素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌸 曽我の郷 🌺

2022年02月18日 | 春景色

暖かな日に曽我の梅林を歩いて来ました。                         今年は寒いせいか、まだ少し開花が遅れているようです。

曽我の地は古く『曽我郷』と呼ばれ、これまで梅の花がかおる里、曽我兄弟のふるさとの地として知られてきました。

曽我の郷の魅力は、緩やかに起伏する曽我丘陵の所々に雑木林が残り、谷間には清らかな水が流れ、その沢の奥には滝が懸かって、しっとりと落ち着いた風情も懐かしいところです。

梅林の続く中の細道は鎌倉時代からの伝承を語る古道で、道端には宝篋印塔・五輪塔・石仏など、石造建造物も少なくありません。                          そして振り返れば、足元の足柄平野の先には相模湾が陽に光り、箱根連山が展開し、晴れた日には富士ものぞいています。

このように美しい風景の中に、数多い史跡や文化財を秘めている地が曽我の郷であります。

梅林内は緩やかな傾斜は有るものの、ブラブラ歩きながら観梅するには気になりません。

青空に紅梅や白梅そして、葉の出る前に直径2cmほどの香りのよい黄花を下向きにつけるロウバイも見かけました。

梅も葉に先だって開く花は5弁で、ロウバイ同様 香気が高く顔を近づけると、とても良い香りがします。

色鮮やかな花を見たり香りの中にいると、風は冷たいが直ぐそこに春が見え隠れしています。

                                                             

                        

 

春さき、梅の花を、チラホラ見かける頃ほど、平和と日本の土の香を感じるときはない。

私は梅が好きで、いつか「梅」の随筆をまとめてみたいと思っている。

梅に関する折々の感興や話題を古今に集めたら、たちどころに一冊にはなる。

                   吉川英治著 『梅ちらほら』抜粋

                                           

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 高松山から第六天を往復す ▲

2022年02月09日 | 丹沢山塊

暖かく天気も良いので、このまま下山せず東にある第六天まで往復することにした。

広くしっかりした尾根道の「高松山尺里峠コース」である。

当初は尺里集落から高松分校~第六天(尺里峠)~高松山~ビリ堂~尺里集落と反時計回りのコースを予定していたが、新東名高速の工事で計画が狂った。

「高松山ハイキングコース」と矢印で表示されていた標示板に気をとられたが、本当は高松分校の方へ行けたのかもしれない❓ 

 

山頂からの景色は最高で、静かであり暖かいしとても気持ち良かった。           11時10分に山頂に到着、30分ノンビリ過ごして11時40分、第六天に向けて出発。

登りながら景色を見ることにして一気に第六天まで下った。到着、12時 05分。

案内板には ❝ 尺里(ひさり)峠 ❞ を通称【第六天】という表示がされていた。

 

  虫沢【第六天】再建経緯の解説                                 高松山の登山口の一つであるここ尺里峠 (通称「第六天」という)には、旧来第六天を祀る御堂が建っていたが、昭和 10年前後に どういう事情か山北町岸の天社神社に移転合祀(ごうし)されたという。(虫沢地区古老の話)

その後は、この広場の馬頭観音石像 の隣に小さな石碑としてひっそりと形を留めていたが、それも戦後のいつ頃からか消失してしまい台座の石だけが残っていた。

近年になり、虫沢古道を守る会の手により、周辺の山道が整備されるに従い、主なき台座が忍び難いとの声が上がり、同会の発願寄進により第六天の石碑 『他化(たけ)自在天』が新たに建立(正面から見て左側)の運びとなり、平成24年(2012)10月6日(土)関係者参列のもと、石碑除幕そして開眼供養式が執り行われました。

なお、【第六天】とは火災、盗難除けなどと、更には家内安全、五穀豊穣の功徳を招来する神霊であるといわれています。

第六天の他化自在天を参拝し 12時15分、高松山に向け出発。登山道は広くて気持ち良い。

12時 20分、富士見台通過。

12時 25分、桜平通過。 この尾根伝いは桜の木が多く3~4月は綺麗だと思う。

真弓ヶ丘通過、12時半。

この辺りはニシキギ科の落葉高木《マユミ》が多いので、この名があるようです。      初夏に淡緑色の小花を多数つける。角張った球形の果実は熟すと4裂し、赤い種子を現す。  材は器具用に利用されるようです。

