素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

*洛中『京都御所』*

2009年09月11日 | 史跡・名勝探訪

都心に残された広大な緑のオアシス『京都御苑』。                                                            この苑内には京都御所、大宮御所、仙洞御所があり、今回は京都御所を訪ねた。

京都御苑の中央北寄りに位置し、築地塀(ついじべい)で囲まれた東西約250m・南北約450mの桧皮葺の優雅な御殿が並んでいる。

南に白砂敷きの南庭を構えた紫宸殿が高くそびえたち、その北西に清涼殿、北東に小御所(こごしょ)、御学問所がいずれも東に面して建っている。

私たちは西側の清所門(せいしょもん)より入苑し、参観者休憩所に集合後、係員の説明付きで時計の逆回りに見学。

まず、「諸大夫の間」(しょだいぶのま)へ。                                                                               こちらは正式な用向きで参内した時の控えの建物で格によって部屋が違う「虎の間」・「鶴の間」・「桜の間」を見学しました。

御所の中心的建物である紫宸殿(ししんでん)を正面に望む承明門、昼御座(ひのござ)がある寝殿造りの清涼殿、天皇の住まいであった御常御殿(おつねごてん)などを建物の外側から参観しました。

安政2年(1855)に再建された紫宸殿は、即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿であり、京都御所の象徴といえる存在です。                                                        紫宸殿の正面階段わき東に左近の桜(下の写真の右側)・西に右近の橘(写真の左側)があり、前面には白砂の南庭が広がり、建物と同様に庭も重要な役割を果たしています。

 

 承明門越しですが堂々たる紫宸殿を参観でき大満足でした。                            大正天皇・昭和天皇の即位礼もここで行われたそうです。                 紫宸殿は入母屋(いりもや)桧皮葺(ひわだぶき)の高床式宮殿建築で、間口約37.0m、奥行き約26.3m、棟高約20.5mの純木造平屋建だそうです。

                                              紫宸殿の裏庭から清涼殿そして小御所へとガイドさんに案内され参観しましたが、それぞれの御殿をつなぐ回廊の屋根の痛みのひどいのに驚かされました。                           桧皮葺の修復費用は大変な額なのでしょうが、宮内庁が管理され皇室用財産(国有財産)であり、是非とも修復して頂きたいと考えます。                                                               と言うのも苑内を参観していて外国の方々とも一緒になり、その様子を見て、どう感じられるのかが心配になったのです。 

 

 


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*洛北『上賀茂神社』*

2009年09月05日 | 世界遺産

下鴨神社と並ぶ京都最古の神社の1つで、両神社合同で毎年5月15日に行われる『葵祭』で名高い。                                         平安装束に身を包んだ行列が京都の街を進む光景は、とにかく艶やかの一言です。

上賀茂神社の正式名称は『賀茂別雷神社』(かもわけいかづちじんじゃ)といい、王城鎮護の神、山城国一の宮として信仰され、伊勢神宮に次ぐ高い格式を誇った神社だそうです。

朱塗りの鳥居と楼門以外は、ほぼすべて古色を帯びた社殿。過剰な飾り立ては一切なし、けれどもその歴史は絢爛な輝きに包まれていた。

私たちは駐車場の都合で二の鳥居から参拝させて頂いた。一の鳥居からの参道は広い緑の中であり、ここが京都なのかと不思議な感じがした。

二の鳥居を抜けると、まず目に飛び込んで来るのが『細殿』(ほそどの)とその前にある円錐形の立砂である。                                                                                                               この立砂は、祭神が降臨するための目印と言われています。 

 

 


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糺の森に鎮座する『下鴨神社』

2009年09月02日 | 世界遺産

下鴨神社は貴船神社の方から流れる賀茂川と三千院の方から流れる高野川が合流する北側に位置します。                                                                                                                      ちなみに合流した下流は鴨川になります。

 

神社は12万4千㎡(東京ドームの約3倍の面積)の広さをもつ「糺(ただす)の森」の北側で、参道はこの森の中を縦断しています。                                  平安京以前の原生林の植生を伝える貴重な自然林で、本殿2棟(国宝)と社殿53棟(重要文化財)を含め平成6年に世界文化遺産に指定されました。 

正式には『賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)』と呼ぶようです。                          御神紋は「双葉葵」という植物で、御守りなど様々なところに使われているようです。                                        昔は「あふひ」と書かれ「あふ」は「会う」、「ひ」は神様のお力を示す言葉で、神様の大きな力に出会う植物が「あふひ=葵」であると伝えられています。

 

「糺の森」を抜け、参道の行き着いた先にある大きな鳥居をくぐると、奥に朱塗りの鮮やかな「楼門」が現れる。                                                                                                         現存の「楼門」は寛永5年(1628)に建て替えられたものとされ、重要文化財に指定されている。

楼門をくぐると広場があり、まず目に飛び込んでくるのが、中央に建つ「舞殿」。         下鴨神社の一番目に付く場所に建てられているせいか、妙に印象に残る建物である。 

本殿の東側に「みたらし池」と呼ばれる池があり、毎年7月の土用丑の日には多くの人がこの池に足を入れ厄除け、病除けを祈るという「足つけ行事」が行われるようです。                              また、この池に湧く水の泡を人の形にかたどったのが「みたらし団子」で、ここがその発祥の地と言われています。

下鴨神社の代表的なお祭りは、毎年5月15日に上賀茂神社と合同で行われる葵祭(賀茂祭)があります。                                     葵祭は欽明天皇に(545年)始められたとされています。                   平安時代には祭りといえば葵祭のことを意味したと言われているくらい有名で、源氏物語や枕草子にも登場するとのことです。

 

 


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