素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲石裂山(おざくさん)登山▲

2017年04月26日 | 私の見た山・登った山

東京からでも日帰りできる本格登山コース。                                  様々な花を楽しめるほか、日光連山を一望でき、また標高の割に険しいことで人気の山《石裂山(おざくさん)に挑戦して来ました。

                                      コースの途中には鎖場やハシゴのある変化に富んだ山であります。

東北自動車道の鹿沼ICを 10時に降り、国道 121号線から県道 14号、県道 240号線を走り上久我の加蘇山(かそやま)神社社務所に10時 50分到着。                                          登山準備完了後 11時 05分出発。

林道を 10分ほど歩いたら加蘇山神社下に着き、車もここまで入れるらしく無料駐車場と記されていた。                                                                                                          878年以前の創建と伝えられる神社で、大木の天然記念物である杉に守られ、山岳信仰の名残りを偲ばせています。

神社左手の徐々に傾斜の増す林道を進み、

11時 35分 東屋のある最初のポイント、休憩所に着いた。  ここで 30分の休憩を取り昼食とした。

                                                                                                                                         今回の石裂山(おざくさん)回遊登山コースを歩く分岐が、この休憩所の先にあり、私達は時計回りのコース取りをした。                                             昼食後、登り出して間もなく石裂山にある一根千幹の神木で、周囲約 10m・高さ約 23mのものが 2本寄り添うように立つ、一名縁結びの桂ともいわれる❝千本桂❞を見ながら、沢の右岸を進み、

12時 20分、二つ目の東屋のある「中ノ宮跡」に到着。

その前方にはハシゴの上に続く約 20mほどの鎖場が見えた。  

                                                  この山には長い鎖場が 4ヶ所や急斜面の崖地が有ったりと、中々のスリルが楽しめるコースであります。

10分休憩し、まず 1本目の❝行者返しの岩場❞に取り付く。     岩も鎖もしっかりしており、順次慎重に登って頂いた。

登り切ると右手に長いハシゴが見え、

                                               石裂岩の洞窟内に加蘇山神社の奥ノ宮が祀られていました。12時 40分。

それから先は木の根が露出した急登を進むが、木の根がうまく取っ手のように沢山あり、実に都合よく登ることができた。                                                                                         また場所によっては岩が登山道に迫り出したり、片側が深く切れ落ちたりの個所があり、今でこそしっかりした階段が設置されているが、過去には転落事故が発生したとのことである。

ジグザグの急登を登ると尾根に出た。  13時 05分。5分休憩。

尾根は雑木林風で木の根が張り出した登路のアップダウンを繰り返し、周りにはピンク色のアカヤシオの花が目を楽しませてくれた。

                                               今日はアカヤシオを見る目的もあり、途中ではまばらにしか見られなかったが、尾根に出たら満開であり皆さんから嬉しさの歓声があがった。

東剣ノ峰着、13時 20分。展望なし

東剣ノ峰を長いハシゴで下り、

                                               下ったハシゴを振り返ると、ひねくれた結構長いものであった。

                                                 再び登り返すと西剣ノ峰に出た。13時 35分。

東剣同様に西剣も長いハシゴや階段で下る。

ここまで何回かハシゴの登り下りを経験すると、慎重な姿勢で上手に下られていた。

西剣ノ峰より、石裂山を望む。

縦走コースより少し外れた石裂山への最後の登り、

                                                  13時 55分登頂。  10分休憩。展望はあまり良好ではない。三等三角点あり 

今回の石裂山回遊登山コースには 4ピーク(東剣ノ峰・西剣ノ峰・石裂山・月山)あり、最後の月山を目指すべく分岐点に戻り稜線を北に進み、14時 20分、朽ち果てた木造の祠がある月山に到着した。

下山路は鳥居前の急な尾根道を一気に下る。                                                                      登りよりも注意をもって慎重に下るが、皆さん慣れたもので「木の根が出てるので足元注意」・「左が切れ落ちてるのでバランス注意」・「木の橋に穴が開いているので踏み抜き注意」「滑りそうな個所があればスリップ注意」など、お互いに声を掛け合い皆さん真剣でした。

