小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

分かりにくい記者会見,

2010-08-31 23:16:04 | 私見
 読売新聞は“巨人軍命”だから,それだけの理由で読むことはしなかった。
でも最近はこの新聞の記事に惹かれることが多い。
地元の中国新聞が広島カープを応援するのとは別物だ。全国紙だから,野球にフリーであればまだまだ読者も増えるだろうに,もったいない。

 さて,父の病院に向かいながらラジオ放送に耳を傾けた。
以前にも『あ-,うー』の政治家はいたが,夕方6時前の小沢さんの記者会見。『あ~,う~,え~,お~』ばかりで,何を言っているのか理解に苦しんだ。

少しはこうした文章を学んでほしいものだ。

 寸評 《読売:8月31日朝刊)
◆政界の常識は世間の非常識。民主党代表選に向けた動きを見ていると,そんな皮肉も言いたくなる。
◆民主党が衆院選で大勝し,政権交代の悲願を果たしたのは,ちょうど1年前のきょうのことだった。それがわずか1年でこのていたらくは何とも情けない。
◆菅直人首相と小沢一郎前幹事長が対決するという。首相が短期間でころころ代わるのはよくないと言ったのはどこの党だったか。「政治とカネ」の問題と失政で当時の鳩山首相と小沢幹事長がともに退陣したのはわずか3か月前ではなかったか。
◆退陣した前首相はあまり影響力を行使しない方が望ましいと言ったのは鳩山前首相ではなかったか。その人が菅氏と小沢氏の間を動き回っているのは異様に見える。
◆〈菅氏67%、小沢氏14%〉
 ――どちらが次の代表にふさわしいか。本社世論調査の結果。他紙でも同様な結果が出ている。無論,世論調査が万能ではないが,民主党内の世論とは違いすぎないか。
◆ぶれ続けて首相を辞めた人に「大義」などと言われても???だ。

代表選,立候補の訳

2010-08-31 22:52:40 | 私見
 島では新聞をとっていない。夜はパソコンにさわったり(インタ-ネットを通していないから内輪の作業だけ),本を読んだり。
帰宅して,職場に出て新聞に目を通すことになる。
昨日から職場に出て,今日は始業式と,暑い中で早速の授業があった。

 天声人語は付録で,意図的にあとの2文を取り上げる。太字は私の作業。

 天声人語 《朝日:8月27日》            
▼鳩山前首相は不思議な人だ。政界引退を口にしたのもつかの間,民主党の結束を訴えて菅首相,小沢前幹事長の仲介役を買って出た。ところが対決のおぜん立てをしただけで,伝書バトはロシアに飛び去った。
▼9月の代表選は菅氏と小沢氏の勝負になるらしい。前に書いた「民主の森」の物語に沿えば,いよいよカブトムシとオオクワガタの激突である。カブトを支えるとしていた鳩山氏は,なぜかクワガタの応援に回るそうだ。3カ月前の「抱き合い心中」は何だったのか。
▼ともあれ小沢氏に謝りたい。本物のオオクワガタは怖がりで,危険を感じると巣に隠れる,と紹介した件だ。勝算があるのだろうが,氏は意外にも、世論を敵に回し,国会でたたかれるリスクを取った。
▼それでもやはり,小沢氏は首相に向かないと思う。まず,土建業界との腐れ縁が示す古い政治。豊かな資金で手勢を養い,来るべき政界再編,日本の大改革に備えているやに聞くが,目的が立派なら手法は問わないという時代ではない。
▼次に,カネの出入りをちゃんと説明しない,広い意味での出無精と口べたである。リーダーの資質としては金権体質より深刻かもしれない。鳴かないのがすごみになるのは,樹上で争う大型甲虫ぐらいだ。
▼森を二分する戦いは政治史に残ろう。菅氏は,「あらゆる意味で反面教師」とする角さんの愛弟子と首相を争うことになる。「大変いいこと」と語る顔はこわばっていたが,この分かりやすさ,恥じることはない。それこそ,新しい政治に求められているものである。

