小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

食事のことば

2010-02-09 22:09:34 | 広島の生活
 

今夜から新しいマウスが稼働しています。帰途購入したワイヤレスのレーザーマウスで,快適に動き始めました。
 今まで使っていたのは,中央にゴムの丸い玉が付いている昔ながらのもので,時々掃除をしやらなければならないし,最近はUSBジャックで認識されないことが多くなりました。パソコン本体の課題でしょうが,これで少しでも使いやすくなればと期待しています。
 交換したもう一つの理由は,新年度も何とか仕事があるらしいということと,借り物が多いとはいえ,これが501回目の文章を書く自分への褒美です。
 折良く,勤務先の学校で「食事のことば」と題する『宗教だより』が発行されたので紹介します。


 食事のことば
 食前,食後の言葉としておよそ50年間親しまれてきた「食事のことば」が一部見直され,新しい「食事のことば」が制定されました。これまで親しまれてきた「食事のことば」が制定されたころから,現代の日本の食を取り巻く環境や意識が変化したことなどを勘案して,今回の新しい「食事のことば」が制定されたのです。
 新しい
 食事のことば
 「食前の言葉」
   多くのいのちと,みなさまのおかげにより,
   このごちそうをめぐまれました。
  ※深くご恩を喜び,ありがたくいただきます

 「食後の言葉」
   尊いおめぐみをおいしくいただき,
   ますます御恩報謝につとめます。
  ※おかげさまで,ごちそうさまでした。

     (※の部分は,唱和するところ)

 私たちは,どうして手を合わせて,「いただきます」「ごちそうさまでした」と言って食事をいただくのでしょうか。
 時間がくれば当然のように食事をします。食事をするということは,動植物の尊いいのちをいただいているのであり,今の自分は,そのいのちの犠牲の上に成り立っているのです。また,食材をとったり運んだり,食事を調理してくださる方々のご苦労をはじめ,さまざまなおかげもあります。このようなことに目を向けると,多くのいのちをいただいていることへの慚愧の心と,みなさまのおかげによって生かされていることへの感謝の心がおこり,「おかげさま」「ありがとうございました」「いただいたいのちを粗末にはしません」という思いから,「いただきます」「ごちそうさまでした」という言葉が自然に出てくるのではないでしょうか。
 これまでは,自分一人で生きているつもりでいたかもしれませんが,実は,尊い多くのいのちをいただき,多くのおかげにより生かされていたのです。従って食事は,ただ漫然と栄養を補給するものでも単なる味覚でもなく,これらのご恩に気付かせていただく大切な機縁となるものです。
 この度の新しい「食事のことば」が制定されたことをきっかけとして,「いただきます」「ごちそうさまでした」と声を出し,感謝して食事をいただきたいですね。
    

新しい仲間

2010-02-09 16:37:10 | 広島の生活
 嬉し~い
 ブログ仲間が誕生しました

 島から帰ってパソコンを開くとメールが届いていました。
“ブログ開設のお知らせ”とのことでした。
農業塾に入ってすばらしい友人を得たように,年をとって仲間ができることは嬉しいものです。
 暇がありましたら,のぞいてみてやってください。
ゆーすま
です。
 実は一旦公開したのですが,本人の了解をと奥の引き出しにしまっていました。
駄文を重ねてきましたが(引用した文章のことではありません),この文章でようやく500。
いい区切りができました。

 そうそう,私だけが知らなかったことなのでしょうが,ゆーすまさんからいいことを教わりました。
ディスプレーの字が小さくて読みづらいとき,中央にコロコロの付いたマウスなら,
「コントロール(Ctrl)キーを押したままで,コロコロをスクロールする」
と画面の字が大きくも小さくもなる!ことでした。

ホウレンソウをおいしく簡単に

2010-02-09 15:12:44 | 広島の生活
 
 

農業塾OB先輩の中農さんのホウレンソウは美しく味がいい。特にこの時期のものは寒さで甘みのまして何ともいえない深い味わいがする。
 茹でるときは,鍋にたっぷりの湯で,まず葉をもって根本の部分を茹でて,・・・としたものだが,



