素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 高尾山から景信山ピストン ▲

2024年06月27日 | 国定公園

高尾山と陣馬山を結ぶ稜線上を奥高尾縦走コースと言うようです。                      京王線の高尾山口駅から見所の多い表参道《1号路》を歩き出し、途中の薬王院などを見学しながら登り、高尾山山頂に7時 54分、到着。

ミシュランガイドで『 三ツ星 観光地に選ばれてから登山者数が世界一多い山となったようですが、ケーブルカーやリフトの存在が大きいと思います。                            沢山の人が来る人気の山を貸切気分で歩かせて頂きました。 山屋の朝は早いための特典のようです。

                                

高尾山山頂展望台(出発 8時)の横から小仏峠方面に向かって石段を下り、ようやく登山道らしい土の道が現われる。

まずは一丁平へと西へ進む。 道はとても綺麗に整備されています。

                                           高尾山はもともと寺領であったため鳥獣の殺生が禁じられ、動物、植物など自然が豊かに残っています。                                                     また、植物分布の上では北方系と南方系の植物の接点に当たるようで、それらの自然研究のため1号から6号までの特徴ある自然研究路が開かれているとのことであります。

8時 32分、明治の森 高尾国定公園の「一丁平」 そして「一丁平展望台」 を通過。       一丁平展望台には大きな東屋の休憩所があります。

一丁平を出てからは左手に無線中継所のアンテナ塔の横を通過。

8時 52分、小仏城山に建つ城山茶屋に到着。                             高尾山はもともと甲斐と武蔵、あるいは相模を結ぶ交通の要路にあり、戦国武将にとって主要な戦略上の地点であった。                                   城山にはその名が示すように北条氏照の城が有ったと云われています。

茶屋を出ると北方向に進路を取る。アップダウンを繰り返しながら進む。

9時 15分、明治天皇小仏峠ご休憩野立所の石碑 通過。

景信山まであと 1.0Kmの地点まで来た。ずっと快適な登山道で気持ち良く歩けた。

9時 45分、景信山(標高:727m)到着。                               私の後ろには三等三角点の標石が設置されていました。

景信山山頂からの山岳風景。                                         残念ながら富士山はかくれてしまいましたが、丹沢や道志の重なり合う山々の景色です。

山頂のベンチから景信山山頂の売店方向を見た所です。

のんびりと15分ほど休憩し、高尾山へ戻ります。帰りは気付いた花を見ながら帰ります。

景信山付近で見かけた《ヤマアジサイ》アジサイ科

小仏峠通過、10時 24分。(標高:548m)                                          小仏峠は奈良時代 行基菩薩が寺を建て、小さな仏を安置したことから その名が付いたと云われています。

明治以前は甲州街道がここを通り、また戦国時代には関所があって厳しい取り調べが行われていたとのことです。                                             古びた道標などが、いかにも旧甲州街道らしい雰囲気を偲ばせています。

                              

《ヤマボウシ》ミズキ科 

《テリハノイバラ》 バラ科  

城山茶屋到着、10時 40分。20分の休憩。                                       色々な山を歩いていますが、高尾山以外のそれぞれのピークにお茶屋さん、展望台という所には東屋や沢山のベンチが設置され、各所にトイレも用意された山は初めてで、流石人気の山であることを思い知らされました。                                           行きの時は時間が早かったので「ラムネ」だけ頂きましたが、帰りは「おでん」を食べ、その後 今年初めての「かき氷」も頂きました。

   

《オカトラノオ》 サクラソウ科 

《アカショウマ》 ユキノシタ科 

もみじ台通過、11時 35分。(標高:551m)

《オオバギボウシ》キジカクシ科と《タカトウダイ》トウダイグサ科                  白く星のように開いているのが、オオバギボウシの蕾。蕾の右下に四方に広がる黄緑色の花がタカトウダイ。

11時 45分、高尾山(標高:599m)に戻りました。                             朝は数人しかいなかったのに、広い山頂の周りにあるベンチは人で埋まっていました。    国際的な富士山のように、海外の方々も沢山登山されていました。

エコーリフト山上駅到着、12時 27分。

爽やかな 風を受けてリフトで下りましたが、意外と下りが急で一寸怖かった。

人気の高尾山を歩きましたが、自然豊かな山域で研究路として山頂までの登山路が7コースもあり、今回は初めてなので表参道を歩かせて頂きましたが、他のコースもそれぞれ特徴があり、また是非挑戦してみたいです。

