小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

子どもの読書会でもあるまいに

2009-01-31 04:27:25 | 私見
        中川財務相,26ヶ所読み間違い

 28日,麻生首相の所信表明演説については,与党議員からも
「漢字の読み間違いがなかっただけまし」
と酷評される程度のものであった(新聞各紙)。
それは,国の姿を語るのにすくなくとも10年先を見据えた理想・理念や熱意が自分の口で語られないからで,その後の国会討論(あれは,作文の読み比べ会だ)を聞いてもちっとも面白くない。

 ところで首相が上手に朗読できるようになったら,中川財務相が26箇所も文章の読み間違いをした, と官僚から指摘されたとか。「歳入」と「歳出」を取り違えた箇所もあったようだから,徹夜作業で作文した立場からすると,やりきれなかったろう。
 骨身を削って命を縮めてまでもこのような人たちを相手にするのだから,『天下り』や『わたり』を残してほしいと願うのも尤もなことと,私たちは納得すべきなのだろうか。

 先日は市販誌に投稿した文章の漢字が読めるか否かについて掛け合い漫才をやっていたが,麻生さんが『天下り』や『わたり』の禁止について言及しないのは,まさか,読める文章を書きませんよと引導を渡されたわけではあるまい。その法人自体が,小泉さんが削減したと胸を張る国家公務員の行き場であって,その給料や(一億円にも及ぶという)理事の退職金が税金でまかなわれるのは,今のご時勢,やりきれない。 
  


戦後はまだ終わっていない

2009-01-29 11:50:23 | 私見
        沖縄で不発弾爆発:2枚重軽傷

 私の聞き間違いでなければ,28日夕方のNHKラジオニュースで次のような報道がなされた。
 1月14日の不発弾爆発以来,450発の不発弾が発見された。

 14日の爆発事故は次のようだった。
午前8時40分頃,道路(未開通)の水道管埋設工事現場で爆発事故が起き,重機オペレーターの男性ら2人が重軽傷を負ったという。
建設作業員は顔面を負傷する重傷(昨夜の報道では,片目が失明のおそれがあるとのこと),近くの老人ホーム・沖縄階生園では104枚のガラスが割れたが,幸いにして食事中であったため,1人が足に軽傷を負うだけで済んだという。

 沖縄は,本土防衛の防波堤と位置づけられ,軍人・軍属のみならず多数の住民がその犠牲となられた。戦時中に使用された爆弾や艦砲弾は20万㌧に及ぶと推定され,その5%1万㌧が残った。
復帰までに5500㌧が処理,2007年度までに1750㌧がが処理されたが,500㌧は永久不発弾とされ,2300㌧が県内のどこかに埋まっていると推察されている。
 07年度には781件,毎日2件の割合で処理されている。
 
 今回の工事では時期探査は行われていなかったという。国と県の公共工事では時期探査を実施しているが,市町村や民間の工事などでは経費面などから探査しないことが多いという。
 私の叔父(父のたった一人の弟)は,硫黄島で玉砕した一人に含まれる。島の形が変わるほどの攻撃であったというから,勿論遺品はない。
戦後63年,1972年沖縄の本土復帰後36年。私は沖縄が復帰するとき,香港と同じように経済特区とするのがよいと考えていたが,それは別として,国が起こした戦争には国が責任をもって処理するべきではないか。
 せめて,国はすべての工事で磁器探査を行い,不発弾の発見・処理にかかる費用は国費負担として,これ以上悲惨な事故を起こしてはならない。

(毎日,沖縄タイムス,琉球新報の記事を参考とした)
 

妊婦健診助成を拡大(広島県)

2009-01-28 16:33:56 | 私見
        たまには,良いニュースもあるものだ

県が基金設置へ 費用14回まで(28日,朝日新聞広島地方版)
 妊娠から出産まで,妊婦の健康管理をする健康診査の公費助成について県は基金を設置し,健診を実施する市町への助成を始める方針を固めた。これまで健診5回分については国から市町への交付税として財政措置されていたが,国が必要な回数とする14回まで妊婦が費用の心配をしないで受けられるよう,国から受ける予定の交付金を充て基金をつくり助成の拡大を図る。

