行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

晩秋の景色、ススキからセイタカアワダチソウに

2010年10月30日 | 旅行記・まち歩き

猛暑、竜巻、そして遅い台風ですかー、今度は!

異常気象で、秋野菜は高騰を続け、新潟自慢のコシヒカリの品質もイマイチとか。

反面、キノコ類は大豊作。マツタケ、シメジまではいいが、毒キノコの被害が相次ぐ。熊やサルが里を駆け回っているとか。奄美の大雨ではハブが大量に民家に押し寄せ、毛虫、クラゲ、蝶、ザリガニも大発生、水生生物のヒシや藻が繁殖したり、北海道では野良ジャガイモが・・・。

どうしちゃたんでしょうねー。日本列島は、「COP10」をあざ笑うかのような珍事が巻き起こっている。

最近に気になるのは道端の黄色い花をつけた背の高い草、あれも大発生ですよね。そう、セイタカアワダチソウ。新潟県だけ?高速道路の路肩や空き地、畑の傍など、とにかく目につく!

一見、この時期、殺風景な景色を彩っているように見えるが、咲き方に節操がない?決して外来種だからと差別するつもりはないのだが、私の通勤路ではこの時期、在来種のススキがしんみりと秋の深まりを伝えていたはずなのに・・・。(写真下:通勤路の堤防沿いに咲くセイタカアワダチソウ、10月28日撮影)

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新潟の空から、また名機が消える

2010年10月27日 | ニュース・うんちく・小ネタ

JRのダイヤ改正や北陸新幹線に気を取られていたら、大変なことになっていたんですねー、新潟空港のフライト状況!

まず、マクドネル・ダグラス社の最後の名機・MD90が9月末で忽然と姿を消した。

日本エアシステムの正に主翼機だったが、JALとの統合で機体の色を変えながらも、新潟空港に入る機体では最も搭乗人員の多かった機種(定員150人。一時大阪便にB767が、中越地震後東京便にB747等が就航したことはありますが・・・)。

岩チャン、大阪行くとき一緒に乗った機種ですよ!帰りも同じ機種だったはずだが、覚えてないもんね?私はなぜか「クラスJ」に座らされていた。そう、これで「クラスJ」も新潟発着では無くなったことになるねー。

加えて、小型ジェットとしてJ-AIRが運用してきたボンバルディア社のCRJ200も今月末で小牧線・伊丹線から引退。新潟では見ることができなくなる。広島西線があったころ、一度だけ乗った。飛んでるって感じのする機種でした。

さて、その代わりに就航するのが噂のエンブラエル170。ブラジル産の小型ジェット機(70席)だ。JAL(J-AIR運行)が合理化と発着枠の拡大なにより導入を進めている機種だ。

羽田の国際化、オープンスカイ協定と、このところ話題に事欠かない航空界だが、名機と呼ばれた機種の入れ替えに、一時代の変わり目を感じるのは私だけ?

(新潟空港では、国際便ハルビン便でMD90が見れます。国内JAL系は全てE170となり、伊丹便の日本エアコミューター(JAC)のボンバルディアDHC8-Q400も見れなくなります。ただしANAのDHCは引き続き運行。)

Photo

(写真:伊丹便で活躍したMD90は、すでに新潟の空(国内線)から消えた。2008年11月、新潟空港で撮影)

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2014年問題を目の当たりにして(そろそろ最終回にしたいのだが・・・)

2010年10月26日 | 鉄道

2014年ばかり考えていると憂鬱になってくるので、これくらいにしたいのだが、この問題は上越地方だけでなく、新潟県全域で鉄道運営や利便性に問題を及ぼす。

まず、黒字運営を続ける第3セクターの優等性「北越急行」。なぜ、豪雪地帯の超ローカル線が黒字?それは、越後湯沢から北陸方面に向かうJR西日本の「はくたか」が乗り入れによることによる収入が大きい。

当然、新幹線開業とともに、「はくたか」は廃止となり(北陸新幹線で名称が残るかも?)、北越急行も大きな収入源を失うことになる。(北越急行は、それを見込んで蓄えているとのことです!)

加えて、湯沢発着の新幹線が減るばかりでなく、上越新幹線は北陸・長野の支線と化し、運行本数の減少、高崎での長野方向からの列車との連結なども考えられ、時間がかかったり、8両編成(ハコの減)になることも考えられる。

というのも、大宮~東京間は超過密ダイヤ。臨時を含めるとき、5分間隔で新幹線が走る。これ以上本数を増やすことは限界がある(いまでも埼京線の各駅に抜かされるでしょ?)。

そのような不便さを受け入れざるを得ない新潟県民。特に、今回のダイヤ改正で、僅か数分到達時間を短くした羽越線の「いなほ」の努力も水の泡。庄内地方は、飛行機にシフトするだろうなー。正に「しょうないなー」ってな感じ!

