素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲茂来山登山▲

2016年05月25日 | 私の見た山・登った山

信州百名山の一つ茂来山を歩いて来ました。                          中央自動車道の須玉ICを降り、国道141号線を北上し、千曲病院入口交差点を右折、抜井川沿いの武州街道(国道299号線)を東に進み、先に皆さんを槙沢登山口にご案内、10時半着。登山準備に準備運動を済ませ、10時45分皆さんの出発を見送った。

 

皆さんには縦走コースを楽しんで頂くために、車を下山口である霧久保沢駐車場に移動し、そこから茂来山を目指した。                            霧久保沢駐車場着、11時。                                途中の林道は狭かったのに駐車場が広いのにビックリ。登山準備を整え、11時15分出発。

今日の山は『茂来山』(もらいさん)標高1717m。                 硫黄岳が噴火した際、飛んできた岩を“もらって”出来たことから名付けられたと言われる名山。                                    約2時間の道程で手軽に登山体験できる山として、広く人気があります。             もとは「貰井山」と書いたようです。

駐車場から登山道入口まで林道を進み、林道終点通過、11時半。         登山道は直進です。

登山道に入ったら直ぐコブ太郎」まで1080mと書かれた表示板が目についた。

道はとても歩き易く快調に進んだ。                             ただ樹林帯の中であり、曇天であるのに何故か汗がポタポタと滴になって落ちた。水分補給もまめに行う。

舞台のようなものが見えた。屋久杉ではないが、木コブが沢山ある大木が見えた。  着いた。 あれが「コブ太郎」か?11時50分着。トチノキの大木である。

山里では昔から木の実を食糧の足しにしてきました。                その頃は、田も畑も少なく、年によっては寒い夏や長雨の年も度々あり、穀物の収穫が少ない時が多く、木の実は大切な食糧でした。                 木の実は「くり」・「とちのみ」・「くるみ」などです。                                      そんなことから、茂来山の森でも実のなる木は大切にされてきました。                    明治時代を迎え、国の管理する国有林(現在の東信森林管理署)になってからも、実のなる木は残すように努めました。

                                                     炭焼きや木材として伐採する時も、とちの木は伐らずに残されてきました。    その中の一本がとちの木『コブ太郎』とのことです。                    コブ太郎さんのパワーをもらい出発、11時57分。

登り出して間もなく、以前は炭焼きをしていたであろう石組みの窯を2つ見かけました。12時11分通過。

次は登山ガイドに出ていた「大王トチノキ」を発見、12時15分。             堂々とした幹回りの大木にビックリです。                   既に枯れてしまった幹も立派なもので、嬉しいことに枯れた幹の脇から新しいトチノキが育っていました。  頑張れと幹に触れて出発、12時20分。

ここから厳しい急坂の直登が始まった。粘りを見せ休まずに、黙々と登る。

皆さんが登られた槙沢コースとの合流地点に到着、12時45分。

何となく風の向きだろうか?人の声が聞こえ、山頂間近と感じた。          尾根上にはミツバツツジが群生し、元気が出てきた。             「ヤッホー」と声を出したら「お疲れ~の返事があり、頑張った。

                                                    皆さんの待つ、茂来山山頂着、12時55分。                                 曇天ではあったが、八ヶ岳、浅間山、荒船山などが見えた。

昔、八ヶ岳の名前を付けるには峰の名前が七つしかなかったので、東方にある貰井山をもらって八つとして「八ヶ岳」としたようです。                   そこで貰井山⇒茂来山と呼ばれるようになった。                  また今では、お嫁さん(お婿さん)をもらいたい、縁結びの山として人気のようです。

山頂には皇太子浩宮殿下が独身時代の1982年に登頂された登山記念碑がありました。

私も急いで昼食を済ませ皆さんと共に下山開始、13時20分。正面の山は八ヶ岳です。

                                                      槙沢・霧久保沢コース分岐点からの下りは急で滑り易く、焦らずゆっくりと下って頂いた。

大王トチノキ着、13時55分。5分休憩。

コブ太郎着、14時13分。10分休憩。皆さんコブの大きさに驚いていた。  

                                                      ここからの下りは歩き慣れた皆さんには楽なもので、周りの木や花の名前を確認しながらノンビリ下った。                                             霧久保沢駐車場到着、15時丁度。お疲れ様でした。

