素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌹 自然からの贈り物 🌹

2022年08月29日 | 日本の四季

今迄は山岳風景に目を向け、そこで目に付いた高山植物など沢山撮ってきましたが、最近ではもっと身近な四季折々の自然からの贈り物が見えるようになってきました。

 

10年ほど 前から花の会という仲間の皆さんと共に山歩きをするようになり、サポート役を務めさせて頂き、皆さんには自然の花を楽しんで頂きました。

でも新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ3年は活動は停止しています。

その間の体力維持も必須で、各種の運動を続けながら単独で山歩きを継続しています。

以前に少しずつ教えて頂いた花の名前を忘れない様に、歩いて見つけた花を撮影し自ら覚える様にしています。

 

幸せな人とは、質素な場所でも、他人には見えない美しさを

 見ることのできる人である。

どんなものでも美しく、大切なのはそれをいかに

 受け取るかということだけだ。

                ジャコブ・カミーユ・ピサロ(画家)

 

                                                         🌼 オオビランジ 🌼 ナデシコ科

高さ10~20cmの多年草。

花茎の先に優しい感じの淡紅色の花を数個つける。フォッサマグナ地帯の岸壁などに生える。

                              

🌼 ミヤマウズラ (深山鶉)🌼 ラン科

花は淡紅色で長さ1cmほどで、高さ15cm位の茎の上部に7~12個つける。         濃い緑色に白い斑紋が入った葉の様子がウズラの羽と似ていることからこの名が付いたようです。

                          

🌼 ヤマホタルブクロ (山蛍袋)🌼 キキョウ科

丘陵地から山地の草地、崩壊裸地などに普通に生える多年草。                萼片と萼片の間には反り返った三角形の付属体は無く、少し盛り上がっている。

                             

🌼 ヤハズハハコ (矢筈母子)🌼 キク科

ブナ帯の岩場や崩壊地などに生える多年草。                            葉は長さ 4~6cmで、葉と茎は白毛で覆われ全体的に白っぽく見え、茎の先に花を多数つける。

                           

🌼 オクモミジハグマ (奥紅葉白熊)🌼 キク科

山地の林内の木陰で見られる、高さ 40~80cmほどの多年草。                          腐植質に富んだ土壌を好み、葉は茎の中ほどに4~7枚が輪生状に互生する。              頭花には3個ずつ小花が付き、小花は白色で花弁が風車状によじれる。

                           

🌼 ホソエノアザミ (細柄野薊)🌼 キク科

長さ20~40cmの葉は羽状に裂け、針状のトゲがある。  写真は蕾の状態。                      細い柄の先に紅紫色でやや細長い花(頭花)を付け、花の付け根(総苞)は筒状で粘らず、細いトゲの部分が強く反り返るのが特徴のようです。                                  花のつく枝が長く細いことから、こう呼ばれています。

                             

🌼 ハナイカリ (花錨)🌼 リンドウ科

ブナ帯の笹原などに生える二年草。                                    葉の付け根から花柄を伸ばし、船のイカリのような形をした淡緑黄色の花を上向きや横向きにつける。花の先は黄緑色で4つに小さく裂け、その基部は四方に長く伸びる。

                           

🌼 キツリフネ (黄吊船)🌼 ツリフネソウ科

花弁は5個であるが両側の2個ずつある花弁が合着し、上側の小さい1個と合わせて全体で3個のように見える。                                        萼片は3個で後方の1個の萼片が船形になり先が細くなっている。                   果実は緑色のうちに熟し、熟した果実に触れるとパチンという音がして種子がはじける。

 

 

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▲ 幻想的な日向山 ▲

2022年08月23日 | 私の見た山・登った山

風化した花崗岩と白砂、その間に点在する松の緑は独特の雰囲気を醸し出しています。

完全な独立峰でなく、甲斐駒ヶ岳の北にある烏帽子岳から派生する日向八丁尾根の続きが盛り上がったコブである。

北を流れる神宮川に向かってザレ落ちる花崗岩が風化してできた白い砂地が広がり、まるで山の上に海岸の砂浜が現れたような感動的な風景も、そのうちに見られなくなりそうです。