 春秋 《日経:8月27日》
▼フショウの身でありますけれど・・・・。代表選に打って出る民主党の小沢一郎さんが決意を語る場面を,きのうは朝からテレビで見た。負傷の身? ああ,スネに傷ということかと納得しかけたが,むろんこれは「不肖」という謙譲語だ。
▼いつも陰でうごめいている風情の人が,とうとう表舞台に出てくる。菅直人首相が「挙党態勢」を拒んだのが許せなかったらしい。政界では党内の対立が抜き差しならなくなると大騒ぎだが,このさい国民の前で信ずるところを互いにぶちまければいい。小沢一郎という政治家の本当の力も分かろうというものだ。
▼とはいえ,異様な光景というほかない。「政治とカネ」の問題を抱えた小沢さんは,強制起訴にもつながる検察審査会の議決を控えての出馬だ。それだけでも道理に合わないが, もし代表に選ばれて首相になった場合は憲法の規定で訴追を逃れることもできる。非難は高まり,負傷の身がますます痛むことだろう。
▼さて,小沢さんが神妙に口にした「不肖」とは愚か者のこと。もともとは父親や先生に「似ていない」という意味だ。たしかに,これほどあからさまに事を構えるのだから誰かに似ているはずもない。ちなみに不肖には「不運」という意味もある。こちらはちょうど1年前,政権交代に夢を託した有権者の嘆きだ。

 編集手帳 《読売:8月27日》
◆ドイツの思想家,ゲオルク・リヒテンベルクは著書『雑記帳』に書いている。
〈蠅(はえ)は叩(たた)かれたくなければ蠅叩きの上にとまるのが安全である〉
と。日本でも知恵のまわる蚊は能楽師の鼓を持つ手ではなく,打つほう の手にとまるとか。
◆蠅や蚊を例に引くのが礼を失しているならば,黄金虫でもいい。小沢一郎氏からは「下種(げす)の勘ぐり」とお叱りを受けるのは覚悟の上で,民主党代表選に出馬する意思を固めたほんとうの心を尋ねてみたいところである。
◆政治資金事件で検察審査会が今秋にも下す議決次第で,小沢氏は強制起訴となる可能性がある。
その時に氏が首相の座にあれば、憲法の規定により起訴を免れる。政治の信頼は,しかし,地に落ちるだろう。国政を混迷に導く議決をしてよいものか、どうか――検察審査会のメンバーは,おそらく悩むに違いない。小沢氏が議決に一切介入をしなくても,“小沢首相”の存在自体が圧力になる。わが身を叩くかも知れない司法の手の上に,政治家はとまってはいけない。
◆同じ虫ならば,円高・株安の闇に明かりをともす蛍となって時節を待つ道もあったはずである。

(2010年8月27日01時23分 読売新聞)

暑気払い

2010-08-31 09:00:18 | 広島の生活


 昨夕は仲間内での暑気払い。私は一足早く着いて,原爆ドームを眺めながら汗を流した。
15年ばかり前に一緒に仕事をしたメンバーで,年1~2は会合を持つ予定にしていたが今回は2年ぶりの集まり。
集まれば10人となるが,一人は病気療養中,あと二人はイギリスと中国旅行から帰ったばかりでお疲れの様子。結局7人の集まりとなった。

 メンバーで最もお若いのが今年還暦を迎えたお二人。
子どもさんと同居するために改装したり改築したりと,まだまだ元気が良い。
来月,お嬢さんのご結婚,来春,息子さんのご結婚と,おめでたも続く。

2次会は礼によってスナックでカラオケ。
 次回の集まりがいつになるか不明だが,また全員揃って歓談できる日が来ることを願っている。

夏の終わりに

2010-08-30 13:53:49 | 孫たち

 芽の出たサツマイモ
 釣果は2寸の子ども3尾

 かみさんが何時頃までいるかと問う。
聞くと,叔父が尋ねてきてくれるというのだが,自分は隣の奥さんがカラオケ大会に出場するので応援に行くという。
私は,と,同窓会に出席する予定で,10時半までならいると答えた。

 そうこうしていると娘から電話で,島に帰ろうと思うがやることがあれば,と問うてくる。することはないから帰らなくてもいいと言ったが,墓参も済ませていないからと。
そういえば,祖母が亡くなられて何かと忙しかった。
どうしても帰るなら,息子のお供えを持ち帰り,炊き込みご飯を処分しておくようにと頼んだ。
(家を出て,気付いたのは20分も走った頃だったからあきらめていた)

