行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

高知にあるフランス庭園「モネの庭」

2016年06月30日 | 旅行記・まち歩き

高知から帰って2週間が経つが、高知旅行記の最後にご紹介しておきたいのが「モネの庭・マルモッタン」という庭園だ。
高知市から東へクルマで1時間、幕末の志士・中岡慎太郎のふるさとで、柑橘系を売り物にする高知各地の中で、柚子の里として知られている。人口はわずか1,400人だという。こんなところに「モネ」って?

そう、フランスの印象派で知られるモネのことで、実際モネが好んで半生を過ごしたフランス庭を再現したもので、モネの絵を想像させる風景がそこにはある。親日家と言われたモネではあるが、何でも本国本家のお墨付きのプロジェクトで、この手の取り組みはフランス国外では唯一のものだとか。
工場誘致に挫折し、村おこしの一環として巨費がが投じられたモネの庭だが、全国各地でも同様、この手の施設の運営には紆余曲折があったようだ。
ここでは株式会社が運営を行っているが、地域に密着した物産の販売やイベントを実施し、高知でも人気の観光スポット担っている。是非お勧めしたい。
我々が訪れた日、施設は実は休園日。特別に従業員通路から入れていただき、静かな園内を堪能できたほか、睡蓮を始めとした自慢の植物を手入れする庭師の作業など、普段では見ることができない裏側までたっぷりと見せていただきました。

偶然にも、ただいま新潟近代美術館で「マルモッタン美術館所蔵・モネ展」が開催されていて、代表作の「睡蓮」なども鑑賞できる。美術館に行きたいと思っていたところでの、偶然の高知でのモネとの出会い。これはどうしても行かなきゃとは思うんだけど、「ジブリ展」の時の行列を思い出してしまってねー。夏、外で並ぶのはキツいからねー。
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高知のお座敷遊び、酒を飲む仕掛けが満載

2016年06月25日 | 旅行記・まち歩き
時間が経過してしまっているが、高知ネタをもう一つ紹介しておきたい。
こちと言えば先に触れた皿鉢料理やカツオのたたき、魚だけでなく野菜の王国でもあるし、文旦始め柑橘類も有名ですよね。観光地も高知城、桂浜、足摺岬、四万十川、日本がっかり名所No.1のはりまや橋などなど。しかし、今回紹介するのは、知る人ぞ知る「お座敷遊び」だ。

今回お邪魔したのは高知の老舗「濱長」。お座敷には立派な金びょうぶ、そして本格的なコース料理。いい時間になるとキレイなお姉さんが出てきて、宴席を盛り上げる。
「遊び」の時間になると、まず「箸拳」というジャンケンで幕を開け、キップのいい掛け声とともにお座敷がお祭りか戦場というほどに賑やかさを増す。
そして「可杯(べくはい)」という酒飲みゲームに、「しばてん踊り」はカッパに似た手拭いを被り大勢が踊りだす。(写真:しばてん踊り参加の面々の中に私がいる。分かる?そして可杯は、絶妙なトークの芸妓さんを囲んで繰り広げられる。)

極め付けは「菊の花」。人数分の盃を伏せておいて、中に一つだけ菊の花が仕込んである。参加者が一つずつ盃を開けていき、菊の花を引いた人が、それまで開いた盃の数だけ酒を飲むというのも。ロシアンルーレットですな。
最初は、なんでそんなに早く引き当てるのかと思うくらいだったが、最後は30人ほどの参加者で最後から3番目に菊の花が登場。引き当てた人は、気合を注入して酒を飲み干していた。

高知の人に聞くと「酒を飲むことしか楽しみがない」とは言うが、これだけ盛り上がって楽しく飲む方法を編み出すというのは、もはや文化ですよね。ある意味感動もんです。
(写真:可杯に使用される大中小の盃と、菊の花でお盆に並べられた人数分の盃)
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高知を訪ねたら、まず「ひろめ市場」へ

2016年06月19日 | 旅行記・まち歩き
13日から15日の二泊三日で高知を訪問する機会を得た。
電車乗りで2回ほど訪れたことはあったが、短い停車時間にカツオのたたき弁当を買い求め、すぐに列車に戻るという程度。全国各地に足を運んでいるが、最近の旅は、グルメや名物、名所をじっくり巡るものに変わってきているし、地元の人との交流がメインになっている。

