素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ プリンの山に登る ▲

2013年06月23日 | 私の見た山・登った山

プリンの山???  それは不思議な『田代山(1,971m)』であります。    自らの足で歩いて行くとプリンの山とは気付きません。その山頂には25.19ヘクタールの湿原が存在するのです。

帝釈山脈に属し、尾瀬の東に位置し、福島と栃木の県境となる山脈であります。    その主峰が帝釈山(たいしゃくさん)であり、帝釈山の更に東にあり主稜線で結ばれているのが田代山です。

「田代(たしろ)とは、田んぼや湿原のことを言います。                  普通、湿原は水の集まる湿った所にできる事が多いのですが、田代山は山のてっぺんに見渡す限りの湿原が広がっています。 これは全国的にも珍しい景観のようです。

 山頂の木道は周回コースとなっており、反時計回りの一方通行となっています。

 

                                        田代山の湿原は雪や雨による水分と、水はけの悪い地層によってもたらされたと言われ、その田代山の湿原と森林を空から望むと、まるでプリンのような形に見えるのです。

この日は台風4号が低気圧に変わり、梅雨前線と合流し東海・関東の太平洋側は、まだ雨模様でしたが福島の方は22日(土)の午後には晴れるだろうと予想し入山したが、回復は遅れ下山直後に晴れ間が現れた。

 

田代山には「オサバグサ」と言う花弁が5ミリ程の小さな白い花が一面に咲きます。

                                                                                                                         群生して見られるのは珍しいようです。  他にも沢山の花たちに会う事が出来ました。

田代山湿原を過ぎて大師堂(真言宗の高僧、弘法大師「空海」の像が祀られています)の前には、尾瀬国立公園内とは言え、「エッ」誰もいない山の中に、こんな素晴らしいトイレが有るのとビックリしました。                           トイレ内は木の香りが漂い、登山靴からスリッパに履き替え、あまりの清潔さに感動です。マナーを守り、いつまでも綺麗に利用させて頂きたいですね。

大師堂を過ぎ帝釈山(2,060m)へ向かう稜線に入ると、鬱蒼とした森の中のいたる所にオサバグサの白い群落が見られ、小さな可愛い花に会えて良かった。

                                          そして大きな露岩が出てきて、間もなく進むと帝釈山山頂に到着。

                                                              山頂からは会津駒ヶ岳の山頂は見えなかったが雪渓が確認できた。             帰りは往路を猿倉登山口まで戻ったが、結構アップダウンの激しいのに、改めて驚いた。

沢山の高山植物が見られたのは良かったが、天候回復の遅れが残念であった。

 

 


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