柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

つながり

2007年03月03日 | 携帯から
中国旅行記は後に回しまして・・・
最近は、年度末の節目ということで、人と人のつながりについて考えさせられることが多くなりました。

義理人情に縛られて生きていくのはイヤじゃー!!って思う自分と、世の中は助け合いやろ!!って思う自分がいます。

縛るのはあんまり興奮しないけど、少しは縛られたいかな?みたいな!
自分でも何が言いたいのかわかりません(笑)

我々はついついひとりで生きていると思いがちです。しかしながら、いろいろな人と人のつながりの間に自分がいるわけであって、そう考えると、しがらみってやつも生きていく上で必要なアイテムなんかなと思ったりもします。

旅に出て、自分の職業や肩書きを失った時、どれだけ自分の能力が通用するのか!?って、最近よく考えます。
もっと柔軟な頭になりたいなぁ。


さてさて、本日は生まれて初めて、フットサルなるものに参加してきました。
私、テクニックは全く無いので、柔道で鍛えた体を武器に精一杯やってみました。
ムチャンコ楽しかった!
いずれは、大胸筋の弛緩・収縮によるリフティングを実現させ、「乾くんはやっぱりテクニシャンやなぁ!俺らかなわんわぁ・・・」って、周りの者にため息をつけさせようと思います。
これから土曜の夜は、初芝体育館の稽古にも行きたいけど、フットサルもやりたいというジレンマで苦しみそうです(*_*)

上海の旅~2日目~

2007年03月03日 | プライベート
2日目は、どうしようか迷いましたが、上海の郊外にある蘇州へ行くことに決めました。
ツアーで行くと、専用車にガイド・昼食つきで1万円くらいします。ガイドの徐さん曰く、中国の春節(旧正月)の前後は、実家に帰省する人が多く、バスや電車の切符は取りにくいので、ツアーをオススメするとのこと。しかしながら、僕はそんなにお金を使うわけにはいかないので、いけるかどうかわかりませんが、自力で行くことに決めました。


現地人ばっかりの駅までタクシーで向かい、試行錯誤の末、蘇州までの高速バスの切符を購入。片道300元(450円)ほど。苦労した甲斐がありました。でも、乗客に日本人ひとりだけ。


1時間30分ほどかかりましたが、無事蘇州に到着。バスターミナルからタクシーをつかまえ、蘇州の名所・寒山寺へ。坊さんいるけど、携帯電話あやつりまくりで少し興醒め(笑)
なんか着メロが、マイクロソフト社のCMの音でした。


蘇州は明・清時代、商人の町として栄えていました。有能な商才を持った商人は、中国各地を駆け回り、OFFの日には遊びまわったことでしょう。その名残か、裏路地の壁には、こんな広告が!でんじゃあ・・・


商品を天秤棒に抱えて商売するおじさん。日本でも、昭和の中頃までは見られたのではないでしょうか?


昼飯はめっちゃ地元の食堂。店長とその息子、そしてその幼い娘、優しい従業員のおっちゃん2人という感じで、とてもいい感じでした。孫はメチャかわいい!
ちなみに、蘇州炒飯は10元(約150円)。めちゃ量が多く、これだけでおなかいっぱいになります。


昼飯を食った後、タクシーで蘇州郊外の胥門(しょもん)へ。
この門の名は、中国の戦国時代に活躍した武将・伍子胥(ごししょ)の名から取られています。

蘇州は、かつて「呉」という国の首都であり、彼は呉王・闔閭(こうりょ)に仕えていました。しかしながら、呉の南方に現れた新興国家の「越」という国との抗争で、彼の主人である闔閭は死に、その子・夫差(ふさ)が即位します。

夫差は、その悔しさを忘れず父の仇を討つため、毎晩堅い薪(まき)の上で寝ます。(これはかなり背中が痛くて、寝るのが大変そうですね。)
そして富国強兵に努めた結果、夫差は越を破ります。破れた越王・勾践(こうせん)は、あえて卑屈な態度を取って降伏を申し込みます。自尊心の強い夫差は、勾践の卑屈な態度を見て、「こんな相手なら命を取るまでも無い」と考え、勾践を奴隷の身分に落とし、命だけは助けます。

これを見逃さなかったのが伍子胥です。
「勾践はわざと卑屈な態度を取り、復讐の機会を狙っています。ここで命を取らないでどういたします?」と、夫差につめよります。
夫差は夫差で、いつまでも自分を子ども扱いする、父の代からの老臣が、疎ましく感じられるようになっていたのでしょう。ついには伍子胥を追放し、剣を与え、自らの命を絶つことを命令します。
この命令を受けた時、伍子胥は周りの者にこう言ったといいます。

「わしが命を絶った後、わしの目玉を門にかけておくがよい。呉の国が滅び、逃走する姿を見届けよう。」

こう言い残した後、夫差から賜った剣で自害します。

さてさて、彼の目玉が本当に門にかけられたのかどうかは『史記』に記述が無いのでわかりませんが、彼が自分の目玉をかけておけと指示した門が、この胥門なのです。

結果としては・・・
呉王・夫差は他国との戦争に勝ち続け、都に豪華な宮殿を建て、覇者となります。しかしながら、手広く活動しすぎたために、財政難に陥るようになります。
一方、奴隷になった勾践は、悔しさを忘れぬため毎晩熊の肝(ムチャクチャ苦いらしいです)を舐め、秘密裏に富国強兵に努めます。
その結果、呉の国が手薄になった機会に乗じて、勾践は兵を挙げ、呉を滅ぼします。
破れた夫差は、「伍子胥の言うとおりの結果になっってしまった。わしは伍子胥に会わせる顔が無い。わしが死んだ後は、首を布で巻いて隠して欲しい。」と言い、自決します。

これが、「悔しさを忘れずに復讐の機会をうかがう」という意味の「臥薪嘗胆」のエピソードです。


蘇州の民家をウロウロ。子ども達が集まって遊んでいます。


生活感を感じさせてくれる町並み。蘇州の町は、明・清時代から時がとまっているようです。
蘇州の家は、なぜか雨樋(あまどい)がありません。雨が降るとどうするんだろう?


夕方に蘇州を発ち、上海へ戻りました。夜は夜景で有名な外灘(ワイタン)を散策。漂亮(ピャオリャン・中国語で美しい)!!


名物・上海タワーをバックに撮影。カメラマンは韓国人の新婚さん☆


帰りにお土産を物色に行くと・・・ブタさんが!で、でんじゃあ~!!

ということで、中国一人旅は3日目・4日目と続くのであります。
次回乞うご期待!!

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