※長い年月を経て育まれてきた森の巨人たち※                                 2000年4月林野庁は次世代への遺産として残すべき国有林内の代表的な巨樹・巨木を『森の巨人たち100選』として発表しました。                     長野県内では、佐久町トチノキ「茂来山のコブ太郎」・飯山鍋倉山のブナ「森太郎」・木曽郡楢川村のカラマツ「ジャンボカラマツ」・東部町のシナノキ「弘法大師の逆さ杖」の4本が選定されています。

 

 

 


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⛰ 荒島岳登山 ⛰

2016年05月22日 | 日本百名山

東海北陸自動車道の白鳥ICを7時56分に出て、国道158号線を福井県に向け左手に九頭竜湖を望みながら走った。                                 好天で風もなく湖面が鏡のように周りの山々を映し、新緑の素晴らしさを見ることができた。                                   白鳥ICから走ること約1時間。 勝原(かどはら)登山口に丁度9時に到着した。

                                               直ぐに登山準備を開始し、準備運動を行い9時15分出発。

                                                まずはかつてのゲレンデであった急斜面のコンクリート道に取り付く。

今日の山は大野盆地の南東に聳える荒島岳(1,523m)。 

                                                        その山容から大野富士とも呼ばれ、福井県内で唯一、日本百名山に選ばれた名峰です。                                       コンクリ道を登り切ると広場があり、そこから右手へ足元に注意しながらガレ場状の広い道を登る。

                                                   登り始めの頃は大きな木もなく日差しが強い中、尾根伝いに進む。

                                                    以前は営業していた勝原スキー場のリフト終点地に10時05分到着。          足元にゴロゴロする白っぽい石が眩しく感じるほど日差しが強く、水分補給をこまめに取って頂くようお願いした。10時15分出発。

標高700mを超える辺りから続くブナの原生林も魅力のひとつです。           標高820m「トトロの木」という場所を10時42分通過。

                                               標高935mの白山ベンチ着、11時。 名の通り白山を遠望できた。                   小休止を取り11時05分出発。

春ならではの新緑が美しく、素晴らしい自然景観を見せてくれます。         「絆と友愛の森」と書かれた案内板の所に11時半着。10分間の休憩をとった。

蛇行しない厳しい登山道も あと少し、皆さん元気です。                   登山道は地元の荒島愛山会の皆さんにより、良く整備されており、大変歩き易くはなっていますが、途中途中に蛇行した登山道を入れて頂けるともっと良いように感じました。

連続した木組みの階段を登り上部が明るく見え、やがて視界が開けシャクナゲ平に出た。到着12時丁度。

標高1204m。登山口から2時間45分かかった。でも暑さと厳しい登りに皆さん強い。                               日影を探し昼食タイムをとり、12時35分出発。

                                                     ロングコースの登りは終了したが、この先にある「もちが壁」と呼ばれる滑り易い急な登りでは、クサリやハシゴが連続するので、声を掛け注意を喚起した。

 

この登りを越えるとダケカンバが見られるほか、斜面は緩やかになり、笹原に出ると見晴らしも良くなり、

                                               やがて広い山頂に出た。 荒島岳山頂着、13時45分。

荒島岳は白山を開山した泰澄(たいちょう)大師によって開かれたともいわれ、古くから信仰の山として崇められてきました。                           山頂には、今もなお荒島大権現 奥の院が祀られています。

一等三角点のある山頂からの眺めは見事の一言に尽きます。                 周囲をさえぎるものはなく、独立峰ならではの360度の大パノラマが広がります。      山頂で見つけたギフチョウです。  

