素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🔥 満福寺火伏まつり 🔥

2012年01月28日 | 郷土の催事

初めて地元で行われる毎年恒例の火渡り・火伏まつりを見学してきました。                                                    会場は小田原市中里にある延寿山成就院「満福密寺」と言うお寺です。

仏舎利が奉納されており、また相模平野随一の大梵鐘『離合の鐘』を完成させたお寺としても名高いとの事です。

火渡りの祭事には関東一円から修験者達が集結し、湯立て式、山伏問答など千年来と言われる秘技が公開されました。

私も初めての参拝で、冷やかし半分でしたが、山伏姿の修験者20名ほどの方々の真剣そのものの迫力ある山伏問答、そして火渡りなど千年来の秘技に感服いたしました。 

                                                                              テレビカメラも入っていましたが、この祭事はもっと沢山の方々に是非見て頂きたいと感じました。

“火渡り”とは修験道に伝わる儀式で、火の中をくぐることで災害から身を守り、種々の厄を焼き尽くそうと言うものだそうです。                     縦・横数メートルに組んだ薪で護摩を焚き、その焚き火の上を思い思いの祈願を胸に素足で渡る。

貴重な民俗文化財であるこの催事に修験者の方々の真剣な取り組みが見てる者に充分伝わりました。 素晴らしく感動いたしました。

 正月飾りの後始末の行事ですが、燃やす時の煙に乗って、新年に訪れた年神様が天上に帰られると信じられていたようです。

 


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▲ 辰年にちなみ竜ヶ岳にご来光登山 ▲

2012年01月01日 | 南アルプス

   謹賀新年   

本年も、どうぞよろしく、お願い致します。

2011年は、不安定な民主党政権に翻弄され、3月には岩手の陸中海岸から宮城、福島、茨城、千葉の東太平洋岸約600キロで発生した群発地震、それに伴う東京電力の原子炉放射能漏れ。                                       いつの間にか地震の災害復旧よりも放射能汚染が前面に出てしまい、遅々として災害復旧が進まない年でした。

でも現在では、お祭りを開催したり、仮設市場が営業を開始したりと国はともかく、自分たちが頑張らなければ復興は無いと東北の皆さんが「頑張ろう」を合言葉に立ち上がっています。                                 今年は龍が大空を舞うように復活される事を祈っております。

そんな事で、辰年にちなみ富士五湖の本栖湖南に位置する竜ヶ岳(1,485m)から富士の山頂より初日の出を拝み、年神様の恩恵を受けるべく、ダイヤモンド富士を見て来た。

出かける前の週間天気予報では曇りから晴れのち曇りに変化はしたが、内心は期待できないと思う気持ちの方が強かった。

今回の参加者は11名。本栖湖駐車場に午前3時半着。出発の5時まで仮眠をした。  バスの中では中々眠られず、走り来る車を窺っていたが、3カ所の広い駐車場がみるみる埋まっていくのに驚いた。

予定通りの5時に出発。                             竜ヶ岳のダイヤモンド富士を一目見ようとする登山者であふれ、登りはまるで富士登山のようで、暗い登山道に明かりの行列であった。                  私は最後尾を歩き、仲間の足元を照らしながら、後ろから早い登山者が来ると何回か道を空けるよう声をかけた。

駐車場からは満天の星が見え期待をしたが、石仏と休憩所のある中間地点では、低く黒い雲が西から東へと大量に流れ、富士は雲の中。                   そしてこれから登ろうとする竜ヶ岳も雲の中で、これでは仕方ないと石仏の横で甘酒を沸かし、体を温めながら様子を見た。

ここまでは週間天気予報通りなので、これまでだろうと考えたが、何と奇跡は起きた。                                      西から流れる雲が切れ、その後ろにも雲は無い。                    回りに何十人何百人いる人達は、暖を取りながら三脚に乗せたカメラを構えていた。

7時44分富士山頂からの初日の出を拝んだ。                    その年の最初に昇ってくる太陽を拝み、1年の幸運を祈るために多くの人達が、宵のうちから家を出て足を運び、それぞれに歓声を上げたり今年の幸運を祈った。  

これはかつて、初日の出と共に「年神様」が現れると信じられていた事に由来するようです。                                      年神様は新年の神様であり、「正月様」・「歳徳神」とも言い、年の初めに1年の幸せをもたらすために、降臨してくると考えられていたようです。

予想に反し、初日の出が拝め、それもダイヤモンド富士が見られ、全員大喜び、まさにご来光登山でした。

 

 


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