素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 桧洞丸登山 ▲

2012年05月27日 | 丹沢山塊

5月下旬の山頂付近ではシロヤシオツツジ(別名⇒ゴヨウツツジ)が見事に咲きます。                                                      5月27日(日)には桧洞丸(1,601m)山頂にて安全登山を祈願した山開きが開催されます。                                            混雑が予想されるので、前日に歩いて見た。

このコースは、丹沢山塊が国定公園に指定されたのを記念して切り開かれたコースだそうです。                                                 天気は良く、新緑のなか森林浴をしながら歩くのは最高です。                  このコースは山頂直下までほとんど樹林帯の中を歩くので日焼けの心配も無く涼しい。           けど、久し振りに歩いた事と汗かきの私には樹林帯の中だろうと外だろうと、関係なく汗が噴き出した。 

登りは50分歩いて10分の休憩と1時間サイクルで進んだ。                夏山を目標とした準備登山でもあり、今回は地図上の標準タイムを守った。

ゴーラ沢を渡り、北東前方に造られた階段から桧洞丸に向けての急登な尾根に取りつく。樹林帯の中から見る若葉は眩しい陽光に当たり緑輝き、それをまたバックの青空がより一層引き立てていた。

ゴーラ沢出合から取りついた尾根の中間地点に展望台ベンチがあり、以前にここから富士山が見えた事は無かったが、何と今回は雪化粧の美しい山姿を見せてくれた。                                                                                                同じコースを何回歩いても、いつも同じか? そうで無いところが旅と同じで嬉しい所ですね。疲れも飛びます。

稜線に出る手前からシロヤシオツツジの純白な花弁が目に付き出した。          このツツジを目的に皆さん登山されているので、絶好の被写体と人気を博しカメラに収められていた。                                         花を生かすための青空の演出も素晴らしかった。

この辺りまで高度を上げて来ると、このコースがとても良く整備されている事が実感できます。                                        木でしっかり作られた階段、そして木道、急に尾瀬に来たような気分になってしまいます。

                                                                               山頂も近いけど、登りも後半に近く、疲れて来た所の1歩1歩足を上げなくてはいけない階段は辛いものがありました。

そんな厳しさ、辛さを吹っ飛ばしてくれるのがコバイケイソウの群落、この群落保護の為、木道が整備されています。                          このコバイケイソウの白い小さな花が円錐状に多数つき、一面を覆うことを想像すると興奮しますね。 7~8月に狙ってみたいと思います。

また、西丹沢はブナの原生林でもあり、大木が林立する景色は圧巻であります。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🐾 富士と花そして「いやしの里」根場を歩く 🐾

2012年05月19日 | 春景色

天気が良くても、富士山が見える日は中々少ない。                      ところが何と今日は久し振りに富士の姿が見えた。                                     どうせ撮るなら富士の見える時と思い出かけることにした。                                                                            朝9時頃のニュースで「中央高速が30Km渋滞」と報道していたので、高速は避けノンビリ田舎道を選んで新緑を楽しみながら絵になりそうな場所を探した。

静岡県小山町では、すでに田植えは済んでおり、その水田に映る富士山を撮りたいと走り回ってみたが良い場所は見つからなかった。                    そこで道の駅『すばしり』により、観光案内所を訪ね「富士周辺の見どころガイド」と言うパンフレットを頂き、撮影地を決定した。

春は花、富士山の周りには四季折々の花を見られるところが沢山あります。                                                                ところが今年は天候不順により例年よりも咲き具合は今一でしたが、花に比べると新緑が素晴らしかった。                                目に優しい新緑、あの清々しさに深呼吸である。                        バックの青空が、より一層引き立ててくれた。

その青空、午後になると雲が発生し白さが増して富士の姿を隠してゆく。       富士山に茅葺屋根の家屋、これは日本の原風景には欠かすことの出来ない宝物であります。                                           このような絵を見ると誰もが懐かしい日本の故郷を感じられるのではないでしょうか? 