 

尾白川林道を登り、矢立石駐車場に8時 15分到着。

道の駅で準備は、ほぼ完了していたので8時 25分出発。駐車場の奥に日向山登山口。

5分ほど登ったら、地名にもなっている『矢立石』と呼ばれるピラミッド型の巨石の脇を進む。                                         通過時に見た矢立石は、それほど大きく見えませんが、駐車場側から見るとビックリするほど大きな三角の巨石です。

昔、この地で炭焼きが行われていた遺跡の様な炭焼き窯を発見。8時 35分通過。

随分古い昔からの道のようですが、特別えぐられている様なところもなく、歩き易い登山道でした。

矢立石駐車場から登り出して約1時間、登山道の半分5/10 地点を通過。          雑木林から白樺の混成林と変わり、やがてコースの右側はカラマツ林となって行った。

登山の途中では雨上がりのせいもあり、赤や白、紫など沢山のキノコ、それに蛇のお出迎えまで受けました。                                          大きな白いキノコに触れようとしたら、同行の方にやたら触ると皮膚がただれると脅かされました。

尾根筋に出てもカラマツ林が続き、地表が一面クマザサに覆われた窪地に自記雨量計が設置されていた。通過 10時丁度。

そこから間もなく登ったら日向山三角点に到着。 10時 07分。展望なし。標高 1659.9m

西側に5分ほど進んだら日向山の雁ヶ原に出た。

好天であれば北アルプスの燕岳山頂付近のようで、真っ白なザレ場は突然海岸に飛び出したような感じを受ける。

他の山から日向山を見ると雪かと見まがうばかりの風化花崗岩には、心が洗われる思いがします。

足元に気を付けながら白砂の上を行ったり来たり、南側に咲く可憐な花を探したり、長く伸びたサルオガセも見られた。

曇天で残念であったが、南西には甲斐駒ヶ岳、北西には雨乞岳、北には広大な裾野を広げる八ヶ岳や蓼科山などの山岳風景が有るんだと、ノンビリ 35分も休憩して思いを馳せてみた。

復路は雁ヶ原から錦滝方向に下って周回コースとして矢立石駐車場に戻る予定でしたが、雁ヶ原から下る登山道の崩壊があり、通行止めのため往路を戻った。矢立石駐車場着、12時丁度。   

 

 

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🥀 高原の山野草 🥀

2022年08月09日 | 日本の四季

周りの環境は心の状態によって変わる。                                         心が暗いと何を見ても楽しくない。                                        静かで落ち着いた環境にいれば、心も自然とおだやかになる。          空海

   

      

自然の花を愛する方と共に山歩きをすると、見えてくる景色の違いに驚きました。

日本各地には、花の名所が沢山あります。                          よく探すと、自然が豊かに残された野山だけでなく、都市部の公園や社寺の庭園などでも、四季折々の山野草を楽しむことが出来ます。

その豊かな自然を彩り、美しい草花が咲き誇っていたものを、ご紹介致します。

 

                         

 

山野草や高山植物は見る撮るだけで持ち帰りはNGです。                 文化財保護法で指定されている植物の場合は、この法律および施行規則で罰せられます。   また、各種公園指定を受けている山地での採集は禁止されています。

 

🌼 キリンソウ (麒麟草)🌼 ベンケイソウ科

岩場や林縁に多い。

 

🌼 カワラナデシコ (河原撫子)🌼 ナデシコ科

日当たりの良い草地や河原に生える多年草で秋の七草のひとつ。

 

🌼 コウリンカ (光輪花)🌼 キク科

キク科では珍しいオレンジ色の花をつけ、その舌状花は垂れ下がり反り返る。        群れて咲くことはないが、鮮やかな花の色は草原の緑の中でも、しっかりとその存在を主張している。

 

🌼 ニガナ (苦菜)🌼 キク科

茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すので「苦菜」の名がある。                   頭花は5個の舌状花の集まり。

 

