素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 年を取らない不老山へ ▲

2023年06月30日 | 私の見た山・登った山

今月は自治会で美化デーと称して側溝清掃の作業が行われ、私も一員として参加しました。

自分なりに体力には自信をもって臨んだのですが、暑い日に注意が叫ばれている《熱中症》にかかってしまいました。

皆さんと同じ作業をしていたのに、何故?私だけが、恥ずかしい。

立っていたら目の前が白くなり、意識が薄れて立っていられなくなり、吐き気が来ました。   水分補給はしていたのに、その症状が急に来たのにはビックリしました。

毎年、気温が上昇傾向にあり、皆様も暑い日は症状が急に来ますので、充分ご注意ください。

                         

 

それから1週間が経過したので、どれほど歩けるのか❓ 熱中症への対応をしながら、ノンビリ山歩きをして来ました。

何十年振りにJR 御殿場線を利用しましたが、ICカードが使えず、車掌さんから切符を買いました。                                                 1時間に2本しか走らないローカル線だが、東海道本線の丹那トンネルができる前は、蒸気機関車が重連で走った歴史ある線なので、廃線にならないだけでも嬉しいことです。

                         

駿河小山駅着、7時 43分。                                        駅舎内にあった観光パンフレットをもらって、7時 48分、 出発。

小山町の金太郎伝説についても知りたいと思い、金時公園内の金時神社を参拝。            約20分、公園内をブラブラし 8時 35分 出発。

駿河小山駅から不老山 (標高 928m)へ向かう登山コースは4本不老の活路コース、生土林道コース、金時公園コース、中島林道コース)あり、中腹からは2本不老の活路コース、金時公園コース)に絞られ山頂を目指す。

登りは一番遠回りをして、金太郎の母である八重桐の名が付いた『八重桐之池』を見ながら山頂へのコース取りをした。10分見学し、9時 05分 出発。

不老山へ向けての登山道は、登山道と林道が並行しており、極力登山道を歩くようにしたが要所要所で合流していた。                                            山頂まで 1.7Km地点通過、10時 05分。

林道から登山道へと進むと、あまり歩かれていないのか❓ 暑くても元気の良い植物に登山道を占領されていた。

色鮮やかなヒイロタケが見られた。

花の多い季節になると山歩きも楽しい。                                   左側 オニタビラコ(小さな頭花で茎が長く、生命力が強くて茎が折れても再び立ち上がり花を付ける。)                                        右側 ジシバリ(四方に伸びた細い茎の節々から根をおろし、大地を縛り付ける様に広がるのが名前の由来だそうです。草取りをしても茎が残っていると、直ぐにまた花を咲かせる。)

元気の良さ、力強さは私たちも見習いたい花です。

不老山まで 1.1Km地点通過、10時 38分。 この辺りからは完全な登山道になった。

11時丁度、不老の活路コースと金時公園コースの合流地点に出た。

ベンチと道標のある尾根に到着。 11時 05分。                                       この尾根上は展望は無く、唯一ここから富士 が望める所だが、今日は駄目だった。

樹林に囲まれた不老山(標高 928m) 山頂に到着です。11時 08分。

この山はサンショウバラが沢山見られるのだが、6月の下旬では一寸遅かった。                   でも山頂一帯を歩き回ったら、これから咲き始めるような一輪のサンショウバラを発見。

待っていてくれた一輪のサンショウバラを見られただけでも嬉しかった。 

 

 

 

 

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🏞 駿東郡小山町の金太郎伝説 🏞

2023年06月26日 | ジオパーク

金太郎伝説は日本各地にありますが、ここでは小山町に伝わるお話です。

 きんたろう  

まさかりかついで  きんたろう                                                   くまにまたがり  おうまのけいこ                                      ハイシ ドウドウ  ハイドウドウ                                           ハイシ ドウドウ  ハイドウドウ

あしがらやまの  やまおくで                                           けだものあつめて  すもうのけいこ                                       ハッケ ヨイヨイ  ノコッタ                                      ハッケ ヨイヨイ  ノコッタ

明治 33年6月に発表された児童唱歌。 作詞:石原 和三郎 作曲:田村 虎蔵

                            

