素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

👣 メルヘン街道寄り道 👣

2018年06月28日 | 名勝:自然の風景

山野草観察ハイクと言う事で、国道 299号線(メルヘン街道)を走りながら、初夏の山野草ウォッチングに出かけてみました。                                      中央自動車道、諏訪南 ICを 10時 20分に降りて、先ずは「湯みち街道」を走り❝横谷渓谷❞を目指しました。                                                    出発時は本降りの雨に驚きましたが、時間経過と共に空は明るくなり、甲府を走行している頃は真夏の日差しとなり熱中症の心配をするようでした。

最初に、東山魁夷 画伯の『緑響く』のモチーフとなった鏡のような湖面に映る新緑は、まさに名画そのままの幻想美、神秘的な雰囲気でありました。                         その御射鹿池(みしゃかいけ)に立ち寄った。

酸性の湖水を好む苔の繁茂が、木々が綺麗に映る要因と言われ、またかつて神野と呼ばれた土地の神聖な気配が感じられました。

明治温泉付近ではモクレン科の落葉低木である「オオヤマレンゲ」が見られるとのことで向かう。今回は花の会の皆さんで目的の花が見られて大興奮。

明治温泉宿は休業のようでありましたが、そこから横尾渓谷まで降りると水煙を立ち上げた大迫力の「おしどり隠しの滝」が望めた。

予定では、明治温泉から横谷観音まで信州屈指の渓谷美が満喫できる横谷渓谷遊歩道を渓谷沿いに歩く予定でしたが、昨夜の雨で渓谷に架かる橋が流されており、お花見の皆さんに徒渉をして頂く訳にもいかず車移動。

横谷観音平に移り、横谷観音 から王滝まで散策。

                                              横谷観音展望台から王滝展望台まで下り 10分と記されていましたが、自分の足で 10分以上かかり、戻るには大汗でした。   展望台からの王滝

次は国道 299のメルヘン街道を駆け上がり、麦草峠(標高 2127m)を越え国道沿いの白駒池駐車場へ。

                                                 こちらは JR東日本の TVCMで吉永小百合さんが「白駒池」に訪れ❝苔の森❞を歩かれたことから、凄い人気となり訪れる観光客方々であふれ返っています。

                                                                                        そんなことで、ここは平日に出かけた方が、ノンビリ散策できます。

標高 2100m以上の湖としては日本最大の天然湖『白駒の池』

                                        標高 2115m・水深 8.6m・周囲 1.8Km・池一周 40分。

                                                                                               八ヶ岳 を西に望むこの地には、数百年の時を その年輪に刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林が広がります。                                                                                                               地面を覆うのは 520種類にも及ぶという苔の絨毯。

駐車場から約 15分で白駒池に到着。                                                                                                 池を一周する遊歩道を散策するだけで「苔の森」と称される原生林 や高山植物 など北八ヶ岳が誇る大自然を堪能できます。

                                                                                                                                                                               私たちは反時計回りに秋に完成するという白駒荘 の前を通り、高見石小屋への分岐を横目に 綺麗な苔に見惚れながら湖畔周遊へ。

一歩足を踏み入れると、そこは一面に鮮やかな緑の絨毯を敷き詰めた 苔の世界。                  その比類ない規模と美しさから日本屈指とされる『苔の森』。

                                                    湖畔散策が終盤に青苔荘 を通過、コーヒー や美味しそうなキノコ汁などが見えました。

                                                                  周辺の 10ヵ所の森で、それぞれ苔の種類も異なり、その神秘的な生命の営みを遊歩道や登山道からも身近に 観察できる貴重な場所となっています。                             青苔荘を過ぎて駐車場に戻る道沿いで「イチヨウラン」 を発見。

                                                  ノンビリ 2時間弱を掛けて初めて白駒池を一周歩きました。                                                       木道が整備され、濡れている時にはスリップに注意すれば、とても歩き易いです。