 妊娠を市町に届け出ると,母子手帳と共に無料で妊婦健診を受けられる受診券がもらえるが,市町によって公費負担の受診券の回数は異なり,健康保険の対象外なので受診券がなければ1回あたり数千円から1万円の自己負担となっていた,という。
 職場でこの話をしていたら,一昨年出産した女性は,
受診することが母親(となる者)の義務と思っていたが,最近は受診しない人が多いみたい,
という。
 受診回数が少なくなれば,産婦人科の少ない今リスクの大きい出産に繋がることになり,このニュースは,当然のこととはいえ妊婦への朗報といえよう。

 続いて,
 県は基金を設置するための条例案を2月県会に提出する見込み。成立次第,事業を始めたいとし,09年度末までの予算として約8億4千万円を見込んでいる。
 ただ,国が交付金などとして補填を決めているのは2010年度まで。それ以降,国が財政措置をするかは不明のため,「一度14回まで拡大すれば,減らすのは難しいので検討中」とする自治体もある。県健康増進室は「妊婦さんの安心のため,市町はぜひ助成を利用して欲しい。県内統一の受診券を作りたい」と話している。

 2兆円あれば,5年間は全国の妊婦さんの安心・安全な出産につながる。地味で,票にはつながらないだろうが,こういうところにこそ,国は金を使って欲しいものだ。  


『なまこ』の「ふくら煎り」は・・・

2009-01-28 14:24:32 | 広島の生活
        煮た『なまこ』はおいしいのだが・・・

 携帯電話を忘れて出かけ,帰宅すると娘の車はあるが誰もいない。電話に伝言が入っている。一緒に食事をしているので来るなら来い,と。
 義母と娘(私のつれあい)とその娘と子供,4世代が食事をしている。
母は10日ばかり前に一時退院したが,父を見舞って一緒になったらしい。
酒と一緒になまこを注文してくれた。私のなまこ好きは皆が知っている。3皿もあるので娘に勧めると,あのころは無理をして食べていたので今日は・・・という。

 私の母は慢性リュウマチで苦しんでいたが(経済的なゆとりがあるときは,山口県の俵山温泉に一緒した),和裁が得意で着物や浴衣を縫って家計を助けていた。盆・正月前は忙しく夜なべすることも再々であった。おかげで帰省したときには魚はたっぷり食べられた。特に正月前にはバケツでなまこが届けられた。かみさんはこれだけの量のなまこをどうするのか,なまけてしまうといぶかしがったが何のことはない。新鮮なものは酢の物に,とろけそうなものは煮て食べたものだ。
 ぶつ切りにし,砂糖と醤油で簡単に味付けした中に放り込むと,ふっくら膨らんでくる。熱々のものを腹にかき込む。これを『ふくら煎り』と言ったが,体は温まった。ゆとりのあるときには,酒に砂糖と醤油を加えて簡単に煮たが,なまこのふっくら膨れた姿から,ふくら煎りといったものだろう。
 最近はどういうわけか収穫も減った上に中国に輸出されるようで,高価になってなかなか食べる機会がない。丸のものは「このこ・このわた」も美味で,調理をしながら,チュルチュルと腹に収まってしまう。

 かみさんは,Y(娘)はなまこがすきだったよね,と言っていたが,娘とすれば残せば叱られるから一生懸命に飲み込んでいたものらしい。
母のおかげで,懐かしい昔を想い出した。
 母が逝ってもう30年になろうとしている。早すぎる往生で,何もできなかった自分が悔やまれる。 
  


迷走する消費税制

2009-01-26 20:10:58 | 私見
       国民不在で,我が身を守る閣議決定

 以下,中国新聞記事より抜粋・引用(※)
※ 自民党は22日の財務金融部会と政調審議会で,2011年度にも消費税率を引き上げる方針を付則に盛り込んだ政府の税制改正法案を了承した。政府は総務会の了承を得て,23日に閣議決定する方針だ。
 付則は,消費税を含む税制抜本改革について「11年度までに必要な法政上の措置を講ずる」とする一方,「具体的に実施するための施行期日等を法政上定めるに当たっては」景気回復の状況などを見極めるという「二段階」の構成とし,引き上げ時期の明示を避けた。(23日(金))

