素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 西丹沢:ツツジ新道を下る ▲

2022年05月30日 | 丹沢山塊

西丹沢が最も賑わう時期が、5月のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の開花の時期です。

特にシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の花は白く美しく皇室の 敬宮(としのみや)愛子内親王殿下 のお印ということもあり、大変人気があります。

久し振りに檜洞丸山頂でノンビリし、5分下った所に建つ「青ヶ岳山荘」にも立ち寄り12時 25分下山の途に就きました。

当初の計画では犬越路から用木沢へ下る予定でしたが、センターで確認したら「通行止め」となっていたので、「ツツジ新道」を下ることにした。

山荘前から見えた『蛭ヶ岳』 。まだ踏破したことが無く、近いうちに挑戦したい。

山荘前から見えた『塔ノ岳』 。こちらは何度となく登頂した尊仏山荘の建つ懐かしい山。

檜洞丸山頂より往路の木道を進む。ブナの原生林が続き森林浴ができる。

バイケイソウの上に設置された木道を下る。                          夏に見られるバイケイソウの花も一面に広がり圧巻である。

下山を見送るシロヤシオ。

石棚山分岐通過、12時 40分。 シロヤシオの咲く右に下る。

シロヤシオは5月の初旬に標高 1000m辺りから咲き始め、下旬には山頂近くが見頃となり、白い花のトンネルの中を歩くことが出来ます。  

トウゴクミツバツツジのピンク色の花と競い合うように咲き乱れていました。

丹沢では二ホンジカが増えた影響で植物が減ってきており、植生回復作業が実施されています。これは将来のために皆さんで是非、見守って行きたいと思います。

私たちが見て来たツツジは二ホンジカが食べないので、樹林の中で目立つように残り、私たちの目を楽しませてくれています。

標高 1000mを切って来たら朱色の花を持つヤマツツジが見られた。ツツジの仲間では、丹沢で最も多くみられるようです。

下山後、林道歩きで見かけた二ホンジカ。

西丹沢ビジターセンターに丁度 15時に無事下山。 

檜洞丸や畦ヶ丸など西丹沢の山々につながり、登山者の拠点となる施設になっています。   館内には季節の自然や登山に関する展示が行われています。

安全な登山をするためリアルタイムの情報や相談を職員の方が受付提供して下さいますので、気軽にお立ち寄り下さいとのことです。

 

 

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▲ 新緑の檜洞丸へ ▲

2022年05月27日 | 丹沢山塊

ブナ原生林に覆われ秘峰の趣が漂う雄峰 ❝ 檜洞丸 ❞

どっしりした山容を見せ、山頂一帯にブナ原生林が広がる。                     丹沢の日帰りコースの中ではアクセスに時間がかかり、登高の標高差も大きい分、山深さが感じられる。                                                 シロヤシオツツジにピンクのトウゴクミツバツツジが咲く初夏が一番の人気です。            丹沢山塊が国定公園に指定されたのを記念して開かれたコースの『ツツジ新道』をピストンしました。

この時期は人気の「シロヤシオ」を一目見ようと多くの登山者が訪れます。              西丹沢の登山基地である《西丹沢ビジターセンター》の駐車場には限りがあり、一週間前に現地6時着で満車状態。やむなく撤退しました。                           今回はリベンジ戦で現地に5時着、センター駐車場に1台分の空きがあり運良く止められました。  でも、5時であればまだ、路肩駐車場は空いていました。                          朝食と登山準備を済ませ、6時出発。スタート時から足が重く感じられた。

ツツジ新道登山口通過、6時 07分。

登山口で「熊に注意」の大きな看板を見て、薄暗い沢沿いの斜面に取り付く。           歩き始めで足が重く、取り付き始めは結構きつい登りに体が温まる。                  最初の道標が出てくる辺りを過ぎると山腹のトラバースとなり、ゴーラ沢出合に出る。

ゴーラ沢を徒渉して中州を左手に進む。雨上がりには徒渉に注意が必要です。           中州の河原歩きをして2つの沢の合流点にコンクリートで造られた階段が見えるので、そこに向かう。 