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(写真:681系「はくたか」北越急行仕様、2002年7月・越後湯沢駅で。ほくほく線内では国内最高時速(160キロ)を誇る高性能車は、その後の活用も注目される。交直両用車(60キロHz)ですから。)

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2014年問題を目の当たりにして(その3)

2010年10月22日 | 鉄道

新幹線が整備されるとともに、並行在来線の三セク化は全国で進む。

長野新幹線開業による「しなの鉄道(軽井沢~篠ノ井)、東北新幹線の「IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道(盛岡~八戸)」、九州新幹線の「肥薩おれんじ鉄道(八代~川内」など、かつては、優等列車や夜行列車、貨物なども往来した国鉄の主要路線だ。

ただ今回の北陸新幹線開業に伴う信越線・北陸線の場合、少し違いがある。

新潟県を中心に、長野・富山の二県にまたがる点。JR東日本とJR西日本、二社との境界を有していること。この路線は、急こう配、豪雪、長大トンネル、塩害など、厳しい地形・気候の区間で、高度な保線技術が必要なことなどである。

県境では難所が多いだけでなく、地域間交通を担う路線であるものの、生活圏の分水嶺でもあり極端に乗車率が落ちる。保守問題があった横川~軽井沢(勾配66‰で、アプト式軌道が設置、専用機関車により牽引)は、県境をまたいでの旅客数も見込めず、長野新幹線開業とともに廃止された。

新潟県は、リスクの高い県境という難所を一度に2か所持つことになり、九州新幹線の長崎ルートで、駄々をこね続けた鹿島市や佐賀県の例(結局、開業後20年間はJRが運営。路線は佐賀・長崎県が保有し、赤字補てんなどもする。)が、泉田知事の頭の中を横切ることも理解できるんですよ。

でも無体なことです・・・長野・新潟・富山の場合、すでに合意したことですから、知事!

115

(写真:長野新幹線開業で三セク化された「しなの鉄道」の電車。おなじみの115系は、JRからの払い下げ。車両保守を簡素化するためか、トイレは付いていない。2006年4月、篠ノ井駅で)

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2014年問題を目の当たりにして(その2)

2010年10月21日 | 鉄道

並行在来線。確かに、赤字必至で、問題が多い。JRから経営分離される区間は県の責任とされ、県や地元自治体への負担も重く、泉田県知事もこの点を最も恐れての駄々っ子になっている。

今回の出張でも、信越線上り直江津11:54発346Mこそ一定の乗車数があったものの、復路妙高高原11:20発3323Mはガラガラ。旧特急あさま仕様の183系電車「妙高号」、普通列車に命名された伝統の名前も寂しい限りだ。

地方の三セク・民鉄、路線バスなどは、どれも赤字に嘆いていますからなー。ホント路線維持に多額の補助金が支出されて地方財政を圧迫しているんですよ。

いっそ廃止する?(並行在来線開業準備協議会のパブリックコメントでも、代替バスでいいのでは?との意見も多い)ただ、交通弱者である高齢者や高校生にとっては命の綱。鉄道財産を残したいという思いも強いんですよね。(新幹線を整備するための一つの条件となっており、すでにJR・地元も合意している。)

必要とされた鉄道路線であるから、利用者の増(減少への歯止め)が最大の問題で、これまで、準備会・懇談会・協議会などでも議論されてきた。しかし、関係自治体の努力が見えないんですよ。残す気がない?

まず、乗ってください、信越線・北陸線沿線のみなさん!「歩くから道になる、歩かなければ草が生える みつを」

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(写真:信越本線・妙高高原駅に入る183系あさま色の「妙高号」、2010年10月撮影)

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2014年問題を目の当たりにして(その1)

2010年10月19日 | 鉄道

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2014年問題に話を戻す。何せ、妙高高原まで信越本線を使い、北陸新幹線の開業間近を目の当たりにしたから・・・上越付近でしか顔見せないけど、着々と進んでいるよねー(写真上:建設が進む北陸新幹線、信越本線脇野田駅付近で、10月14日撮影)。

新潟県知事は、建設負担金の問題で物議をかもしている。まあ、当初予定していなかったとかで、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との協定を一方的に破棄。国土交通省を怒らせて、富山・石川県両県からは反感を買う?

