素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 西天狗から天狗の奥庭を通り黒百合平経由で下山 ▲

2022年10月18日 | 日本二百名山

双耳峰である天狗岳の西天狗(標高 2646m)を目指す。

曇天ではあったが遠望の山々を充分に楽しめたので良かった。

東天狗を 11時に出発し、山頂から往路を少し戻り西天狗への道に取り付く。          滑り易いザレ場の斜面を落石に注意しながらジグザグに下り、吊り尾根状の広い鞍部を進み、ハイマツの中に延びる登山道を登り返す。

山頂に近づくと傾斜が増し、岩がゴロゴロしたガレ場を登れば東天狗より広い山頂に出る。  西天狗登頂、11時 18分。 

周囲をハイマツに囲まれた山頂には、二等三角点 の標石と小さな可愛い石仏様 が迎えてくれた。

西天狗山頂から南東方向のパノラマ。

左が東天狗 、右に下って根石岳、その右に根石岳山荘、その後ろの爆裂火口壁の山が硫黄岳、硫黄の右のピークが八ヶ岳の主峰「赤岳」、その右の小さなピーク中岳、中岳の右が阿弥陀岳。

西天狗から南側の雲海。                                北側には樹海が広がり、その先に台形の蓼科山が立ちはだかっている。少し右には雲海の上に槍穂高が島のように見えた。

貸切の静かな山頂で東天狗とは一味違う展望を楽しみ往路を戻る。出発、11時 50分。                  西天狗側から東天狗を望む。

東天狗を通過し、すりばち池分岐まで戻り、左の溶岩台地である天狗の奥庭を目指す。    中山峠・すりばち池分岐通過、12時 15分。

眼下に、これから向かうすりばち池や黒百合ヒュッテが見える。

東天狗の北側は急斜面のガレ場下りで慎重に歩を運ぶ。

下りが終わると、大岩が積み重なる広い溶岩台地 となり、大岩を踏み外さぬよう慎重に進む。

白ペンキで表示された印を拾いながら、歩き易いルートを選ぶ。                   天狗の奥庭通過、12時 40分。

大岩の上をピョンピョンと進むのだが、絶対踏み外してはいけないので慎重になり自然と汗が流れ落ちる。

登山でも溶岩台地の上を歩くことは少なく、緊張していたせいか長く感じた。       そんな中でも北八ヶ岳独特の縞枯れ現象や綺麗に紅葉したウラシマツツジが見られた。

13時 10分、天狗の奥庭を抜け黒百合平に建つ黒百合ヒュッテがようやく見えた。

ヒュッテ到着、13時 15分。 10分の小休止。

黒百合平から渋の湯までは往路を戻る。                                   唐沢鉱泉分岐までは岩のゴロゴロした沢状の下りで、木道、金属製の橋、苔に覆われた岩や木の根の全てが 滑り易く、登山の最終部分でもあり慎重に下った。

唐沢鉱泉分岐通過、14時丁度。

唐沢鉱泉への道を左に見送ると、広い尾根上の登山道を緩やかに下る。           渋の湯・八方台分岐通過、14時 20分。

八方台分岐からの下りでは、キノコ類 が良く目についた。

下りが急になり対岸の冷山山腹が見える様になり、渋川の流れが大きく聞こえて来た。

出発点、渋の湯バス停前に 15時、無事下山しました。   

渋御殿湯から下る「湯みち街道」が工事中であり、急いでも下れず日帰り 湯で汗を流して帰途に着いた。

 

 

             ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 八ヶ岳中央部の天狗岳を歩く ▲

2022年10月15日 | 日本二百名山

今迄、歩いたことのない八ヶ岳の中央部にある好展望の双耳峰 『天狗岳』に挑戦して来ました。

南八ヶ岳のアルペン的で男性的な要素と、北八ヶ岳の穏やかで神秘的な雰囲気を併せ持っている所です。

天狗岳は二峰の総称で、東天狗は赤天狗(標高 2640m)、西天狗は青天狗(標高 2646m)とも呼ばれています。

クロユリやコマクサなど高山植物も豊富で、各登山口には 温泉があり、四季を通じて登れる山として、とても人気があります。

天狗岳への登山コースは数多くありますが、ここでは渋の湯から黒百合平経由で天狗岳に登るコースをご案内いたします。

                            