ここからが檜洞丸本峰のきつい裾野に取り付く。今日は今一調子が出ず足が重い。      急登の後にテーブルベンチが設置されているのが嬉しい。

8時20分、展望台着。 雲が邪魔して富士山を望むことは出来なかったので通過

ブナの間の厳しい登りは続くが、見上げればブナとヤマモミジの新緑が綺麗だ。

標高が1000mを越えた尾根筋のブナ帯でピンクの綺麗なトウゴクミツバツツジを見ることが出来た。 

鉄製のハシゴが懸かる急登を必死で登る足元には目的の「シロヤシオ」の花が散ってたり、咲いていても花数が少ないので、来るのが一寸遅かったかな と思った。

所が標高をあげて行くと大きな木の満開の「シロヤシオ」が見えてきて、それから中々足が進まなくなった。

 

 

「シロヤシオ」と「トウゴクミツバツツジ」のコラボも見られた。

檜洞丸(標高 1601m)山頂まで 0.8Km地点通過、 10時 20分。

石棚山分岐の手前辺りから木製階段が整備されているが、疲れが出てきており一歩一歩足を上げるのが、非常に辛かった。

石棚山分岐通過、10時 50分。檜洞丸山頂まであと 0.5Km。

石棚山分岐を過ぎるとバイケイソウの上に造られた木道を進む。

木道が終わってから少し登ると檜洞丸山頂に到着、 11時 15分。

山頂の中央に立つ大木に根元に佇む、安全登山の小祠。

今回はシロヤシオの花見 登山でノンビリ歩いた割に疲れ、山頂のテーブルベンチで珍しく昼寝をしたりで1時間10分も休憩をした。

 

 

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🕊 沖縄の日本復帰50年 🕊

2022年05月18日 | 日本の歴史

1972年5月15日、沖縄の日本復帰。

天皇陛下のお言葉より (抜粋)                                     沖縄には、今なお様々な課題が残されています。                          今後、若い世代を含め、広く国民の沖縄に対する理解が更に深まることを希望するとともに、今後とも、これまでの人々の思いと努力が確実に受け継がれ、豊かな未来が沖縄に築かれることを心から願っています。

復帰時の『沖縄を平和の島とする。』という目標が『復帰から50年経ってなお達成されていません。』

 

米軍嘉手納基地から約2Kmの自宅で幼少期を過ごされた河野立子さんが、沖縄復帰時、小学5年生だった時の詩が朝日新聞に掲載されました。

私のねがい

復帰は

パスポートなしで

本土への行き来ができる

算数の本に出ているような

円生活に入る

 

1ドルは308円にかわり

お店では

今、わたしの着ている

7ドルのスカートが

2156円になる

お米が

バナナが

ノートが

何でもかんでも

×308

きっと、頭が

こんがらがるだろうな

 

毒ガス

ばく音

ひきにげ

B52

苦しかった沖縄

 

復帰で

沖縄はほんとに

すくわれるだろうか

沖縄には

日本復帰で

平和になりたいという

強い強いねがいがある

 

日本の人々よ

それに答えて

沖縄を

平和な県にしてほしい

 

子供が米軍関係の事件事故に巻き込まれる現実を訴えたかった。               でも、50年経っても危険と隣り合わせの『普通じゃない暮らし』は現在進行形でした。

と少しも変わらない現状を河野さんは語られています。

国が沖縄に基地負担を強いる構図は復帰後、歴代の自民党政権でも変わっていない。     ただ、過去には沖縄の苦難の歴史に思いを馳せ、対話を重視した政権も有った。       しかし、安倍政権以降、移設問題と沖縄の振興予算を「アメとムチ」のように絡めるなど、対話の姿勢は消えてしまいました。                                   日米地位協定の「見直しの検討」についても自民党は拒否の意向のようです。

「聞く力」をアピールする岸田政権は、首相や松野博一官房長官が地元住民らと車座対話を重ねるなどしているが、沖縄県側が求め続ける日米両政府と県による三者協議には応じていません。

現政権では、「アメとムチ」を使い分けながら沖縄に押し付けて行くように思えてなりません。

 