 

 

 


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▲ 薬王院から高尾山へ ▲

2024年06月24日 | 国定公園

古くからの信仰の山ですが、それ以上に都民に親しまれている緑のオアシス。         ケーブルカーやリフト利用のほかにバラエティーに富んだ登山コースが幾つもあり、体力に応じた山歩きが楽しめます。 

ケーブルカーの高尾山駅前を7時 05分通過。                               薬王院に向かって進むと間もなく、根がタコの足のように曲がった大きな 『たこ杉』 が左手に見えます。                                            高さ:37m、目通り幹囲約6m、樹齢およそ450年の大杉で高尾山内にある東京都指定の飯盛杉につぐ大木だそうです。

鬱蒼とした杉林の参道脇に綺麗な色紙でバラやアジサイ、お人形、羽ばたくカワセミ、風車などの作品が目を引きました。

浄心門通過、7時 10分。 ここから薬王院有喜寺の境内になります。

浄心門を通り間もなく、仏舎利塔を回り込むようにある参道(男坂:左、女坂:右)の分岐が現われた。

私は 108段の階段を登る男坂に頑張って挑戦しました。

薬王院は奥深く更に参道が延びています。   

7時 25分、薬王院山門前に出た。 

薬王院有喜寺は高尾山の標高 525mの斜面に多くの堂宇が存在しています。

寺の建立は薬王院縁起によれば、天平 16年(744)聖武天皇の勅命を奉じて行基菩薩が、本尊薬師如来を安置し開基したと伝えられています。                                   川崎大師(平間寺)、成田不動(新勝寺)と並び関東三大霊場の一つに数えられています。

山門より中の参道を進むと天狗像のお出迎えあり。

天狗像の横には『懺悔 懺悔 : 六根清浄』の石碑あり。                               薬王院に来るまでの道中各所に 『六根清浄』 の石柱が見られました。 

懺悔 』とは、心を迷わせる、貪り(自分最優先の心)、怒り、愚痴(諦めたり挫けたりする弱い心)の3つの煩悩を悔い改め、反省の心を起こす意味だそうです。

六根清浄 』とは、人間の大切な感覚器官を指し、物事を見つめる眼、匂いをかぐ鼻、音を聴く耳、味覚を味わう舌、感触を感じる身、以上の大切な情報を判断する意(心)が清らかになる願いを神仏に祈る意味があるとのことです。

懺悔 懺悔  六根清浄 》 とお唱えしながら お回しいただき、自らの心を見つめ直したうえで、身も心も新たな気持ちで明日からの人生を精一杯ご精進下さい。と訓示が書かれていました。

薬王院の御本堂、御本社、奥之院へと《 懺悔 懺悔 六根清浄 》と心の中で唱えながら参拝させて頂きました。

高尾山の斜面に建つ堂宇であり、一つ一つ立派な階段を登って行きます。

薬王院飯縄(いづな)権現堂                                            拝殿は木造、単層、屋根は入母屋造り、銅板葺、三間四面の堂に廻り縁を付け、組物、彫刻などには彩色が施され、江戸時代中期の社殿建築として優れた技術がうかがわれ、この頃の権現造りとして優秀なものとのことです。                                       見た瞬間に社殿の鮮やかさにビックリしました。

キョロキョロしていて時間がかかってしまいましたが、薬王院境内の最上部に建つ奥之院へ向かう。 7時 40分。 

薬師信仰と飯縄(いづな)信仰の霊山として名高い高尾山薬王院有喜寺の奥之院  (高尾山不動堂)は、諸堂の中でも一番奥まった急峻な尾根上に建立されています。

不動堂は方形(ほうぎょう)造(平面形が正方形または八角形で、屋根面が一つの頂点に集まる建造物)の小さな堂宇です。                                               平成 13年(2001)に修理が完了し、外周の柱・縁は鮮やかな赤漆の色彩が甦りました。    木造不動明王および二童子立像が安置されています。

                                    

薬王院 最後の高尾山不動堂(奥之院)を参拝してから堂宇の右手に回り込み、高尾山(標高 599m)山頂を目指す。                                               登山道はスノコの様な形の木道を進む。