                                                   広い山頂には、方位盤が設置されているので、眼前に広がる山々を確認することもできます。                                              まあ、何と言っても今日の天気が最高です。

厳しく辛い箇所もありましたが、全員が山頂を踏めたことが何よりも素晴らしいことです。                                             山頂からの景色を十分堪能し、14時10分下山開始。

皆さん益々元気、ルンルン気分でシャクナゲ平着、15時。5分の小休止。                    この先は樹林帯の中を旧勝原スキー場のリフト終点地まで下り、長い下りでは膝が笑い出すことがあるので、慌てずに足元を良く見て慎重に一歩一歩踏み出すようお願いした。                                               リフト終点地通過、16時12分。                                      少し長い隊列になってしまったが、16時20分には駐車場が確認できるようになったので私が先に下り、コンクリート道の上部広場まで車を上げ、最後尾の方を待ち、初日の山行を無事終了しました。                                   越前大野市内の宿には、17時半に到着。                          福井県唯一の日本百名山「荒島岳」踏破お疲れ様でした。

 

 


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🏯 ぶらり越前大野 🏯

2016年05月22日 | 史跡・名勝探訪

昨日(5月20日)の17時半に宿に到着。                                                                                   部屋から越前大野城が望め最高の景色に恵まれた。                              夕食後、部屋に戻り明日の登山の準備をしたり、テレビを見たりとノンビリし、21時ころ何気なく外を見たら大野城がライトアップされておりビックリ。

                                               三脚はないが、急いでカメラを持ち出し窓から狙ってみた。   何回か取り直し、               やっとこの程度のものが撮れました。

今日は朝食前に城下町を散策しようと宿の前に全員6時集合し、朝の清々しい空気の中、ブラブラしました。                                                                                                 大野は古くから、越前・美濃両国を結ぶ交通の要所として栄えてきたとのことです。

越前大野城は、大野盆地の西側に位置する標高約250mの亀山と、その東側に縄張りを持つ平山城です。                                                                                                                  織田 信長の武将「金森 長近(かなもりながちか)により天正年間(1573~1593)の前半に築城されました。

越前大野城は亀山を利用し、外堀・内堀をめぐらし石垣は、加工しない自然石をそのまま積み上げた野面積み(のづらづみ)という大変堅固な工法で作られ、天守を構えるという中世の山城にはみられなかった新しい形式の城だそうです。                   金森家の家紋「裏梅鉢」が見えます。

現在の天守は、昭和43年(1968)に絵図や同時代の城を参考に再建されたもので、内部には歴代城主の金森氏・土井 利忠氏などの遺品が数多く展示されています。

金森 長近は越前大野城の築城と並行し、京都に似た碁盤目状の城下町の建設に着手。 大野が「北陸の小京都」と呼ばれる所以となります。                    これが現市街地の起源となり、以後約430年間、大野は奥越前の中心地として栄えてきました。

 

大野市には名水百選「御清水」おしょうず)平成の名水百選「本願清水」などの湧水地が多く点在します。                                 また水の郷百選にも選ばれるなど、古くから豊かな水に恵まれた場所です。

まちなかの観光拠点である 越前おおの結(ゆい)ステーションから見た越前大野城。

400年以上も続く大野の名物「七間朝市」が開催される七間通り。          江戸時代、越前と美濃を結ぶ「美濃街道」にあたり、多くの店が軒を連ねていました。 現在も往時を偲ばせる老舗が立ち並びます。

散歩していて観光客だと分かっても、大野市の皆さんは「おはようございます。」と挨拶して下さり、とても気持ちの良い旅の思い出になりました。              道路も広く歴史ある街を感じさせない、とても綺麗な街です。

 

 


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▲能郷白山、花めぐり▲

2016年05月21日 | 日本二百名山

越前と美濃を分ける山脈の盟主『能郷白山(のうごうはくさん(1,617.3m)を歩いて来ました。                                                                                                                              今日は土曜日で好天でもあり沢山の登山者が入っていました。                             九頭竜川の支流である真名川の上流、福井県と岐阜県の県境に位置している山なのです。                                                                                                                                             福井県大野市の宿にお世話になり、朝食前6時 から皆さんで1時間半ほど城下町の市内散策をし、8時10分に宿を出発。