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▲ 矢倉沢峠から明神ヶ岳経由、最乗寺へ №3~3 ▲

2022年05月13日 | 私の見た山・登った山

箱根外輪山の北側にクジラの背の様な大らかな山容を見せる ❝ 明神が岳 ❞

金時山から矢倉沢峠間の登山道では沢山の登山者に会い、今日は『ゴールデンウィーク中なのだ』という雰囲気が充分に味わえた。                                         登る人、下る人が沢山いて狭い箇所では相互で声を掛け合い、待ったり待たれたり、自分の中では久し振りの光景で金時山の人気の高さに驚いた。

 

矢倉沢峠 (標高 867m)に建つ「うぐいす茶屋」を 11時 55分に通過。                       人気のメインコースから分かれ、明神ヶ岳(標高 1169m)に進路を取ったら一気に登山者の姿は消えた。

多くの人達と歩いていると気にならなかったが、ポツンと1人になったら急に疲れが出た。  明るい登山道でノンビリ歩いていたら、黄色いツヤのある花びらのウマノアシガタが道脇に鮮やかに咲いていた。

明神ヶ岳に向かう途中にある火打石岳(標高 988m)に登りながら振り返ったら、今下りて来た金時山(右手のピーク)と富士山頂がちょこんと見えた。

矢倉沢峠から明神ヶ岳までは初めて歩く道であるが、金時山の登りと全く違って、とても歩き易い。

この辺り一帯はハコネダケ【アズマネザサの一品種。箱根山に多いのでこの名がある。】に埋め尽くされ、防火帯として切り開かれたところが登山道になっている。

歩き易いし、走り易く適度なアップダウンも有るので、若い方々がトレイルランをされていた。

歩きながら箱根方面に目をやれば、箱根火山の中央火口丘である神山の北部中腹に大涌谷の噴煙が目に入る。

火打石岳通過、13時 10分。

大昔、この山で黒色の燧石を産出したことから山の名が付いたようです。玄武岩の一種で、この石を加工して造った石器が箱根や小田原の縄文時代の遺跡から発見されているそうです。

火打石岳を越えると広い尾根道を進む。明神ヶ岳は遥か先、右手方向である。

振り返れば金時山は、あんなに小さく見えた。

明神ヶ岳のクジラの背の様な大きな山容の尾根に出るまでの登りが、今迄の疲れもあり非常に厳しかった。

14時 05分、明神ヶ岳山頂着。 14時には山頂を踏みたかったが、足が重くて駄目だった。

天気良し、景色良し、風が気持ち良かった。

予定通りの三座(矢倉岳、金時山、明神ヶ岳)を踏破でき、心の中で万歳でした。

15分の休憩を取り、お腹を満たし下山のために足元を整えた。                   最乗寺への分岐通過、14時 25分。

下り直後から赤褐色の粘土化した(関東ローム層)V字型の狭い道で、滑り易く 転倒しないよう細心の注意を払いながら下った。

大雄山最乗寺への道は、登りでも下りでも雨上がり後には避けたい道である。

粘土質の登山道を下ったら、少しなだらかな道に変わって来た。

この登山道の地質は粘土質であっても、箱根一帯は降水量の多い地域で台風などにより土が流され荒れた個所が目立っていた。

スリップや落石にも注意しなければならない。この様な箇所が幾つもある。

明神ヶ岳から 30分ほど下って来たら、前方に遠く伊勢原の大山(雨降山)が見えて来た。              この辺りはダラダラとした長い下りが続き、一寸ノンビリできるところである。

15時 15分、荒れ果てた明神ヶ岳見晴小屋通過。

見晴小屋を過ぎ、大雄山最乗寺に近くなってくると大きな杉林の中を下るようになり、薄暗い登山道が雨水により深く掘られ、岩や木の根につまずかないよう十分に注意が必要である。