最後に女神湖畔の自然植物 観察散策路を歩き、今日最後に花の名前を沢山聞きましたが忘れるので、2つだけ メモ しました。

                                                              ベニバナヤマシャクヤク    

            キバナノヤマオダマキ 

 沿いで雨を心配しましたが、終日降られることなく助かりました。                                お疲れ様でした。

 

 

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☔ 梅雨 ☔

2018年06月23日 | 日本の四季

梅雨は、日本の季節の変化の中で、春から夏へと移り変わる途中の、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象を言うようです。

その梅雨期の、日本付近には一般に梅雨前線と呼ばれる前線が停滞し、ぐずついた天気が続くようになります。                                           でも、この雨は生活に欠かせない水資源の供給源であり、農業に携わる方々にとっては、作物への恵みの雨となります。

 

あめ あめ あめ あめ                                            あめ あめ あめ あめ                                     あめはぼくらを ざんざか たたく                                    ざんざか ざんざか                                                ざんざん ざかざか                                              あめは ざんざん ざかざか ざかざか                                  ほったてごやを ねらって たたく                                    ぼくらの くらしを びしびし たたく                                   さびが ざりざり はげてる やねを                                  やすむことなく しきりに たたく                                      ふる ふる ふる ふる                                          ふる ふる ふる ふる                                         あめは ざんざん ざかざん ざかざん                                       ざかざん ざかざん                                               ざんざん ざかざか                                            つぎから つぎへと ざかざか ざかざか                                 みみにも むねにも しみこむ ほどに                              ぼくらの くらしを かこんで たたく

            山田今次(1912~1998)『行く手』より「あめ」

こんな季節でも『紫陽花』・『菖蒲』は綺麗ですね。                       雨を雫として付けているところが際立ちます。

6月~7月にかけて開花し、じめじめ した雨の季節には清涼感を与えてくれます。

青・白・紫またはピンク色のガクが大きく発達した装飾花をもつ、ガクアジサイは花序(枝上における花の配列状態のこと)の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれています。

ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは「手まり咲き」と呼ばれるようです。開成のアジサイ祭りでは、「手まり咲き」が多く見られました。

アジサイの花言葉                                            「辛抱強い愛情」・「一家団らん」・「家族の結びつき」など。  素晴らしいですね。 

 

 

 

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▲ 加入道山の夜 ▲

2018年06月02日 | 丹沢山塊

6月上旬には梅雨入りするだろうとの予報が出たので、ジメジメする前に丹沢のツツジでも見てこようと、急に思いつき 13時半にノンビリ出発した。                                 西丹沢自然教室に 14時 15分 到着。午後であったが金曜日なので駐車場は空いていた。          直ぐに登山準備を始め、登山届を提出し 14時 25分、出発。                                林道歩きが終わり、白石沢に沿った登山道へと進んで行く。 15時 02分。

                                                  進む登山道は新緑 の森の中へと導かれ、気持ちの良い森林浴ができた。

白石沢に沿い左岸から右岸へ、またその逆への丸太橋を渡り、4つ目の丸太橋を過ぎてから白石の滝まで厳しい登りが続いた。

登山道が沢を渡っている場合、台風や大雨の後は情報を集めたり下見をしないと通過できないこともあるので注意が必要です。

少し道が緩やかに感じたら、目の前に黄色の標示板「白石の滝」が見えた。通過 15時 55分。

                                                 この場所から滝を見ることはできるが、若葉が邪魔をして滝上部が少し見える程度でした。

白石の滝からは緩やかな登りが続いたが最後の白石峠を目指す登りには、クサリ場を通過したり厳しい所があった。

                                            白石峠 着、16時 45分。 ここまで来れば、あと 20分くらいなので 5分休憩。

道志村分岐通過、16時 58分。予定の加入道避難小屋に 17時 11分到着しました。

誰か利用者がいてくれれば良いと願っていたが、ノックをしても応答なし。 引き戸を開け覗いたが誰の姿も見えなかった。

                           