木道からコンクリートで造られた道路に変わったら、その先に大きな公衆 トイレが見えた。  山頂は近い。

山頂に出る緩い登り坂の途中でホタルブクロが見られた。

7時 54分、高尾山山頂に到着。     何人かの登山者が休憩されていた。

この山頂は甲斐、武蔵、相模をはじめ十三の国が見渡せるところから 十三州見晴台 と呼ばれ、薄雲が多かったが富士山は見えました。

※ 時間が早いので休憩後、奥高尾縦走コースで景信山を目指します。

 

 

 


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▲ 京王線 高尾山口駅から1号路を登る。 ▲

2024年06月21日 | 国定公園

都心から1時間ほどの距離にある大人気の 高尾山 を歩いて来ました。                    アクセスの良さと自然の豊富さで以前から親しまれてきた山でありますが、2007年にミシュランガイドで 「三ツ星」観光地 に選ばれてから年間 260~300万人ともいわれる登山客が訪れる世界一登山者数の多い山となりました。

以前より気になっていた山でありますが、大混雑している山というイメージがあったのと、高尾山は山というより観光地と思っていたこともあり足が向きませんでした。

最近は低山のノンビリ歩きをしており、ガイドブックを眺めていたら 『高尾山』 が目に付き、多くの方々が歩かれているのに自分が知らないのは悔しいと思い挑戦したのです。

京王線 高尾山口駅の裏側にある京王高尾山温泉駐車場に5時 50分到着。                           直ぐ登山準備をはじめ、6時丁度に出発。                                          高尾山への玄関口、建築家の隈研吾さんデザインによる駅舎の前を行く。

高尾山口駅 からケーブルカーやリフトの山麓駅 に向かう。通過、6時 10分。

それぞれの始発時間はケーブルカーが8時、リフトは9時であり、麓から歩く。             高尾山への登山路は1~6号路と稲荷山コースの7つの代表的な登山コースがありますが、今回初めての登山であり一番長い距離の1号路(表参道コース)を選択した。

1号路を登る左手に『東海自然歩道起点』 の石碑あり。

東海自然歩道は「明治の森 高尾国定公園」と大阪の「明治の森 箕面国定公園」と結ぶ緑豊かな自然と貴重な歴史を伝える文化財を訪ね、心身の健康と安らぎを与える総延長 1697.2Kmの長距離自然歩道です。

表参道コースの1号路は高尾山山頂までコンクリート舗装された道路となっています。    その1号路の車止め地点を6時 15分通過。 ただ高尾山の関係車両は通っています。

ヘアピンカーブや急勾配の登りが何か所かあるので、ノンビリ歩く。

1号路から外れて金比羅台園地に寄り道。木製階段を登る。

金比羅台園地到着、6時 41分。                                     ここは展望地でもあり、手前に八王子市街その先には東京タワーやスカイツリー、東京湾が見えるという案内板がありましたが、早朝の逆光で八王子市街しか見えませんでした。

金比羅台園地広場に鎮座する金比羅社。

金比羅台園地を出て、なだらかな道を進むと再びコンクリート舗装の1号路に合流した。

登る右手に城見台と表示された所を通過、6時 50分。  以前はここから八王子城が見えたらしい。

ケーブルカーやリフトの駅と展望レストランまでは急な登りが続く。

まず最初に見えたのはエコーリフトの山上駅。

リフトの駅を過ぎた辺りから色々なお店が見えてきた。                     まだ朝早いので誰も居ませんが、8時過ぎからケーブルカーが動き出せば土日祝日には特に人があふれ返る所のようです。 高尾山駅前通過、7時 03分。

ケーブルカーの高尾山駅を出て右手には名物 「天狗焼」 の高尾山スミカ(店舗名)があり、そのすぐ先には標高 500mの展望レストラン。                              こちらは夏は飲み放題・食べ放題の「高尾山ビア マウント」が営業しているとのことです。

道路の左手には大きな店舗の十一丁目茶屋があります。

十一丁目茶屋さんの並びには「さる 園・野草園」があり、大人から子供さんまで楽しめる様になっており、年間 300万人の訪問者があるということに頷けます。通過、7時 05分。

自然の宝庫であり、四季折々の自然の美しさと高尾山でしか味わえない絶品グルメありと、普段の運動不足解消に沢山の老若男女が訪れる所をノンビリ歩くことが出来ました。

 

 

 