最乗寺の参道に出る前に林道を横断します。横断してからの登山道が、これまた酷く荒れていて足元をしっかり見ながら慎重に下る必要があります。

15時 50分、苔むした最後の階段を下り、最乗寺の参道に出た。

参道の両側には立派な杉の木が立ち並び出迎えてくれました。

境内一帯に約17万本の杉があるようです。一番太い杉の木は7m 21cmで高さは 42mあるそうです。                                         大雄山最乗寺は福井永平寺、鶴見総持寺に次ぐ曹洞宗三番目の格式をもつお寺です。     天狗 伝説もあり、境内には多くの下駄が奉納されています。

最乗寺からはてんぐの小径を下り、シャガの花が満開でした。

16時15分、仁王門着。足裏が痛く10分休憩。

無事帰宅、16時 45分。 目的の三山踏破完了しました。  

 

 

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▲ 足柄峠から金時山へ №3~2 ▲

2022年05月10日 | ジオパーク

人気の高い箱根外輪山の雄峰『金時山』を目指す。

箱根外輪山の最高峰で、付近は坂田金時、幼名❝金太郎❞が生まれ育った地とされ、金太郎ゆかりの神社や岩などが見られる。

富士山の展望も最高で、山頂の茶屋でノンビリするのも楽しい。

                                          

足柄峠(標高 759m)を9時 25分、 出発。                                  ここには神奈川県南足柄市から静岡県小山町に通ずる県道が走っており、足柄峠には金時山へ向かう林道もあり、歩きながらも車に  注意が必要です。

足柄峠から金時山の麓にある猪鼻砦まで、車道から車止めゲートの先もダラダラと登りの長い林道を進む。

猪鼻砦(標高 962m)到着、10時 10分。金時山への急登が始まるので 10分の休憩。             ここは富士山の展望も良く休憩に丁度良い。周りには真っ赤な可愛いボケの花が迎えてくれた。

猪鼻砦を出発、10時 20分。目の前に壁のようにそそり立つ金時山。

車止めゲートのある駐車場には『 足柄峠から金時山へのコースは崩壊に付き通行止め 』と標示板が出ていたので、「大丈夫だろうか 」と不安であったが、下山してくる方がいたので尋ねたら、『 大丈夫ですよ。行けます。行けます。』と返事を頂けホッとした。         それに『 山頂は登山者の方で一杯ですよ。』と聞き、ビックリした。

この猪鼻神社の鳥居を通過してから、本当の急登が続く。

必死に登っていると、視界の端にミツバツツジが見えた。 この時期は若葉も綺麗であった。

以前の台風などで登山道が相当荒れた様子を目の当たりにし、慎重に取り付く。

 

手元の岩をつかみながら体を引き上げていたら、顔の3~40cm位の所に可憐なイワカガミが風に花弁を揺らしながら群生していた。

登山道の崩壊が酷い所は登りと下りの道が別々になっていた。                アルミ製のハシゴや階段も設置され、狭い岩場はロープで安全確保がなされていた。

11時 05分、金時山(標高 1212m)山頂に出た。                      足柄山の金太郎と童謡に歌われている足柄山は、神奈川と静岡の県境にある足柄峠を中心とした箱根山北部の山地、古くは金時山も含めた山々の総称であったようです。

金時山は箱根外輪山の最高峰であり、周囲の山々に抜きん出て強い傾斜のある山容から猪鼻ヶ岳(いのはながたけ)とも呼ばれていました。

眼下の仙石原と遠く芦ノ湖を望む。

短時間で到達できる山頂、そして遮るものの無い雄大な富士山の眺め、訪れる登山者にはリピーターが多く、何千回も登っている強者もいるほど絶大な人気を誇っています。

お昼前で、まだまだ登山者が登って来るので早めの昼食を済ませ、11時 25分下山開始。

次の明神ヶ岳(標高 1169m)に向けて、箱根仙石原に向けて下る。

箱根仙石原方面からはファミリー登山が多く、とても賑やかでした。            足柄峠方向からよりも仙石原側からの方が、子供さんには登り易い道になっています。

下山途中で見つけたミツバツチグリ。 綺麗な黄色でとても可愛い花です。

箱根仙石原側からの登山がメインコースの様で、狭い箇所では渋滞が発生していました。      下る途中から、これから登り返して行く明神ヶ岳 ハイキングコースのハコネダケの道が見えた。

