毎日、暑い日が続き、もうそろそろ勘弁して欲しいですね。
家に居ても、ただダラダラと過ごしてしまう、こんな時は船下りでも楽しみませんか?
京都は日陰を探して歩いてもふらつきそう。38℃はゆうに超えてる感じ。
そんな事で、こんな日は頭から水を被っても良いか?と思い嵯峨野トロッコ列車で亀岡の保津川下り乗船場に向った。
運良く9時07分の始発トロッコ列車に乗れた。保津川沿いに敷かれた旧山陰本線の線路を走る観光列車である。
嵐山のトロッコ嵯峨駅からトロッコ嵐山駅、トロッコ保津峡駅、トロッコ亀岡駅を約25分で結び、窓が大きく取られ全席指定。ただ座席が木製なので少々お尻が痛い。
トロッコ亀岡駅からバスに乗り継いで15分、保津川下り乗船場に到着。
当日、思いつきで行ったので、直ぐに乗船出来るのか心配であったが、船は次々と出船しており、10時には乗船できた。
自分の思いでは船下りなんて数分の乗船だろうと考えていたら、何と!16キロを1時間40分かけて下ると聞きびっくりした。
船頭さんの話では、日本に幾つかの船下りが有るが、距離の長さ・高低差・操船の難しさは保津川下りが日本一だと申しておりました。
確かに、パンフレットには「深淵あり、激流あり、四季を映して流れる保津川の峡谷を縫って、丹波の国『亀岡』から京の名勝『嵐山』までの約16km、2時間の自然と触れ合う船旅」と書かれていました。
保津川下りの歴史は古く、慶長11年(1606年)角倉了以が、木材・薪炭などの丹波地方の産物を京へ送るために産業水路として、開いたものだそうです。
しかし現在は、日本一の観光川下りとして、国内は勿論、世界的にもその名を馳せているとの事です。
その約16kmの渓流を風情ある高瀬舟で行く観光川下り。
途中では、先ほど乗って来たトロッコ列車を船上から見る事が出来ました。
船頭さんのユーモアあふれるガイドを聞きながらの約2時間の船旅で、途中には保津峡の急流を下るところもあり、水よけシートは有るものの顔は濡れ、膝下はびしょ濡れ、ちょっとしたスリルが味わえました。
船席の場所によっては、結構濡れる所がありますので、ご注意を!
急流だけでなく、静かな深淵は船頭さんの櫓を漕ぐ音がギーコ、ギーコと響き渡り、汗だくの船頭さんの休憩時間には売店の船が横付けし、川の上で飲み物、お団子、おでん、イカ焼きなどが買えることにビックリした。
トロッコ列車内の写真撮影や船下りのお客さんを対岸から写真撮影をして直ぐに販売に来たりと京都人の商魂のたくましさにも驚いた。
また、その様な地形の保津峡なので、たくさんのラフティングボートのスクールがあり、ゴムボートに乗りウエットスーツにヘルメット姿の人達と渓谷各所で遭遇しました。