                                                国道157号線を岐阜県に向けて山間部に入り温見(ぬくみ)峠へ。                               4時から登り始めたという方がいたりで温見峠登山口の路肩には車の列ができていました。

例年であれば能郷白山は雪が多く、また国道157号線は雪や落石による通行止めが多発する国道(酷道)なのですが、事前の交通情報で今年は福井、岐阜間の通行可とのことで、この山行が実施されました。                                                                                   行ってみても、つくづく個人では登山口に行くまでが大変な山だと感じました。

温見峠登山口到着、9時40分。 登山準備を済ませ9時50分出発。                          最初の登りから急斜面が続き、汗がしたたり落ちる。                                                     昨日の荒島岳もそうであったが、越前の山は急斜面の直登が多い気がした。              途中からはロープや木の根を頼りに登ることもある。                ただ良かったのは樹林帯の中で日影があったことである。

標高約1490m付近(11時15分通過)からは登山道がゆるやかになると共に視界も開け、ちょっとホッとする。                                                                                                         ここまでの1時間25分の長かったこと、大変でした。

その後もゆるやかな傾斜は、そのまま最後まで続いた。                                                   足元にはサンカヨウやイワカガミ、カタクリ、ムラサキヤシオ等が目を楽しませてくれた。

山頂までの標識発見。11時37分通過。    右手前方に祠が見えた。

                                                  かつて白山を開山した泰澄(たいちょう)大師が白山の山頂からこの山を眺め、分祠を祀るため開山したと伝えられ、現在も山頂には、白山神社の祠があり信仰の山として多くの登山者が登っています。                                                                            別名「能郷山」・「権現山」とも呼ばれているようです。

能郷白山登頂、11時50分。 朽ち果てた山頂標識があった。

県境周囲の山々からなる越美山地の中でもひときわ高く、展望は山頂より白山神社の分祠側の方が眺望を楽しむことができます。                                                                        また、山頂付近の斜面や尾根では、沢山の花が咲き誇るお花畑が見られました。

能郷白山は、深田クラブにより日本二百名山に選定されていますが、深田久弥が日本百名山を選ぶ際に、能郷白山と荒島岳の2つのうち、どちらにしようか迷った末に、荒島岳を選んだというエピソードが残っています。

山頂から白山神社の分祠の方で、登山者の方々が休憩されているので私達もそちらに移動した。 分祠着11時57分。                                                                                                 展望の良い場所であり昼食とした。 贅沢だが日影がなくて暑い。                              お腹を満たし12時20分下山開始。

なだらかな下りを過ぎ、標高1490m付近の広場を12時56分通過。                                  ここからは必死に登って来た直登の登山道を慎重に下り、ガレ場や片側が切れ落ちた斜面ではお互いに声を掛け合った。

温見峠登山口に、私たち遅れ組が下山し全員無事下山完了、14時10分。                          お待たせしました。

 

 


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⛰ 剣山を登る ⛰

2016年05月10日 | 日本百名山

今年初めて、東海道新幹線を利用しての山行となった。 

                                                  当地より6時15分発ひかり493号に乗車、9時17分には岡山の駅に立った。                何と3時間である。 車人間の私には、驚くばかりである。

                                               日本も段々狭くなって来た。                                    途中では富士山が見えたり、関が原から伊吹山も見え、白鷺のような姫路城も新幹線から見学できた。

                                                      岡山駅の2階フロアーで人員点呼。  ・・・ 全員でバスの駐車場に向かったら、運転手さんが迎えに来て下さった。                                  気持ちの良い天気で、皆さん気分は最高                                           9時半に岡山駅出発。                                            山陽自動車道から瀬戸中央自動車道に移り、瀬戸大橋を渡り四国へ。

