駅伝も終了しホットした休日となり、のんびり富士でも眺めてみようかと思い、出かけてみた。 天気予報では土曜・日曜は晴れとなっていたので、素晴らしい富士を前に、美味しいココアでも飲んで昼寝でもしようかと考えた。 薄暗い5時に家を出て、一路河口湖を目指した。 最近の降雪は無かったようで、須走までは路肩に雪を見ることはなかったが、須走から状況が変わり籠坂峠を越えるまでは真剣に路面光り具合を見ながら走行した。 山中湖から河口湖へのR138の気温標示板にマイナス16度を見て、ますます緊張した。その上、明るくはなって来たものの青空が見えない曇天、外の寒さがより一層寒く感じられ慎重になった。 御坂トンネル手前を右折し、天下茶屋へ向かう。 幹線道路を外れたものでアチコチに路面の凍結個所が見られ、ますます慎重に車を進めた。 茶屋には8時前に到着したもので、まだ営業はされていませんでしたが、既に数人の写真屋さんが三脚を立て、富士山とにらめっこをされていました。 まあ寒いのに物好きな人達と他人の事は、そう思いました。
三ツ峠登山口バス停より林道を奥まで入れるが、出られなくなると困るので天下茶屋前の広い道路脇に止め15分かけてバス停まで下った。 バス停からは10分ほどで奥の登山口駐車場に到着した。
一般車が入れる上記写真の駐車場からも冬期は安全を期して急坂の林道を進む。 金ヶ窪沢の堰堤を過ぎて、ミズナラやカラマツの中を登り、ジグザグを繰り返すと傾斜が緩くなり木無山の北側を巻いて進むと、三ツ峠山荘と四季楽園の分岐点となる。 ここまで来ると稜線まで、あと少し。 右手の三ツ峠山荘へと向かった。少し進むと山荘が見え木無山の稜線に出た。ここで青空の中に聳える富士をイメージしていたが残念。
上記分岐点を右に進み、少し頑張ると三ツ峠山荘が現れ、木無山(1,732m)の稜線に飛び出る。 本来ならここで「ワ~ッ・ヤッタ~」と歓声が出る予定でしたが曇天であり、少し様子を見ようと富士山を背にベンチでお茶の準備を始めた。
所があまりの寒さに指が思うように動かず、何回かライターを点けてみたが駄目で、これはまずいと思い燃料弁を大きく開き再度点火。 「ボッ、ボ~ッ」 すっかり自分が風下に居ることを忘れ、大きな炎が自分を包み一瞬は暖かかったもののビックリ仰天でした。 皆さん、火の取り扱いには充分注意しましょう。ほとんど説得力はありませんが。 曇天と言えども富士山は綺麗な稜線をすっきりと見せてくれました。さすが日本一。