全日本実業団詳細報告

試合の結果報告させてもらいます！
最初から結構名前の通った人と当たりました。

１回戦：シード


２回戦：下野（京都学園高校→筑波大学→ツクバ計画）・・・私の２つ下のインターハイ（-66kg級）チャンピオン。
某先輩曰く、「どんな体勢からでも背負いに来る天才らしい」
某後輩曰く、「大学に入ってからは結果出してないっすよ」
俺はどっちを信じればいいんだ！！

いざ組んでみると、体が柔らかく、背負いから体落への変化が得意技の様子。残り時間ギリギリで、相手の体落を飛び越え、そのまま捻り倒して効果奪取。何とか優勢勝ち。


３回戦：平川（近大福山高校→近畿大→ＯＪＪＡ）・・・大学時代、関西学生で肩車で勝ちまくっていたのが印象に残っている選手（けっこう男前）。雰囲気が友人の大木君（男前で肩車うまし！）に似ている。

力は強いけど、柔道は綺麗で正統派。試合中は、肩車で飛ばされそうな気がして、メチャ警戒してました。お互い決め手がなくＧＳ（ゴールデンスコア）に突入！かなり僕の疲れ具合を確認してる様子だったので、「全然しんどくないよーだ！」って空元気で攻めました。初めて奥襟持てたので、相手の頭を引き付けたところから大外刈で投げて一本勝ち。


４回戦：寺居（平安高校→同志社大学→同志社ＷＲＪＣ）・・・高校１・２年でインターハイ（-73kg級）３位、高３で優勝。大学時代も関西学生（-73kg級）優勝。奥襟を持ってからの大内刈と体落がキレて、とにかく強い選手だったのを覚えてます。

体格は僕と同じくらいなんだけど、奥襟を持たれると全く切れないし、圧力が強い。組み負けてやばかったので、見苦しい巴投で何度かごまかしました。
足払いに行くも燕返しで返されて効果を取られる。その後に組み際の朽木倒しで効果を取り返す。
正直、３：７くらいで組み負け、劣勢が続くも、耐えて耐えてＧＳに突入。相手が技をかけて気が抜けたところを横四方固めで押さえ込み一本勝ち。これはホント嬉しくて、ガッツポーズしちゃいました！

試合の後に「次の試合、頑張ってください」と嬉しい言葉をかけてくれる好青年でした。


準々決勝：石川（大宮工業→筑波大→綜合警備保障）・・・去年のこの階級の覇者。同じ階級に高松選手、金丸選手がいて、世界の舞台に立てなかったが、国内ではコンスタントに活躍してます。

組んでみて感じたことは、全く組めない（笑）。僕の釣り手（右手）が見事に落とされます。しかも道衣から指が離れる時に痛くないんですよね。これは理に適った方向に落としてるってことでしょうか。
いろいろ試してみたけど、どれも通用せず、組み負けた体勢から袖釣込腰で一本負け。組み手が完全に支配されてました。この人うまいよ！


ということで、表彰台にたって講道館杯出場という目標は達成できませんでしたが、成績としてはこれまでの柔道人生で最高の結果でした。いろいろと課題も見えたし、強い人と試合ができてメチャおもしろかったです。弱い自分が出なかったことが、一番嬉しかったかな。
現役バリバリで柔道に集中して取り組めるのは、もうあと２～３年くらいなので、いろいろと考えて柔道に取り組んでいきたいなと思います。

こうした大会では、柔道を通じて出会えた仲間やライバルと久々の再会ができます。実は僕にとって、これが一番の励みだし、楽しみなんです。これがあるから頑張れるんかもしれんね。
また次回みんなに会える日を楽しみに柔道がんばろ！

次は後輩達の関西学生じゃ～！！
和歌山大学の後輩、関西大のＨ渡、大商大のＹ本君、Ｋ原君、是非とも頑張って、講道館杯出場してよ！


～SPECIAL THANKS～
SSR社員＆柔道部のみなさん、雄貴、吉川、宮本君、市来さん、成子先輩、井上君、中野さん、谷岡君、明先君、試合場で会えなかったけど柔道つながりのみんな


～おまけ～
-73kg級は、準決勝で石川選手を破った野瀬選手（了徳寺学園）と、北川選手（アルゼ）が決勝で対戦し、北川選手が優勝。ホンマ強い人多すぎっす！