小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

花オクラ

2009-08-31 12:55:56 | 農業塾OB会

食べる花オクラとおいしいトマト

 『たべてみんさい!
    とれたてじゃけぇ!』
と書かれた袋から取り出すと,待ってましたtばかりにパッと花開いた。今朝,Hさんに頂戴した花オクラ。

 今日から私のトマト作業が始まった。20日に定植したトマトは大きく生長し,水を吸った大豆大に実を付けたものまである。作業の進捗状況を見計らってHさんがやってこられた。今朝収穫したばかりの花オクラを手にして。
 夏の盛りには奥さんの作られた“梅ジュース”が絶品。
花オクラは姿も美しいが,その楚々としてねっとりと舌にからむ味は格別。美しいものは往々にして相手を選ぶ傾向があるが,この花は刻んでそのままで良し,サラダなどに添えて良し,夏の素麺に良し,だ。

 花の形そのままでは他を圧倒し主役となってしまうが,刻まれることによって本来の姿を隠し,相手にあわせ,そして味をひきだしてくれる。
 花オクラについては,農業塾OB会の『白木農園だより』=男の料理教室や,『晴耕雨読』にも記載されている。

 下の写真は現在のハウスの様子。主茎が下を向いているのは暑さ(9時で36℃)の所為でしおれたのでなく,人工的に下に向けたものだ。地面近くから再び立ち上がらせれば,各種作業や収穫が楽になる。
 この装置を開発したUさん『空宙トマト』は,他のハウスで収穫したトマトを提供してくれた。花オクラに添えてあるのがそれで,品種はアイコ。夏の太陽の光と熱をしっかり吸い取って甘くおいしかった。


山の寄り合い

2009-08-31 01:53:34 | 島の生活
さて,防げるか?

 防獣ネットは効を奏するか?

猪ノ助「久し振りじゃのう。今日も暑かった。」
ポン太「ようやく煩いのが終わりましたのう。」
猪ノ助「選挙かい?」
ポン太「いえ,爺っちゃんの草刈りですが。毎日,ブンブンチャリンチャリンと。」
猪ノ助「今回は暑い中をようやったのう」
ポン太「ところで畑で光ちょる丸いモンは何ですかい?。」
猪ノ助「ありゃあお前,草刈り機の替え刃よ。
    チップソーちゅうてなあ,昔は4枚歯,8枚歯とあってちびたら研いだもんじゃが,
    今は鋸の歯のようになってあれで草を刈るんじゃ、」
ポン太「へえ?,あんな包丁のようなもんで草が切れるんで?」
勘太郎「おまえアホじゃのう。歯が石や木にあたってちびたに決まっちょろうが。
    石や木にあたるけん,チャインチャイン音がして火花が散るんじゃが」
ポン太「3枚はありましたで?」
勘太郎「使いかけの1枚と,帰りがけに買った2枚,それに今日,もう1枚ダメにしたよ」
ポン太「機械やガソリン,それに種苗や肥料を買って,農業はそんなに儲かるんで?」
猪ノ助「まともにやりゃあ儲かろうが,爺っちゃんはロクなもん作っちゃあおるまい。
    まあ顔の黒さを見て分かるように,医者代のつもりじゃろうのう」

ケン坊「ところで畑の中の青や赤のカンカンは何ですかい?」
猪ノ助「ありゃあ,切り株にコーヒー缶を被せちょるんじゃが」
ケン坊「兎が切り株にけ躓かんようにですか?」
猪ノ助「まさか。島に兎はおりゃあせんが。
    切ったままじゃあ芽を出して生き返るじゃろう?
    掘り取ればええんじゃが,当面は完全に枯らすためじゃろう。」
ポン太「今日はタラの木を切りましたで。」

猪ノ助「爺っちゃんにゃあ変なクセがあろう。
    カタギや桜,茶の木など,つい勿体のうて残すんじゃのう。」
ケン坊「山にもヤクザが居るんで?」
ポン太「お前はバカじゃのう。
    樫,楢,栗などの素材の堅い木を“カタギ”と言うんじゃ。」
猪ノ助「タラは大分あったろう?」
ポン太「20~30本はありましたろうのう。
    芽も食べさせんのに,トゲまであって邪魔をするちゅうて」

