素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

嵐山:天龍寺

2010年05月21日 | 世界遺産

京都五山第一位の格式を誇り、世界遺産にも登録されている臨済宗天龍寺派の大本山。
正しくは霊亀山天龍資聖禅寺で、京都市右京区嵯峨に位置します。


暦応二年(1339)、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建されました。


この地は、檀林皇后(嵯峨天皇の后)が開創した檀林寺のあった所で、のちに後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。                                       後醍醐天皇はここで幼少期を過ごした。


夢窓国師は堂塔建立の資金調達のため「天龍寺船」による中国・元との貿易を進言し、康永二年(1343)にほぼ七堂伽藍が整った。
夢窓国師の門流は隆盛し、天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇った。




創建以来、天龍寺は延文元年(1356)をはじめ、8回の大火に見舞われ、現代の堂宇の多くが明治期に再建されました。



夢窓国師による庭園(曹源池)は、国の史跡・特別名勝第一号に指定され、平成6年(1994)には世界文化遺産に登録されました。

 


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🌺 京・花の乙訓寺 🌺

2010年05月14日 | 古寺巡礼

4月下旬から5月上旬に約2,000株のボタンが、境内いっぱいに大輪の花を咲かせます。

参拝時の天気は最高で、山門前には「ボタンは見頃です。」と表示板が出ており、ウキウキしました。

乙訓寺(おとくにでら)は長岡天満宮より北に位置します。             長岡京市は京都・大阪の二大都市を結ぶ軸の中心に位置し、北は向日市(むこうし)と京都市、東は京都市、南は大山崎町、西は大阪府と接しています。

中央部を阪急電鉄、東部をJR京都線や東海道新幹線が通過し、また名神高速道路や国道171号線が縦貫しており交通の便には恵まれた所です。                市域の6割は平坦な可住地、残りはタケノコ栽培で代表される西山となっています。

乙訓寺は真言宗豊山派(ふざんは)長谷寺の末寺。                   寺伝によると、推古天皇の勅願で聖徳太子が創建したとされる乙訓地方最古の寺との事です。

                                              長岡京遷都翌年の延暦4年(785)に、長岡京の造営長官だった藤原種継(たねつぐ)暗殺の罪に問われた桓武天皇弟の早良(さわら)親王が幽閉され、弘仁2年(811)には空海(弘法大師)が当寺の別当に任じられています。

 

寺宝である木造毘沙門天立像(平安時代)は、国指定の重要文化財で左手に宝塔、右手に宝棒を持ち独特の恐い表情をしています。

 


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藤とツツジの平等院

2010年05月08日 | 世界遺産

*この世に出現した極楽浄土*

京都の花ごよみの5月上旬に、藤とツツジが美しいと《宇治平等院》が紹介されており、寄って見た。                                 前回は何色ものスイレンが咲く夏に寄ったが、これもまた素晴らしかった。

平等院は永承7年(1052)、関白「藤原頼通」によって開創され、鳳凰堂はその翌年の天喜元年(1053)、阿弥陀如来(国宝)を安置する阿弥陀堂(国宝)として建立されました。

庭園は浄土式の借景庭園として史跡名勝庭園に指定され、現在、鳳凰堂周辺の州浜や平橋・反橋、小島などが整備されています。

その他にも平等院には、大和絵風九品来迎図(国宝)、梵鐘(国宝)、鳳凰1対(国宝)など平安時代の文化財が多数残っているとのことです。

特に11世紀の仏像群としては唯一残る、雲中供養菩薩像52体(国宝)は、いずれも雲に乗り、様々な楽器を奏で舞うなど、伸び伸びと繊細に彫り上げられています。    近代的な鳳凰館の展示も素晴らしい。

目的の藤はゴールデンウィ-クでは一寸早く、きっと今頃が最高ではと思います。

 


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◎ 彦根名勝《玄宮園》 ◎

2010年05月05日 | 史跡・名勝探訪

ゴールデンウィークは、どこも混雑は当たり前と思ってはいたが、やはり少しでも気持ちよく走れる道をと考え一般道を選んだ。

昼間に琵琶湖畔道路から彦根市を走ることは、まず無し折角なので彦根城下の名勝『玄宮園』に立ち寄ることにした。

彦根城天守(国宝)はいくつもの屋根様式を巧みに組み合わせた美しい曲線の調和を見せ、どっしりとした牛蒡積と呼ばれる石垣の上に三階三重の天守がそびえている。                                    京極高次が築いた大津城から移築されたと言われ、慶長12年(1607)頃に完成した。                                       天守の中に入れば、通柱の無い造りや隠狭間など内部の細かな構造が見学できます。

昭和27年国宝に指定され、姫路城・松本城・犬山城と共に国宝四城のひとつである。

                                              見学をとも考えましたが、入城制限で90分待ちとあり諦めて城下の玄宮園へ足を運んだ。こちらの方は城下の人ごみと比較すると、とてもゆったりと見学ができた

玄宮園は中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞらえて命名されたと考えられ、中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)あるいは近江八景を模して作庭されたといわれる回遊式庭園です。池に臨んで臨池閣や鳳翔台などの建物が設けられ、彦根城を借景とする江戸初期の大名庭園として鑑賞できます。

 


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◎キリシマツツジの名所『長岡天満宮』◎

2010年05月04日 | 京都の四季

京都きってのキリシマツツジの名所を尋ねてみた。

この時期は、どこを訪れても混雑は仕方ないけど、どうしてもユックリとかジックリとか見てみたい所は、午前中一番に訪問するようにしている。                   

菅原道真が大宰府へ左遷される際に名残を惜しんだ地に、のちに道真像を祭ったのが始まりと伝わる古社。

以来、皇室の崇敬が厚く、寛永15年(1638)には八条宮智仁親王によって門前に八条ガ池が造営された。

その中堤に植えられた樹齢約130年のキリシマツツジが深紅の花を咲かせる4月25日頃からゴールデンウィークが素晴らしい。

 


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♪野辺山高原♪

2010年05月04日 | 冬の風景

JR中央本線の小淵沢駅でJR小海線に乗り換えて35分、野辺山駅下車。

野辺山高原は、本州中央部で八ヶ岳東麓の裾野、秩父山地の西端にある高原です。

山梨県に近いのですが、長野県南佐久郡南牧村に属し、主に野辺山駅周辺の地域を言うようです。ひとつ手前の清里は山梨県です。

JR小海線の野辺山駅は、JRの駅で最も標高(1,345.67m)の高い所にあります。   また、JRの線路で最も標高の高い地点(海抜1,375m)も野辺山高原に有るとの事です。

高原野菜が名産品で、野辺山高原レタス、野辺山高原キャベツがあります。           また、牧場もあり、牛乳も特産物となっております。

春の訪れは下界より遅く、桜の見頃は例年ゴールデンウィーク辺りのようです。    夏は涼しく、避暑地として観光客で賑わう。秋は紅葉がきれい。           冬は寒く、八ヶ岳おろしと呼ばれる風が吹き雪は少ない。でも今年は4月と言うのに、何故か、高原一面に雪がありました。                        上の絵は八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」(2,899m)です。

この野辺山高原には樹齢約250年と推定され、南牧村のシンボルと言われるヤマナシの木が有ります。                                 毎年5月には真白な花を咲かせ村道の中央に立ち八ヶ岳連峰と一体となり、野辺山ならではの風景を楽しませてくれます。

 

 

 


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