言っていることは正しいかもしれないけど、大局的な発言ではないし、県内住民へのパフォーマンス的リップサービス?仕舞に、速達列車の設定に反対、全列車を糸魚川か上越(仮称)どちらかに停車させろだー?駄々っ子みたいですよ!

国策により整備が進む北陸新幹線。富山・金沢にとっては、首都圏への時短に大きな期待を寄せるプロジェクト。そこに割り込む新潟県。新潟県を経由しないほうがよかったのかなー?糸魚川、上越は、それでも便利が良くなることは確かなんですよねー。

加えて、新潟県は、早くから上越新幹線の恩恵を受けてきた土地。北陸新幹線の2駅を含めると、岩手県に並び日本で最も新幹線の駅が多いことになる(7駅)。

謙虚になれとは言わないが、並行在来線が問題ですよ!交通弱者の足をどう確保するかを、自治体とともに考えていくのが県のリーダーシップではなかろうか?

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竜巻一過、スポーツの秋・文化の秋

2010年10月17日 | 旅行記・まち歩き

我が地方は竜巻一過。昨日は早朝から被害状況の調査で、少々疲れが取れない状況。それでも、我が社の関係では被害もなく、ひと安堵。

週末は小学校の運動会や文化祭が花盛り。天気に恵まれたことが何より。

昨日の運動会は、学校の駐車場まで行っておきながら、クルマを止めるところがなく、結局顔出さなかった。竜巻騒動で、午後遅くなったし・・・。

その分、本日の文化祭は2校を掛け持ち。話題は、やはり竜巻。市内の某所では、駐車場に止めてあったクルマが飛ばされるほどの被害だったので、下校時の子どもたちを襲ったらと思うとゾッとする。

それでも、子どもたちは運動会や文化祭を何事もなかったかのように楽しんだようで、やれやれ・・・。何にもしないのに疲れた。いやー、これからまた飲み会付きの仕事。これが疲れる素なんですがねー。

(写真下:地元のK小学校の制作活動の発表会で)

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電車で出張、大事なアイテムを忘れて

2010年10月15日 | 旅行記・まち歩き

せっかく出張に電車を使ったのに、ご自慢のb-mobileを忘れてしまい、旅先からのアップができなかった。結局2日間の旅程を終えて、家に戻ってからの更新作業である。

(俺のb-mobileって、いつ活躍するのだろう・・・)

行先は妙高高原。「えちご往復きっぷ」を駆使し、新潟・長岡間を新幹線。長岡~直江津~妙高高原へと普通列車を乗り継ぐ。

会議の後、宿泊は赤倉温泉・赤倉観光ホテル。全面リニューアルして、実にシックで、お洒落なホテルに変身していた。また、ホテルからの眺望が最高!あいにく曇り空でしたがねー。

二日目は、地元の方に、笹ヶ峰に連れて行ってもらった。1300メートルの高原では、すでに紅葉が見ごろ(写真下:笹ヶ峰のグリーンハウスからの眺め)。見どころの多い土地でもある。

帰りは、直江津から特急「北越」と「いなほ」という、485系リレーで帰路に着いたが、やっぱり酒付けで体調不良は免れない。一日、酒抜いて見ますか?

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今年は鶴光師匠を囲んで

2010年10月11日 | 日記・エッセイ・コラム

背後から肩越しに、わざと聞こえるように「〇〇のようで〇〇じゃないー」と言うと、酒を飲んでいたにもかかわらず、「べんべん!」という答えがすぐに返ってきた。

地元で開催された寄席の打ち上げに参加して、出演者と飲む機会があった。「べんべん!」と返したのは、この日のトリを務めた笑福亭鶴光師匠。そう、前回は夢之助師匠が来た恒例のイベントだ。

鶴光というと、年代的に「オールナイトニッポン」なんですよねー。受験勉強にカコつけながら、深夜起きてラジオを聞いていないと、次の日の話題に付いていけないほどの勢いだったからねー。そのエロっぽさと、軽快な口調、毒舌がセンセーショナルだった。

鶴光師匠、上方落語の笑福亭松鶴一門で、かの仁鶴師匠が兄弟子、鶴瓶は弟弟子となる。このラジオのパーソナリティーから、落語家の同分野での活躍の場を切り開いた功績は大きい。

