素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

5月の岩瀬家

2011年05月08日 | 春景色

数年前の春、白川郷から五箇山に向かって国道156号線を走っていたら、左手に大きな合掌建築が見えビックリ                            その上建物の手前が、一面水芭蕉で埋め尽くされていた。これを見たら通過は出来なかった。

その思いがあったので、今回も寄る予定とし、前回のように鯉のぼりと一面の水芭蕉を期待した。                                    ほぼその期待通りであったが、鯉のぼりはあれど風が無く、水芭蕉も一面では無く、一寸残念であった。

岩瀬家は五箇山と白川郷で最大の5階建て合掌建築物だそうです。ビックリする筈ですね。                                      総体は間口14.5間(26.4m)・奥行7間(12.7m)高さ8間(14.4m)もあり、大黒柱などは一尺(0.3m)角の欅を、また、24畳敷きの出居の敷板にも全て欅材が使われ、しかも釘を一切使わず、縄とネソで結びあげて造られているそうです。

岩瀬家のあるこの五箇山は、幾重もの山に取り囲まれた谷間にあり、およそ800年前に源平の戦いに敗れた平家の落人が逃げ延びて来た所とも言われているようです。    その中で、岩瀬家は約300年前に、8年もの歳月を費やして建てられたもので、当時、加賀藩の塩硝を取りまとめ納入する上煮役の藤井長右衛門が天領飛騨白川郷へ、加賀百万石の威光を示したものと言われているようです。

明治時代までは35人もの大家族が暮らしたと伝えられており、合掌造り最大と言われるその威容を物語っています。                              昭和33年(1958)5月14日に国指定の重要文化財となりました。 

 

 


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🐾 菅沼散歩 🐾

2011年05月06日 | 世界遺産

ときには、時間に追われる日々を忘れて合掌造り集落をのんびり歩き、心の洗濯でもしてみませんか 

たまには、時計を外し気ままな散策を楽しみましょう

 

ただ、車は嫌いだし、具合が悪く歩けない。中々そんな時間がとれないよ。と言われる方も数分で終わります。                               お茶を一杯飲むつもりで、この中をのんびり歩いて見て下さい。

どこか懐かしい風景を、心ゆくまで眺めたり、野の花にふと立ち止まったり、村人との何気ない会話も楽しい。                               自分らしいペースで歩けば、いつしか心も元気になっていくようです。

合掌集落は昭和30年代頃までに急速に姿を消し、ついに合掌集落の原型を永久に窺うことができなくなる危機を迎え、その保存をはかるため昭和45年(1970)12月4日に、この菅沼合掌集落が国の史跡に指定されました。

菅沼合掌集落は、険しい山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘にあり、現在9戸の合掌造り家屋が残っています。                                                             冬は豪雪となる厳しい自然に耐え、養蚕など仕事の場としても適した住まいとして、はるかな歴史を重ねて完成された合掌造り。                      その力強い美しさを中心に、日本の原風景ともいうべき山村の景観も含めて、平成7年(1995)に岐阜県「白川郷」、富山県「五箇山相倉」と共にユネスコの世界遺産に登録されたとの事です。

 

                                      


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越中五箇山「相倉集落訪問」

2011年05月05日 | 世界遺産

何度となく相倉(あいのくら)合掌集落を訪問したが、今回は日本海側から入った。                  五箇山と昔から交易があったという城下町風のきれいな街並みを見せる城端(じょうはな)町を抜け、国道304号の相倉口バス停から南へ500mほど入るとタイムスリップしたように、今迄に無い風景が目に飛び込んできます。

この風景も日本の原風景と言えると思います。                    合掌造りの民家群が周りの山々に溶け込んだ山村風景、何故かホッとするんですよね。   正面がお世話になった合掌民宿『長ョ門』さんです。

現在の相倉集落には、合掌造りの建物が新旧民家と寺、道場、合掌小屋を合わせて24棟あるそうです。                                 そのうち人が住んでいる民家は11棟で、旧民家の空家が10棟もあるとの事です。

私たちは相倉集落内の合掌民宿にお世話になり、夕食後囲炉裏を囲んで女将や若女将に世間話を含め、3月の地震の事や集落内の伝統行事など、色々な話を聞かせて頂きました。                                      その中からやはりどこでも、後継者不足は避けて通れない問題である事を知らされました。                                      相倉の合掌民宿で後継者が居るのは数軒で、他はご夫婦での営業で今後の事は不明との事です。                                    4月20日(水)の集落内の祭り(伝統行事)の時に、踊り手が足りず、私たちが利用した民宿の若女将は金沢の大学に通う息子さんを呼び寄せ、祭りを無事やり遂げ、いつまで続くのか綱渡り状態である内情を聞かせてくれました。