                                                 周りの感じは名古屋港上を走る伊勢湾岸自動車道の橋から橋を通り抜ける感覚であった。        香川県坂出市から徳島県美馬郡つるぎ町の道の駅「貞光ゆうゆう館」に11時15分到着。昼食を取った。                              今日の予定は、剣山の山頂を踏むことであり12時10分に出発。

                                                   国道438号線を南下、近くには大歩危・小歩危という結晶片岩が水蝕されてできた素晴らしい渓谷がある場所なので、国道沿いの渓谷も深く水は綺麗であった。          国道と言っても道幅4~5mほどの道路であったが、地元のドライバーさんスイスイ走ってくれた。

剣山登山リフト見ノ越駅(標高1420m)に13時25分到着。                  直ぐに登山準備を始め13時45分に出発。                        尾根道にある西島駅(標高1750m)に14時着。 標高差330m、距離830mを15分で運んでくれた。

西島駅を14時05分に出発。                                尾根道コースを登り、日差しが強くて直ぐTシャツ姿になった。

                                               刀掛の松14時15分着。 登山というよりお散歩感覚でした。

                                               標高も1800mを越えた頃からの登山道脇は熊笹が覆い尽くし、山頂付近では地面に這いつくばるような背の低い熊笹が見られた。

剣山本宮神社着、14時35分。 直ぐ横には剣山頂上ヒュッテが並んで建っていた。

                                               神社とヒュッテの間の登山道を抜け、山頂に向かった。                       山頂着14時45分。 広々していて気持ち良い。

四国の屋根と呼ばれる剣山山系、主峰『剣山』は標高1955mで西日本第2の高さを誇ります。

                                               山頂付近には平家の馬場と呼ばれる平原が広がり360度の展望は室戸岬、瀬戸内海、紀伊半島を遥かに見渡せます。

 

山頂は、やたらに歩き回れないよう幅広の木道が縦横に作られ、そこを1人天下を取ったような気分で闊歩していると、心も大きく頬に当たる風が心地よい。

360度の案内表示盤が設置されていたが、天気は良いが遠方は雲にかすれハッキリと確認できなかったことが残念であった。                           これで瀬戸内海に浮かぶ島々や瀬戸大橋が望めたら最高である。

                                               今日の宿は剣山の麓と近いので、のんびり山頂の木道を歩き回った。           次郎岌(じろうぎゅう)(1929m)も間近に見え、団体でなければ走ってでも行ってみたいと思った。15時15分、下山開始。

                                                   剣山本宮神社の鳥居を通ってからは、尾根道コースを通らず大剱道コースを下った。

                                               大剱神社到着、15時半。 神社の裏には「お塔石」という岩塔が見えた。

                                                下りでの道のりも花に詳しい方がいたので、いろいろ教えて頂きながら歩き、とても有意義であった。 登山リフトの西島駅通過、16時。

                                               帰りはリフトを利用せず、剣山登山口の剱神社からバスの待つ見ノ越駐車場まで完歩した。到着、16時50分。                                             歩き足りなかったと思いますが、お疲れ様でした。

                                                自分では四国の山など行けるとは考えていなかったが、この会に参加し思いもしない山に登山できて本当に良かった。                                                宿到着、17時05分。宿でノンビリできるのも最高です。

 

 

 


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⛰ 石鎚山登山 ⛰

2016年05月10日 | 日本百名山

剣山の足元にある宿「ラフォーレつるぎ山」を7時20分に出発。          外は冷たそうな雨である。                              今日は四国にある2つ目の日本百名山石鎚山(1982m)を石鎚登山ロープウェイ利用で山頂を目指す。                               天気予報で雲の動きを見ると北東方向に流れており、剣山から石鎚山麓までの長距離移動中に雲が抜けてくれることを祈った。

