素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲雪の三ッ峠▲

2014年01月25日 | 冬の風景

ずっと好天続きであり、静かな山歩きでもしてみようかと、久し振りに単独で三ッ峠山に向かった。                                  家を5時に出て、一般道を河口湖に向かう。                                                                         須走辺りは路肩に雪があった。籠坂峠、氷点下9度。                                                        路面はバリバリに凍結していたが、チェーンを付ける事もなく、普通に 走行可能であった。                                                                         2月には雪国へ出かける予定もあったので、雪路・凍結路の感覚をつかむために、雪道を多く走ってみた。

御坂トンネル手前を右折し、旧道を天下茶屋に向かう。                                                     好天が続いていたので日当たり部分は難なく通過し、日陰部分は慎重に走行した。          天下茶屋到着7時10分。                                                                                                    三ッ峠登山口上部の公衆トイレ付近に駐車場があるが、帰りに天下茶屋に寄ろうと考えていたので、茶屋近くの路肩に車を止めた。                                                                              この時期に、ここまで入る人は、写真屋さんか登山者のみである。

防寒など登山準備を済ませ、7時半に出発した。                                                               三ッ峠登山口まで車道を下り、左の林道に取りつく。林道と言えども完全の雪道で轍や登山者の足跡が凍り付いていた。7時55分、林道終点の北側登山口に到着。

                                                        トイレがあったので立ち寄る。                                                                                             誰も居ない所に建つ、ひっそりした場所のトイレなのに、入った途端に照明が点き、すでに暖房が入っていた。                                                                                                  ビックリして誰か居るのかと周りを見回したが誰もおらず、有難く汚さない様に感謝の気持ちで利用させて頂いた。                                                                                              中は広々していて、ザックを降ろし、身支度もできた。本当に寒い所にある、有難いトイレでした。   

8時、北側登山口より登高開始。                                                                                         ノンビリ林道歩きも出来たが、ほぼ直登に近い登山道を選んだ。雪が深くズボズボと埋まった。                                                                                            1人だと休みもせずに歩き続けてしまうので、高度計の数字が急激に伸びていた。         汗をかいてもまずいので、一呼吸入れペースダウン。                        40分で遠回りの林道に出た。ここからは林道歩きで楽に登れた。

三ッ峠山荘と四季楽園への分岐点を9時10分に通過。                                                  右に進路をとり、三ッ峠山荘に向かう。山荘を左手に見ながら右の木無山方向の稜線に出ると目の前に霊峰『富士』が現れた。                                                                                  イヤ~ッ冬富士の素晴らしさに感激である。        展望台着、9時15分。

風があれば小屋に入ろうかと考えていたが、平日であり人も風も雲もなく、目の前の富士を独り占めにして、コーヒータイムと洒落込んだ。                                  団体行動では味わえない、唯一の贅沢である。

最高の富士を撮っておこうとカメラを出したら、電池切れ寸前。                                    ポケットで暖め何とか撮った次第である。その作品を、ごゆっくりご堪能下さい。

これは木無山(1,732m)から見た富士です。                                                            途中まで膝まで埋まる雪の中をラッセルで進みました。

これは三ッ峠山荘近くの展望台から見た富士です。太陽光が雪で眩しく、反射光が暖かく感じられた。

稜線上はアップダウンが少なく、とても歩き易い。

 

三ッ峠山荘前から四季楽園山荘前を通り、アンテナ塔が林立する開運山(1,785m)に向かった。11時15分登頂。

三ッ峠山とは、「木無山」・「開運山」・「御巣鷹山」の三山をまとめて言うようである。

開運山の360度の景色は最高であった。                                                                       八ヶ岳、穂高、北岳、甲斐駒、丹沢山、まだまだ知らない山が沢山見えました。

こんな好天の中、富士を独り占めにして、ノンビリ歩いたのは久しぶりの経験でした。 満足  満足

 

下りは、アイゼンを付けず転倒せぬよう注意して慎重に、トイレのある北側登山口に無事12時半に下山しました。

 

 

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“太宰治記念館を訪ねて”

2014年01月24日 | 文学者

御坂峠への旧道を上るとトンネルの手前に1軒の茶屋がある。

その茶屋が天下茶屋である。                           建築されたのは、昭和9年の秋。木造二階建で、八畳間が三間あって、富士見茶屋、天下一茶屋などと呼ばれていた。                                   天下茶屋と呼ばれるようになったのは、徳富 蘇峰が新聞に紹介した記事がきっかけとなったようです。

太宰 治が、滞在した天下茶屋から三代目にあたるこの建物は、昭和58年4月1日に開店されました。                                  二階の、富士山と河口湖を一望できる六畳間に、ささやかながら記念館を設置されたとの事であります。

                                                                                            一般にあるような記念館とは違い、太宰 治のすべてを知り得るようなものではなく、太宰 治が滞在した部屋を復元し、当時使用した「机」や「火鉢」などを置いて、太宰 治を偲んで頂きたいとの趣旨のようです。