避難小屋利用の大前提                                          避難小屋の基本⇒ 全国に山小屋は約2,000軒あまり有るそうですが、このうち避難小屋は 1割強の 240軒ほどだそうです。                                   無人・無料・通年利用できるのが基本になっているとのことです。

それでも施設関係者の言われることは避難小屋は宿泊施設ではない。あくまでも悪天候の時のための緊急避難施設であり、泊まる目的で利用しないでほしい。」ということです。

この近くの犬越路避難小屋を管理している神奈川県丹沢大山自然公園管理事務所の様に泊まる目的で利用することは絶対にいけない。天候が回復したら即刻退去して下さい。」という所もあります。

と言っても、上記のような所はほんの一部で大前提を理解した上なら宿泊に利用しても構わない。」という所がほとんどのようです。つまり無茶な使い方をしなければ良いと言う事のようです。

                                              ただ、今回の加入道避難小屋に表示されていましたが、どこの避難小屋も「連泊」は禁止です。

そんな事で初めての経験として避難小屋を利用させて頂きました。

  

                                                 畦ヶ丸避難小屋には大きなストーブやトイレがあります。でも加入道や犬越路の避難小屋は風雨がしのげるだけで何もありません。                                            悪天候時の緊急避難施設とありますが、日帰りの予定で入山し何の用意もなく1泊なら我慢できても、天候回復の遅れや怪我・病気などで、仮に 2~3泊する場合は厳しいものがあります。

いつもは食事・布団付きの山小屋利用ですが、上記のように危険回避のため緊急避難施設を利用しなくてはならない場合、どの様な物が有れば切り抜けられるのか登山の本質を求めて、あえて避難小屋利用を試みました。

 

上手な利用方法 (念頭に置くこと⇒ 風雨をしのげるだけで何もない小屋)               水 携帯コンロ(自動点火) コップ カップ麺、スティックコーヒー(嗜好品)         雨具(ゴア) キルティングジャケット ライト 季節に合ったシュラフと簡易マット  携帯ラジオ ゴミ袋

日帰り登山の携帯品 ⇒ 不慮の事態を想定し、できれば①~⑦まで有ればしのげます。

            避難小屋でなく、ビバークする時も同じです。

            ビバーク時は「タープ」か「ツェルト」が欲しいですね。 

            (雨の時や夜露除けのために)                                 

  

単独宿泊の感想⇒ 夜中に何か判らない動物がカシャカシャ・ゴリゴリと 30分ほど小屋の回りにいて不気味でした。                                       誰か来られる方がいるとまずいので、引き戸は開けられるようにしておきましたが、21時には石を置き閉じました。                                          昼間は若葉の新緑は綺麗ですが、それにより夜は真っ暗になってしまいます。         肝試しに強い方 には向いています。                                    持参のシュラフはスリーシーズン用ですがこれで板の間の上に直に寝るのは冷たくて、簡易マットは有った方が快適です。  (6月ですが標高 1400mあり、夜中は冷え込みました。)

                                                     夕食が済むと長い夜が始まります。音のない空間には緊迫感がありますが、携帯ラジオから 人の声が流れるとホッとします。                                   最近、山で遭難時に携帯電話を利用されますが、スマホ「au」は圏外であります。 

※小屋を破壊したり、汚すことは絶対にやめましょう。                         ※立ち去る時は、清掃を行い整理整頓して帰りましょう。   

                                     

 

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▲ 檜洞丸登山 ▲

2018年06月02日 | 丹沢山塊

朝もやに包まれた標高 1400mでの静かな夜明けを小鳥 の声で目覚めた。起床 4時半。

外に出てみると夜露に濡れた 草木 に朝日が差し、キラキラと輝いていた。

誰もいない 別天地で久し振りに「ヤァ~朝が来た。」と思わず声が出る、清々しい素晴らしい朝でした。                                        新緑 の時期であり、日の出と共に朝もやが 消え、若葉 が輝き青空が顔を出す。 