狭い国道438号線を北上し徳島自動車道の美馬ICに入り、西へ移動。          川之江JCTから松山自動車道に移り、いよ西条ICまで移動。           宿からここまで2時間40分かかり、小さいと思っていた四国の奥深さに驚いた。  高速走行中も夕方のように薄暗く、雨のやむ気配はなく、移動中に作戦を練り直した。                                      石鎚登山ロープウェイへ向かう林道で時間規制による通行止めがあるとの情報が入ったが、四国の道に詳しいドライバーさんの案で目的地は変わるが待たずに走れる別の林道を行くことに決定した。                             雨でもあるしロープウェイの山頂成就駅(標高1280m)より標高の高い土小屋(標高1492m)から山頂を目指すことにした。

寒風茶屋、10時56分通過。よさこい峠12時通過。                     曲がりくねった林道をドライバーさんが頑張って下さり、土小屋駐車場に12時10分到着。宿より約4時間バスに乗り続けた。 雨止まず、である。

                                               駐車場横にあった休憩用の東屋で直ぐ出発準備に入り、12時半に出発した。

ロープウェイ側の表参道コースより土小屋側のが標高が高い分、急登がなくダラダラとした登りで歩くことは辛く感じなかった。

                                               樹林帯の中や背の低い熊笹のある登山道で、時折この時期の石鎚山系で見られるという「アケボノツツジ」の花弁が落ちているのに気づき、見上げると花数が少なく、うすピンクなので雨天では雲に消されるようで見にくく残念であった。 

                                               登山道からはずれた所には咲いているのが見えた。  

アケボノツツジは本州の近畿地方以西と四国、九州の山地に分布する落葉低木。   葉の出る前に枝先に1つ、直径約5cmほどの美しいピンク色の花を咲かせる。    全体に丸みがあって、優しい感じの花である。

ここ石鎚山では、標高1700m付近から山頂手前にかけての登山道脇で間近に見ることができた。                                     急斜面の風当たりの強い所に咲いているので、風下側に向かって開いていることが多いようだが、昨日からの雨で重い滴を付け、疲れているように下を向いた花がほとんどでした。

表参道成就コースとの合流点にある鳥居を14時10分通過。

                                               その直ぐ上の石鎚山公衆トイレ休憩所に14時15分到着。                           休憩所もトイレも、とても綺麗な建物でした。 10分休憩。

ここから直登するには、ビックリするくらいの大きな鎖がある「二の鎖」場から「三の鎖」場を通過するのだが、雨で鎖も岩も濡れているので、安全を最優先して巻き道(右へ)経由で山頂を目指した。

日本七霊山富士山・立山・白山・大峰山・釈迦ヶ岳・大山・石鎚山)のひとつ石鎚山は、標高1982mの西日本最高峰の山。

                                               古く奈良時代から修験道の地として知れ渡り、あの弘法大師(空海)も修行したとされています。

                                               現在も7月に行われる「お山開き」には、全国から白装束を身にまとった修験者が集まり山頂を目指すとのことです。

山頂到着、14時45分。                                   風が強く濡れた体には辛く、素早く石鎚神社を参拝し御朱印を頂き、休憩15分で下山の途についた。

緊張する下り、アルミの階段・丸太の橋・木の根・岩など、全てが濡れて滑り易く、相互に声を掛け合って、下山しした。

本来であれば好天の中、眼下に四国の山々と美しい瀬戸内海を眺めながら山頂を極めたかったが、雨の中でもアケボノツツジを見たい一心で皆さん頑張りました。山頂を踏むことができて良かったです。

バスの待つ土小屋駐車場に17時10分、全員無事下山。                  バスはエンジンを掛けて待機、車内は暖かく冷えた体が生き返ったようでした。    ドライバーさんの配慮に感謝。

 

 

 


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🐾 四国北西部そぞろ歩き 🐾

2016年05月10日 | 史跡・名勝探訪

3000年の歴史をもつ道後温泉は日本最古の名湯です。                   古今の著名な文人、墨客が遊訪しており、この地域に豊かな歴史、文化を育んできました。

                                                道後温泉のシンボルである道後温泉本館は、100年以上前に建築されたが今なお現役の浴場として多くの人々の絶大な人気を集めており、木造三層楼の建物は国の重要文化財に指定されています。