また、高校三年の娘さんは部活で五箇山の民族舞踊を勉強されており、全国大会に出場された時のビデオを見せて頂きました。                         何十人もの高校生が歌い、踊り、演奏する姿は素晴らしかった。                  ただ若女将は若い子が民族舞踊に真剣に打ち込み、夜遅くまで民族舞踊保存会の方々から指導を受け、一生懸命に努力したがインターハイで3位であった事の悔しさを代弁されていた。 

旅人の1人としても、地方の伝統芸能等が消えてしまい、残されたビデオでしか見たり、聞いたり出来ないのは非常に残念なことであり、是非とも若い方が取り組んでいる伝統芸能が成長し存続される事を祈ります。

トイチンサ~ 、 トイチンサ~

軽妙なリズムにのせて、母から娘への思いを歌う。

次回お伺いした時は、是非囲炉裏のそばで沢山の民謡を聞かせて下さい。

 

 

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親海(およみ)湿原と姫川源流

2011年05月03日 | 史跡・名勝探訪

白馬佐野坂に姫川源流自然探勝園《姫川源流親海(およみ)湿原》があり、この一帯は貴重な自然環境を形成しているとして長野県の自然環境保護条例に基づき自然環境保全地域に指定されています。

また姫川源流の湧き水は昭和60年に「日本の名水百選」にも指定されています。    フキノトウです。

親海(およみ)湿原は標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生息する低層・高層の湿原植物が大変豊富との事で寄って見ましたが、今年は雪が多く寒さが厳しかったせいで、1周20分程の整備された木道を散策しましたが新緑も見られず晩秋の感じでした。  下の花は「カタクリ」です。

親海湿原の北側にある荒神の森を隔てて、姫川の源流があります。                         ここの湧き水を源とする姫川は、54kmの距離を国道148号線と並行して流れ、新潟県糸魚川市の河口から日本海へと注いでいます。  フクジュソウです。

湿原から源流の方へ移動するにつれて沢山の春の植物に出会えました。                      春浅く雪解けを待ってカラマツ林の下一面に福寿草が開花し、続いて水芭蕉、キクザキイチゲ、カタクリ、土筆、ニリンソウが咲き、鮮やかな緑の芽生えが私たちの目を楽しませてくれました。

 

 

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居谷里湿原(いやりしつげん)

2011年05月03日 | 春景色

 

4~5月頃に安曇野を訪問する時には必ず寄っている所が「居谷里湿原」です。

青木湖キャンプ場でキャンプをした時に、木崎湖・綱湖を歩いたり、道祖神めぐり、博物館めぐり、そしてダムやワサビ畑めぐり等、安曇野をくまなく歩き回りました。

私は小さい頃から自然が大好きで、山や高原、草原などを歩いていると気分がホッと、息抜きできる所になって居ます。                                                                                             こう言う場所を気の置けない仲間と一緒に登山したり、散策できる事が最高です。

居谷里湿原を最初に訪問した時は貸切状態でしたが、最近は沢山の方が見えられるようになりました。狭い駐車場には県外車が多いのに驚きです。                                             そう言う私も、「湘南」だよ。なんて言われていると思います。

場所は安曇野の北、木崎湖の東側丘陵地の中にあります。                                                   幅は約130m、長さは約1,500mの低層湿原ですが、湿原植物の宝庫で県天然記念物にも指定されています。                                                                                                     木道や遊歩道があり、アップダウンもなく、とても歩き易いことから訪れる人が増えているように思います。

4月29日は水芭蕉、座禅草、コブシの花等が見られましたが、ブナやカラマツの芽吹きは寒さのせいで見られませんでした。

 


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🏯 春の松本城 🏯

2011年05月03日 | 史跡・名勝探訪

4月の終わりに長野県松本市にある国宝4城の一つである「松本城」を訪ねてみた。

現在は天守群などの建物が現存し、城跡は国の史跡に指定されております。      松本城と呼ばれる以前は深志城(ふかしじょう)と言ったようですが、市民からは別名烏城(からすじょう)とも呼ばれていたようです。

 

松本城は5層6階の連結複合式天守では最古で、豊臣秀吉の部下であった石川数正・康長父子により城下町と共に整備されたとの事です。

白漆喰の大壁と黒漆塗りの下見板、狭間、石落としなどが目立ちます。

日本国内に12基現存している安土桃山時代後期から江戸時代にかけて建造された天守を有する城郭の1つである。                                  天守群は国宝に指定されている。

 

 


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