マミ子「囲いを新設しましたねえ」
ケン坊「へー」
ポン太「(ジロッ)・・・」
猪ノ助「今回は柱や下側に鋼管パイプまで使うてのう。
    ところであそこに糞をしたのはポン太,お前か?」
ポン太「ウン」
猪ノ助「お前が要らんことをするけん,爺っちゃん用心して,
    ネットの継ぎ目を鉄筋で補強したで・・・」
ポン太「草を刈ってくれて眺めも良くなったのでついもよおして・・・。つい。」
猪ノ助「継ぎ目が大事じゃけんのう。
    高さが1.8mじゃあ飛び越えることもできん」
マミ子「それじゃあ,おいしいものができてもダメですねぇ」
猪ノ助「なに,それはそれ,爺っちゃんのすることじゃけん・・・」
ポン太「“天網恢々”ですかい?」
猪ノ助「“密にして漏れる”よ。」
  

みじめなチップソー

一寸法師?

2009-08-30 23:51:26 | 孫たち
兄と

 
 蓮の葉に乗った兄弟



 26日(水),畑から戻りひとまずビール(といっても,6本498円の第3のビール)を飲んで,シャワーを浴びてぼやっとしていたらメールが届いた。孫がオオオニバスに乗せてもらったという。
島に帰るとき,広島市の植物公園で子どもをオオにバスに乗せる催しを行っている,というラジオ放送を聞いて,こういうことだがどうかと電話しておいた。

 23日の日曜日はダメだったが,今日は二人とも乗ることができたという。良かったとメールをしたら,実は今日が祭事の最終日ということで,自分も乗せてもらったという返事が来た。恐らく下の孫が「お母さんも一緒に乗ろう」とせがんだのを係の人がその願いを叶えてくれたのだろう。子どもと違って少し(?)沈んだそうで,写真はなかった。

 島の家ではインターネットができるようにしていないが,携帯電話でこのようなことができるのは嬉しい。
土曜日の夜帰った来て以来,玄関でコオロギが鳴いている。水は,食べ物はと心配したがどうしようもない。ビールの肴に従弟のくれたキュウリを食べ残し,履き物の上に置いてやったのが嬉しい便りにつながったのだろうか。メモを打ちながらビールがまたはずむ。ウイスキーもあとわずかとなった。


秋は早足-8月末

2009-08-30 23:36:52 | 島の生活
ボケ 山椒の実

コオロギが鳴き赤とんぼが飛ぶ
 22日(土)に帰島以来今日まで島で過ごした。その間ずっと,玄関でコオロギがきれいな声を聞かせてくれた。
いつどこから入ってきたのか,昼間はどうしているのか,水は?,エサは?と気がかりで,従弟のくれたキュウリを少し置いてやったが,食べた気配はない。お盆過ぎにむしろ暑くなった感じだが,夜の扇風機は要らない。家外では虫の声しきりだ。

 朝顔(オーシャンブルー)がようやく花を付け始め,盆前に孫を傷つけてはと切りつめたボケがわずかながら花を付け,山椒の実は既にはじけようとしている。
 井戸端で変わった花が咲き始めた。花の名は不明。形からするとウコンだろうか。一昨年ここで作業をした憶えはあるが。

 24日のラジオ報道によると,福島県では平年より13日早く赤とんぼ=アキアカネ
が舞い始めたという。島では,28日(金)山の畠で草焼きをしていたら赤とんぼが敦劇多飛び始めた。今年の秋は早そうだ。  

ウコンの花?

ソバの土寄せと除草

2009-08-22 14:49:08 | 農業塾OB会
豊に育った蓮
農業機械も日頃の手入れを

 今日22日(土)は白木圃場の農作業。
一昨夜も昨夜も多くはないが降雨があった。今朝もパラパラと来ていたからどうしたものかと思案したが,6時半には世話役のHさんから「小雨実施」のメールが入っていた。草刈り機(刈り払い機)の作動は昨日確認済みで,作業用のプロテクターも購入し勇んで出発。本日の参加者は14名。草刈り機は6台。