今回も高知の中心街にある「ひろめ市場」で、地元の方々と一献傾けることに。テレビの旅番組ではよく取り上げられる観光地であるとともに、地元の方々にも親しまれているオープンスペースを持つグルメスポットだ。

高知といえば皿鉢(さわち)料理だが、これは宴会料理を一皿に盛り付けたもの。やっぱり高知の味というとカツオのたたきですよなー。
ここで地元の方に「塩たたき」なるものを勧められ食してみたが、これが絶品!これまでのカツオの概念を覆すかのような食感と味。もちろん塩がまぶしてあって、ニンニクのスライスと一緒に食べると、いくらでも入る。お酒も進む。
おかわり、おかわりで、お酒も土佐鶴、美丈夫もおかわりおかわり!高知を語るなら、まずここは外せませんな!
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長男に長男誕生。おじいちゃんになりました

2016年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム
三日間の高知出張を終えたが、高知レポートはおいおい書き込むことにして、出かける前日、おじいちゃんになったことをご報告しておきたい。
長男ケンタに男の子誕生。3人兄弟の一番下の長男がお父さんになった。6月12日、午後5:18、3050グラム、身長50センチ。
ついに我々夫婦は、おじいちゃん、おばあちゃんになった。何だか時間の流れを感じてしまう。年とったなー、ってな感じがする。
まあ、生まれたその日以来、赤ちゃんの顔も見てないし、仕事も忙しかったこともあって実感がないということもあるが、顔デレデレにするのはこれから?長男夫婦も、これからが子育て本番ですからね。
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コパアメリカとユーロが同時開催中ですよー

2016年06月12日 | スポーツ・スポーツ観戦

さてさて、コパアメリカに続き、ユーロも開幕。サッカー好きにはたまらない時期に突入した。ワールドカップより注目国、注目選手を見ることができますからねー。

コパアメリカ、今回の開催地は北米・アメリカ。本来、南米選手権の流れをくむ大会であるが、特別大会として、アメリカならではのエンターテイメント気分を発揮し、盛り上がっている。
注目は、このところ準優勝が指定席になっているアルゼンチンが、久々優勝できるかどうか。ネイマールを欠くブラジルに勢いがないところ、同じグループに入っていた前回優勝のチリを撃破しているからねー。
メッシは、二戦目のパナマ戦でハットトリック。後半途中出場で、僅か20分足らずの間で3点取るんだから、何だかメッシの大会になりそうな予感だ。
あと、コロンビア、メキシコ、どこまでやれるかアメリカに注目してみたい。(写真:アルゼンチン・メッシがゴールを決め、この大会ブレイクの予感)

一方ユーロは、ドイツの層の厚さがワールドカップ以来も続いている。ただ私は開催国のフランスを注目している。若いチームにも見えるが、バランスは抜群。アトレティコで活躍するグリーズマンも、代表戦で輝いて欲しいなー。
若手のマルシアル、コマンも注目です。ポグバ、バランもいいねー。ベンゼマが脅迫事件でチームから追放された影響は全くないと言っていい。
ベルギーやオーストリア、スイスにも注目したいが、この大会にオランダの名前がないのは寂しい限りだ。(写真:大会初戦でルーマニアに勝利したフランスに期待したい)

コパはスカパー、ユーロはWOWOW。し烈な番組のPRは、地上波のCMでも流れているが、何と今回は一緒に見れるパックを販売している。これはどうしたことだ!
更に、ユーロは地上波でもテレ朝系で放送している?何だかスカパー、WOWOW二つの契約をしているプレミア感がないなー。
まあ、世界のサッカー、多くの皆さんにも見てもらうということで、いいことじゃないすかね。
(写真下:スカパーの倉敷アナ、八塚アナ、WOWOWの大沢アナが一緒に番組宣伝するシーンとサッカーパックのテロップ)
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アコースティック・ギター第一人者、吉川忠英のお座敷ミニライブに行ってきた