                                                                                                               特に床柱は、初代の天下茶屋のものをそのまま使用したものだそうです。

                                            

作品『富嶽百景』から抜粋

甲府市からバスにゆられて1時間。御坂峠へたどりつく。

御坂峠、この峯の頂上に、天下茶屋という、小さい茶店があって、井伏 鱒二氏が初夏のころから、ここの二階に、こもって仕事をして居られる。

私は、それを知ってここへ来た。

ここから見た富士は、むかしから富士三景の一つにかぞえられているそうであるが、私は、あまり好かなかった。

まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割(かきわり)だ。

どうにも註文(ちゅうもん)どおりの景色で、私は恥ずかしくてならなかった。

3,778メートルの富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、よかった。

富士には、月見草がよく似合う。

                                                   

太宰 治が、はじめて天下茶屋を訪れたのは、昭和13年9月13日との事です。   それまでの生活に区切りをつけ、思いをあらたにする覚悟での、天下茶屋滞在であった。

                                                                                                11月15日までの三か月余りを、2階の一室で過ごし、ここでの生活は作家としての意欲に燃え、大きな転機となったようです。

 

 


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★さがみ湖イルミリオン★

2014年01月17日 | 

昨年は、つま恋のヤマハサウンドイルミネーションを見学しましたが、今年の年初は今年で5周年を迎えた『さがみ湖ン』を見てきました。

関東最大級のの祭典。

400万球を超えるLED が相模湖の森で幻想的な輝きを見せてくれました。

17時からの点灯と言う事でありましたが、その前に到着し防寒対策を万全にして点灯を待ちました。

明るいうちから会場を見ていたので、何の変哲もない山の斜面が、どれほど感動的なイルミネーションを見せてくれるのかと、一寸疑いの目で見ていました。

夕闇が迫った17時。                                       一斉に点灯され、待っていた入場者の皆さんと共に「ウォ~」と歓声を上げ、順路に沿って進んだ。

やはりイルミネーション。                                      暗さが増して来るほどに、先ほどの何の変哲もない山の斜面が、別世界のダイナミックな光の山に大変身、ビックリである。

 また、墜落した巨大なUFO を舞台としたプロジェクションマッピングと言うのが登場し、直径8mものUFOに映し出される大迫力のストーリーには見入ってしまいました。

私たちは1時間少々の見学時間でありましたが、寒いけれども、こう言う所は、ノンビリ歩いてみたいと思いました。

夜間営業は17:00~21:30迄ですが、私たちが帰る6時半頃に、続々と車が入って来ていました。

 

 

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▲ 陣馬山ハイク ▲

2014年01月13日 | 私の見た山・登った山

奥高尾の陣馬山(855m)に新春ハイクに行って来ました。

馬の字の付く『陣馬山』。干支の山と言う事で、年初めに向かってみました。

言われは、武田信玄の家臣、小山田信茂が北条氏照の滝山城を攻めた時、この山に陣を張ったところから、当初は陣山と言われていたようです。

それが、現在は山頂に白馬の像があるように、「ば」が馬の字に当てられ、陣山が現在定着しているとの事です。

厚木から国道412号を相模湖に向かい、国道20号線に入り山梨方向へ、そして藤野駅手前を右折、沢井川沿いに進み、県立陣馬相模湖自然公園センターまで乗り入れました。                                      道中順調で11時着予定が30分早く到着できたので、余裕をもって準備と自然教室の見学ができた。

センター出発10時55分。                              全般的に道は広く歩きやすい。ただ、一の尾根に出るまでがきつい登りであった。

天気は風もない好天に恵まれ、青空の下カサカサと枯葉を踏みながら、のどかな散歩の感じでした。                                     冬の時期は危険な雪山に入るよりも、こう言う山で体作りをし、夏に備えておくのに丁度良い。

陣馬山到着12時35分。                            山頂はとても広く清水茶屋、富士見茶屋、信玄茶屋と3軒もの大きな茶屋が有るのにもビックリした。それに、ひときわ目立つのが白馬の像である。

山頂からの展望は360度。                                運が良ければ富士山、東京スカイツリー、江の島まで見えるようです。        私たちの時は上空は青空であったが、回りの山々には雲が出てしまい、朝方見えた富士も見えませんでした。残念。

13時半山頂を後にし、奈良子峠に向かう14時到着

                                                                                                  山頂直下は霜柱が溶け、広い登山道が田の様になっており、歩くのが大変であった。

明王峠着14時10分。 

                                                                                             皆でお話しながら歩け、これぞハイキングって感じでした。            アップダウンの少なく広い道なので、トレイルランをしている方を何人か見かけました。金時山まで走ったトレイルランより、ずっと楽なコースです。                 明王峠の小屋で見た『ボケたらあかんで読んで下さい。山歩きで見つけた人生訓です。

底沢峠着14時半。                               ここまでは東京都と神奈川県との県境を歩いて来ましたが、この峠から神奈川県の小原宿本陣のある小原の郷へ16時下山しました。                              新年初の足慣らしには丁度良いハイキングでした。

 

 

 

 

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