岐阜県の白川郷、富山県の五箇山相倉集落、京都府の美山等、何度行っても飽きない不思議な場所です。

富士五湖の1つ西湖、この湖畔の北西に位置する根場(ねんば)地区は、かつて『かぶと造り』の茅葺民家が建ち並ぶ、誉れ高い集落だったとの事です。            その集落が昭和41年(1966年)の台風により甚大な被害を被り、集落のほとんどが消滅してしまいました。                               その地に40数年の歳月を経て、富士山と共に昔懐かしい茅葺屋根の集落が甦り、地域の歴史や文化を伝えています。 

こちらの『いやしの里』根場には20棟ほどの茅葺家屋があり、その中の1つ「くつろぎ屋」と言う建物では地域のおばちゃんが囲炉裏のそばで、お茶の接待等、心のもてなしで迎えて下さいました。                             ここはイベント会場にもなっており、運よく中国の民族楽器『二胡』の演奏を聴く事が出来ました。                                    演奏グループ《二胡の風》はシニアの方3名で、二胡を含めギター、パーカッションで、ゆったりとした演奏を聴かせて頂きました。                    二胡のソフトな音色は最高ですね。   

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新緑の三保ダム

2012年05月13日 | 史跡・名勝探訪

桜が終わり、ホッとはしていられません。西丹沢も新緑の季節となりました。                                                               5月下旬の西丹沢『檜洞丸』(1,601m)の山頂付近では、シロヤシオツツジ(別名:ゴヨウツツジ)の群落があり、毎年5月下旬に西丹沢山開きが開催されております。                                    運が良ければ満開のシロヤシオを見る事が出来ます。 楽しみですね。                                                          西丹沢自然教室からツツジ新道コース経由で檜洞丸往復約5時間です。

そこへ行くには、三保ダムの建設によって誕生した『丹沢湖』を通過して行きます。  丹沢湖近辺はアウトドア施設が沢山あります。                               湖畔のサイクリングコース、ボート、カヌー、キャンプ場、温泉、毎年2月には神奈川県の実業団駅伝も開催されております。                             そして桜も紅葉も素晴らしい所です。ワカサギ釣りもできますよ。

丹沢湖の中央に永歳橋と言う橋がありますが、その手前に丹沢湖記念館や三保の家があります。                                       記念館は丹沢湖誕生の写真やビデオ上映があり、縄文遺跡出土品の展示などもあります。また、三保の家は湖底に水没した世附(よづく)にあった約120年前の民家を移転復元したもので、中には当時の生活用具や写真が展示されています。

さて皆さん、「丹沢湖の水はどのように利用されているのか?」ご存知ですか                                                   まず、丹沢湖の水は河内川・世附川・玄倉川の綺麗な水が3河川から流れ込み、5,450万立方メートル貯えることが出来るそうです。                湖に貯えられた「綺麗な水」は、酒匂川に流され、6カ所の発電所を通り、足柄平野の農業用水としても利用されています。                         更にダムから28km下流の小田原市にある飯泉取水堰(いいずみしゅすいぜき)で水道用水として1日最大約180万立方メートル取水され、残りは相模湾に注がれます。

ここで取水された水の10パーセントは小田原市民の水道用水として使われ、残りの90パーセントは、ポンプで伊勢原市、相模原市、川崎市にある浄水場に送られ、横浜市、川崎市をはじめ県内の水道用水として家庭や工場などに届けられています。                                        このように、この地域の『綺麗な水』は神奈川県内の飲料水として利用されているとの事です。

この綺麗な水で育った女子マラソンランナー『尾崎好美』選手が今年のロンドンオリンピックに出場します。皆さんで応援しましょう! 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆鉄道ジオラマ『デゴイチ』◆

2012年05月06日 | 癒し

3歳の子に、去年実際の走行音と共に煙を出し走る汽車をプレゼントしてから鉄道に非常に興味を持ち出した。                                    パトカーや救急車もあるのに、電車の方が好きらしい。                 新幹線、阪急、大雄山線、JR、こまち、はやぶさ等、私よりも詳しい。