金太郎ゆかりの地といわれる、ここ小山町には金時屋敷のあった一帯を「金時公園」として保存管理されています。

金時屋敷は坂田 金時の家があった所で、現在は金時神社の拝殿が建てられています。

祭神は「坂田 金時」、神域は小山町中島、金太郎が呱々(ここ)の声をあげた山崎家を含む坂田三軒のあった「金時屋敷」の跡で、その屋敷裏にあった金時産湯の水「ちょろり七滝」は今尚その清流に古き昔を偲ばせる水音を響かせ古風の生家は境を接して現存しています。

このことは、文政3年(1820)に発行された【駿河記】に記されているとのことです。

幼名 金太郎、「金」の字も鮮やかな腹掛けをして猿や熊と力を競い、猪の鼻嶽(現在の金時山)の山頂でよく遊んだ。この山々と恵まれた環境の中で、力逞しく心凛々しい怪童に育てられた。

天暦 10年(958)5月 金太郎誕生                                     中島(現:小山町中島)の彫り物師「十兵衛」の娘、八重桐は京にのぼり、大宮人 坂田 蔵人と結ばれ懐妊したので故郷に帰り金太郎を生んだが、間もなく蔵人が亡くなったので京へ帰らず中島で金太郎を育てた。                                                大きくなってから金太郎は母に孝養をつくし、足柄山で熊と相撲をとったり、大鯉を捕まえたりして、智・仁・勇をそなえた立派な子供として成長していった。

天延4年(976)3月 21日  源 頼光と対面                                  源 頼光は上総(現:千葉県)守護の任期が終って、足柄峠に差し掛かった時、怪童 金太郎と出会い その力量を見抜いて主従の縁を結ぶと共に坂田 公時と命名し、京にのぼって頼光四天王の一人となった。                                         源朝臣(あそん)頼光の四天王は                                              渡辺舎人(とねり)綱、坂田靫負(ゆげい)公時、碓井荒三郎貞光、卜部六郎季武(うらべろくろうすえたけ)の4名であります。                                      【前太平記】

正暦元年(990)3月26日 大江山酒呑童子退治                                丹波の国、大江山(現:京都市西京区大枝)に酒呑童子が住み、都に出てきては悪いことをしたので勅命により頼光を大将に藤原 保昌を案内として、四天王が山伏姿に身を変えて、神変奇特酒(眠り薬入り酒)をもって酒呑童子を退治したとのことです。                          【御伽草子】

寛弘7年(1011)12月15日 没                                       九州の賊を征伐のために筑紫(現:北九州市)に向かう途中、作州路 美作(みまさか)勝田荘(現:岡山県勝央(しょうおう)町)に於いて重い熱病にかかり 55歳で亡くなったそうです。             勝田の人々は公時の武勇を慕い、倶利加羅(くりがら:剛勇の意)神社を建てて葬った。          現在は栗柄神社と称しています。                                      【作陽誌】

 

 

 

 

 

 

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🌺 梅雨時の花 🌺

2023年06月12日 | 日本の四季

紫陽花 は梅雨 時というか ❓ 雨にお似合いの花のようです。

雨にぬれても元気なことから、梅雨の代名詞ともいわれています。

8日(木)には関東甲信越も「梅雨入り」しました。                           それ以前には台風 2号そして3号が発生し、日本の南海トラフに沿った形で梅雨前線がどっかりと腰を下ろしています。                                        そんな状況下、鹿児島、四国、和歌山、愛知、静岡などの前線南側に、最近テレビでも良く言われる『線状降水帯』が発生し大雨を降らせています。                           被害に遭われました皆様には、心からお見舞い申し上げます。                       皆様のご無事と被害の少ないことを切に祈っております。

初夏、球状の集散花序に4枚の萼片だけが発達した装飾花を沢山つけるようです。

紫陽花の花のように見える部分は、花びらではなく葉が変形した萼(がく)と呼ばれているものです。                                             萼は別名『装飾花』と呼ばれ、色づいているので外見上は花びらのように見えます。

この時期は、日本各地の紫陽花の名所がテレビなどでも沢山紹介されています。             こちらは水田地帯の畔に植えられたアジサイです。ノンビリご覧ください。