 叔父の持ってきてくれたのは,孫用の衣服に海苔,それに叔母の作ってくれた寄せ揚げにコロッケ。島のジャガイモを使ってという。申し訳ない。
かみさんが,お裾分け,といって,これ又従兄弟にもらったカボチャに冬瓜,それにサツマイモ。
サツマイモは嫂のお母さんの作で,色形とも立派。我が家はまるで物ぶつ交換所だ。

 嫂の母は周防大島で独り暮らし。ついこの間90歳になられたが,矍鑠として家にあっては折り紙,農作業,外に出て老人会のお世話などと頭と体を上手に活用しておられる。倉橋島のサツマイモは,ツル返しの必要もないような不成長ぶりだが,余程上手にお世話なさったと見える。
芋が芽を出しているのが気になるが,芽を出す穴がいっぱいあるのは,おいしいのだろう。

 メールあり,1ヵ月ぶりにゆーすまの記事を更新したという。

 同窓会から帰宅して心地よい時間を過ごしながら,娘家族に電話するが通じない。
結局帰ってきたのは11時に近かっただろうか。昼間は海水浴を,そして子どもは初めての魚釣りに朝鮮,ツブ(ニナ)を拾ったという。掃除機だけかけたと言っていたが,車で眠っている孫に申し訳ない。
 釣果はと見ると,5~6㎝小魚が3尾。形からするとメジナの子どもだろうか。釣れた喜びを思うと叱れない。
聞くとサビキでということだった。息子も釣りの経験がないようで,今夏は時間の調整がつかなかったが,休みがあえば,釣りの楽しみを教えてやりたい。

長嶋さんは努力の人だった

2010-08-29 23:31:59 | 広島の生活
 
 佐々木 修氏・記念講演

 楽しかった同窓会
 8月には同窓会の案内がいくつか届く。
こうした会にはほとんど出席したことのない私が,誰かを誘ってという気にさせたのが,広島工業大学高等学校同窓会・設立50周年記念総会だ。
出席する旨出した返事に対して,丁寧にも礼状と,詳しい案内状が届いた。これまた珍しい。

 広島県内で10校の職場を経験したが,教職員のまとまりよく,気持ちよく勤務できたという点でこの高校が最高だった。
2年お世話になっただけだが,“10年くらい居るようだ”と言われるほど楽しく仕事ができた。
教職員が一体となっているから,生徒の指導も目が行く。生徒も,学業にクラブ活動にと,のびのびと自分の力を発揮し,また力を伸ばしていた。

 記念講演会の講師は,卒業生で1985年のドラフト会議で1位で近鉄バファロ-ズに指名され佐々木修氏(投手)。
プロの野球選手とは,首位争いで対戦した西武の清原和博氏,同僚の野茂英雄氏とのことなど挿話を交えて楽しく聞けた。
オールスターに出場した山本一義氏が,長嶋茂雄氏の夕食に招待された際,1000本の素振りをする間待たされた話などは耳新しい。私は“長嶋は天才肌,王は努力肌”と捉えていたが,天賦の才能だけでは通用しないプロの厳しさを教わった。

 当時の先生方とは,今でも一緒に仕事をしているかのような,楽しく居心地のいい時間を過ごすことができた。
 階下では人の波ができていて,まさかと思ったがその通り,広島と対戦する巨人軍の選手を一目見ようとする人たちだった。


 帰り道,隣の百貨店にあるK書店で欲しい本(毎年発行される,日本エッセイスト・クラブ編で,書名は毎年変わる)を尋ねると,係のものを呼びますという。
どこの書店でも購入には苦労したから,当てにしなかったが,当の係の店員さんは真っ直ぐに案内してくれた。