岩場でも慣れた人が周りの方に注意を払ってくれているので、最後尾を歩いていても安心でした。

登り出して一番最初の休憩所に 15時 25分、  回遊コースを全員無事終了しました。     花ありスリルありの変化に富んだ楽しい山行、大変お疲れ様でした。

 

 

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▲武田の杜ハイク▲

2017年04月22日 | 私の見た山・登った山

豊かな自然に親しむ癒しのスポット、❝たけだのもり❞                                             中央本線の甲府駅より北西に位置する『武田の杜』歩いて来ました。

豊かな自然が広がる武田の杜は、富士山をバックに甲府盆地を一望できる美しい森林公園です。                                                                                                            緑ヶ丘総合運動公園に 11時半 に到着。  皆さんの準備完了後、11時 45分出発。

                                               天気良好で出発前から暑さを感じた。                               山梨県民の健康保全の目的で整備された保健休養林「健康の森」は面積 2,500haでお子さんから大人まで楽しめ、野鳥昆虫観察小屋、森林学習展示館、鳥獣センター、樹木見本園など沢山の施設があります。

そんな事で散策路も良く整備され、広く誰にでも歩き易い。 気持ちの良い森林の中をノンビリ登り、

12時10分、湯村山(446m)山頂に到着。昼食とした。

回りにはレンゲツツジが見られたり、そこにオナガアゲハが飛んできた。                   ですねェ~。

ここの「健康の森」というのは『武田の杜』の中の北側に、歩きの初級者から健脚向きの方にまで対応した沢山のコースが用意されています。                                  昼食後は千代田湖向けに進路を取りました。13時15分。

徐々に高度を上げ、散策からハイキングへと多少山登りらしくなって来たら、周囲の斜面には山桜の多いことに驚きました。

上部に東屋が見え、着いたら展望台になっており、甲府市街や沢山の山桜を楽しむことができた。        

東屋を過ぎたら瑞牆山の様な花崗岩が現れ、それが荒く崩れ、白い粒の滑り易い道に変わった。13時 45分。

そこから少し頑張ったら白山(しろやま)の山頂にある白山八王子神社に到着した。   13時50分。

 

全国に沢山ある白山信仰の白山とは関係なく、風化された土壌に石英が多く白く見えたことから、そう呼ばれているようです。                                        それにここからは南南東方向の富士山をバックに甲府市街を眺められる絶景(夜景)スポットとのことであります。   残念なことに今日は見えませんでした。                                             甲斐の国では富士山の霊峰を中心に山岳宗教が盛んで、ここ八王子神社では三女神・五男神の八柱を祀ってあるとのことです。14時出発。

白山を下り出してからの斜面に沢山の白いイワカガミを発見、赤やピンクはよく見るだけに白が見られてよかったです。 白色の群生地でした。

山頂から先の道も白い花崗岩の上を滑らないように慎重に進みました。          花崗岩は石英と長石と雲母を主な構成鉱物とし、地下深くでゆっくりユックリと冷え結晶した岩石です。

                                               燕岳や甲斐駒ケ岳、鳳凰三山などでも見られます。

標高はそれほど高くはないのですが、歩く各所に展望の良い場所があり、各駅停車のハイクでした。

                                               そこから「健康の森」の東端の展望所に 14時 40分到着。    目の前に千代田湖が広がっていました。

今回の❝花と絶景❞歩きの終わりに近づいた時に、「アッキジだ。」と誰かが気づき、初めて野生のキジを見ました。                                                                                        番鳥(つがいどり)で散歩中、オスはとても綺麗でした。

千代田湖畔を歩いたり、森林浴のできる森を歩いたりしながら、バスの待機する「武田の杜サービスセンター」までのんびり歩き、16時 15分全員完歩しました。                    誰かが、今日の歩数は約 20千歩と言ってました。

 

 

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▲吉野山ハイク▲

2017年04月15日 | 私の見た山・登った山

名阪国道(R25)の針ICを 7時 10分に降り、国道 370号線を吉野町に向け南下、登山口である奈良県吉野郡川上村の「あきつの小野スポーツ公園」に 8時 45分到着。  準備後9時出発。