 

渋御殿湯前の渋の湯バス停を6時半 出発。

渋川沿いの右岸を進むと直ぐに小さな建物の登山指導所が見える。 登山届ポストが設置され、登山届の記入用紙も備えられ、未提出の方はその場で記入できます。

指導所横の橋を渡り左岸へ、渡ると直ぐに高見石と黒百合平への分岐標示板が見えるが、ここは黒百合平への進路を取る。苔むす針葉樹林の中をジグザグに登って行く。

尾根北側の山腹を巻くように登ると、再び高見石への分岐標示が現れるが見送り、そのまま急登を登り続け傾斜が緩やかになると渋の湯・八方台分岐に出る。                   渋の湯・八方台分岐通過、7時 30分。

分岐からはダケカンバや針葉樹の中の尾根道を緩やかに登って行く。            尾根を越え右手の谷へ下って行くと窪地の唐沢鉱泉分岐に出る。 鉱泉分岐通過、7時 55分。

鉱泉分岐を過ぎ黒百合平までは薄暗い樹林帯の中の岩がゴロゴロした涸れ沢のような道を延々と登り続ける。

この登りは普段は涸れ沢のようであっても上流の水たまりを見れば、ひとたび大雨でもあれば涸れ沢どころでは無くなると思う。

大きな岩の沢山ある中をやっと登り、ホッ とした瞬間に黒百合平の一角に建つ 『黒百合ヒュッテ』 が目の前に現れる。                                     黒百合ヒュッテ着、8時 43分。 小休止して9時出発。

ヒュッテは建物内部の改装中で沢山の作業員の方々が忙しそうに働かれていた。

黒百合平は盆地状の優雅な草原で名前の通りクロユリの群落が有ったようですが、一時激減し見られなくなり、その後の植生保護の成果があり、他の高山植物を含め、再び見られるようになったようです。 夏には見てみたいですね。

宿泊はできると思うけど、テント場には3~4張のテント泊を楽しまれる方がいた。

ヒュッテから中山峠までは樹林帯の中に木道があり、5分で行ける。

中山峠は八ヶ岳が南北に連なる主稜線上にあり、岩のゴロゴロした狭い峠ですが十字路となっている。(9:05~9:10)

峠からは右の南方向に進路を取り、尾根道で目的の天狗岳(東天狗)に向かう。       エッ  見上げると東天狗があまりにも高くチョットビックリ。

稜線の左側は断崖となった天狗岳の爆裂火口が大きく広がっているのに驚く。        あまりにも火口が大きく左側の一部のみ。足元から断崖となっている。

左に切り立った岩壁を見下ろしながら 登ると右手には天狗の奥庭が見え、 手前に「すりばち池」(白く光っている所)が見え、右手に先程 小休止した「黒百合ヒュッテ」、一番奥の山は日本百名山の「蓼科山」。

次第に傾斜が増し、森林限界を超えハイマツ帯を急登すると天狗の肩に出て、すりばち池からのコースと合流する。合流地点通過、10時 20分。  

この先は岩尾根となり、天狗の鼻と呼ばれる岩峰を右に巻くと東天狗の山頂が見えた。

ザレた斜面を登れば東天狗(標高 2640m)の山頂に出る。登頂 10時 40分。

山頂からの展望は360度の大パノラマ。                         北八ヶ岳の森と湖の温和な山々、南八ヶ岳の切り立った岩峰の峰々が堪能できる。          北方向を望む。 手前右の岩峰が天狗の鼻、中央一番奥の山が蓼科山。

南方向 は中央に爆裂火口壁を見せるのが硫黄岳、その後ろに赤岳、右に阿弥陀岳が見えた。

次は双耳峰の西天狗(標高 2646m)別名 青天狗に向かいます。

 

 

