いい季節を迎えている。仕事がら学校へ営業に行くことが多いのだが、学校の校庭は花でおおわれている。花壇にパンジー、土手に山ツツジ(さつき?)、そして地元で知られるヤマボウシの木は、白い花を見事に付けていた。
花の彩りは、各学校の特色を表しているようだが、ある山間の小学校では、校舎の廊下に望遠鏡が設置されているので覗いてみると、大きな枯れ木の中央部に、鳥の巣が組まれている。かなり大きい。その巣から小さい白い頭が見え隠れしている。それを児童や先生が毎日観察しているのだという。
巣の主は「ミサゴ」。タカ目タカ科(ミサゴ科)、日本全国に分布しているが、環境省の準絶滅危惧種でもある。トビ程の大きさだが、おなかや羽の部分に白いところがあり、一目でミサゴであることが識別できる。川面などでホバリング飛行から急降下して魚を捕らえることが得意技のようで、その小学校にも見事魚をつかみ獲った写真が飾られていた。
そんな営巣地や捕獲活動が人家にも近い小学校の校舎から見れるとは、子どもたちには正に生きた教材になっているようだし、地元の誇り?宝?のような気がした。(写真が掲載できないため、下記のスレで確認ください。