夏目 漱石が、松山中学の英語教師としてこの地を踏んだのは、明治28年4月。    その頃の道後温泉は木の香りも新しい建物であったことから、「道後温泉はよほど立派なる建物にて、八銭出すと三階に上がり、茶を飲み、菓子を食い、湯に入れば頭まで石鹸で洗ってくれるような始末、随分結構に御座候」と手紙で書き送っています。

漱石は、病気静養のため帰省していた正岡 子規と50日余り同居生活し、子規高浜 虚子としばしば道後に出かけています。

                                               道すがら交わした文学論や、神仙体の俳句は、英語教師:夏目 金之助から文豪:夏目 漱石へ変身する発端になったようです。

松山の田舎ぶりを辛らつにからかった「坊っちゃん」も、当時新築の道後温泉には脱帽です。団子を食べ、湯船で泳ぎ、随分と楽しんでいます。                             赤手ぬぐいに因んで、今も道後温泉で貸し出されるのは赤タオル。                                     3 階の「坊っちゃんの間」では、夏目 漱石が通った頃の面影を今でも味わうことができます。

5月10日(火)道後の宿を8時半に出発し、四国に来たからには、四国でしか見られないという「四国カッコソウ」を見ようと山深い河野山「高縄寺」へ。

                                                    中型バスで地元のドライバーさんが、狭い林道を見事なハンドルさばきで連れて行って下さいましたが、到着が遅かったもので、ご住職が心配され、作務衣姿に長靴で山門で待っていて下さいました。9時半到着。

                                                花期は普通5月連休頃までらしいのですが、標高が約千mの高縄寺では2株咲いており、皆さんの歓声と四国カッコソウが恥ずかしいと言うくらい、シャッターの嵐でした。

                                               花弁はピンク色で葉や茎に白の細い繊毛があるのが特徴とのことです。           来た甲斐がありました。

高縄寺を10時20分に出発。 次は今治(いまばり)市へ。                        今治と言えば「タオル」、そんなことで「タオル美術館」に向かいました。11時15分到着。

                                                   今治タオル産地は、高縄山系を源流とする蒼社川の伏流水や霊峰石鎚山より流れ出た地下水など、晒しや染に適した良質の水が豊富にあり、これにより今治タオルの染色技術が向上し、伝統的な製法技術と最新技術を巧みに融合させながら、使い心地の良いタオルが生産できているとのことです。

その使い心地の良いタオルには、四国タオル工業組合による独自の品質基準が定められています。                                    その1つに、『タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内(沈降法)』というのがあります。                                これは、洗わなくても使い始めから水を吸うタオルということなのです。            今治タオルは汗や水分を素早く吸収し、お風呂上りに体を拭いても、汗をぬぐってもべとつかず、お肌にやさしいのが特徴です。  是非、ご利用ください。                                また、製造工程の見学やタオルを使用した様々なアート作品の展示もあり珍しい美術館です。

12時40分出発し、今治ICを12時58分に入り、愛媛県今治市と広島県尾道市の間の瀬戸内海に浮かぶ島々を9つの橋でつなぐ瀬戸内しまなみ海道を走りました。  好天であれば沢山の島々と各種の工法で造られた橋を見ることができたのでしょうが、あいにくの雨天で大きな橋が霧の中に消えていました。

しまなみ海道の中間地点にある島「大三島」に降り、日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社余りの分社を持つ神社大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を参拝しました。  13時45分到着。

何故、わざわざ高速を降りてまで神社を参拝したのか  

それは、私たち山仲間にとって是非とも参拝しなくてはならない神社だったのです。                                                                                                                                                         天照大神の兄である大山積大神を祀る神社で、海上安全の守護神として、日本の国土全体を守護する神として、また、その昔は水軍の武将たちの信仰も集め、「海の神」・「山の神・「戦の神」として尊称されていました。                                                そんなことであり、皆さんで今後の安全登山を祈願して来たのです。