 同窓会の心地よいもてなしの心は,隣の書店まで波及したようだ。
おかげさまで,心豊かな一日となった。

井戸浚い-4

2010-08-28 22:47:26 | 島の生活


 井の中の井

3日目(28日,土曜)=白木農園では農作業の日だ。
 暑いといっても矢張り夏も終わりだろうか。明け方には,つい夏布団に手が伸びていた。今夏初めてのことだ。
 夕方には広島に帰りたいから,どうにでも井戸作業は終えたい。
昨夜の間に溜まった水を菜園に流し,梯子とタメ枡を入れてとゴソゴソやっていたら従弟が顔を出した。
「“近くに住まいしながら,お前は何をしていたのか”と言われるから」
と,手伝いを申し出てくれた。

 若いからといって,彼を井戸に入れるわけにはいかない。
邪魔だからと,梯子は引き揚げる。
バケツに入れた土やにごった水は,彼が引っ張り上げてくれる。
随分と作業がはかどる。

 タメ枡は,井戸ポンプの取水口にあてがった。
取水口は,地底近くでなく,中層にしたかったが,水中ポンプが作動しないことを考慮して,当面は現状維持。
タメ枡を据え付けることで,少しは土砂の流入を防げればと考えた結果だ。
結構な水の流入があるから,時々井戸ポンプを動かす。

 泳ぎながらなら済ませることもできるが,井戸の中ですませるような罰当たりはできない。
寒さと,尿意を我慢できなくなったからと作業を終わる提案をした。
上にあがったら,ちょうど正午。
夕方までかかると覚悟していたが,おかげで助かった。
桂が浜温泉で食事をと思ったが,奥さんが待っているという。

 落ち着いたところで,再度井戸に入る。
ポンプで水を揚げながら,上水道水で底を洗い,ゴミをとる。
大体終えたところに彼がやってきて,
「一人で入って,何かあったらどうするつもりか」
と笑いながら,手には,スイカと冬瓜を持っている。

 作業に使った衣服はどろんこで,父が着用しないからと譲り受けたクレープの上下の下着は土色に染まっている。
いつも,水を流しながら荒洗い,次いで本洗いとするのだが,申し訳ないことをした。


井戸浚い-3

2010-08-28 22:40:04 | 島の生活


 締まらず切って止める

 2日目(27日,金曜)。
 日の出前には群雲がかかっている。
外の作業にはうってつけと思われたが,作業を始めてしばらくすると,雲は北に流れて青空が出ている。
といって,連続して井戸に潜り込むのもしんどい。

 菜園に水を引く(水中ポンプはウンウンうなるだけで動かない。今年限りのようだ)。
3~4㌧もの水は土中に吸い込まれるばかりで,溜まる気配はない。
井戸は,使わなければ水質も駄目になってしまう。


塩ビパイプで配管作業に移る。
雨水用の水路(一部は昔風の暗渠)に配管をする予定だ。
通路となっているので土は硬い。井戸水を流しながら溝を切りにかかるが,難所が数カ所。
蓋の板石がテコでも動かない。何回か試みて結局あきらめる。昔の人は力持ちだったようだ。

 結局,通水パイプだけを,行き来の邪魔にならないように通路の上部を通すこととする。

 しまった。
締めの段階で,止水栓のサイズが合わない。
老人の素人のやることは,どこかが抜けている。
仕方がないから,電源によって通水を加減する。

井戸浚い-2

2010-08-28 22:30:50 | 島の生活

 外角内円

 井戸側は円形で,コアは赤土粘土を固めたもの。表面をセメントでコーティングしている。
井戸ポンプのついていない子どもの頃は,釣瓶を側に当てないように注意されたが,長い年月の間に傷みが激しい。
特に上部が破損したため,数年前(井戸ポンプを更新する前)に外をコンクリートで補強した。
自分で作業したため,見た目は四角で丈夫そうだが,うちは丸。
いわば『羊頭狗肉』井戸となっている。
今回も内部の傷みは激しく,一部大きく穴が開いている。傍の柿の根も入り込んでいる。
アリも巣くっているようで,作業開始とともに,慌てて、卵を抱えて引っ越し作業を始めた。


 井戸ポンプのパイプの吸い口は底の土に埋まっている。ポンプとして機能しないのは当然の状態だ。
 梯子を降ろし,バケツに土(砂と泥)を入れ,上にあがってバケツを引き揚げる。
この作業を数回くり返し,ようやくポンプが機能できるようにしたところで1日目は終わる。
8月初めの作業でも寒さに震えたものだが,熱波のおかげでそうまでもないが矢張り寒い。
上水道で体を洗うと,風呂のシャワーを浴びるようで心地よい。