 ところが,動き始めて暫くすると,ブルルンブルルンと回転数が下がり挙げ句の果てには止まってしまう。なだめすかしてもうまくいかない。30分頑張ったが仕事にならないので断って修理に向かう。
 農機屋さんには連絡がつかず,ガソリンスタンドでは不可能とのこと,忙しそうなバイク屋さんに修理を依頼する。パイプ,キャブレター,点火プラグと掃除。対して目詰まりしている様子もなかったが何とか動き始めて圃場に帰ると,作業は終わったところだった。
 なんとも情けない話で申し訳ない。

 参加する途次ラジオニュースで“広島市植物公園では鬼バスに子ども(30Kg以内)が乗る遊びを行う”とあった。先着50名であったか500名であったか聞き逃したが面白い試み。そのときに見つけたのがレンコンの花。美しく咲いていたので写真に納めた。白木地区は水も豊かで水田だけでなくこうしたレンコン田も多い。
 身をいくつかいただいたので青いのは栗の味。熟したのは食べるわけにはいかないので水のあるところに植えてみようと思う。さて芽が出るかどうか?。

 ところで白木圃場は,里芋が至極順調に育っている。写真遠くに青々と見える(?)のがそれ。大豆も順調すぎるほどに育っている。かんじんのソバは,発芽のうまくいかなかったものもあり(覆土が多すぎたか?),担当のKさんが最期まで追い蒔きをしておられた。気候不順が続くが,順調に育つのを願うのみ。
 次回の作業は9月5日(土)の予定。なお,2日には『1日研修旅行』が予定されているようだが,平日のため私は不参加。
 また島に帰り,ブログは暫くお休みとなる。
  

大きく育った里芋。右は他人の所有地で草茫々。

人を観て稼働する瞬間湯沸かし器

2009-08-21 08:05:04 | 島の生活
瞬間湯沸かし器は1台で十分と思っていたが・・・

 従弟が帰ったあと,洗い物をとつい瞬間湯沸かし器に手を伸ばすと,あれっ,パチパチと音がして湯が出だした。当たり前の話なのだが,この湯沸かし,取り付けた最初にお湯が出ただけで,その後は水さえ出ようとしなかった。

 その前の湯沸かし器は,不完全燃焼で問題となったメーカーの製品で,燃焼部分からと思われるわずかな水漏れがあった。折良く娘家族の転居で不要となった湯沸かし器をもらっていた。この春取り付けたときには作動したが,以後音沙汰なしだった。あいつはダメだと報告もできず,といって取り外す気にもなれずそのままにしていた。

 お盆に帰った娘家族は,すぐに使えたので修理はしなかったという。ということはこの器具,“瞬間湯沸かしは島爺一人で十分だ”と考えていたが,もとの持ち主を判断し“動かなければ廃棄される”と考えて湯を沸かし始めたものと思われる。
 最近はどんなものにもコンピューターらしきものが取り付けられて,自販機でも挨拶をするくらいだから,この程度の判断はするかも知れない。
次回帰ったときにどうなるか楽しみだ。


咲かないオーシャンブルー

2009-08-20 23:37:58 | 島の生活
賢くなるイノシシ
  

菜園場にはまたもイノシシが侵入していた,前回と別の場所を破って。人間社会と付き合っているうちに,彼らも少しずつ賢くなっているらしい。
 残して置いた2個のスイカも皮だけが残って,食べられるものはナスとピ-マン意外はもう無くなった。畑の東側の柵にはい上がったオーシャンブルーの景気はいいが,毎年多くの花を付けるのに,今年は夏の初めに咲いた程度で今は全く花を付けていない。後で聞けば,今年度当地方の夏の日照時間は7月が平年の半分,8月は3/4程度ということで,その影響かも知れない。

 帰宅した晩,食事の準備の前に一杯やっていると,従弟が訪ねてくれた。相談したいことがあって,とは言ったが,別にどうということはない。ビールが飲めないというので,適当な焼酎がないかめに帰路買い求めたウイスキーを出した。肴は豚の耳と鰺の干物で済ませる。他愛もない会話をしていたらいつの間にか日付が変わっていた。彼も地元に兄弟はもちろんイトコ(男)も住んでいないから,たまには話し相手がほしいらしい。
 会話といえば,翌日は叔母と2時間ばかり,その次の日は雑貨やのおばさんにつかまって30分余。お客さんがみえて助けられたが,島も話のできない獣は増えたが人が減った所為だろうか。