ゴールデンウィークの前半は天気が良くないようなので、室内で見られる鉄道ジオラマでも見せてあげたら喜ぶだろうと思い出かけた。                  場所は東山区の花見小路新門前通東入ル。                      八坂神社の門前町として栄え、今も伝統と格式を誇る京都一の花街『祇園』の中である。                                          直ぐ近くに巽橋(たつみばし)があり、観光客であふれていた。

私も以前にパンフレットで見ただけなので、小さい子が入っても大丈夫なのか不安はあったが、食事もできる鉄道レストランで大人も子供も楽しめるようで安心した。     大人の人はトランクに格納した自分の電車を持ち込み、真剣な顔をして走らせていた。

鉄道ジオラマは縦5m、横25mと広大で入店して、チビちゃん興奮と大喜びで食事が運ばれても中々席に着かない。                           そんな私も店内に所狭しと並べられた、鉄道雑誌、沢山の模型、実際の機関車や電車の部品、電車の名入りTシャツや靴下等、見る物に飽きない。

従業員の方は駅員さんのように制服を着用され、お客さんはカメラ付き列車を運転すると目の前のモニターで運転席からの景色を見ながら走らせ、ちゃんと運転手の帽子をかぶったりするので、雰囲気満点で大喜びである。

鉄道ジオラマの回りがテーブル席になっており、走り来る電車を見ながら食事が出来るので、チビちゃん興奮冷めやらず、勢い余ってジュースのグラスを落として割ってしまい、急に真っ赤な涙目。                               でもすぐに駅員さんが来て綺麗に処理して下さり、落ち着きました。                         本当に鉄道マニアの方には楽しい所だと感じました。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賀茂競馬観戦

2012年05月06日 | 世界遺産

下鴨神社と並ぶ京都最古の神社の1つで、5月15日の葵祭で名高い上賀茂神社を参拝した。                                        正式には『賀茂別雷神社』(かもわけいかづちじんじゃ)と言い、王城鎮護の神、山城国一ノ宮として信仰され、伊勢神宮に次ぐ高い格式を誇った。

神代の昔、本殿の北北西にある秀峰神山(こうやま)に御降臨になり、天武天皇の御代(678年)現在の本殿に御鎮座となった。                   二ノ鳥居を入ると、細殿(ほそどの)の前に一対の立砂(たてずな)がある。         円錐形の麗しい御神体山である神山を形どったもので一種の神籬(ひもろぎ)《神様が降りられる憑代(よりしろ)》であるとの事です。                                                                         鬼門、裏鬼門にお砂「清めのお砂」をまくのは、この立砂の信仰が起源だそうです。

4月29日に参拝したのですが、5月1日には、5月5日の競馬会(けいばえ)神事に出場する馬足の、優劣を定める足汰式(あしぞろえしき)があるため賀茂競馬の方々の練習風景を見る事が出来ました。

以前に参拝した時は競馬会神事がある事など知らなかったので、一ノ鳥居をくぐり、目の前に開放感のある広大な境内にビックリしました。                  今回はその境内に神事の準備として競馬のコース柵が設けられ、そのために広い境内が設けられていることに納得しました。

自分も神事用の馬が目の前を疾走して行く光景など初めて見るもので、3~40分コース脇に張り付いて、カメラを構えながら観戦しました。                スタート方向に目をやると、飼育員の方に抑えられながらも、興奮して跳ね上がるような光景も見られ、疾走する馬を流し撮りでとらえ様としたが、あまりにも、引き付けて撮ろうとすると、中々上手い具合にフレームに納まらない。

鼻息荒く、蹄(ひづめ)の音を響かせて疾走する光景に感動を覚えました。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薫風の糺の森へ

2012年05月06日 | 世界遺産

5月を迎えると、京の町は京都三大祭の一つ『葵祭』の季節の到来です。                       午前中の爽やかな時に糺(ただす)の森を歩こうと下鴨神社に向かった。 

山科を出発し国道1号に出たが、早くも車の量が多く、東山隧道に向け勢い良く駆け上がっていた。                                                このまま進むと東山五条の交差点が込み合っていると思い、東山隧道を出てから東山ドライブウェイに入り三条通りへ抜けることにした。

今日も天気は最高で、日中30℃を超えそうである。                                               雲も無いので、途中にある将軍塚に寄って見た。東山の高台で京都市街が一望できる。          京都市街を俯瞰出来るので、街の形が理解し易い。                   中段の右手に見える塔が京都駅前にある京都タワー、左手に見える五重塔が東寺の五重塔です。見にくいですが、分かりますか? 

