中川財務相,26ヶ所読み間違い
28日,麻生首相の所信表明演説については,与党議員からも
「漢字の読み間違いがなかっただけまし」
と酷評される程度のものであった(新聞各紙)。
それは,国の姿を語るのにすくなくとも10年先を見据えた理想・理念や熱意が自分の口で語られないからで,その後の国会討論(あれは,作文の読み比べ会だ)を聞いてもちっとも面白くない。
ところで首相が上手に朗読できるようになったら,中川財務相が26箇所も文章の読み間違いをした, と官僚から指摘されたとか。「歳入」と「歳出」を取り違えた箇所もあったようだから,徹夜作業で作文した立場からすると,やりきれなかったろう。
骨身を削って命を縮めてまでもこのような人たちを相手にするのだから,『天下り』や『わたり』を残してほしいと願うのも尤もなことと,私たちは納得すべきなのだろうか。
先日は市販誌に投稿した文章の漢字が読めるか否かについて掛け合い漫才をやっていたが,麻生さんが『天下り』や『わたり』の禁止について言及しないのは,まさか,読める文章を書きませんよと引導を渡されたわけではあるまい。その法人自体が,小泉さんが削減したと胸を張る国家公務員の行き場であって,その給料や(一億円にも及ぶという)理事の退職金が税金でまかなわれるのは,今のご時勢,やりきれない。
28日,麻生首相の所信表明演説については,与党議員からも
「漢字の読み間違いがなかっただけまし」
と酷評される程度のものであった(新聞各紙)。
それは,国の姿を語るのにすくなくとも10年先を見据えた理想・理念や熱意が自分の口で語られないからで,その後の国会討論(あれは,作文の読み比べ会だ)を聞いてもちっとも面白くない。
ところで首相が上手に朗読できるようになったら,中川財務相が26箇所も文章の読み間違いをした, と官僚から指摘されたとか。「歳入」と「歳出」を取り違えた箇所もあったようだから,徹夜作業で作文した立場からすると,やりきれなかったろう。
骨身を削って命を縮めてまでもこのような人たちを相手にするのだから,『天下り』や『わたり』を残してほしいと願うのも尤もなことと,私たちは納得すべきなのだろうか。
先日は市販誌に投稿した文章の漢字が読めるか否かについて掛け合い漫才をやっていたが,麻生さんが『天下り』や『わたり』の禁止について言及しないのは,まさか,読める文章を書きませんよと引導を渡されたわけではあるまい。その法人自体が,小泉さんが削減したと胸を張る国家公務員の行き場であって,その給料や(一億円にも及ぶという)理事の退職金が税金でまかなわれるのは,今のご時勢,やりきれない。