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▲ 鳳凰山展望所から千頭星山、甘利山へと戻る。▲

2024年06月12日 | 山梨百名山

6月は甘利山(あまりやま)のレンゲツツジを見に来る方は沢山いますが、千頭星山(せんとうぼしやま)まで行く方は激減し、のんびりとした山旅を楽しむことが出来ました。

千頭星山では5分の小休止をして、鳳凰三山が眺められるという鳳凰山展望所に向かう。   出発、9時 15分。                                          今まで笹原の明るい尾根道を歩いてきたが、千頭星山から大馴鹿峠方向は苔むした原生林が山深さを感じさせてくれた。

展望所という表示は無かったが西側が開けていたので、しばしそこで間近な鳳凰三山を眺める。普段見られない位置からの鳳凰三山なのでじっくりと眺めた。                   ただ稜線にかかる雲が中々動いてくれず、ピークを確認できなかったことが残念だった。

展望所らしき所から大馴鹿峠へは大ガレの急降下で、危険箇所ありと聞いていたので戻ることにした。                                               苔むした道を登り返す。

木の根に注意しながら登っていたら、傘型の小さな可愛いキノコやピンク色の可愛いイワカガミさんが見送ってくれた。

登り返したら、カラマツ林の中を進む。

先ほどの千頭星山に9時 48分、戻る。                                     この先 下りが始まるので、登山靴の紐を締め直し水分補給をし気を引き締めた。                 出発   9時 53分。

千頭星山の下りから大西峰(おおにしうら)迄の 20分位は、このコース最高のプロムナードコースであり、じっくり味わって歩いた。

 からまつの  林を過ぎて、からまつを しみじみと見き。 からまつは さびしかりけり。     たびゆくは  さびしかりけり。

 からまつの 林を出でて、からまつの 林に入りぬ。 からまつの 林に入りて、また細く道はつづけり

 からまつの  林の道は われのみか、ひともかよひぬ。 ほそぼそと 通ふ道なり。さびさびと いそぐ道なり。

 からまつの 林を過ぎて、ゆゑしらず 歩みひそめつ。 からまつは さびしかりけり、からまつと ささやきにけり。

カラマツ林を歩きましたので北原白秋の詩『落葉松』の全八連のうち四連のみを引用させて頂きました。                                               白秋が霧雨の信州で、落葉松林の中を歩きながらの詩とのことですが、今回の天気では「さびしかりけり」との思いは合いませんが、思い付きで載せさせて頂きました。

                        

青木鉱泉分岐通過、10時 16分。  まだまだカラマツ林の下りが続き、慎重に歩いた。

明るい奥甘利山の南斜面を東に進み分岐を通過、 10時 46分。

11時 03分、大笹池分岐を通過。                                 その途中ではレンゲツツジを見飽きていたので、白が綺麗なシロバナノヘビイチゴが目に付いた。 純白で可愛いですね。

直ぐ近くには、これまた黄色が綺麗なウマノアシガタを発見。                 こちらの花弁には光沢があり、風に吹かれて キラキラと可憐に輝いて見えました。

大笹池分岐を下った所からは、朝方歩いて来た甘利山や その先に甲府盆地が俯瞰できた。

下り返して甘利山に到着、11時 12分。  沢山の方々がレンゲツツジを楽しんでいました。 

自分としてはマアマア順調に歩け 12時前に戻れたので、空いていた山頂のベンチでノンビリ 40分の大休止、 お弁当にした。出発、11時 53分。

お昼近くなっても富士は顔を見せてくれているし、広い山頂に造られた遊歩道をブラブラした。

甘利山の一段下になる鍋頭(なべがしら)には木製遊歩道が整備され非常に歩き易い。        桜は朝方蕾でも好天の日中となれば満開になるので、それ同様に期待していたがツツジは、ほとんど朝と変わりなく一寸残念だった。

甘利山 駐車場が見えた。無事下山完了、12時 20分。

天気が良くて綺麗なレンゲツツジを心行くまで堪能でき、良い思い出が出来ました。     まだまだ沢山の蕾が皆様をお待ちしております。    

 

 

 

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▲ 甘利山から千頭星山へ ▲

2024年06月09日 | 山梨百名山

甲府盆地 の西側に櫛形山と並び、南アルプスの前衛として申し分ない展望を誇る 甘利山(標高 1731m) を歩いて来ました。                                        ツツジやスズランの咲き競う頃は、一段と素晴らしいが山頂直下まで車が入るので人出も多い。 そんなことで、人気のある甘利山の賑わいから遠ざかって、本来の山の静けさに 浸れる千頭星山(標高 2139m)を目指してみた。