                                               朝食 を済ませ出発の準備。その後、窓を開け出入口を解放にし空気を入れ替え、しっかり板の間と土間の清掃を行い整理整頓後 6時 20分、小屋を後にした。歩き出して間もなく南西方向に富士が見えた。

平坦な尾根道であり快調に飛ばすが、初めて歩く早朝の景色に感動ばかりで中々進まなかった。  前大室 通過、6時 38分。マップタイムより遅れ。

西丹沢の「緑のダム」と言われるブナの森のヒンヤリした中を進み、

倒れたブナの古木の向うにヤマツツジの朱色が際立ち、目を楽しませてくれた。

木道が終わり 7時 35分に西ノ肩に着き、15分で大室山(標高 1587m)まで往復した。

西ノ肩を下り出したら、トウゴクミツバツツジ が見えた時は嬉しかった。                             途中で年配の登山者の方と話した時に、「もうツツジ新道のシロヤシオツツジは終わりだよ」と聞いていたので。

西ノ肩から犬越路迄は以前に歩いているので、快調に下り 5分休憩後、熊笹ノ峰を目指す。   犬越路から檜洞丸へ登るのは今回が初めてである。                                                                    途中厳しい登りがあるのは覚悟して臨んだが、痩せ尾根・急斜面の鎖場など予想以上に厳しい箇所があり大変でした。                                                                  ただ長距離走では休まず走り切る練習を行っているので、遅くとも歩き続ける事はできた。   犬越路を 8時 55分に出て、熊笹ノ峰 到着 10時 45分。 5分休憩。

熊笹ノ峰まで頑張ってきたので、檜洞丸の山頂直下までは予想外に順調で、本峰への整備された木製階段はこれが最後と言い効かせた。

 

檜洞丸登頂、11時 25分。                                                                                                         土曜日でもありツツジ新道を登って来られる方々が沢山居て、大変な賑やかさでした。

昼食 と休憩 時間を含め 30分取りノンビリ、沢山の人を久し振りに見る感じがした。

 

下り出して間もなく、バイケイソウ群落 の上に造られた木道を行く。

                                              花期は 7~8月だが大分大きくなり、周りのブナも明るく装い新緑の最盛期を感じた。      ツツジ新道への分岐点を 12時 08分に通過し、ユーシンロッジへの分岐点 を 12時 16分通過した。

石棚山を過ぎた所の玄倉への分岐点までは尾根上のとても歩き易い道で、こんなに整備された素晴らしい登山道にビックリした。                                    鹿 除けの防御策あり、植生保護用のロープが綺麗に整備され、管理が行き届いていました。

                                              これからは静かな山歩きの楽しめる西丹沢が、人気が出るように感じた。

玄倉への分岐点通過、13時 07分。 そしてヤブ沢ノ頭を 13時 13分通過。

                                               加入道の避難小屋を出て約 7時間経過、何となく右足に異変 が感じられた。                  前回も西丹沢で歩行 9時間を超えた時の異常と似ていた。                                    そこに来て先程まで「良い道だ」と言っていたのを覆すような状況に驚いた。              痩せ尾根、急斜面をロープやクサリを使い、ガレ場の急降下は結構厳しいものがありました。  私の前を歩かれている方と合流し、「大変な下りですね 」と声掛けしたら、私と同じように石棚山までの素晴らしいコースを喜んでいたら大変なことになり「こんな下り初めてです 」と話され、休憩されていました。

自分は足の指の違和感が気になっていたので 先に下り始めたが、以後それ以上に痛みが増すことは無く、箒沢公園橋まで 800mとの標示板を見てホッとした。

 

大石キャンプ場手前の板小屋橋を 14時 58分通過できた。

バス通りの県道 76号、山北藤野線に出て駐車場の西丹沢自然教室に 15時 15分、無事到着しました。

 

 

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