

東京には鉄道遺産が数多く残されている。まあ、いち早く鉄道網が整備されたところだから、明治期から大正・昭和初期と、当時に建設され残されているものはすべて遺産といっていい。
土木学会選奨土木遺産である有楽町から新橋間の「新永間市街線高架橋(東京高架橋)」など、いずれ紹介したいと思いながら、コロナ禍の東京に出張の際、目的地に近い万世橋付近の高架橋を見に行く。
秋葉原駅の電気街口を出て、万世橋を渡る。ここは、旧万世橋駅(甲武鉄道がいわゆる中央線を東京方向に延伸し、後の鉄道院に引き継ぐ。1912年(明治45年)開業)から開業のあった場所。
訪れてから気が付いたのだが、そう、ここは旧交通博物館があった場所(2006年閉館)。現在整備され、跡地には「JR神田万世橋ビル」という多目的なオフィスビルに、交通博物館でも一部を利用していた旧万世橋駅は「mAAch ecute(マーチエキュート) 神田万世橋」という、高架橋を利用してちょっとレトロでおしゃれな商業施設として利用されている。




高架橋のレンガやアーチ、中に入ってみると鋼材にリベットが打ち込まれているガーダー橋のような桁を見ることもできる(写真下)。
神田川沿いには、オープンデッキがあって、約140メートル。夜になるとライトアップもされているし、何せ「松住町架道橋(写真下)」が見えるし、万世橋、昌平橋といった土木遺産に囲まれている。(グッドデザイン賞受賞、建築家の中でも注目の場所。)
カフェやバル、雑貨、ファッションのお店が入っていて、お散歩気分で気軽に立ち寄ることができる。旧万世橋駅のジオラマも見つけました。(中央快速線に挟まれた、注目の「RESTAURANT PLATINUM FISH」は階上の旧万世橋駅を活用したカフェ。ここには恥ずかしくて行けませんでした。)
とにかく洗練された最新デザインとレトロモダンが融合して、心地居場所になっている。鉄道遺産・土木遺産の生まれ変わり、新しい使い方として注目を集めている。
あちこちにまだまだありそうですね!ついついお茶の水まで歩きました。さあ、もっと探しに行こうぜ!