2016年06月09日 | 音楽・音楽活動

先週の話題。アコースティック・ギターの第一人者である「吉川忠英」氏のミニライブが、今年も県北の城下町・お隣のM市で開催された。
東北各地を巡る恒例のツアーで、今回も会場は割烹の「千渡里」の二階のお座敷。60席ほどのこじんまりとした空間に、千渡里自慢の料理をお弁当に詰めておつまみにして地酒をいただきながらのライブだ。
もちろん普段はホールなどを利用して開催されるのだが、ここならではのスタイル。何でも、チャゲのコンサートのバックバンドを務めた忠英さん、コンサート後食事のためにこの店を訪れた時に、女将さんにチャゲと間違われて歓待を受けたことで、交流が始まったとか。店に泊まり込んで、お酒を飲み、ゴルフをして、そしてライブをするんだとか。

この忠英さん、アコースティックギターでは知る人ぞ知る、アコースティック・ギター界ではでは、三大ギターリストと言われている。
松任谷由実やイルカ、福山雅治などのバックバンドやレコーディングに参加している。そりゃ吉川忠英と言えば、以前からレコード・ジャケットの名前を見てましたから、我々にとっては神様的な存在。目の前で見れるばかりか、話をしたりお酒を飲んだり、ギターにも触らせてもらって感激ですわ。
もう7、8年続いているというライブだが、私は今回二回目。来年も来てくださいね!ステキなギターの音色と渋い歌声。何より距離の近いお客さんと交わされるお笑いトーク、楽しみにしています。
(前回については、2013年6月21日の記事を参照ください。)
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古都の奈良ホテルで伝統のカレーを

2016年06月04日 | 食(グルメ・地酒・名物)

今回の奈良の旅、まあ仕事だったんだけど、時間を見つけて古いお寺を見る古都もできた。そんな中で、昼食に訪れたホテルもまた趣のある「奈良ホテル」。(写真上:重厚な木造建築のホテル本館の外観。)
奈良公園に隣接する抜群のロケーションの場所にあって、古都にピッタリの木造の重厚な建物だ。何でも1909年開業で、一部増改築は施されているが、素敵な雰囲気なんです。
外国からのゲストをお迎えするため、西の迎賓館としての役割を担ってきた。アインシュタインやリンドバーグ、ヘレンケラーなども宿泊したそうな。

現在はJR西日本と近鉄・都ホテルグループが出資をして運営されているが、変わらず外国人観光客に大人気だとか。もちろん一般も宿泊できるそうですよ。
この日は、レストランでランチをいただいた。洋食と和食があるが、洋食でビーフカレーをチョイス。100年以上の歴史と伝統あるカレーだ。ちょいと辛いが、これがランチ限定、人気のメニューだ。(写真下:レストランから見る興福寺と伝統のランチメニューのビーフカレー。)
まあ、雰囲気だけでも味あう価値ありのところですよ!奈良にお越しの時には、ぜひお訪ねいただきたい。
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古都・奈良、通過点にしないように!

2016年06月03日 | 旅行記・まち歩き
週初めの出張、最終目的地は奈良。
電車の乗りつぶしの旅では、乗換え・通過したことは何回もあるのだが、改札を出たのは記憶にない。訪れるのも、もしかすると高校の時の修学旅行以来というこか?
今回は、奈良で会社の同僚(計ったかように、役職も年齢も一緒。ただ入社時期は、全くバラバラ。)と合流するが、皆同じこと言う。30数年ぶりの奈良、当時の記憶はないんだよねー。というか、これが奈良の特徴的な印象でもあるんだな。
空き時間に、何か所か早回りでお寺巡りをさせてもらった。国宝64か所の奈良ですからね~。見所満載なのに、なぜか記憶にないんだよね。
どこに行っても、あの時と同じように、小学生から中学生、高校生などが多い。歴史ある場所だから、修学旅行にはピッタリなんだけど、この年代に古い仏閣や仏像を見て、何かを感じ取れっていうのも無理があるんでしょうかね。
一方、外国人が多いこと。まあ、日本の観光地はどこでもそうだけど、奈良には根強いファンが多いらしい。確かに日本の最初の首都で、日本文化の発祥の地と言っていいからね。むしろ外国人がその魅力を感じているようだ。
魅力満載の古都・奈良。奈良の人も、もっと魅力を再発見し、発信したらどうですかねー。ただの通過点にしないためにも。
(写真下:今回は、薬師寺、東大寺、興福寺を訪問。阿修羅像、心洗われました(館内写真撮影禁止なもんで、写真はありませんが。))
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