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☯ 森と水のハーモニー ☯

2022年10月13日 | 癒し

八ヶ岳中信国定公園の中央部に位置する奥蓼科を訪問時に立ち寄りました。

水面が穏やかな時には、鏡のように周囲の風景が映り込み、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 

    ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 鈴ヶ岳から大沼(おの)湖畔経由で戻る ▲

2022年10月05日 | 私の見た山・登った山

時間に余裕があり、同じ道を戻るよりも違った景色の見える方が楽しいので周回コースを選択した。 10時 45分、鈴ヶ岳 (標高 1564.7m)山頂を後にした。

鈴ヶ岳は独立峰なので、360度の景色が楽しめるかと思っていたが、山頂周囲は木々に覆われ残念ながら大展望は得られなかった。

山頂で 20分ほどノンビリ休憩して大ダオまで戻る。                        山頂直下は岩場にロープが設置されている急降下なので、慎重にゆっくり下山。

11時 08分、登山道の十字路である大ダオに着いた。

この十字路を北回りで関東ふれあいの道まで下る。

北側の下りは、今迄のコースとは雰囲気がガラリと変わり、山深さを感じるカラマツ林の中で苔むした岩の上に生えるシダが沢山見られた。

薄暗く深山の空気に包まれた中を下ると枯れ枝が落ち、苔むした登山道では踏み跡が消えており、何度か道を見失った。

この時、同行の友と以前 滋賀県の比良・湖西の山『武奈ヶ岳』へお客様をご案内した時、台風一過の登山であり、枯れ枝が落ちたりで道の判別がつき難く、沢の徒渉や滝壺の下を腰まで水に浸かり必死でお客様を誘導した思い出話に花が咲いた。

私は最後尾を担当していたが、同行の方は先頭を担当していたので、今の様にスマホにGPS付登山アプリが有ればともかく地図に 頼る頃で、後方から見ていて立ち止まり何度も確認する姿が見えた。今でこそ笑いながら話せるが、当時はお互いに必死だった。

 

登山は色々な場面を歩き、野性的な 感覚を養っておく必要も感じた。

11時 45分、関東ふれあいの道に出た。

出た道が『関東ふれあいの道』で、出張峠(でばりとうげ)に向けて深山(みやま)と逆方向に進む。                                         登山道の横には沼尾川が流れ、その左岸を進み橋を渡ってからは川から離れ、サワグルミや山栗、ミズナラの巨木が生える中の登りが始まる。

出張峠が近くなると勾配も急になり、長い木製階段が延々と続き苦しい。

12時半、出張峠到着。 疲れていたがピストンで出張山(でばりやま)に登った。

出張峠から近いので向かったが、登山道は細く急で厳しかった。                    12時 40分、出張山(標高 1475m)着。

出張山山頂から見た大沼。 正面の山は駒ヶ岳(標高 1685m)最高峰の黒檜山(くろびやま)は左の木の陰。

出張山への途中で見つけたリンドウ。疲れている時にはとても癒されます。

出張山からは出張峠に戻り、大沼(おの)の湖畔である沼尻に下る。沼尻通過、13時 10分。

湖畔を 10分ほど歩いて青木旅館の横にあるスキー場 を登り、見晴山に向かう。           この時期は斜面のススキがとても綺麗でした。                          

ススキの根元にはヤマラッキョウ やノコンギク 、ワレモコウなどの可憐な花々が見られた。

スキー場の斜面を登り切り、クマザサの深い道を進むと見晴山に出た。 通過、13時 38分。

見晴山を過ぎて白樺牧場の柵の横を進むと、直ぐの所に展望台があった。 

展望台を下ると車道に出るが、車道脇の散歩道を進み赤城山総合観光案内所に 13時 50分到着。

ここから新坂平駐車場は直ぐなのでノンビリ案内所内を見学した。

赤城山には多くの文学者が訪れていることを知った。

高村光太郎(1883~1956)詩集『道程』や『智恵子抄』の詩人としても名高い、偉大な芸術家であります。 少年時代から富士山や赤城山に親しんでいたそうです。

交通機関の不便であった頃に多くの文人墨客が訪れ、現在よりも自然豊かであった当時を絵画や文章で残してくれています。                                そんな赤城山を好天の中ノンビリ歩けて最高でした。アカヤシオの頃、また歩いてみたい。

この夏は天候不順でスッキリした山歩きが出来なかったが、ここで挽回できた。

 

 

      ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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