この日の打ち上げでも芸人魂を見た。師匠も写真撮影に気さくに応じてくれ(写真下)、ホントどの芸人さんも気さくでサービス精神満点。酒も好きですよねー。

師匠に「円ひろしに似てまんなー」と言われたので、「とんでとんでー」って、歌って見せたよ。

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JR東、12月のダイヤ改正に寄せて(その2)+羽越線鈍足化

2010年10月08日 | 鉄道

東北新幹線の新青森延伸に伴う今回のJR東日本・JR北海道のダイヤ改正、我が地方だけに限れば、通勤・通学、ビジネスにおいての大きな影響はないものと考える。

微妙に寂しく感じるのは、新潟~青森を結ぶ「いなほ」が無くなること。日に1本あった青森行は、秋田止まりになる。つまり、新潟・酒田が4本、秋田が3本。青森へ行くためには、秋田において先に触れた「つがる」に乗り換えることになる。

青森行の「いなほ」、北海道へ行くときは便利だったんだよねー。10回くらいは使ったかなー。秋田・青森方とは経済圏がつながっていないし、確かに早朝青森発、深夜青森着と言うダイヤもあって、乗車率はよくないようだ。

「秋田で乗り換え列車があるなら、いいじゃない?」と、その通りなのだが、特急を乗り継ぐことにより2列車分の特急料金が発生する。意地悪だ。

この問題は、羽越線高速化や環日本海縦貫ラインにも影響を及ぼす問題。以前、大阪~青森は、「白鳥」、「日本海」、「きたぐに」と3つの優等列車により直接結ばれていた。今回、「白鳥」の名残りである青森行「いなほ」も分断。縦移動はめちゃめちゃ不便になり、隣接地域とのつながりは更に弱まる。

縦貫という点では、寝台特急の日本海だけが生き残ることになるが、それも風前の灯?というのも、東北新幹線に新造のE5系が登場し、九州新幹線が全線開業する来年3月、JRグループは大々的な改正を行うことが必至。

「日本海」はどうかは分からないが、マニアの中では上野~(羽越・奥羽経由)~青森を結ぶ「あけぼの」は廃止、または秋田(弘前、大館)止まりになる可能性が囁かれている。今回の改正でブルトレが廃止対象にならなかったのは、JR西日本・JR九州が改正されないためで、来年3月の布石でしかない。

「高速化」などとほざいているから、新幹線で表日本が縦貫される余波が次々襲ってくる日本海側。しかも、北陸新幹線開業となると、いち早く新幹線の恩恵を受けた新潟は、陸の孤島となる。

※これが2014年問題。北陸新幹線開業により、高崎以南はダイヤが過密化。大宮以南は飽和状態となることから、上越新幹線は長野新幹線と高崎で連結?しかも、本数の減便が予想されている。観光客には、「新潟は不便・遠い」のイメージを更に助長しかねない。

これにより羽越線沿線は、山陰西線と並ぶ鉄路のチベットとなるのだ!

(写真下:早朝、青森駅で出発を待つ485系いなほ。12月からは奥羽線からは「かもしか」とともにその姿を消す。2001年8月撮影)

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「羽越本線高速化シンポジウム」に思う

2010年10月06日 | 鉄道

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「羽越本線高速化シンポジウム」行ってきました!もう少しマニアックな話でもよかったかな。まあ、鉄道ファンの集まりではないですからねー。(写真上:同イベントのパネルディスカッションの風景)

確かにこの路線は心配。今回の東北本線新青森開業、加えて北陸新幹線の2014年問題を抱え、地域の活性化や観光による集客は急務な課題。

鉄道では、利用者数が減り、輸送コストがかかるため運行本数が減り、鉄道に対する投資も低下する。JR移行後はこの傾向は顕著で、各ローカル線沿線では同じような問題を抱える。

この日も、沿線の集客のため食べ物やお酒、温泉など観光資源を掘り起こすとともに、鉄道そのものの魅力を再認識し、発信していこうということが話題になった。確かに見どころ多い路線なのだが、沿線各地元は冷ややかなような気がしてならない。

その中で、気を吐いているは鶴岡市。パネルディスカッションでは話題にならなかったが、鶴岡は魅力的だ。庄内藩・酒井家は、徳川譜代大名で、沿線一番の城下町。加えて、藤沢周平は、絶対売りになるはず!