 ホウレンソウ with フライパン 《産経・奥園壽子:'10.2.7》
 洗い方
 根本のぎりぎりのところを包丁で切り落とし,株が大きいときは手で裂いていくつかに分ける。それから根本のところを振り洗いすると,ごみも取れやすく火の通りも早くなる。根本のピンク色になった部分は甘みも強く,ミネラルを豊富に含んでいるので,切り落とさずに料理する。
 ゆで方
 たっぷりお湯を沸かさなくても,フライパンに深さ1㌢くらいのお湯でおいしくゆでられる。口径の大きなフライパンは,短いホウレンソウならそのままばさっと入るので,とっても手軽。フライパンより長い場合は葉っぱから入れると,うまく2つ折りになる。
 後はふたをして蒸しゆでに。途中,ホウレンソウをひっくり返し,トータルで1分~1分半。あとはフライパンごと流しに持っていって,その中で水にさらしながら粗熱をとり,ぎゅっと水気を取れば下準備完了。
 おいしくいただく
 食べやすく切って,かつお節や醤油をかければおひたし。この場合,料理屋さんのように切り口を揃えてきれいに盛り付けるよりは,ボウルの中で軸の方と葉っぱの方を混ぜながらかつお節やごまとあえると,ふんわりやさしい口あたりになる。
 おひたしはどうも苦手という子供たちには,
少し油を使う,温かい料理にする,とろみをつける,などの工夫をすると繊維がやわらかくなる。ホワイトソースを使ったグラタンやシチュー,熱々のオムレツなどは,とっても食べやすい。
 朝ご飯などで簡単に食べるなら,ベーコンと一緒にさっと炒め,トーストした食パンにのせ,後はピザ用チーズをかけてオーブントースターへ。熱々ホウレンソウピザトーストは,ホウレンソウ嫌いの子供たちも思わずもりもり食べてしまう一品。ベーコンの代わりにちりめんじゃこを使ってもおいしい。

 

島で作ると,根本部分に砂が入ったり,虫食いでどうもうまくいかない。調理のいい勉強になった。
引用させてもらったお礼に,
奥園壽子:家庭料理研究家。著書『奥園壽子の読むレシピ 今日の献立がすぐ決まる』



「プリウス」リコール

2010-02-09 14:45:19 | 広島の生活
 産経抄 《産経:'10.2.9》
 トヨタ自動車に対する厳しい批判の声が,米国で燎原の火のように広がっている。トヨタのエコカーの象徴ともいえるハイブリッド車「新型プリウス」のリコールにまで事態は進んでしまった。トヨタへの失望を,品行方正が売り物だったゴルフのタイガー・ウッズ選手の,女性スキャンダルになぞらえる報道まであった。
▼アクセルペダルの不具合についての苦情は,数年前からあったという。その段階で適切な処置をとっていたら,ここまで問題は深刻化しなかったはずだ。日本を代表する企業にもかかわらず,対応が後手後手に回ってしまった。
▼中国の伝説の思想家,老子が2500年前すでに,危機管理の要諦を
「図難於其易,為大於其細」
と述べている。作家の新井満さんの「自由訳」ではこうなる。
「大きなトラブルは 小さいうちに むずかしいトラブルは やさしいうちに
 片付けておかなければならない
 表面にあらわれてしまってからでは おそすぎるのだ」
▼老子はまた,
「曲(きょく)なれば全(まった)し」
とも言う。
確かに,曲がった木のように,目立たない方が生き残りに有利だ。
トヨタといえば,今や世界一の自動車メーカーとして,まっすぐにそびえる巨木である。それだけに風当たりが強くなるのも,当然といえる。
▼今年11月の中間選挙を控えて政府や議会が,景気の低迷に対する人々の不満のはけ口として,「トヨタたたき」を利用している,との見方もある。米軍普天間飛行場の移設をめぐって,日米関係がぎくしゃくしている問題も,微妙に影を落としているようだ。
▼いずれにしろトヨタには,信頼回復に全力を傾けてほしい。老子の言葉を借りれば,「小魚を煮るように」,あせらず,着実に。