11 時 55分、矢倉沢峠(標高 867m)うぐいす茶屋通過。

ゴールデンウィーク中ですが、うぐいす茶屋さんは休業中でした。           仙石原の金時登山口へは右手に進みます。 足元にご注意を

 

    ※ 次はうぐいす茶屋から明神ヶ岳に登り、最乗寺に下山します。(№3~3)

    

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▲ 矢倉沢集落から矢倉岳経由、足柄峠へ  №3~1 ▲

2022年05月05日 | ジオパーク

地元の山、矢倉岳(標高 870m)~金時山(標高 1212m)~明神が岳(標高 1169m)の三山を歩いて来ました。

コロナが2年以上も続き、今年は何の規制もないゴールデンウイークとなり、あちこちが賑やかに動き出したことは、とても嬉しいことと思います。

テレビ報道を見て混雑する空港、駅、高速道路などを見ていると、中々出る気にはなれません。

そんな事で、乗り物は使わずに歩くことにしました。

自宅を5時 15分に出発。                                    矢倉沢公民館に6時 25分到着。矢倉岳がとても綺麗に見えました。

矢倉岳山麓に佇む白山神社前を進む。

この神社は矢倉沢地区の鎮守神であり、石川県白山市に総本社のある「白山比咩(しらやまひめ)神社」で末社は全国に 2700以上もあるそうです。

鹿止め柵を6時 48分に通過し、茶畑越しに相模湾を望む。

見上げれば木々の若葉が綺麗な樹林帯の中を登る。

矢倉岳は矢倉沢地区から登ると最初の急な登りは元気な内なので難なく超えてしまうが、途中の緩やかな登りを越え、山頂にかけての2度目の登りは結構きつい。             そのきつい登りを頑張り、ようやくなだらかになって来た。

矢倉岳山頂着、8時丁度。 富士山がとても綺麗に見えた。

山頂着8時と早かったのに、既に2グループの登山者が休憩されていた。

  矢倉岳の生い立ち                                   この矢倉岳の山頂付近はマグマが地下深くでゆっくりと冷え固まって出来た『深成岩』と呼ばれる岩石でできています。                                かつて南足柄は本州と伊豆地塊に挟まれた海の底でした。                         約 115万年前、海底の地層にマグマが貫入し、そのマグマは噴火せずに そのまま固まり海底の地層ごと、フィリピン海プレートに乗って南からやって来た伊豆地塊に押され持ち上げられました。                                          その後、押し上げられた海の地層が風化して深成岩体が現れ、現在のお結びの様な形の山となりました。

 

山頂では 15分の休憩を取り8時 15分、足柄峠に向けて 出発。

山北町の洒水の滝や県立 21世紀の森への分岐となる山伏平通過、 8時 25分。

途中の斜面を通る登山道が崩壊しており、尾根上に整備された登山道へ迂回する。

明るい登山道になってくると足柄万葉公園は近い。

こちらの万葉公園には記紀万葉の頃、東国の人々が防人(さきもり)として九州防備のために徴用され、当時の官道であった この足柄の坂を越える時に住み慣れた郷里を目にすることのできる最後の場所で、しばし佇み郷里に別れを告げた。                              その万葉人が詠んだ歌碑を解説付きで、幾つも見ることが出来ます。万葉公園通過、9時10分。

足柄山聖天堂通過、9時 15分。

こちらの御本尊は『大聖歓喜双身天』であり、この辺りでは「聖天様」とか「聖天さん」と呼ばれています。                                          商売繁盛、縁結び、厄除け、開運を表し、霊験あらたかな聖天様として信仰されています。

神奈川県と静岡県の県境の足柄峠着9時 20分。

足柄峠には小田原後北条氏によって築かれた山城(足柄城址跡)があります。        自然地形を利用して足柄古道を監視するように5つの曲輪(くるわ)があり、また甲斐 武田信玄の進攻を阻止する意図があった山城です。

 

     ※ 次は足柄峠から金時山へ向かいます。(№3ー2)

 

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