次年度開催地の鶴岡市長が最後にあいさつに立ち、この点に触れた。もちろん地元の宣伝だが、私は「海阪藩・鶴岡・蝉しぐれ」とか「たそがれ鶴岡市長」とか言ってもいいんじゃないかと思うよ。藤沢周平記念館も開館したんだし・・・。(まあ、今も致道博物館の館主を務める18代目の酒井さんはどう思うかは分からないけど・・・)

一方、鶴岡市にはこの取り組みに力を入れるもう一つの理由がある。庄内地方のツインシティーである酒田市の存在だ。

この地域には、新庄まで来ている山形新幹線延伸という構想もなくではない。しかし、コスト面から既存路線、つまり陸羽西線を標準軌にして延伸を図る場合、余目での分岐、酒田の鉄道基地としての役割等を考えると、鶴岡にはミニ新幹線が通らないことになる。

山形新幹線が、酒田延伸になっても、東京まで余目経由で4時間以上は必至。鶴岡市としては全く意味もない上(酒田にとっても同様なのだが)、酒田だけ脚光を浴びるのは困るのである。悲喜交々。

さて、ここでもう一つのチベット、由利本庄市、にかほ市のある秋田県由利地域。羽後本荘、仁賀保駅の特急停車は、寝台列車を除いた昼間は「いなほ」号の3本のみ。めちゃくちゃアクセスが悪い。

このシンポジウムにも秋田ナンバーの車で来場している人が多い。イベントの趣旨をわきまえずに黒塗りを止めるのがステータスなのでしょうか?

しかし、イベントの開会・閉会時間を見ると、羽越線下り方面から丁度いい列車あるんですよねー。最寄りの中条駅に12時半に着いて、午後4時過ぎに帰路につく「いなほ」が。主催者側も、それを考えての設定でしょうから。

列車を使えば時間は大幅節約。この日の話題をつまみに、車内晩酌もできる。環境にだってやさしい。この由利地域の人、秋田までは高速が開通し、首都圏へは飛行場も近い。ハナから列車移動は眼中にない。つまり、羽越線、どうでもいいんですよ!閉口!

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JR東、12月のダイヤ改正に寄せて(その1)

2010年10月05日 | 鉄道

JR東日本で、12月ダイヤ改正の概要が発表された。羽越線・白新線は接続改善などが主で大きな変更はなしと考えていい。

JRの発表だと、「豊栄行を村上行・新発田行に変更」とか言ってるけど、列車本数が増えているではない。いなほ号の「到達時間の短縮」も、酒田から5分?ダイヤの隙間を縫うのも、もはや限界でしょうねー。

今回のダイヤ改正で影響が大きいのは、青森を中心とする北東北地方。東北新幹線が、いよいよ新青森までの営業を開始する。

それに接続する青森周辺の特急列車の本数は、特に変わりなし。函館方面の「白鳥」は10本、奥羽線の「かもしか」、「いなほ」は「つがる」に統一。弘前・青森・八戸間の特急は、実質少なくなる。

そこで期待がかかるのが、「白鳥」の時のように、E751系「つがる」の「いなほ」への運用替え?

しかし、残念!E751は、交流専用電車。羽越線のような、交直混合、はちゃめちゃ路線では運行できない。この列車、保安装置未登載の関係で、青函トンネルも走れないことからすれば、その後の運用を考えて製造されたものなのでしょうか?まだ10年ほどしか経ってないはず・・・。(写真下:E751「つがる」の外観・車内、2003年7月・青森駅で)

もったいない!交直装置って、後付けできないのかなー?根幹部分だからねー。

東北新幹線の開業で、更に裏街道と化す羽越線。当分「いなほ」は、485系のおフルが続くことだけは間違いなく、本日開催のシンポジウムの表題にある「高速化」とは無縁の一途をたどるのであった!

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学校のビオトープ、あまり手を加えないで!

2010年10月04日 | 旅行記・まち歩き

土日も仕事でしたよ。おまけに週末にかけて酒飲んでばかりいたので、グロッキー気味。秋晴れの天気とは違って、かなり下り坂の週末だった。

それでも世間は行楽日和?ただ土曜日は、市内の全学校では公開授業が行われ、各行趣向を凝らした取り組みが保護者や地域に公開された。

統合新設の市内の某小学校では、校庭の片隅に増設された「ビオトープ」の最後の仕上げ作業を親子で行うというイベントがあった。小山に植樹をしたり、水生生物を池に放したりという、命を吹き込む作業に大勢の保護者も参加した。

環境教育という点から、いい取り組みですよね。ただ、あまり手を加えないのもいいのかも。手入れの行き届いた公園というのでは、ちと趣旨が違うから。

まあ、周りの田んぼに影響を与えない程度に荒らす?ことも大切。自然の姿が一番であり、それが市街地では少なくなってきているからね。

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