戦国の名将「武田信玄公」いま蘇る。
桜の花が咲き誇る春、甲府盆地は一気に戦国時代にタイムスリップします。 戦国時代の名将・武田信玄公を偲び、命日である4月12日を中心に、信玄公祭りが山梨県内各地で催されます。
中でも信玄公とその重臣24将の武者軍団が出陣する様子を再現した『甲州軍団出陣』は山梨県の最大のイベントです。
この催しを山梨県観光物産連盟より配信して頂いている「富士の国やまなし観光ネット」で知り、出陣式典の観覧席希望の申込みをしたら運良く2席分当たり、先日行ってきました。 今年の武田信玄公役は京都市左京区生まれで「噂の刑事トミーとマツ」等で活躍された俳優『国広 富之』氏。 そして他国の情報と軍法の知識で功績、武田軍を支えた山本勘助晴幸役を兵庫県出身で「一度だけなら」で歌手デビューした野村真樹さん。現名『野村 将希』氏
武田家の出陣式は、三献の儀であった。 先ず信玄公が武装して、南向きに床机に座る。左右に武田一族と軍団の重臣が胡座をかいて居並び、信玄公は打鮑を口に入れ、盃には三度に分けて酒が注がれる。 次に、勝栗と三度の酒、さらに干し昆布と三度の酒で締めくくる。 酒は三三九度であり、肴は「この戦に勝栗、敵を打飽とし、よろ昆布なり」(この度の合戦に勝って、敵を打ち、喜ぶ)の語呂合わせで縁起を担いだものである。
かがり火が灯され、ホラ貝が響き渡れば、いよいよ出陣 各地から集まった1,600余名の軍勢が、甲府駅前を起点に大通りを進軍。 信玄公を取り巻く女性たちを中心とした華麗な「武田時代行列」に続き、騎馬隊や槍・弓を身につけた武者たちが一大戦国絵巻を展開しました。