素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 金峰山縦走 ▲

2009年06月18日 | 日本百名山

長野・山梨両県にまたがる雄峰「金峰山」(2,599m)を大弛峠(2,360m)から瑞牆山荘へと縦走をした。 

このコースは日数をかけて小屋泊まりしながら、ノンビリ歩くにこした事は無いが、日帰りするには費用が掛かり過ぎてしまう。                                 たまたまアルペンツアーを見つけ急遽参加させて頂いた。

車で行ける日本一の標高「大弛峠(おおだるみとうげ)迄、タクシー9台で上がった。 

 自分は皆が乗車した事を確認して最後尾を行ったが、前車と大分離れてしまった事から、運転手さんが気を使って下さり飛ばす飛ばす、ビックリした。                   車に弱い私には、辛い1時間でした。

そんな事で天気は最高  なのに気分が悪く、何とか回復しようと梅の実をかじりながら、42名の中間部を歩いた。                                  標識に導かれ、朝日岳(2,579m)方面へ見晴らしは良くないシラビソ林の稜線を進んだ。

小さな鞍部を越え、登り詰めると朝日岳手前の岩場に到着。                           振り返ると甲武信岳や国師ヶ岳の稜線が望め、爽やかな風が心地よく感じられた。   朝日岳は、見晴らしがあまり良くなく、下りのガレ場から、これから目指す金峰山の五丈石が望めた。

鉄山を巻いて進み、樹林帯の中でコバイケイソウが見られた。                  でも残念なことに期待していた石楠花の姿が見えず、金峰へ登り始めたら見え出した。 けど樹木のみで花は見られず、ガッカリ。 

私としては、それ程つらいとは感じないうちに森林限界に達し、ハイマツが茂りケルンの積まれた明るく広々した稜線に出た。金峰山の東肩である。

東肩から山頂への一帯はハイマツと岩稜に覆われ、特に山頂に近くなると岩の上を歩くようになり、踏み外すと大変なので緊張感がみなぎった。                      石門を抜けたら山頂に着いた。 

金峰神社の鳥居が立ち、眼前にこの山のシンボルである五丈石が堂々とした姿で私達を迎えてくれた。すごい迫力である。                           独立峰であり展望360度。周囲の山の案内板があったが遠方は雲に覆われ、国師ヶ岳、北奥千丈岳、瑞牆山など、近くの山しか望めなかった。                     山頂付近のハイマツの下に地に這うようにキバナシャクナゲが見られた事は、すごく嬉しく今回の山行に満足した。

山頂から富士見平小屋までのコースは初めて歩いたが、登りの殺風景とガラリと変わりイワカガミが見られ、量から言うとシャクナゲ街道であった。                     山梨側が切れ落ちている岩場「千代の吹上げ」は、覗き込むと吸い込まれそうで、高度感のある迫力が味わえた。                             この先からは樹林帯に入り展望の無い道をひたすら大日岩に向け下った。

小川山へ向かう稜線の道を見送り、大日岩の基部を横切り樹林帯の急坂を下って行く。                                       この大日岩を下から見上げると滝の様に見えビックリした。また、この大日岩前後の登山道は一帯がアズマシャクナゲ。その時期もピッタリで感動。

今まで、いくら時期とは言え、これほど満開にぶつかる事はまず無かった。      それだけに、今回この山行に参加して本当に良かったと思った。                ずっと下りなので上から石楠花が見下ろせ最高であった。 

                                              ただ足を痛めた方がおり、下りで足場の悪い箇所が見られたので、ずっと付き添いを担当し写真ばかり撮っている事は出来なかった。                           でもこの素晴らしい花街道は忘れない。                             大型バスが瑞牆山荘前で待機。皆さんより30分程遅れたが私達が到着し全員無事下山。とても良い山行だった。 


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▲ ツツジ新道を行く。 ▲

2009年06月14日 | 丹沢山塊

山好きの人から「ツツジ新道」は良いよ。と聞き行って見た。

うららかな春 

西丹沢自然教室に車を置き、薄暗い新緑の沢に取り付いた。                 歩き始めは元気が良く、ゴーラ沢出合まで順調に進んだが、その先の尾根道に取り付いたら急にきつさが増し、汗があふれ出た。

新緑の素晴らしさは感動ものであった。                        ただ、ツツジ新道と言われているのに、中々ツツジが現れない。本来であればコース名の通りヤシオツツジ、トウゴクミツバツツジなどが見られるはずなのに、どうしたんだろう?                          

展望園地は西側が開け、新緑の尾根の上に残雪の富士山を望むことが できる。    何人かの登山者が居たので、自分も園地経由のコース取りをした。                                                                                                              着いてみたら残念なことに、富士は雲隠れしていた。

 山頂に近づくにつれ登山道の整備がとても良く、歩き易かった。

ブナ林の中に付けられた木道を進む。ここまで来ると、登山と言うよりもハイキングである。                                                                                         足元には一面のコバイケイソウとフキそしてブナの新緑が、とても美しかった。

木道が終わると、人の声が聞こえた。桧洞丸(1,601m)山頂である。         山頂は広く明るい、ベンチも沢山ありノンビリ休憩が出来た。              ブラブラ山頂を歩き周り、既に遅いトウゴクミツバツツジがあちこちに見られた。

                                                次回来るとしたら5月中旬から下旬が花見には良いと感じた。

下山路は熊笹ノ峰経由、犬越路から用木沢出合へのコースを取った。         ツツジは少しでも見られた事に満足して、下りは関東では少なくなったブナ林が残る西丹沢を堪能しようと考え下山路を決定した。

                                              のびやかな稜線には、あちらこちらでやさしい表情のブナの古木が見られた。


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