息子の墓参

2010-08-28 21:46:08 | 農業塾OB会
 学校もようやく少人数指導に

 24日(火),歯の治療を済ませたが,どうもしっくりしない。
左上の奥歯は「浮いた」ような状態だし,右奥歯でものは噛み潰せない。
といって,前歯はスカスカしているから,食べるとしたら“おじや(雑炊)”か麺類だ。
ものを言っても,人の声のように聞こえる。
体に力が入らないから,ゴソゴソしていたら島への帰宅は25日の夜になった。

 すぐ帰るつもりで,盗られる物もないからと物置も開けたままであったが,どうも様子がおかしい。
風呂の焚き口への戸が開いている。ゴミ入れにシキミが投げ入れられている。
うん?。
やはり,仏前にお供えがあり,メモに,しばらく音沙汰のなかった娘の名前がある。
とりあえず,礼を云うようにかみさんに伝えた。
翌朝電話すると,1年生の孫はもう2学期が始まったとかで,息子一人で墓参もしてくれたという。
 結婚して10年。息のあるうちに言いたいこともあるが,もうちょっと我慢しょうか。

 小学校といえば,25日の新聞に,
「教職員8年で6万人増・・・『少人数』や『特別支援』」
とある。
大賛成だ。遅きに失した感もある。
『ゆとり教育』も相まって,子どもの学力ははっきり落ちている。
“読めない”,“書けない”だけでなく,こちらの言うことを“理解できない”。
算数・数学の簡単な計算ができないだけでなく,「決まり切った問い」の意味が分からない。

 100年の計は教育にある,という。
若者の採用と,指導力ある定年退職者の再雇用に期待したい。

 それにしても,情けない話だが,『特別支援(学校)』の意味が分かったのはつい最近だ。
昔は,特殊学校=盲・聾・養護学校だった。漢字をかなに変えたところまでは理解できる。
だが,・・・。

 町内放送が聞こえてくる。
『女性会よりお知らせします。・・・』
“なんで女だけが箒を持たなければならないの?”
中身は変わらないのに,表だけ『婦人』を『女性』に。
まるで,産地偽装ウナギだ。
『言葉狩り』で様々な変化があったが,それによって,先進性や,美味も伴うならいうことはないのだが。

井戸浚い-1

2010-08-28 21:40:43 | 島の生活

 寒~い1日

 26日(木)は寒い1日だった。
民主党の代表選挙のニュースだけではない。井戸浚いを始めた。
前回は,水中ポンプの電気コードの接続部が劣化して,ぶるぶると感電しながらの作業だった。
井戸の底の土浚えは,まるで“電気ドジョウすくい”だった。
この世に未練はないが,
「古老,古井戸で感電」
などと紙上をにぎわすことになっては困る。

 前回に続いて,針金で固定し,接着剤で固定する作業に入る。
やれやれと通電するも,・・・,うんともすんとも言わない。
撥水潤滑油だけでは無理。
分解するも,水を巻き上げるスクリュウに動く気配がない。
一昔前の電化製品を思いだし,本体周囲を金鎚でたたいて,スクリューを無理矢理回して,・・・,おっ,いいぞ!。
組み立て終わったら,ナットが一組余っていた。



 順調に水を汲み上げ始めたが,位置を変えたとたんに,ストップ。
引き揚げて,分解し,通電すると,・・・,ビリッビリッときた。
素人考えでは,簡単に漏電は解決しない。
なんとか動き始めたが,いくら無鉄砲とはいえ,ポンプと一緒の水中作業はできない。
 ポンプが砂を噛まないようにつり下げる位置に気を遣いながら,あらかた水を汲み上げ,井戸に入る。

 ※ 水中ポンプ
 このポンプは広島市の西部で,客寄せとして水族館を造ってそこで使用していた。
 ある学校に勤務していたとき,そこも海水魚を飼育する目的で,企業が撤退したとき(20年以上前)もらい受けた。
 この学校も海水魚の飼育をやめたために,私が金1万円也で購入した。