ツツジ苑のそばにある甘利山駐車場に6時 13分に到着した。                   こちらの 駐車場は 普通車 が約 80台停められるようですが、5~6月のツツジの時期は写真屋さんが凄く多いのです。                                        到着時は、ほぼ満車状態でしたが 入口近くに1台分空いており、本当にラッキーでした。   直ぐ登山準備を行い、6時 40分 出発。

右手にツツジ苑さん を見ながら東屋展望地に向かう。

日の当たる所にレンゲツツジが見え、心躍る。

展望地に出たら南南東に霊峰『富士』が見えた。 俄然元気が出た。                       私は既に5回は登山しているのですが、今まで一度も見たことが無かったのです。

鍋頭(なべがしら)心の鐘 の下を抜け、甘利山山頂に出る。7時 10分。                       早朝なので山頂広場は誰もいませんでした。

登山者でない写真屋さんは大きな三脚をレンゲツツジのそばに据え、皆さん富士山を狙っていました。                                                   山頂から千頭星山(せんとうぼしやま)の稜線が見えた。高いけど山頂目指して頑張ろう 

甘利山からの下り道で真っ白なズミの花が、空の青さとのコントラストが綺麗だった。

登り返して平坦になった所で大笹池分岐を通過、 7時 28分。

この先はササ原が多くなり、斜面に咲くレンゲツツジやズミが色鮮やかである。

尾根の西側斜面を進むと奥甘利山への案内板が現われた。7時 50分。

案内板から 北へほんの一登りで奥甘利山(標高 1843m)山頂に着いた。                  南側が開け富士が見えた。

樹林の平坦な道から登り返しが始まるが、ハッキリした綺麗な道で歩き易い。

尾根道を西へ大西峰(おおにしうら)に向けて進み、カラマツ越しに八ヶ岳が望めた。   

御所山や青木鉱泉への分岐(標高 2047m)通過、8時 41分。                 ここを右に進路を取ると小武川ほとりの深い森の中に無垢の木をふんだんに使った趣のある丸窓の宿『青木鉱泉』に下れます。

登りの終わった、この辺りが大西峰(おおにしうら) だろうか?                                                     標示板が無くハッキリしない。                                             でも、標高 二千mを超えた所で、明るく静かな山歩きのできる笹原のプロムナードコースは最高です。    ここから千頭星山の麓までは私の大好きなコースです。

カラマツの疎林と熊笹の中のたおやかな尾根を気持ちよく歩きます。

カラマツの枝に「とろろ昆布」が架かっている様なサルオガセが風になびいていました。

それにビックリしたことに、広い笹原の中を歩いている時に何気なくカラマツ林を眺めていたら、木々の間に鳳凰三山の地蔵岳(標高 2764m)のオベリスクが見えたのです。       迫りくるほど近くに見え、迫力に圧倒されました。 

 

緩い坂を一登りして千頭星山(せんとうぼしやま:標高 2139m)に登頂。  9時 10分。                山頂は木立に囲まれ展望はなく、そこにひっそりと  二等三角点が鎮座していました。

            

甘利山の人の多さからすると千頭星山は別天地の様な 静けさを楽しむことができ、また富士山と鳳凰三山の地蔵岳が見られて最高でした。

 

 

 

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▲ レンゲツツジの甘利山 ▲

2024年06月06日 | 山梨百名山

この時期の山頂一帯は15万本以上と言われるレンゲツツジが美しく咲き誇り、最盛期は一面 『火の海』 という形容がピッタリの山であります。

何回か訪問している甘利山(標高 1731m)でありますが、年によっては花付きの悪い年もありました。

                                              最近では市民ボランティアの方々を中心にレンゲツツジの下草刈りを行うなど、稀少な植生や景観を守る活動を続けられています。  

市民ボランティアの方々のお力があり、素晴らしい景観を楽しませて頂いております。

今年は、まだまだ蕾が沢山ありこれから最盛期を迎えるようです。

山頂一帯をぶらぶら歩いて来ましたので、甘利山のレンゲツツジをご覧ください。

甘利山の山頂は広々しており、展望も最高です。                             ベンチもありますが、レジャーシートを広げノンビリ展望を楽しむ方々が沢山来ておられました。                                                    ただ 雲の 発生も多く、今日のように富士山が綺麗に見られないこともありますので、ご注意ください。

 

 

 

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