※ 21日午後の官邸。首相は自民党の保利耕輔政調会長らから付則案文を示されると細部を確かめずに「11年度から消費税率の引き上げができる余地は残しておいてくれ。『ぶれた』と言われないような内容にしてほしい」と求めただけで,詰めの調整を同席した与謝野馨経済財政担当相に“丸投げ”した。(23日(金))

 過日,全国の中・高生に『世界の消費税(付加価値税)145カ国』というクリアファイルが配布された。発行者は,全国間税会総連合会となっており,広島国税局間税会連合会と追加印刷されている。
 このファイルには世界地図に,税率20%以上は緑色で,10%以上は黄色で,10%未満は赤で,国・地域別に色分けされている。まるで信号機だ。配布された意図は明確である。配色からも判断できるように,日本も『先進国』並に自立アップを,ということだ。
 私は余ったファイルを仲間の数人に手渡した。コメントは付け加えなかった。もちろん,「私たちの年金・老人医療や介護は厳しい状況にある。税率アップに協力しましょう」等という思惑は一切無い。単純にクリアファイルが各種の資料の整理に便利だからだ。
 一昨年末にも配布されている。総務省か財務省のお役人の発案であろうが,税金を勝手に使って何ともいい加減なことをするものだ。

 24日の紙面に閣議決定の報道はない。「疑問残す『玉虫色決着』」と題した社説があるに過ぎない。麻生総理の前には,「任期中に,(上げるとも)上げないとも言わない」と,分かったような分からないようなことを言う2人の首相がいたが,全く同じ発想だ。
 『上げない』と言ったら「ぶれた」と言われる,『上げる』と言ったら選挙で落ちる。だから,国民は放っておいて『選挙で負けない文言』にしたに過ぎない。
 私は「消費税は上げざるを得ない」と考えている。但し,2つの条件がある。
1. 品物によって税率を変えること
   農産物・水産物等の生活必需品は0~5%。それ以外のものをUPする
2. 販売金額によって税率を変える
   19800円のスーツが20、000円になると困るが,30万円のスーツが買える人は40万円でも困らない。
 要するに,昔の(といっても10余年前の)物品税的な形にすればいいわけだ。勿論使途については,安心・安全な医療施設・設備の整備や,安心して出産し,子育てができる保証および環境整備と,年金,介護補助に充てる等という明確な目的を持つことだ。 
  


島の山の寄り合い-3 (26日)

2009-01-26 18:42:09 | 島の生活
        イノシシとネコの競演

勘太郎「あの足跡はイノさんのでしょう?」
猪ノ助「そうよ。よう分かったのう?」
勘太郎「そりゃあ,携帯ラジオと比べてあの大きさはイノさんしかありませんや。
    中央にはネコの糞の後がありましたよ。足で砂を寄せてね。
    あれでは,種は芽を出しますまい。
    ところで,小さい足跡は息子さんも一緒だったんで?。またどこから?。」
猪ノ助「そりゃあ何よ。天網恢々じゃ。
    まあ,息子にも下の様子を教えておかんとな。」
勘太郎「『テンモウ・・・』は,隙間がないということでは?。」
猪ノ助「おまえは喰うことについては頭が働くが,もの覚えが悪いのう。前にも言うたろう。
    爺さんのすることは,『密にして穴だらけ』よ。」

島爺の独り言
 24日(土)夜は雪。日曜朝は氷が張っていた。
 ネコは頭が通る穴なら通り抜けるから,10Cm角の網目では問題なく侵入する。マミも同様。春までには目の細かいネットを張らざるを得まい。耕耘機をかけたときに掘り上がった馬鈴薯をかじっていた。口の届くところにネーブルと八朔があったが,ツグミがつついた以外の被害は見えない。
 イノシシは,先週境目の草を取ったときにネットを一部跳ね上げたまま下ろすのを忘れた場所から這入ったらしい。菜園場を一周していた。
 従弟が,台所の生ゴミを処理するコンポストをひっくり返されたといって,土中深く埋め込んでいた。島でも,人と獣の住み処が急速に接近している。
  


島の山の寄り合い-2(12日)