登りの続く尾根のうち一部平坦地の「馬ノ背」通過、12時45分。

12時50分、男坂・女坂分岐を通過。

高松山山頂まで直登の厳しく長い階段に挑戦、これが男坂。

長い階段を登り詰めカヤト原の山頂に戻る。12時55分 

南東方向の江の島方面、かすかに江の島が確認できます。

南方向の足柄平野と霞んで右手に真鶴半島が確認できました。

高松山山頂からの遠く左の愛鷹連峰と富士。

高松山は往復4時間半、ノンビリでも5時間見れば楽しめる山で、是非お勧めです。       冬は陽だまりハイクといった感じですが、春先からは桜や沢山の花が見られます。

この山は、田中澄江著書『花の百名山』でも紹介された楽しい山です。 

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 貸切の高松山 ▲

2022年02月03日 | 丹沢山塊

山頂が広々して大野山に似た ❝高松山(標高 801m)❞ へ。

私が小学生の頃、高松山の麓にある高松集落内の『高松分校』から担任の先生が赴任されてきました。

十年一昔と言われますが、もっともっと昔のことです。

舗装された道路も少なく、町中を走る車も凄く少ない頃でした。

その先生は子供の気持ちにとても優しい先生で中学生、高校生になっても記憶にありました。 その先生に驚いたのは、優しさだけでなく女性でありながら当時、自家用車通勤をされていたのです。                                        今でこそ女性ドライバーは当たり前の時世ですが、当時は子供心に「凄い」と感じ、車を見せて頂いたりしました。

 

今でも心の隅に そんな思いがあり、気分転換に出掛けてみようと地図を見ていたら、そうだ『高松分校』を見たいと思い高松山へ向かいました。

 

御殿場線の山北駅を8時半出発。                                   中学校への通学時に歩いた頃に思いを馳せ、歩きながらの風景の変化を楽しんだ。      東名高速道路下の尺里(ひさり)地区にある公衆トイレに8時 50分到着。

白いコンクリートの柱が一杯あるのに驚いた。 

そこからは尺里川の右岸を北に進む。

尺里川に沿って道なりに進み、その先は新東名高速道路の建設工事が急ピッチで進められていた。令和5年4月 16日までの工期となっていた。

9時、「高松山ハイキングコースはこちら」と案内板が設置され、それに沿って進む。    右手に見える丸山の山頂 には、 ❝ 株式会社トヤマ ❞ (精密機械製造)が見えますが、本当にどちらから見ても丸い山です。

上に登って行くにつれ大規模な工事が進められていた。

この先は登山道が鉄パイプで作られた通路や階段に沿って工事現場を通過。9時 20分

工事現場を抜けた所に高松山への案内図があった。                       それを見て予定のコースと違っているのを知り、そのままビリ堂経由で高松山を目指した。

当初計画は高松集落にある『高松分校』を見てから高松山を目指す予定であったが諦めた。

ハイキングコースの案内板から上部は普通の登山道に変わった。

鉄塔 № 369 を 10時 05分 通過し、緩やかな登りが続く。

馬頭観音石像2体と中央に石碑があった所を通過、10時 17分。

樹林帯の中の緩やかな登山道を軽快に登り詰める。

10時半、大小の石像が1体ずつ建てられた木立の中の『ビリ堂』に到着した。

ビリ堂(標高 678m)は、東方面の観音沢と西方面の太田沢の尾根筋に位置し、このハイキングコースは、昔から花女郎路といわれ山北、ビリ堂、高松山、ヒネゴの頭の尾根筋を通り八丁集落に通ずる路であったとのことです。                             ここは、夜になると動物たち(鹿、イノシシ、穴熊、狸、キツネなど)の運動場になっているようです。

花としてはに、エイザンスミレ、ミツバ、は、てんなんしょう、オオバギボウシ、は、フシグロセンノウ、モミジガサ、ツリガネニンジン、は、カンアオイなどの野草が咲き乱れる花の山であります。                                        ビリ堂のいわれ由来は、一番びり、最後にある観音堂のためビリ堂と呼ばれています。   

 

5分の立ち休憩を取り、最後の詰めで高松山山頂を目指す。                    整備がされている長い急階段を、一歩一歩踏みしめながら ゆっくりと高度を稼ぐ。

長い階段を登り切り、分岐の尾根に出る手前数十mの登山道は、どこが道だか判らないほど荒れていてビックリした。 

ビリ道分岐の道標のある広い尾根に出た。通過、11時 05分。                   道標には山頂まで、あと5分とあり力が湧いて来た。

緩やかな登りであり、速足で山頂に向かう。

高松山山頂到着、11時 10分。

山頂はカヤト原であるが山頂付近一帯は綺麗に刈り取られ広々として気持ち良かった。 

暖かくて、貸切りのテーブルベンチでノンビリ昼食休憩を取った。

 

    ※ 次に高松山から第六天までの高松山尺里峠コースを往復します。

 

      ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

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