映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『薬指の標本』

2008年02月17日 | Weblog
ふつう

ディアーヌ・ベルトラン 監督
オルガ・キュリレンコ、マルク・バルベ、スタイプ・エルツェッグ、エディット・スコブ、ハンス・ジシュラー、ソティギ・クヤテ 出演

若さと無防備な空気を持つ21歳のイリスは、ある日、働いている工場の事故で、薬指の先端を失ってしまう。その事故がきっかけとなり、イリスは仕事を辞めて近隣の港町へ引越した。やがてイリスは、"人々が永遠に遠ざけたいと思う品々"が持ち込まれる標本室で働くことになった。間もなく、イリスと標本製作士との間に特別な関係が生まれ、イリスは彼から一足の靴をプレゼントされるのだが…。

フェティシズムがからんだファンタジー。

設定がむかし読んだリチャード・ブローティガンと似ている気がする。

音楽・音響がとてもすばらしく、映像も美しい。
前半はおもしろく進んでいくのだが、後半、造船所の人とのとってつけたような別れや、エンディングは消化不良。

以下ネタバレ。








靴を落として技師の部屋にはいっていくのがおかしい。部屋にはいるのであれば、靴をはいているか、せめて靴を持っていくべきだろう。