界を取り入れた構成になっています。

 

運動会にむけて取り組んできたようすが、各プログラムごとに、イラストつきで、説明されています。

 

さあ、運動会がはじまるよ。

 

マットと跳び箱、何に使うのかな?

 

わっ、くまがりだって。

 

わ~い、小さなお友だちが、ぐりとぐらといっしょだよ。

 

お母さんといっしょに、ホットケーキを作るんだって。
小麦粉、砂糖、ミルク、バターをお鍋のあるところまで運んでいきます。

 

ひとりひとり、お名前を呼ばれます。
ひとりひとりの子どもが、それぞれのちょっとがんばってできる運動機能に挑戦します。
マットの上でころんと寝返りをする子、お母さんの持つ旗の所まではいはいをして行く子、はしごを渡る子、鉄棒をする子、ひとりひとり違うその子にあわせての道具のセッティングとサポート、先生方の連携作業が見事です。

 

このキューブも、中をくぐる子もいれば、上に上ってポーズをとる子もいます。
それぞれがせいいっぱいの演技、できたときの笑顔。

 

かえるさんの帽子、女の子のにはリボンがついていたり、それぞれ、工夫されていて、同じかえるさんはいません。
お母さんたちの手作り、子どもたちも、自分で目や口をつけたりしたそうです。

 

頭を下にするのがつらい子もいるんですが、一生懸命がんばっています。

 

はしごを渡ってきて、しっかり両手をついています。

 

竹ぽっくりを履いて、このバーを越えるんです。
上手にクリアできました、パチパチパチ。

 

鉄棒にぶら下がって、数をを数えます。
5までだったり、7までだったり、10までだったり、手を離して、お尻ですとんと落ちて、先生とハイタッチ。

 

空色の大きな日傘、固定しているわけではありません。
マットの上で寝返りの演技をする子、そのたびに、ひとりひとりの上に先生方が駆け寄って、さしかけていました。
グランド全体にシートを敷いたり、大変な作業ですが、細やかな心遣いです。

 

わあっ、大きな、くまさん。



こちらは、ちびくまのjunとカシス、大きなくまさんが、ちょっと、怖い!?

 

プログラム最後のあっちむいてポイは、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちとお父さんたちのタオル投げでした。

 

運動会の練習中に毎日来て、みんなをはげましてくれたファイトくん、来年までさようなら。

 

おわりのつどいのあとは、うれしいお弁当の時間、そのときにがんばったみんなに贈られるメダル、お母さんたちの手作りです。
ひとりひとりの子どもたちの胸に輝きます。


運動会のしおりの「はじめに」の園長先生の文章から。
・顎の座りがまだ充分でないAちゃん・
「くまがり号」をめざしての”寝返り移動”と”うつぶせ姿勢で頭を挙げること”がAちゃんの運動課題です。一生懸命頑張ろうとすればするほど、またみんなに見られていると感じれば感じるほど体に緊張が走り、体がカチカチになります。それでも一生懸命頭を挙げようとする姿は素晴らしい!本当に一瞬の姿です。見逃さないで応援してください。
・鉄棒に挑戦するBくん・
走って跳んで運動が得意なように見える自閉症のBくん。でも自分の体を自分で思うように動かす事が難しいのです。しかも鉄棒のように道具に体を合わせる事は自閉症の子どもにとって難しいことです。でもBくんは鉄棒に挑戦します。鉄棒の上で体をとめる「つばめ」の姿勢の後に前回りです。子どもの困難さを知っているとBくんの頑張りがいとおしくなります。「つばめ」は体をとめて10数えます。つばめに挑戦しているときには大きな声で数えて応援してください。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2007-10-08 14:31:27
園児のプライバシーに配慮されての撮影は大変ですね。
表情も撮れればそれが一番ですが、難しいですね。
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Unknown (ちろりん)
2007-10-08 16:12:03
様々な工夫が凝らされていて素晴らしい運動会ですね!
みなさんの手作りの温もりが伝わってくるようです。
こどもたちの手足にも頑張ってる姿が想像できます。
一人一人が主人公なんですね。
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ひとりひとり (jun)
2007-10-08 18:03:00
>森さん
それがみんなとてもゆたかな表情なんですよ。
子どもたちの笑顔も見物席の笑顔もすばらしい。
あえて、封印しましたが、ぜひ、みなさんに見ていただきたい輝く笑顔の写真がたくさん撮れました。

>ちろりんさん
ひとり体調が悪くて欠席の子がいたんですけど、その子のお名前も呼ばれて、72人の子どもたち....がんばりどころの違うひとりひとりに合わせたメニュー、それに取り組む子どもたちの姿には、ほんとうに感動しました。
こういうことができる!
ひとりひとりを大事にするということがどういうことなのか、ほかの幼稚園や学校の先生方にも、ぜひ、見てほしい運動会でした。
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Unknown ()
2007-10-08 23:15:19
みんな精いっぱい頑張ったのですね。
拍手!
精いっぱい頑張る姿って、もの凄く感動して、エネルギーを貰えますよね。
この運動会を企画、構成、運営なさった方々、一人一人に合わせたメニューを考えるのは大変でしたでしょうに、愛情ですね。
本当に素晴らしいですね。
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よりよい未来を創るために (Hidebow)
2007-10-09 00:31:33
素晴らしい運動会の様子が垣間見えてよかったです。子どもたちが夢や希望を持って思いっきり翼をひろげ、羽ばたける社会、きょうよりも明日、よりよい未来をを創っていくのが大人たちの役目ですね。責任重大です。
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感動! (Donn)
2007-10-09 05:02:08
素晴らしい先生方と子ども達の笑顔が
見られた運動会の様子が伝わってきます。
カシスちゃん、ちびくまのjunくんもおおきな
拍手して応援したことでしょうね。
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ひとりひとり (jun)
2007-10-09 07:24:46
>和さん
72人のメニューを作るだけでも、ふだん、愛情を持って子どもたちに接していないとできないことですね。
それが運動会で、進行もサポートも見事な連携なんです。
もちろん、主役は、ひとりひとりの子どもたち、そして、見守り応援するお父さん、お母さんの笑顔も印象的でした。
子どもたちが健気にがんばる姿には、感動して涙がでてしまいました。

>Hidebowさん
ほんとうに、大人の責任です。
視点をどこにおくかによって、いたいけな子どもたちをサポートもできるし、傷つけることにもなるんだということを学んだ日でした。
ふだん、くまの展示をしていても、先生方がとても気持ちのよい応対をしてくださるのですが、やはり、すばらしい教育の力を持っていらっしゃるんだなと、とてもうれしかったです。

>Donnさん
ふつう、運動会では、学年ごとに、同じことをしますよね。
そんな運動会しか知らなかったので、もう、最初から感動のしっぱなしで、いっしょに行った友だちと、涙があふれてしまいました。
ひとりひとりの子どもが大事にされるということがどんなことなのか、ほんとうに、学んだ気がします。
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みんな素敵 (katsura)
2007-10-10 20:12:25
みんなそれぞれいっぱいがんばって、感動しますね。
それを出せるようにしてくださる先生達に感嘆します。先生達にももちろん子供達にも拍手です。
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拍手 (jun)
2007-10-10 22:06:54
>katsuraさん
そうなんです、みんなに拍手ですね。
ひとりひとりの子どもが自分のできる運動課題をがんばって、それを先生方がサポートして、お父さん、お母さんたちが笑顔で見守り応援する、すばらしい運動会でした。
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