素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 懐かしの西鎌尾根 ▲

2021年09月16日 | 北アルプス

槍ヶ岳は槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢という4つの沢と東鎌尾根、西鎌尾根、北鎌尾根、穂高縦走路の4つの尾根に囲まれています。

 

表銀座コースと呼ばれる東鎌尾根と穂高連峰からの縦走路は人気の高いコースですが、ここでは裏銀座コースに当たる西鎌尾根のご紹介です。

                 ※ 2011(H23)年8月に撮影。

西鎌尾根は槍ヶ岳の北西に派生する尾根で、登山者は少なく静かな山歩きが楽しめます。   双六岳(標高 2860m)を背負った双六小屋と双六池。 双六小屋出発 6時。

双六小屋から槍ヶ岳に向かって樅沢岳(標高 2755m)に登り広いなだらかな尾根歩きから始まります。 樅沢岳着、6時45分。

槍直下は岩むき出しの荒々しいヤセ尾根の急登が待ち構えていますが、クサリ場があるような岩場は少なく、時間は掛かるものの歩き易い雲上の大縦走路であります。

樅沢岳山頂から見た笠ヶ岳と鏡平山荘。  右手のピークが笠ヶ岳(標高 2897m)。

 下は望遠で見た鏡平山荘。 上の写真の雲海の中の丸い山頂の左下です。

稜線上に咲くダイニチアザミ。 右手のピークは鷲羽岳(標高 2924m) 中央は祖父岳(標高 2825m)、アザミの下のピークは三俣蓮華岳(標高 2841m)、一番奥の山は薬師岳(標高 2926m)の山々です。

森林限界(標高 2500m位)を超えた稜線歩きなので展望最高。 自然に足取りが軽くなる。

槍穂高連峰の稜線シルエット。

これから進む西鎌尾根と目指す槍ヶ岳 (標高 3180m)。

今まで歩いて来た尾根を振り返る。遠方の右のピークは鷲羽岳(標高 2924m)。

樅沢岳から1時間歩いた尾根上からも鏡平山荘が見えた。

見晴らしの良い尾根歩きなので気持ち良く歩けるのだが、目標の槍はまだまだ遠い。

ハイマツにおおわれた稜線右側の緩やかな道を進んでいたら、ヒョッコリとライチョウが現れ、ビックリした。 好天時に姿を見せるのは危険なのにと思ったが、元気そうであった。

双六小屋から歩き始めて2時間50分、振り返ったら右手に赤褐色の荒々しい岩肌をした硫黄尾根が見えた。

槍ヶ岳に近くなると足場の悪い登山道が続くので気が抜けない。

右側の切れ落ちたガレ場の登山道を慎重に進む。

尾根上に出ると槍ヶ岳本峰から続く尾根が見えた。あの稜線の左側に回り込めば千丈沢乗越だ。

着いた。 千丈沢乗越。双六小屋から3時間半。西鎌尾根を詰めると小槍が見えた。

千丈沢乗越に立つと、目の前に槍ヶ岳が覆いかぶさるように迫って見える。

千丈沢乗越を過ぎると、いよいよ槍ヶ岳の肩までの急登が始まる。                    稜線通しに急な斜面を登って行く。道は稜線から右に移り、ガレ場の斜面を浮き石に注意しながらジグザグに登る。

左手に回り込んで行くと小槍が間近に見えてくる。左下に細く見えるのは、今歩いて来た西鎌尾根である。

童謡の アルプス一万尺 の一番に❝アルプス一万尺 小槍の上でアルペン踊りを サァ踊りましょ(ヘイ)ランラララ・・・・・❞                                 自分も歌った記憶はあるんですが、今まで小槍を見たことが無く、感動しました。

上高地の方から槍沢を登って来ても小槍は見えないんですよね。近くで見えて良かった。   小槍の横を通過した20分後の10時半に槍ヶ岳山荘のある槍の肩に到着した。

槍ヶ岳山荘に荷を預け槍の肩でブラブラ休憩、飛騨乗越へ下った所でトウヤクリンドウを発見。

槍ヶ岳山荘前のテラスから槍沢に建つ殺生ヒュッテと東鎌尾根を登って来ると通過する雷鳥平に建つヒュッテ大槍が俯瞰できた。

この時は槍ヶ岳には登らず、30分休憩後の11時、氷河公園に向け出発。

大喰岳(おおばみだけ)中岳、天狗のコルから天狗原稜線を下り氷河公園に立ち寄り、槍沢経由で横尾へ下った。

 

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。


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