素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

❀ 富士芝桜 ❀

2013年04月21日 | 春景色

首都圏最大級、約80万株の芝桜が富士山麓の広大な敷地に咲き誇っていました。 好天の中、鮮やかな色のコントラストがとても美しい。

本栖湖には『竜神伝説』があり、かつて本栖湖に棲んだ竜が、お山の噴火を知らせ、村人を救ったと言います。                                                                                                本栖(もとす)と言う名は、元の巣・・・避難していた村人が、元の場所へ戻れたことに由来するのだそうです。

「富士芝桜まつり」会場の色鮮やかな花の文様は、巨大な龍をかたどっているとの事です。

その会場に向かう途中で、好天の青空にゆうゆうと泳ぐ鯉のぼりも見かけました。         最近では川などにロープを張り、たくさんの鯉のぼりを風に泳がせる祭りが全国的に見られます。

また、田打ちの始めや稲の種蒔きをする、農作業の目安とされていた、沢山の白い花を梢に咲かせる『こぶし』の花も見かけました。                                                                       開花時期は早春で、3月中旬から4月中旬で別名を「田打ち桜」と言うようです。

 

雪あたたかくとけにけり しとしとしとと 融けゆけり ひとりつつしみふかく やはらかく  木の芽に息をふきかけり もえよ 木の芽のうすみどり もえよ 木の芽のうすみどり         「抒情小曲集」より題名『ふるさと』 室生 犀星

おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうぢゃないか どこまで ゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか           『雲』より 山村暮鳥

 

 


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☆春の花☆

2013年04月21日 | 春景色

万葉集の巻八を開くと春雑歌(はるのぞうか)から始まっているようです。             そこには野の草花を見つめ、自然の生き生きとした姿に触れ、春の到来を喜んでいました。

春は虫に限らず、さまざまな生きものが目覚め始めます。                 私も、そんな虫と一緒に詩や句を詠むことは出来ませんが、ブラブラ近くを歩いて見ました。

好天が続くと花粉や黄砂が飛んでいるので、二の足を踏んでしまいますが完全防備で、青空の下を歩くのも気分転換に良いように思います。                        小さな発見もあります。   

道ばたに自生する最も一般的な多年草の「関東タンポポ」、花後のタネが散る前の姿がタンポ(綿球)に似た穂であるところから「タンポポ」と呼ばれているようです

この時期、山歩きや近隣でも見かける事がありますが、色鮮やかな赤い「ボケ」の花は目立ちますね。バラ科と言うことでトゲがあります。                            この花は赤に限らず、ピンクや白もあるようです。

同じところで、枝いっぱいに黄色の花を付けた「レンギョウ」も見かけました。   高山植物もそうですが、原色の花はスッキリと目に映り、春の素晴らしさが実感できます。                                                   皆さんも是非、ご近所をブラブラ散策されることを、お勧め致します。

何年か前に京都府長岡京の乙訓寺(おとくにでらでボタンの花を見ましたが、当地のお寺でも「ボタン」に力を入れているお寺がありました。                                  日本でも古くから植えられていたようですが、平安時代に空海がもたらしたと伝えられています。

                                                   枝先に20cmにもなる大型の美しい花を開いて、花色も赤、ピンク、白、紫、複色とあり、とても迫力のある花です。

宇治平等院とフジ、この絵もなかなか見応えがあります。              フジと言うと、ほとんどが棚を作ってあるフジを思い浮かべると思われますが、当地では棚を作らずに立ち木作りにこだわっているフジがあり見て来ました。

 

 


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🌸 桜が染める山里「吉野」を歩く。 🌸

2013年04月17日 | 春景色

春になれば、山裾から桜色に染め上っていく吉野山。                   その美しい景観と共に訪ねる者の心をとらえて離さないのは、そこに秘められた様々な歴史物語にあるのでしょうか 

平成16年(2004)には吉野山も、その一部とする紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されました。 

一目で千本見られるという事から各エリアに「千本」と言う名が付けられ、麓から下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ぶようです。

