丹沢湖は神奈川県内の水道用水等として利用されている大変重要な水瓶です。
丹沢湖は神奈川県西部に位置し、丹沢山塊 西丹沢の山々に囲まれ自然豊かな清流である世附川と中川、玄倉川が合流した所の湖であります。
その合流地点に、昭和49(1974)年5月から三保ダム建設が始まり、出現した人造湖であります。
自然を大切にした美しい湖で「かながわの景勝50選」・「全国ダム湖100選」・「関東の富士見百景」などに選ばれています。
丹沢湖の北側には、約400年前に武田 信玄が傷病兵を入浴療養させた湯として伝えられる『信玄のかくし湯』と呼ばれる中川温泉があります。 泉質は弱アルカリ性で 美人の湯とも云われています。
中川温泉から更に北の西丹沢最深部へ進むと、樹齢2千年といわれている古代杉の『箒杉』(全国名木百選)を見ることができます。 樹高 約45m、根回り 約18mで国の天然記念物に指定されています。
丹沢湖の中央部に架かる永歳橋のたもとに、丹沢湖の歴史が判る「丹沢湖記念館」やダム建設に当たり湖底に水没した世附地区の約120年前の民家が移築復元され、当時の生活用具などが展示された「三保の家」があります。
三保ダムについて
形式 土質しゃ水壁型ロックフィルダム
建設期間 昭和49年5月~昭和53年7月
有効貯水量 5450万立方メートル
目的 洪水調節、上水道用水の確保、水力発電
満水位標高 321.5m
水没移転 223世帯
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