伊藤 博文は自らを伊予の河野氏、河野 通春の子孫であると称しており、松山を総理大臣として訪問した際に、自分の先祖の土地であると集まった聴衆に語り、その際に石柱にある神社名を揮毫したものだそうです。

境内の中央には、樹齢約2600年の御神木である大楠が鎮座しています。        息を止めて3周すると願い事が叶うという言い伝えがあるそうです。                       昭和26年に国の天然記念物に指定されています。

14時25分、参拝が終了し、しまなみ海道から山陽自動車道にて岡山駅に向かい16時45分に無事到着しました。お疲れ様でした。                                         ドライバーさん、3日間行動を共にし2日雨にたたられながらも細かい御配慮を頂きまして、誠にありがとうございました。

 

 


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▲飯士山の花めぐり▲

2016年05月05日 | 私の見た山・登った山

関越自動車道の湯沢ICを降りて直ぐの所に見える『飯士山』(1111.8m)を歩いて来ました。

                                                 春先の山は沢山の花々が、この時を待ってたかのように咲きだすので、歩いていて楽しいですね。                                    ゲレンデ内では芽吹いたばかりのワラビやタラに芽を見ることができました。

ここ飯士山いいじさんは三角形の頂を持ち、上田富士とも呼ばれています。          湯沢ICから約4Kmの所にある岩原(いわっぱら)スキー場に10時05分到着。                準備運動を済ませ10時20分に出発。

                                                スキー場のリフトに沿って直登。                                      止めた車が見る見る小さくなって行くが皆さん元気。

リフトの終点であるゲレンデ最上部に10時50分着。

                                                        天気予報では晴れというか快晴の予定であったが、関越自動車道の関越トンネル(長さ11Km)を抜けたら雪、ではなく曇っていた。                            アズマシャクナゲ (花はほとんど山頂付近で見たものです。) 

ゲレンデ最上部の先は急登の登山道に変わった。 テングスミレ

                                                雑木林の中を登高中にポツリポツリと予定外の状況にビックリ。ムシカリ

                                               折り畳み傘は常に用意したいと感じた。忘れないように  イワウチワ

                                                    飯士山・神弁橋分岐通過、11時43分。 タムシバと飯士山です。

                                               山頂に近づくにつれ沢山の花々が姿を現し、花に夢中になっていたら天気の回復に気づかなかった。                                     飯士山・奥添地分岐通過、12時07分。                              下り始めてからは、素晴らしい天気になった。

                                                神弁橋分岐から飯士山山頂まで吊り尾根状になっていたが、30分ほどで山頂に立てた。12時13分登頂。

                                               山頂は三等三角点のある所とお地蔵様の立つ所と2か所の山頂広場があった。

                                               また、独立峰の山頂で天気良ければ上越国境の稜線や運良ければ佐渡島も一望できるという山なのですが、明るくはなったものの稜線上の雲は動かず残念であった。            でも白いショウジョウバカマやイワナシが見られたことは幸運でした。

ピンクが可愛いイワナシです。

昼食を済ませ、12時50分下山開始。                            登りは岩原コースをつめたが、下りは奥添地コースへと変化あるコース取りをして、違う景色を楽しみながら歩いた。 

                                                  奥添地コースはガレ場やロープのある岩場があり、岩場は嫌いという方がいられたが皆さんのサポートにより難なく通過、多少の変化は楽しいものです。

冬であればスキー客で賑わっていたであろうレストハウス通過、13時25分。         振り返れば富士山のような新緑の飯士山が青空の中に聳えていた。

また、上越国境の稜線も見え、気持ち良く広がる大パノラマを前に、皆で深呼吸をした。                                         広い道を歩いたり、可愛いワラビの新芽を見たりしながらゲレンデ内を駐車場に向かって直滑降で下山した。                                          岩原スキー駐車場に15時丁度、全員無事下山しました。

                                                      天気が回復し、沢山の花の観賞が存分にでき、皆さん大満足の山行でした。春は良いですね。

 


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