映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アルゼンチンババア』

2007年03月10日 | Weblog
アルゼンチンババア - goo 映画
ふつう

長尾直樹 脚本・監督
役所広司、鈴木京香、堀北真希、森下愛子、小林裕吉、手塚理美、田中直樹、きたろう、岸部一徳 出演

yahooの動画で抽選にあたり観た。このキャストでこのできとは、絶対に監督と脚本が悪いとムカムカしながら観ていたら同一人物だった……。

妻に先立たれたことで心の支えを失った男とその娘が、風変りな女性との交流を通じ家族のきずなを取り戻してゆく話。

こりゃ監督の中で墓のシーン(上記の写真の直後)以外のイメージが固まっていないな……という印象で、漫然と撮ったようだ。

堀北真希といえば、長澤まさみとならぶアイドルだと思うが、アイドル映画にはなっていない。アイドル映画には脚本も吹っ飛ばすほどのアイドルの魅力を溢れさせる撮り方見せ方がある。じゃあ、役所広司らとともに演技派の内容かというとそうなってもいない。

じゃあなぜ評価が「悪い」ではないのかというと、上記のシーンがよかったことのほかに、タダで観せてもらったことと、ネコがかなり多く登場するからだ。

アルゼンチンババアの門をくぐる前から「くさい」ということが強調されるが、作品のなかではなんの説明もなし。ネコか? そのわりにはきれいなネコばかりばっかりだったぞ。

yahooの動画に行くと、ユーザーズレビューというのがあり、多くの人が「癒された」などと恥ずかしいことを書いているが、ヤラセかよっぽど簡単な傷つき方だったのだろう。