素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🏔 槍ヶ岳を眺める 🏔

2023年08月06日 | 北アルプス

夏が  来ると雄大な山岳 風景を思い出します。                                      今まで色々歩き、色々な角度から眺めた人気の高い 『槍ヶ岳』 をご紹介いたします。

 

長野・岐阜県境に聳える日本アルプス主峰の一つで、穂高岳と共に北アルプスを代表する山であります。                                                    標高 3180mは奥穂高岳より 10m低く北アルプス第2位。                             山頂が槍の穂先の様に尖っているので、この山名が付きました。                         遠方から見て、この山は富士山同様に山を歩かれない方にも、分かり易い特徴をもっています。

弓折乗越から見た槍 

槍ヶ岳の大槍と呼ばれる山頂部は8~10畳ほどの広さしかなく、登山者が多い時は下山者を待って順に登頂することがあります。                                     大槍の北にはやや低い尖峰の小槍があり、ロック・クライミングの対象になっています。

西鎌尾根の千丈沢乗越から見上げた大槍と小槍。

槍ヶ岳の北側には北鎌尾根が分ける千丈沢と天上沢の谷頭が迫り、南東は梓川、南西は蒲田(がまだ)川の谷で、山全体が三角錐状になり、山頂周辺には槍沢カールをはじめ、天上沢、千丈沢カールなど氷食地形があります。

天狗原稜線分岐より氷河公園に下る。

この山に最初に登った人は越中(富山)の念仏行者「播隆上人」で、文政 11年(1828)の夏に登頂し、阿弥陀仏などを納めたといわれています。

槍の肩より槍ヶ岳を見上げる。

鏡平山荘のある鏡池と槍・南岳の稜線シルエット。                         鏡池からの槍ヶ岳は間にある蒲田川の谷間に濃霧が発生し、スッキリと見えない時もあります。

鏡平から弓折乗越に登った弓折岳からの槍。                           ここからは西鎌尾根と槍本峰の山体が大きく迫る。

秩父平からの槍。                                          鏡平から弓折岳を経て笠ヶ岳(標高 2898m)に向かう尾根上の秩父平から見た槍穂高の稜線。

三俣蓮華岳(標高 2841m)からの槍。                                           この山を中心に山稜は三つに分かれ、一つは北東の鷲羽岳、野口五郎岳を経て後立山連峰と連なり、北西は薬師岳を経て立山連峰へ、南は樅沢岳から槍ヶ岳、穂高連峰へと連なる。           富山、岐阜、長野三県の県境にある北アルプス中央部の山。

双六岳(標高 2860m)からの槍。                                                   この山一帯の地質は石英閃緑岩を主とする深成岩であります。                         山頂はなだらかな草地をなし、ハイマツやナナカマドのほか、夏にはリンドウ、コバイケイソウ、シナノキンバイなどの高山植物が咲き、山頂の南側には氷食地形のカールが見られます。

針ノ木峠(標高 2541m)からの槍。                                 現在は登山者だけしか登らないが、戦国末から近世にかけては越中から信濃へ塩や魚を移入する交通路であったといわれています。

針ノ木岳(標高 2821m)直下から見た槍と高瀬ダム。                              この山は蓮華岳と共に後立山連峰の最南端に位置し、北アルプスのほぼ中央に聳える展望良好の山であります。 

針ノ木岳という山名は意外と新しく、明治 43年(1910)、日本山岳会の辻本満丸、中村清太郎、三枝威之介氏らが鹿島槍ヶ岳から針ノ木岳を縦走した時、この辺りの谷に多いヤマハンノキの別称(ハリノキ)をとり針ノ木岳と命名したといわれています。                       かつては地蔵岳と呼ばれていたようです。

                              

蓮華岳(標高 2799m)からの槍。                                         この山の砂礫地には高山植物の女王「コマクサ」が一面に咲く景色は圧巻であります。

 

常念岳(標高 2857m)山頂から見た槍穂高連峰。                                燕岳、大天井岳と共に北アルプスの前衛的な存在であり、花崗岩からなる山容はピラミッド型を呈し松本盆地からは、とても良く目立つ山であります。

  

常念岳から蝶ヶ岳に連なる常念山脈の魅力は、何といっても上記の様な槍・穂高連峰の大展望であります。                                                    槍・穂高の東側に並行して南北に稜線が延びているので、森林限界を超えた稜線上からは常にこの展望が楽しめます。

 

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 🌋 夏休み親子体験教室 🌋 | トップ | 🎐 涼を求めて 🎐 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
槍ヶ岳特集!うらやましいです! (ヒレンジャク)
2023-08-07 01:34:16
いろいろな所から槍ヶ岳を眺めて素晴らしいですね✨✨
忠さんに連れていってもらった北穂高岳を思い出します。
あの時は大人数で、ちょうど紅葉の時期だったので、登山者が多かったですね!
上高地から一泊目は横尾山荘に泊まりました。
ここはお風呂があり、女性陣のお風呂場の大騒ぎが外から聞こえたようです。
ここの山荘前に大きな看板があり、1年間でこんなに山岳事故があるんだとビックリしました。
二日目の昼食を涸沢ヒュッテで食べました。
涸沢カールから見る奥穂高岳、北穂高岳が真っ青な青空に映え、私達のグループには前に奥穂高岳登頂した人が多くいたんですが、皆しばらくは昼食を食べるのも忘れ空を見上げて青空と山々を眺めていましたね✨✨
涸沢から北穂高岳への登山道は急登が続き高度感が怖かったです。
しかし、それ以上に高度が上がった所からの景色は美しかったです!
北穂高小屋からの槍ヶ岳やテラス席からの眺めは、いつまで眺めていても飽きずに素晴らしかったです✨✨
私達グループは人数が多く一部屋借りれたのですが、圧倒的に多い女性陣が1階と2階の布団にズラッと並んで寝て、男性陣はほとんど折り重なって寝てましたね(笑)
いい思い出です。
山小屋の直ぐ上が北穂高岳山頂なので、山頂からの夕日やご来光、360度の景色、綺麗でした!
本当に頑張った自分の足に感謝と、もちろん連れていってもらった忠さんに感謝と、一緒に山の醍醐味を楽しんだあのグループのみんなにありがとうです!
返信する
おはようございます! (ji1hid (素晴らしい風景))
2023-08-07 08:11:06
あの時は本当に沢山の方々と登りました。
天気は最高で皆さんが涸沢の石畳を行列で進む姿は、後から見ていてとても格好良かったです。
北穂の急登に入る前、涸沢小屋で全員がヘルメットを装着し、気を引き締めて山頂を目指しました。
岩場をよじ登り、長い梯子に取り付いたりと、中々味わえない所を通過し、振り返った時の前穂、奥穂、はるか下に見える涸沢、そして北穂に登頂して北側に聳える槍ヶ岳、左に笠ヶ岳、右に常念岳と360度の山岳風景に感動しました。
北穂高小屋のテラスでジョッキの生ビールで乾杯。
それ程飲まない自分でも美味しかったです。
それに参加者皆さんの笑顔が素晴らしかったことが、とても印象的でした。
返信する

コメントを投稿

北アルプス」カテゴリの最新記事