下から上へと徐々に開花していくのは、下千本と奥千本で約500mの標高差があり、他よりも長く桜が見られる事でも有名です。

下千本の吉野山観光駐車場に6時50分着。                    さすがこの時間では、人も車も少なく、とても歩き易かった。                 私たちは、桜を見ながらノンビリとまず奥千本を目指した。そして下りながらポイント、ポイントに立ち寄る形をとった。

(かね)の鳥居 通過7時10分。                               この鳥居は室町時代に再建された銅製の鳥居で、山上ヶ岳までに4つある金峯山寺の鳥居の1番目の門。 高さ約8m 

吉野山のシンボルともいえる金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂を7時15分に通過。

                                                                                                                   帰りにゆっくり参拝した。                                修験道の開祖で役行者(えんぎょうじゃ)が奈良時代に開いたお寺との事です。

本堂の蔵王堂は、役行者が桜の木を刻んだ蔵王権現像を安置したところで、木造建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさだそうです。【国宝】    

 

 


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🌸 吉野山「中千本」 🌸

2013年04月16日 | 春景色

吉野山の桜見物は北から南に向けて近鉄吉野駅から黒門付近までを「下千本」 そして花矢倉の少し下から吉野水分(みくまり)神社辺りまでを「上千本」と言い、その間の標高455mの船岡山西斜面に咲く桜を「中千本」と呼んでいるようである。

金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂を過ぎて、一路南に向けて登って行くのである。          登りながら船岡山の西斜面に咲く桜の様子を見ながら歩くのも、なかなか楽しい。

中千本は道が左右に分かれており、下千本側から見ると右手は寺院の多いコースで左手は桜を眺めるコースである。                             自分達は行きは左手コースで桜をみながら進み、帰りに右手コースを歩いた。

帰りに時間が有ったので寺院の多いコースを下り、竹林院群芳園に寄って庭園鑑賞をした。                                         群芳園は千利休が作庭し、細川幽斉が改修した池泉回遊式の借景庭園で大和三庭園の1つになっているとの事です。

特徴は武家書院好みで二重集団二重護岸の石組は室町時代の作風を伝え奥庭の池中には七 五 三 の作庭手法により島が配置されており、とても素晴らしかった。

竹林院を出たのが12時15分。                         この時間になると中千本から下千本にかけて人の流れが入り乱れ、場所によっては渦を巻いているようであった。                             バスを待つ人、ロープウェイを待つ人、その列がビックリするほど長くて、体力が無いと花見も出来ないと感じた。

 

 


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🌸 吉野山「上千本」 🌸

2013年04月15日 | 春景色

金峯山寺の蔵王堂を出て、中千本を通過し上千本に向かった。                 花矢倉に8時25分着。   標高600m辺りにある吉野一の展望台です。

眼下には上千本の一部、中千本、そして吉野山のシンボル「蔵王堂」を中心に広がる街並みが一望でき、山一面に咲き誇る桜は絶景です。                      ところが今年は3月が異常に暖かく、桜の開花が早まり、私としては残念な思いであった。

と言うのは2009年4月11日に訪問した時の満開の感動が余りにも大きかったので、今回の桜見物は遅かったと残念な思いをしたのであります。

吉野の桜はシロヤマザクラと言う種類が多く、ソメイヨシノよりも白っぽい花のようです。                                      そのヤマザクラは赤茶系の葉と花がほぼ同時に咲くため、花が赤茶系の葉に押され気味のように感じました。

息を弾ませながら、吉野水分(みくまり)神社に8時40分到着。               今回は御朱印帳を忘れたので、参拝のみを済ませた。 この神社の主神は、水の配分をつかさどる天之水分大神。

“みくまり”から“みこもり(御子守)”となまって、子宝の神として子授けの御利益があるとの信仰も集めているようです。

また、水分神社の社殿は慶長9年(1604年)、豊臣 秀頼によって再建され、桃山時代の建築様式が色濃く残った神社のようです。                         建物自体がカッコ良いと感じ、他の神社では見た事が無く、屋根がとても印象的です。