2009-01-22 08:14:11 | 島の生活
        シシはシシより強し-2

(猪の)猪ノ助「寒いのにご足労じゃったのう。で,どうじゃった?」
(狸の)ポン太「雪は降るやら,今冬一番の冷え込みですね。
       爺さんは,10日の夜帰ってきて,家の周りで草取りしよりました。」
   猪ノ助「そがいに広かったかいのう?」
   ポン太「なに,子猫の額に毛が生えたようなもんですがの。
       ただ,水仙がようけあるけえ苦労しちょりました。」
   猪ノ助「山の畠にも水仙はあるが,大したことは無かろうに。」
   ポン太「水仙にもいろいろありますけんのう。
       既に咲いているのやら,ようやく芽の出たのまで・・・。
       それにカラスノエンドウが伸び始めて,あいつはなよなよしちょるようでも根がしつこいけん。」
   勘太郎「そりゃあ,儂のことかい?」
   ポン太「(ジロッと睨んで)いんにゃ。ほいじゃが似たようなもんじゃ。
       それに,芍薬やらが芽をださんうちにというて。鼻水すすりながらやっちょったです」

   猪ノ助「ところで,菜園場の真ん中に生えちょるんも水仙かい?」
   ポン太「ありゃあ,ニンニクとラッキョウですが・・・。
       肥え切れですけん,追肥をやるでしょう」
   猪ノ助「ちったあ畑らしゅうなったが,植え物の予定はどうなっちょる?
 」
   ポン太「ニンニクの隣にはソラマメを植えましたが,猫が悪さをして・・・。
       猫はきれいな砂地に糞をしてその後にまた砂をかけますけん。
       芽を出したのは,ほんのわずか」
   猪ノ助「猫まで悪さをのう!」
   ポン太「それにあれ,南京豆をつまみ食いをしたのはお前じゃろう?」
   マミ太「ちょっとだけね。」
   猪ノ助「勘太郎の啄ばんだ殻がない分期待させて,抜いてみると実入りが悪い。
       畑の隅で喰ったんがお前さんじゃのう?」
   ポン太「今度の週末に堆肥を入れて耕耘し何を植えるかそれからでしょう。
       山の畑は,懲りずにサツマイモでしょう。」
   猪ノ助「それは楽しみじゃのう。
       じゃが元気を出して,策の手入れをするようじゃと困るが・・・。」
 
  


オバマに期待する

2009-01-22 05:44:22 | 私見
        新しい時代の到来を待つ

 21日は,米国新大統領としてオバマ氏が就任する日である。
帰宅してニュースで彼の演説の一部を聞くことになったが,聞きながら胸の高まりを押さえることが出来なかった。私なりに解釈すれば次のようなものであったと思う。
 「現実を正しく認識し,責任を持った行動を取ろうではないか。世界平和のために,豊かな国造りのために,手を携えて絶えざる努力をしていこう」
200万人の人びとが彼の就任を祝うために集まったという。新しい時代への期待と希望を『直接』共有したい人たちであったろう。隣国のことであるのに,私も妙に気分が高揚してくる。

 演説開始を前に,このことを扱ったコラムは,日経『春秋』ただ1紙であった。
 日経『春秋』21日
 原子力空母とクルマと深紅のバラと。三題噺のようで恐縮だが,ちゃんと共通点がある。答えは「リンカーン」だ。十万㌧の軍艦もフォードの高級車も,そして強烈な香りを放つ大輪の一品種も,かの米国大統領の名をいただいている。
 地名や大通りの呼称となると,それこそ全米のいたるところにリンカーンがあるそうだ。学校の名にも少なくない。南北戦争で疲弊した国を統一に導き,奴隷解放を宣言した哲人への深い敬慕ゆえだろう。その偉大な指導者に自らを重ね合わせた初の黒人大統領,バラク・オバマ氏の刻む歴史がついに動き出した。
 首都ワシントンの熱狂に世界も酔っている。就任式やパレードをこの目で,と集まった国民は二百万。彼ならきっと経済危機から米国を甦らせてくれる。戦争を終わらせてくれる。人種間の融和を進めてくれる。そんな「きっと」「くれる」が充ち満ちているようだ。大統領の最大の敵は過剰な期待かもしれない。
 今年はちょうどリンカーン生誕から二百年。新たな建国の夢を託されたオバマ氏だが前途の険しさは並大抵ではない。リンカーンの名を冠した空母がテロとの戦いを,フォード車が経済の混迷を象徴し,多難な日々を告げているのだろうか。ならば真っ赤なバラには希望を見いだしたい。花言葉は「情熱」である。