 20日(木),パソコン教室があるというのに網戸張りに手を付けたのが間違いのもと。
家の裏に幅1mほどの水路があり,1つの部屋が1間幅の引き戸で直面している。網戸は附いているが知恵のついた孫が開けて落ちるようなことがあってはと気になっていた。今回はそこにラティスを取り付け,防虫用に外から網を貼り付けた。暗くはなったが防犯も兼ねて一安心。
 意外と時間をくって,パソコン教室に着いたのは終了直前。音戸大橋の信号は変則三差路であるため,朝は呉市内に夕方は島に入る車用に信号時間を変えている。このことをうっかり忘れていた。
 教室では一ヶ月ぶりに仲間の元気な姿を拝見できた。


シンドラーのリスト

2009-08-18 00:42:00 | 広島の生活

 広島で生活するとどうしても生活が不規則になってしまう。誘惑の元凶はテレビ。映画があるとどうしても観てしまう。小人の小人たるゆえんで,先ほどまで鑑賞したのは,

シンドラーのリスト(1993)

 第二次大戦下,1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家の姿をドキュメンタリー・タッチで描いた大作。第66回アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞ほか7部門を受賞した作品。
 たっぷりと学習させてもらった。



島はセミが減った?!

2009-08-17 22:06:29 | 孫たち
セミの減少もイノシシの所為か?

 捕虫網をもって島に帰った孫兄弟に聞くと,セミは少なかったという。時々小雨という天候の不順もあったが,捕ったのはツクツク法師1匹。抜け殻も少なかったようだ。去年はあんなにいっぱいあったのに。

 その予感はあった。昨年までは,毎朝庭の柿木に集まり,シャワシャワと眼覚まし時計代わりに起こしてくれ,昼休憩は幹にぞろぞろと並んで樹液をたっぷり吸い,またシャワシャワとやり出す。
 ところが今年は全く様子が異なり,山の方で鳴いているに過ぎない。夜の電灯に寄ってくるのもツクツク法師のみ。
 イノシシが菜園場や庭の木の根本を掘り返し幼虫を食したようだからそれを恨んで寄ってこないのかも知れない。7年でこれだから,13年ゼミや17年ゼミの恨みはすごいだろうな。

 住居の方で,父の部屋としていたエアコンが動かなくなった。それも優介が帰った夜のことで,彼には暑い思いをさせてしまった。ケーブルTVのリモコンまで動かない。家電製品はどういうわけか複数でいかれてしまう。

 優介の家族は17日(月)未明,無事に帰着したようだ。
私の方は20日まで島に滞在するからブログの更新も休ませてもらう。 
  


給油所によって差の大きいスピードパス

2009-08-17 07:22:53 | 私見
納得できないエッソのガソリン料金

 13日病院に見舞いに出かけるときに,ガソリンが少ないことを指摘され,念のためスティックを持って出かけた。なるほどガソリン残量が少ない警告灯がつき始めたため途中のセルフスタンドで給油。1リッターあたり122円であったが,現金の持ち合わせも少ないため2000円分だけ給油。

 帰路,ちょっと遠回りになるがエッソのセルフスタンドによる。表示価格が122円であることを確認して満タンに給油した。墓参等で動くことを考えてのことだ。ところがレシートで確認した料金は1リッターあたり125円となっている。店番に聞くと,今年春から価格形態が変わったという。現金を安くカードは高くと。

 私の支払い方法はエッソの『スピードパス(speed pass)』と呼ばれるもので夏前に導入した。機能はカード支払いと同じことだが,セルフスタンドでカードの代わりにスティックをかざすだけで給油が可能となる。
 安くて簡単,安全ということで取り入れた。
現に,8月6日に別のセルフスタンドで給油したときの単価は(122円/㍑表示の店で)117円/㍑であった。
 
 小売業者は異なるが,同一県内の,同一系列の,同一形式のガソリンスタンドはともに122円の価格表示,A店は117円/㍑でB店は125円/㍑。
羊頭狗肉の詐欺商法までは言いたくないが,1リットルあたり8円も異なるのが正常と言えるだろうか。