 

 


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🌸 歴史物語に秘められた奥千本を訪ねる 🌸

2013年04月14日 | 日本の歴史

花見を兼ねた吉野山は主目的がトレッキングにあり、通常の花見客は上千本辺りで引き返すのだが、私達は35分かけてのんびり奥千本を目指した。

やっと吉野山の地主神である金峯(きんぷ)神社の鳥居が見えた。          何とそこには、登山の服装でなく、街中の観光客風の方が列をなしていた。    何だろうと思いきや、そこには「奥千本口」と言うバス停があった。          だから700mを越える山上に普通服の人が沢山いるんだと納得した。

バス停から15分ほどで 金峯神社に到着した。                       修験道の行場の1つであり、黄金の守護神(金山毘古命)として信仰を集めている。

                                          平安時代中頃から金峯山が金鉱のある山とあがめられ、御嶽信仰の中心であったようです。

杉や桜の木に囲まれてたたずむ古社。                          また、その境内には兄・源 頼朝に追われた義経が弁慶らと共に身を隠していたと言う、「義経の隠れ塔」があります。                                宝形造りの簡素なお堂です。追っ手に囲まれた義経が屋根を蹴破って逃れたので蹴抜塔とも呼ばれたようです。

金峯神社より更に20分ほど登り、奥千本の1番奥にある西行庵を訪ねた。

「新古今和歌集」の歌人として名高い西行が都を離れ、3年ほど隠棲した庵と言われ、内部には木造の西行座像が安置されていました。                        苦行を労うかのように桜も満開でした。 

 

                    


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🌸 花の道「千鳥ヶ淵」 🌸

2013年04月01日 | 春景色

東京の花見の名所である『千鳥ヶ淵緑道』を皇居から千鳥ヶ淵そして北の丸公園へと散策して来ました。

お堀の中に散っている花びらも沢山ありましたが、まだまだ十分に見られる状況で、欲を言えば、これで晴れていたら文句なしでした。                         3月30日(土)は花冷えの曇り、少々風もあり手袋が欲しいと感じる陽気でした。

東京駅から正面の行幸通りを進み日比谷通りを左折、日比谷交差点を右折し祝田橋より皇居前広場に入った。                               皇居外苑から皇居東御苑内は外人観光客の方々が沢山見学に見えており、外人の方は桜よりも、日本の歴史に興味があるように感じました。

自分も小学校のバス旅行以来の皇居入りで、皇居前広場から二重橋と伏見櫓の場所と言うか、そこから見える風景がとても懐かしく感じられた。

そこからマラソンランナーと共に内堀通りを北に進み、大手門から皇居東御苑に入り江戸城天守閣跡を見学し北桔橋門を抜け、紀伊国坂から代官町通りへ。          代官町緑道は車道より一段高い所に千鳥ヶ淵を見ながら歩ける散策コースが出来ており、ここから首都高速都心環状線越しに見る千鳥ヶ淵の満開の桜並木が素晴らしかった。  晴れていれば満点の絵が見られた。

千鳥ヶ淵は江戸開府後の江戸城拡張の際、局沢川と呼ばれていた川を半蔵門と田安門の土橋で塞き止めて造られたお堀である。                          代官町通りを境に接する半蔵濠とはかつて繋がっていたが、1900年(明治33年)に道路建設のため埋め立てられ別々のお堀となったようです。

明治31年、当時の駐日大使であったアーネスト・サトウ氏の指示で、英国大使館の庭に桜が植えられた事をきっかけに、少しずつその数を増やしてきた。          千鳥ヶ淵や半蔵濠の土手に並ぶものから、千代田区の管理する千鳥ヶ淵公園の桜までを数え合せると、その数約260本になり、全国的にも有名な桜の名所です。

さくらまつり期間中は千鳥ヶ淵ボート場の営業時間も延長され、ボートに乗って水面から桜のライトアップが堪能できます。 30分 800円  

 

 


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