公園内の遊歩道を 5分ほど進み石段を上がると、高さ 50mの豊富な水量を誇る『蜻蛉(せいれい)の滝』が見えました。

                                                      第 21代 雄略天皇がこの地を狩に訪れた時のこと、天皇の肘に虻が食いついたのを どこからともなく飛んできた蜻蛉(とんぼ)が噛み殺したという伝説から蜻蛉の滝と名付けられたとのことです。

私達は、滝への遊歩道の途中にある分岐点から吉野山の最高峰「青根(あおね)ヶ峰(857.9m)」に向かう急登坂の道に 9時 15分取り付きました。                                                       歩き始めからの急登で、先頭を引っ張りながら 安定したペースづくりをしてもらうべくゆっくりした歩調をとった。                                                                                            小刻みに休憩をいれ、水分補給もしっかりして頂いた。

山用の地図では小野スポーツ公園から音無川沿いを詰めて行き、山頂直下から西へ尾根を目指して高度を稼ぐ登路が紹介されているが、

                                                                                                                                                 私達は蜻蛉の滝から一気に尾根を目指し、仏ヶ峰に出てから緩やかな尾根歩きを楽しみ青根ヶ峰の山頂を目指した。

                                                                                                                                                     登頂 11時 15分。 しっかりした山頂標示板はなく、三等三角点のみ。

この道を登ると世界遺産の熊野古道の 1つである『大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)』へ続き、青根ヶ峰山頂から山道を下って女人結界石を越え、吉野の奥千本から上千本へと通じています。

 

大峯奥駈道とは 、吉野と熊野の聖地を結ぶ約 170Kmに及ぶ標高 1200m~1900mの急峻な山岳が連なる大峯山脈の尾根を沿うようにして続く極めて過酷な精神修行の場であり、修験道の開祖「役の行者(えんのぎょうじゃ)」である、役の小角(えんのおづの)によって開かれた1300年の伝統をもつ山岳信仰の聖なる道です。

桜の木々と世界遺産にどっぷり憑かれる道を歩き、この時期の桜花を楽しもうと皆さん必死に頑張って歩いて頂きました。                                                青根ヶ峰を下り、旧女人結界の碑より大峯奥駈道に入り、

                                                  安禅寺蔵王堂跡(宝塔院跡)を 11時 35分通過し、西行庵が俯瞰できる見晴台で昼食をとった。

西行庵着、12時 05分。                                                                                                      この辺りを奥千本というようですが、桜はまだでした。             小さな建物が西行庵です。  鎌倉時代の初めころ(約 800年前)西行法師が俗界をさけて、この地にわび住まいをした所と伝えられています。

                                               西行はもと、京の皇居を守る武士でしたが世をはかなんで出家し、月と花とをこよなく愛する歌人となり、吉野山で詠んだといわれる歌があります。

吉野山  去年(こぞ)の枝折(しおり)の  道かへて  まだ見ぬ方の  花をたずねむ

去年、枝折して目印をつけておいた場所より、道を変えて まだ見ていない方面の花を見てみよう。

 

※タイトル『春分』にも西行法師が吉野山で歌った歌があります。

 

 

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🌸 吉野山桜紀行 🌸

2017年04月15日 | 春景色

  吉野  

❝桜の国で春を迎える至福❞                                       千三百年の昔、役行者が厳しい修行の末に感得した蔵王権現の姿を、山桜に刻み祀ったことから、ご神木としても大切にされてきました。                               『一目千本』といわれる風景そのままに、山桜が見渡す限り広がり、下千本から中千本、上千本、奥千本へと咲き上がるさまは、まさに日本屈指の桜の名所と呼ぶにふさわしく、感動的です。

                                                             通常であれば、吉野山の花見は近鉄吉野駅付近の下千本から坂道を登りながら中千本、上千本そして中には西行庵のある奥千本まで登って折り返すといったコースを歩かれる方がほとんどであると思いますが、私達は花見客を兼ねたハイカーであり、吉野山の最高峰「青根ヶ峰」を奈良県東部の“あきつの小野スポーツ公園”から目指し、奥千本から下りながら吉野の桜を愛でるコース取りをしました。