 日経紙から転載した。
さて,就任式終了後の各紙にはどのようなコメントが寄せられるのだろうか。 
  


義父の誕生日

2009-01-21 17:13:09 | 広島の生活
        もう一緒に飲むことは無理なのか・・・

 1月11日は義父の誕生日,16日は義母の誕生日。
父はこの日で91歳になるが,昨年の夏以来転院をくり返しながら入院生活を送っている。11日は日曜日でもあり,親しい者が訪ねることは必須だから,私は一足先の土曜日に見舞うことにした。見舞うといっても食べ物は勿論,水さえも喉を通らない状態にあるから,今までも元気な姿を確認し,声をかけ,手足をさすって帰る程度のことしかできていない。

 さてどうしょうかと考えて,あの絵に思い至った。パソコン同好会でオートシェイブで描いた『安芸の宮島』。
鳥居だけが鮮やかな絵をじっと見つめている。N先生が作ってくれた表題と絵,ネームプレートと私を指さす。私と絵とネームプレートを見比べている。父の口から言葉は出てこないが,分かってくれただろうか。

 父と出会って40年近くたつ。素敵な人だった。このことを言うと嫌うのだが,この人の娘なら間違いはないと,今のかみさんと連れ合うことを決めた。必要なことはきちんと発言されるが,無駄なことは言われない人だった。結婚が本決まりになろうとするとき,ひそかに島の家を観察に行ったらしいが,運転手が「この道は二度と通りたくない」と言ったとか,傾いだ家のことは言わない方が良かろう等ということは,結婚後ずっと後になって知ったことだった。

 一緒させてもらってよく飲んだ。「人並みです」という言葉に対して,このごろの人はよく飲むのだなという父は,決して酒に飲まれない人だった。明け方近くまで一緒しても乱れることはなかった。
 良く旅行もした。足下が不自由なところがあったが,専ら車での移動だから,入浴が好きな父とは中・四国・九州の温泉が足を伸ばす中心となった。私の父が逝ってからは,年末から正月は共に過ごすことを常とした。その旅行も,昨年六月,かみさんが六日市温泉に連れて行ってくれたのが最も近い旅行となっている。
 母の誕生日と近いこともあって,都合の良い日を選んで祝うことが多かったが,昨年の誕生日以来,今年は出来ない。

 何かにつけて,助けてもらうことばかりだった。
新鮮な魚をつつきながら,もう一度美味しく酒を飲みたいのだが,叶えられない夢なのだろうか。
  


思いがけないお年玉

2009-01-17 13:20:04 | 広島の生活
        こいつぁあ,春だきゃあ・・・?

 地元紙には毎日大量のチラシが入っている。不景気なために多いのか,重いばかりで用をなさないと,ほとんど目を通すことなく処分してきた。ところがちょっとしたことで,チラシを見直すことになった。

 近所の人によると,すぐ近くのスーパ-『Y』のチラシに「お年玉つき年賀はがきで商品券プレゼント」の記載があるという。1等は商品券3000円分プレゼント,2等は5%OFFで,その人は1頭が1枚当たったという。かみさんが早速調べた結果,なんと,1等が3枚もあった。9千円分の商品券になる。1000枚につき5枚の当選率だから,我が家に届いた年賀状の枚数からすると破格の当選率だ。

 肝心の抽選では,一度だけ園芸セットが当たったことがあるが,せいぜい切手セットが4~5枚であった。その切手セットさえ,郵政省の頃は100枚につき3枚の割合であったものが今は渋くなって2枚に減っている。今年も期待薄であったが,意外なお年玉に,かみさんも機嫌がいい。

 かみさんが早速友人に話したところ,その友人も1枚当たったとかで,私も倣って数人の仲間にEメールで流したが,1等に当選したという連絡はいまだない。 
 当選した3枚とも南西方向からの賀状で,1枚は娘からのものだった。今年はこの方角の人を大事にせよとのことかもしれない。
 運がいいなら宝くじを買おうかとかみさんは言っているが,これは今だけのものと,私は無視している。