花の色は淡青色から青紫色、淡紅色などに変化するところから『七変化』ともいわれているようです。

花は解熱薬に、そして葉は瘧(おこり:隔日または毎日の一定時間に発熱する病)の治療薬として用いられているそうです。

                         

山野草などから薬草として最初に発見した人がいることにビックリです。

薬の歴史は『人類の歴史』と共に歩んで来たとのことです。                        一万数千年前の縄文人たちの住居のあとからも、薬として使ったと見られる植物(薬草)が多数発見されているそうです。

 

鑑真とくすり                                                中国の僧侶、鑑真は唐から日本への渡航に五度も失敗し、途中で失明しながらも 753年に来朝したそうです。                                                                                     鑑真は薬にとても詳しい医僧でもあったため、日本の医療進歩に大きく貢献しました。          目は不自由でしたが、あらゆる薬を嗅ぎ分けて鑑別することができたそうです。       聖武天皇の夫人であった光明皇后の病気を治したこともあり、大僧正の位を授けられました。 奈良の正倉院には、その当時の薬の一部が、今も大切に保管されているとのことです。

 

 

 

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▲ 鍋割山から姫百合駐車場へ ▲

2023年06月07日 | 私の見た山・登った山

ツツジの時期に大変人気のある花々を愛でながら、新緑の尾根歩きを満喫して来ました。

広く展望の良い鍋割山山頂。丁度天気も回復してきた。

山頂に佇む 石仏様

石仏様が眺める前橋市方面。 

山頂を少し下った所に、網で保護され、白色花の『クサタチバナ』 が咲いていた。                     茎は直立し葉は対生、形は楕円形で先が鋭くとがっていた。ガガイモ科の多年草。

大岩の先にヤマツツジが見えた。

この山塊一帯ではツツジと共に良く見られた『ズミ』。 バラ科の落葉高木、高さ5~8m。 山地に生え、短枝の先に白色で径約2.5cmの5弁花を数個開く。

山全体に見られた『ヤマツツジ』。 ツツジ科の半落葉低木、高さ1~3m。           葉は枝先に集まって付き、楕円形で先はややとがり、4~5月に枝先に朱赤色または紅紫色の花を開く。

日本全土の低山地に普通に見られる『カマツカ』。 バラ科の落葉低木、高さ2~5m。   4~5月、短枝の先に白色の5弁花を多数つける。                    名は枝が堅く鎌の柄に用いたり、牛の鼻環に用いられたことから、別名「ウシコロシ」とも言われています。

火起(ひおこし)山まで戻り、午前中に登った山頂からの展望のない荒山 (標高 1572m)を望む。

新緑の中に、こんな景色を「山笑う」というのだろうか ❓

足元に目をやれば、風で花弁を揺らす可憐な『タチツボスミレ』。

荒山から鍋割山へとツツジの当たり年といわれる今年、じっくり堪能でき最高でした。

3度目の荒山高原(標高 1258m)を 12時 25分 通過し、姫百合駐車場に12時55分、無事下山しました。  

 

 

 

 

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▲ 荒山から展望の良い鍋割山へ ▲

2023年06月04日 | 私の見た山・登った山

荒山を9時半に出発し、時計 回りに ひさし岩~東屋~棚上十字路(芝の広場)経由で荒山高原に出て、鍋割山に向かうコース取りをした。

荒山(標高 1572m)から南南東に進路を取る。

荒山は低山帯から亜高山帯に属する樹相が豊富でブナ、カエデ、ダケカンバ、ミズナラ、シラカバなどが見られ、東南の山腹は腐植質が比較的よく蓄えられた地域のようで、特にミズナラが優先する森林のようです。 

樹林帯の中を 15分ほど下ったら、見晴らしの良い露岩の「ひさし岩」に出た。       通過、9時47分。

北に目をやると中央火口丘である地蔵岳(標高 1674m)が見えた。

新緑とヤマツツジの中を下る。

10時丁度、休憩舎である東屋を通過。

東屋からは棚上十字路(芝の広場)までは緩い下りで快調に進む。

10時 25分、棚上十字路(芝の広場)を通過。

棚上十字路からは等高線に沿った平坦な道をハイキング気分で闊歩。

10時 40分、2度目の荒山高原 到着。                                    10分の小休止。この時間になると登山者が増えていた。