西行庵を 12時 15分に出発し、杉林の薄暗い道を下り金峯神社に12時半に到着。       ここからは観光地らしい雰囲気が出てきた。

                                                金峯神社の鳥居を抜けると奥千本のバス停があり、益々人が増え休むたびに人員点呼をした。

上千本の上部にある吉野水分(みくまり)神社に到着、13時。

                                                   境内は参拝者でごった返しており建物鑑賞や参拝を素早く済ませ、全員まとまって移動した。

上千本でもビックリするような満開の桜は見られず、水分神社のすぐ下にある花矢倉展望台から蔵王堂の方を俯瞰する景色には「オッ~」と声は出るが、

                                                                                                                                                内心、今一であった。13時 10分。

やはり見頃は中千本から下のようである。

                                                                                                                                                     例年の開花時期予想で行けば、もう桜は終わりの時期であり交通規制も解かれ、4m有るか無いかの道に車が 走ってくるので、人と車の大渋滞でした。

道の両脇はお土産店が並び人があふれていた。                                                                   その中で観光ポスターや吉野の写真を飾っている建物に気づき立ち寄ったら、地元のおばちゃんが声を掛けて下さり「裏に行ってみなさい。」と言われ、皆で入らせて頂いたら、向いの船岡山斜面の桜が素晴らしかった。13時40分。

                                                 おばちゃんは「今年は例年より10日くらい遅いね。」と話して下さった。ありがとうございました。

吉野に来たら、ここを参拝しなくてはと金峯山寺 蔵王堂に向かい全員で参拝した。

                                               スケールの大きさにビックリである。14時20分。

                                               吉野山の尾根にひときわ高くそびえる金峯禅寺 蔵王堂。

                                               修験道の開祖『役行者(えんのぎょうじゃ)によって奈良時代に開かれた金峯禅寺の本堂(国宝)で、高さ約 34m。木造古建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさだそうです。

                                               山岳宗教の荒々しい雰囲気を漂わせている御本尊の「蔵王権現」は高さ 7mの巨像であります。

中千本から下千本へと下ってくると狭い参道に参拝者があふれ、皆さんと逸れないように近鉄吉野駅に向かった。                             皆さん山歩きよりも疲れたようでした。 本当にお疲れ様でした。

 

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🚃 御殿場線“山北の桜 ”🚃

2017年04月12日 | 春景色

かつて鉄道の町として栄えた 旧国鉄の山北駅、その直ぐ南側の一角にSLのD52が展示された“山北鉄道公園” があり、町のシンボルになっています。

山北駅の沿線には約 130本の桜並木が存在し、この春には一気に咲き乱れ、一見の価値は十分にあります。 現在『やまきた桜まつり』が開催されています。

開花時期には桜のトンネルができ、その中を抜けてくる電車を撮ろうとカメラマンが沢山見えています。                                                                                                 素人としては、満開の時は どこを撮っても絵になる感じがします。

 

1889年に東海道本線が開通し、山北駅が開業。

                                                     町などによると、ピーク時には駅員ら関係(国鉄)職員が 650人程度おり、山北は鉄道の町として繁栄を極めていました。                                                                           駅弁では「鮎ずし弁当」が有名であったようです。

ところが、1934年に熱海と函南をつなぐ『丹那トンネル』が開通し、東海道本線は小田原~熱海経由に代わり、従来の区間は「御殿場線」に変わり、さらに単線化されるなどして次第に衰退していったのです。

今は現代病に侵され、少子高齢化や人口減少といった課題に直面しているとのことであります。

往時の賑わいを取り戻そうと、町は地方創生事業の一環として、山北鉄道公園に静態保存されていた蒸気機関車D52-70号機を自力で動くように整備しました。

                                                      動力はボイラー復元による石炭燃焼ではなく、大型コンプレッサーを 2基搭載して、圧縮空気を動力源とした方式を取っています。   なので力強い黒煙は出ません。

                                               運転距離は公園内の現行軌道を 12m延長しただけの短い距離ですが、旧鉄道の町として当時は機関区や転車台もあり一時期は東海道本線でもあったので 大井川鉄道のように、御殿場線でも国府津駅~御殿場駅位まで蒸気機関車が力強く走る姿を夢見ています。

 

                           

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