🌼 ツノハシバミの実 (角榛)🌼 カバノキ科

雌雄同株の落葉低木。                                 果実は10月頃熟し食用とされるが、油分が多く炒って食べると美味しいようです。

 

🌼 ウスユキソウ (薄雪草)🌼 キク科

全体に灰白色の毛があって薄雪をかぶったようなので、この名がある。           茎の先にはあまり目立たない小さな花を多数つける。

 

🌼 シモツケソウ (下野草)🌼 バラ科

淡紅色の小さな花や球状のつぼみを密集して付け、夏の草原を華やかに染める。       葉の形がモミジの様に手のひら状に深く切れ込む。

 

🌼 イケマ (生馬)🌼 ガガイモ科

多年生つる草。根茎は太く横にはう。茎や葉を傷つけると白い液が出る。

 

🌼 ウツボグサ (靭草)🌼 シソ科

日当たりの良い道端や草地に生える多年草。                          茎の先のずんぐりとした花穂に紫色の花を密に付ける。

 

🌼 ノコギリソウ (鋸草)🌼 キク科

葉の縁が、ノコギリの歯のようになっており、茎頂にやや密集した散房花序をつける。 

 

🌼 キオン (黄苑)🌼 キク科

茎の上部は枝分かれし、黄色い花を多数つける。鹿も食べない有毒植物。

 

 

植生の垂直分布は主に温度による相観の違いが表れるようです。                      下方から上方に丘陵帯、低山帯、山地帯、亜高山帯、高山帯のように植生帯の区分があります。上記の花は標高 1700m前後の「山地帯」で見ることが出来ました。

 

 

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▲ 信州峠から横尾山ピストン ▲

2022年08月03日 | 私の見た山・登った山

名のある山は沢山のガイドブックが出ていますが、今回の横尾山はガイドブックもないマイナーな未知の山を歩いて来ました。

信州峠の横尾山登山口駐車場に7時 45分到着。  標高 1470m。

曇天で今にも降り出しそうな天気であり、駐車場には1台も車無し。              今年は日本中どこでも気象状況が不安定で、豪雨・雷雨はテレビで良く目にします。      なので防雨対策は万全にして、8時出発。道路の反対側に見える階段から登り始めます。

歩き始めは樹林帯の中を緩やかに登り始める。                       登山道は明瞭でありヒンヤリした空気の中、歩き易かった。

木々の根元一面を背丈の低い熊笹が覆っていた。

登りながらも、空が明るくなったり暗くなったりで、極力降らないことを願った。      汗かきなので、レインウェアは着たくない。

登り出して 50分、登山道に岩がゴロゴロ見え出して来たのでスリップに注意した。

今度は樹林帯の中にガスが張り出し、視界が悪くなって来た。

高度を上げて来たら、前方上部に大きな岩があり落ちて来そうに見えた。

大岩を慎重に乗り越えたら、木々の前方が開けて見えた。

9時 10分、カヤトの原到着。    標高 1751m。

カヤトの中に可憐に咲くノハナショウブ。

本来なら見晴らしの素晴らしい所なんですが、ガスの流れた瞬間に川上村の高原野菜畑が見えたり、一部青空が見えたり、何とも忙しい景色でした。

カヤトの原から横尾山に向けては、大岩が有るコブや小岩の有るコブを5~6回のアップダウンを繰り返して進みました。

横尾山到着、10時丁度。 

南側が開けており好天であれば瑞牆山、金峰山などが間近に見えるようです。          曇天につき下界よりは 涼しく、20分ほどノンビリ休憩した。山でのミカンは美味しい。

下山は湿った岩に足を取られぬよう注意しながら、往路を戻った。

信州峠の駐車場に 11時半、到着。 着いて間もなく小雨が降り出した。

午前中に下山できたので、飯盛山にも寄ってみようと『しし岩』へ、12時 20分着。     昼食後に飯盛山へと準備をしていたら、急に大雨に変わり雷鳴が響き、駐車場が川になった。                                                      これはヤバいと思い、撤退開始。                                   午後も早い時間なので、高速道路は空いており快適に走り 16時前に帰宅できた。      下界は真夏で暑い。

 

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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