映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『美女と液体人間』

2008年02月16日 | Weblog
ふつう

本多猪四郎 監督
佐原健二、白川由美、平田昭彦、土屋嘉男、千田是也、田島義文、夏木陽介、佐藤允 出演

一人の男が消失するという事件が発生した。捜査を担当した富永刑事は、友人の科学者・政田から、大量の放射能を浴びることで人間が液体化するということを聞かされる。やがて一連の犯行は、原爆実験の巻き添えで液化した人間、液体人間の仕業であることが判明する。大都会を徘徊する異形の殺人者に対し、捜査陣は政田の協力を得、ついに下水道へと追いつめるが……。

1958年作。通称“東宝変身人間シリーズ”第一作(1954年の『透明人間』を第一作とする説もあり、その場合本作は第二作となる)。

幸か不幸か、このシリーズの第三作『ガス人間第一号』をおおむかしに自主上映で映画館で観ていてしまったために、期待が大きすぎた。

大人向けの内容に反核と基本が地味なのだが、それらと液体人間という設定と後半がどうもマッチしない。地味なのはスタッフも承知だったようで、その埋め合わせにキャバレーでの歌や踊りのシーンがかなり多く挿入されている。