南斜面の荒山高原一帯はツツジの大群生地として知られ、多くの種類が見られます。        

荒山高原から鍋割山への尾根に出るまでの 10分ほどが登りである。                       尾根に出てしまえば、ヤマツツジを見ながら軽いアップダウンの広めの登山道を進む。

火起(ひおこし)山を 11時 05分、通過。

(かまど)山を 11時 10分、通過。                                 鍋割山への稜線上はヤマツツジ街道みたいなツツジの群落があり、荒山高原から鍋割山へは沢山の華やかなツツジ見物の方々とお会いした。

陽射しが出て明るくなって来たが、遠望は利かなかった。

標高 1332m 鍋割山到着、11時 26分。 20分の休憩で、お昼にした。

鍋割山は赤城山の最南端に位置する山です。                                      山頂からは南側の展望が開け邪魔する物が無く、眼下に前橋市街や広く関東平野の眺望が素晴らしい。  南斜面には沢山の方々が休憩されていました。                                                パノラマ写真での山々の案内板が設置されていたが、郷土の山「 丹沢」の大山が好天であれば見えるらしい。明るくはなって来たが、見ることは出来なかった。

 

 

 

 

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▲ 荒山高原から荒山へ ▲

2023年06月02日 | 私の見た山・登った山

ツツジ の競演が見られる群馬県の山を歩いて来ました。

関東平野の北に緩やかな裾野を広げる《赤城山》は榛名山、妙義山と共に『上毛三山』の一つに数えられています。

二重式火山の赤城山は中央のカルデラ湖:大沼(おの)の周りに黒檜(くろび)山、駒ヶ岳、長七郎山、荒山、鈴ヶ岳などの山を連ねており、赤城山というピークは無く、これらの山全体を総称して《赤城山》と呼ぶようです。

中央火口丘の地蔵岳には一等三角点が設置されています。                      赤城山全体の標高 1400m前後の一帯には群馬県花であるレンゲツツジの大群落が例年は6月に入って満開となるようですが、今年は早くて5月中旬には燃える様なレンゲツツジが見られました。

                                           関越自動車道の赤城インターから ❝空っ風 街道❞ を南東に進み、県道4号線(前橋赤城線)で赤城山を目指し姫百合駐車場に7時 15分到着。

15分で準備を済ませ、7時半出発。                                          到着時は曇天で、徐々に天候回復を期待した。

登り始めは木製階段の登山道を進む。

登り始めて 40分、体が 温まって来たところ何となく爽やかな 空気を感じ、周りを見たら荒山風穴と書かれた標示板があった。通過、8時 10分。

岩と岩の間から冷気が噴き出しているのである。                     火山の山であり、安山岩からなる溶岩や集塊岩、凝灰角礫岩などが見られ、その岩の上にツツジや松が根を張り盆栽のように格好良いものが見られた。  

歩きながら、どうしてもツツジに目が行ってしまうが、違う花が見られるのも嬉しい。       黄白色の花であるツクバネウツギ。

荒山風穴を過ぎたら岩の多い登山道になった。

姫百合駐車場から歩き出して 50分の8時 20分に荒山高原に着いた。 10分の小休止。

荒山高原は荒山(標高 1572m)と鍋割山(標高 1332m)をつなぐ平坦地で、付近一帯に朱色のヤマツツジが咲き誇っていました。

沢山のヤマツツジに迎えられながら荒山を目指す。

登山道脇にはツツジは勿論、岩、松、コケなどの素晴らしいコラボが見られた。

振り返ると、これから向かう鍋割山の尾根にガスが出て来た。

標高を上げて行くとゴヨウツツジ(別名:シロヤシオ)やトウゴクミツバツツジが徐々に顔を出して来た。

空の色が今一冴えないので、花による色添えは励みになります。

花に癒されながら歩いて来たが、山頂直下になったら大きな岩の間を縫うように登山道が進み、ぶつけたり滑ったりしないよう慎重に登った。

樹林帯の中で展望は無いが、広くて大きな石祠のある荒山 (標高 1572m)山頂に着いた。  9時 25分。

山頂を一帯を歩いてみたが、展望は無いし汗が冷えて来るので、5分ほどの小休止を取り9時半、次を目指した。

 

 

 

                     

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