その後、鴨川を北上し、大原方面から流れる高野川と上賀茂神社の方から流れる賀茂川の合流点近くにある下鴨神社を訪問した。                         正式には『賀茂御祖神社』(かもみおやじんじゃ)と呼ぶようです。                                                         京都は鴨川を中心に町づくりがなされており、鴨川の下流に祀られているお社と言うところから「下鴨さん」とか「下鴨神社」と親しく呼ばれているとの事です。             鮮やかな朱塗りの門は桜門です。

10時前に到着。                                清々しい空気の中の『糺の森』を散策しようと、沢山の参拝者であふれていた。                                     平安京以前の原生林の植生を伝える貴重な自然林で、本殿2棟(国宝)と社殿53棟(重要文化財)を含め、平成6年に世界文化遺産に指定されました。

下鴨神社の御神紋は「双葉葵」という植物で、御守などに様々なところに使われています。                                      昔は「あふひ」と書かれ「あふ」は「会う」、「ひ」は神様のお力を示す言葉で、神様の大きな力に出会う植物が「あふひ=葵」であると伝えられています。

境内の東側に御手洗社とみたらし池があり、夏の土用になると清水に足をひたし無病息災を祈る。                                      池から湧く水あわを形どったのが、みたらし団子の名となったようです。 

 

                                                    


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🐾 新緑の京都散策 🐾

2012年05月05日 | 京都の四季

今年の桜は開花が例年よりも遅かったようですが京都も同様で、開花が宣言されて数日で散ってしまったようです。                          これは観光客をその時期の最高の場所に案内しているタクシーの運転手さんから聞いたものです。                                     紅葉の時期よりも桜の時期は短いし、最高の時期に訪れることは、とても難しいですね。

そんな事で、この時期ここなら間違いないと思った、京都きってのキリシマツツジの名所長岡天満宮を訪ねてみました。                      門前の八条が池の中堤に植えられた樹齢約130年のキリシマツツジが深紅の花を咲かせていました。                                  訪問は4月28日でまだ蕾も見られましたので、ゴールデンウィ-クの頃が素晴らしいと感じました。

次は、四季折々の花が咲く花の名所として有名な『梅宮大社』を訪問しました。                                                       花以外には「日本第一酒造の祖神」・「子授け安産の神」・「学業、音楽、芸能の神」として信仰されている神社でもあるとの事です。

本殿の裏側に広がる池泉回遊式庭園の神苑は入口より菖蒲、かきつばた、つつじが咲耶池と参集殿の回りに見られ、八重桜、紫陽花、椿、梅等沢山の花を観賞する事が出来ました。

次に、修学旅行の定番先の1つである金閣寺に寄りました。                                                        この日は真夏の陽気となり、タクシーの運転手さんから丁寧に「水を持って歩いて下さいね」と忠告を頂きました。                                      お釈迦様の骨をまつった舎利殿「金閣」が特に有名なため、金閣寺と呼ばれていますが、正しくは『鹿苑寺』と言い、臨済宗相国寺派の禅寺です。                (1994年、世界文化遺産に登録されました。) 

二条通りの高瀬川沿いを散策し、高瀬舟を見学。                       川の西方の掘割を一之船入と言うようです。                                     高瀬川は慶長16年(1611)頃、角倉了以が開いた運河で、ここを通行する高瀬舟の荷物の上げ下ろしをする船溜所を船入と言った。                     角倉了以は保津峡の開発等、数々の土木工事を成功させており、京都の中心部に物資を運び入れるため、この川を開いたもので、この辺りを起点として鴨川の水を取り入れ鴨川に並行して十条まで南下し、更に鴨川を横断して伏見に通していた。                                底が平たく舷側の高い高瀬舟が盛時には百数十隻が上下し、大阪などの物資を運び入れていたようです。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする