小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

近場で

2012-09-30 06:59:32 | 広島の生活
 小瀬川温泉へ

 昨・29日は土曜日。 
台風の接近に伴って,広島県南部は昼前から雨,とあった。
30日(日)にかけて西日本は荒れ模様,と報道されている。
自宅に閉じこもっても仕方が無い。
土曜日はかみさんのパートも休みだから出かけたいところだが,
日曜日は孫の運動会の予定。

 山口県との県境を流れる小瀬川を遡るといくつか温泉がある。
下流から,真珠湖温泉,小瀬川温泉,スパ羅漢,魅惑の里,潮原・・・。
孫を誘ってドライブとしゃれたいが,運動会を控えて学校に行っている。
廿日市市を経由して,ひたすら山に入る。
(現役時代,何度も何度もここを上ったものだ,とつまらぬ感想が)

 温泉と云っても,いずれも加温して提供している。
小瀬川温泉は能書きに“中国地方屈指のラドン含有量”とある。
入浴客も多いが,水汲みに立ち寄る人の多いこと。
食堂脇に水汲み場があって,一つは温泉水,他は山水とみえる。
数十本もペットボトルを抱えている人もいる。
温泉水は体調改善に役立つが,1日にコップ2杯まで。
山水(?)は,炊飯,お茶,コーヒーに良いとか。

 食堂では,ヤマメの唐揚げが美味しかった。

今日は朝から雨。孫たちは学校に行っている。
さて,どうすごそうか。

うんどうかい

2012-09-30 06:35:28 | 孫たち
 孫Tから手紙が届いた。

 おじいちゃんとおばあちゃんへ
 ぼくの学校では運動会があります。ぼくは白です。
 日時 九月三十日(日)
    九時から
 場所 Y小学校グランド
出場 NO2 タグをゲットだぜ!(タグとり)
    がんばってタグをいっぱいとります。
   NO10 島人ぬ宝(おどり)・・・・“しまんちゅのたから”と読むのかな
    いっしょうけんめいおどります。
   午後
    徒競走
    五組は,二コースを走ります。
    いっしょうけんめい走ります。
 ぼくは,いっしょうけんめい練習しているのでぜひきてください。

 せっかくの運動会なのに,どうも雨のため中止のようだ。
台風17号の接近に伴い,昨日“昼前から雨”の予報であった。
降雨はなかったようだが,そのような訳で準備も出来なかったようだ。
「台風接近は分かっている。保護者の弁当造りも大変。中高生ならまだしも,
 小学生が雨の中を登校。今日のうちに“中止”,と決めれば良いのに」
「でも,晴れれば,“やれば良かったのに”となってしまうから」

 このような場合,通常なら,
“強風,降雨,洪水の警報が一つでも出ていれば,自宅待機,層でない場合は登校”
となっているようだが,これは平常のこと。
休業日などに行う“特別な学校行事”については別な考え方もっろうと言うものだが・・・。

 いまだに,連絡は届かないようだ。
保護者は弁当を作り,子どもは雨の中を登校することになりそうだ。

十三夜

2012-09-29 00:35:19 | ひとりごと
 30日は中秋の名月
 寝ようと思いながら,つい開いたブログ中農日記に月の美しさが書かれていた。
先日の“蕎麦食べ歩き会”で,30日が中秋の名月,28日が十三夜と確認した。
中秋の名月は旧暦8月15日で,十三夜は,実は,旧暦9月13日となっている。
従って十三夜は来月,10月27日となるが,空きの月はいつ見ても美しい。

 慌てて外に出たが,台風の足が速く,どう探しても月は見えなかった。

 月の歌でつい口ずさむのは“十三夜”
ただし,1番しか覚えていない。秋の夜長にメモしておく。


 十三夜 (作詞:石松秋二,作曲:長津義司)

河岸の柳の 行きずりに
ふと見合わせる 顔と顔
立ち止まり 懐かしいやら 嬉しやら
青い月夜の 十三夜

夢よ昔よ 別れては
面影ばかり 遠い人
話すにも 何から話す 振袖を
抱いて鳴きたい 十三夜

空を千鳥が 飛んでいる
今更泣いて なんとしょう
さよならと こよない言葉 かけました
青い月夜の 十三夜

十三にちなむのは,樋口一葉の「十三夜」,また「十三妹(しいさんめい)」

ささやかに

2012-09-28 23:18:16 | ひとりごと
 結婚記念日であった

 かみさんが帰宅してしばらくして後,
「おとうさん,この花どうしたの?」
「今日は結婚記念日じゃないか」
「ええっ,そうなん」

 今日は9月28日。
41年前,二人が一緒になった。
公務員の安月給を飲み食いに使ったから,
借金も,現金もなかった。
今も同じで,デンマーク カクタスという小鉢を買った。

 当日の朝まで,旅行中の教材を作った。
こっちが楽しんでいるからといって,生徒も愉しませる訳はない。
プリントとビデオを作った(あのビデオ,残っているかなぁ)
宇奈月温泉に夜行列車で出かけ,財布を忘れたことに下車して気付いた。
帰りは乗り過ごして,家族や友人をすっぽかして岩国で下りた。
以来,ずっと珍道中が続いている。

 この時間まで,どこからも“おめでとう”の“お”の字もない。
まあ,本人が気づかないのだから,仕方がないか。
先日買って冷凍しておいた魚を肴に乾杯した。
(息子,娘,読んだらコメントを入れよ)

 嬉しいことあれこれ
 事情があって,以前住んでいた家を離れここに住み始めて1年余。
1.かみさんの友人から,おかずの差し入れ
 (実際には貰わなかったのだが)右手が不自由なら料理が出来まい,
 と届けて下さった。ところが,不在なので近くの姪御さんにあげたとか。
 遠路,自転車で届けてくれた好意に感謝,感謝。
2.近くの寿司店Gから見舞い
 30年来の付き合い。事情を知って届けてくれたらしいが不在。
 「えっ,別居してるの?」と小さい声で聞いたらしい。
3.新聞販売店から弁当箱
  今日のこの日に合わせたように,プレゼントのお知らせ。
 ちゅ-ピーくらぶ(中国新聞のファンクラブ)から
 応募に当選したからとかわいい弁当箱が届いた。
4.息子から電話
  「夕べ,M(神奈川の息子)から見舞いの電話があったの」
 娘からは早くから心配したメールが入っていた。
 遅くはあったが,嬉しかったらしい。

 年寄り殺すにゃ 刃物は要らぬ 携帯電話 一本で良い とか

蕎麦会(9月)

2012-09-28 20:56:19 | 広島の生活
 蕎麦食べ歩き会・9月例会
 
 昨夜は月一度,高齢の蕎麦食べ歩き会。
この会合は,農業塾OB会・初代会長のKさんの提唱で始まった。
Kさんは現在病気療養中だが,来春には復帰できそうで楽しみ。

 今回の会場は“蕎麦切り・吟
広島市の中心部に近いが,原爆投下地点から少し離れていて,
しかも,背後に比治山という小高い丘を控えていたことから,
消失は免れた。主な建造物は広大医学部と女子商業高校。
そのかわり復興が遅れ,数年前から再開発が始まり,ようやく
新しい街に生まれ変わりつつある。

 はそうしたビルに囲まれ,しゃれたたたずまいで鎮座。
店主は,脱サラで蕎麦打ちを修行され新規開店されたとか。
そうした関係か,繁華街から離れ目立たない場所であるにもかかわらず,
県職員をはじめ,サラリーマンのリピーターが多いとか。

 ビール(エビスは私はどうも)で乾杯し,何倍か空けた後清酒に移行。
清酒は,店主の吟味したものが10種類近く用意され,ここが多勢の良さ,
熱燗,中燗,ぬる燗,冷やとほとんどを楽しんだ。
(おかげで,かみさんからはろれつが回らないと,苦言があった)

 参加者は男性9人,女性は?,7人か9人。別室で会ったから不明。
とにかく,楽しく談笑し,美味しく頂いた。
価格は,サラリーマン出身の店主らしく,リーズナブル。
興味のある方はホームページ蕎麦切り 吟をどうぞ。

妖怪と境港

2012-09-27 22:26:00 | ひとりごと
 

境港の妖怪は昔から? 

「なぜ境港と妖怪が」と不可解であったが,水木しげるさんだけでは無いようだ。

 島にいても,外に出歩く時も簡単な文庫本を携えることにしている。
今回もかみさんの入浴中にと。平岩弓枝の『御宿かわせみ』を鞄に入れていた。
たまたま開いた一節に次の文章があった。(巻三『夏の夜ばなし』)

「・・・雲州侯には赤坂のお屋敷に狩野梅笑に描かせた化け物の間という部屋がある
かねてよりきいて居りました。(中略) たしか雲州侯お抱えの釈迦ヶ嶺と申す力士は,
八尺豊かの大男とか・・・・・・」

調べると,

 出雲松江藩主松平侯は二代将軍秀忠の兄秀康の家筋で,宗衍(むねのぶ)(後:南海)
は裸で茶会を開いたり,江戸・上屋敷の一室に天井から襖まですべて,狩野梅笑の筆による
妖怪の絵を描かせた『化け物の間』で,夏の夜は,揺らぐ蝋燭の火に浮かぶ異様な妖怪を眺め,
襟元がぞくぞくする思いで涼を求めた。
子の治郷(はるさと)(不眛公)も,若く肌がきれいで艶々した侍女の背に沢山の花の彫物をさせ,
素肌に一重帷子を着せ,すけすけの色っぽさを眺めて夏の涼を求めた,
と物の本にあるそうな。
(倹約令厳しい老中・松平定信の時代に絹の裃で登城し,咎められたのに対して
「異国の麻の裃と国の民百姓の作った絹の裃とどちらが倹約か明白であろう」
と論破して絹の裃を着通したという逸話もある)

 境港と松江とはとなり町。
妖怪とは無縁で無かったわけだ。

料理教室(9月)

2012-09-26 18:06:55 | 農業塾OB会
 トウガンと小松菜を使って
 
 1ヵ月振りのOB会・白木農園の料理教室。
参加者は会員19名と指導者はJA広島市のKさん。
今日の材料で購入したのは挽き肉とエビ。
ご飯はSさんが県北に通いながら作った新米。

 1.トウガンのエビあんかけ
材料>(4人分)
 ① トウガン・・・・・・・・・・・・・・・・1/4個(400g)
 ② 重曹・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
 ③ むきエビ・・・・・・・・・・・・・・・・8尾
 ④A;だし・・・・・・・・・・・・・・・・・・2カップ
    塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
    薄口醤油・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
  B;酒,みりん・・・・・・・・・・・・各小さじ1
    砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
    薄口醤油・・・・・・・・・・・・・・大さじ1+1/2
 ⑤ 片栗粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
 ⑥ ショウガ汁・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
作り方
 ① トウガンは種とわたを取り一口大に切る
   薄く皮を剥き,重曹と塩少々でこすり,固めに茹でて,冷水にさらす
  (材料のトウガンの形が良かったので,まず,立てた状態で皮を剥いた
   薄く剥くのは,彩りをよくするため。重曹を使うと煮えるのが早い)
 ② むきエビは皮のついた状態で,楊枝を使って背わたを取り,粗くたたく
  (皮を剥いて縦割りにすると,残った背わたが取れる)
 ③ 鍋にAを入れ,煮立ったらトウガンを入れて煮含める
   あら熱が取れたら,煮汁ごと(冷蔵庫で)冷やす
 ④ エビあんを作る
   小鍋にトウガンの煮汁(1+1/2)とエビを入れ,火にかけBで調味する
   大さじ1の水で溶いた片栗粉を加えてとろみを付ける
   火を止め,ショウガ汁を加え,あら熱が取れたら(冷蔵庫で)冷やす
 ⑤ 器に優しくトウガンを盛り,エビあんをかける
  今回はエビあんの火を止める直前にOさんご自慢の小河原オクラ
  薄く輪切りにして加えた。このことによって味も彩りもグンと良くなった

2.挽き肉と小松菜のミソ松風
材料>(4人分)
 ① 合い挽き肉・・・・・・・・・・・・・・300g
 ② 小松菜・・・・・・・・・・・・・・・・・・大1/2把(200g)
 ③A;たまご・・・・・・・・・・・・・・・・1個
    ミソ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1+1/2
    酒,砂糖,小麦粉・・・・・・各大小さじ1
    黒煎りごま・・・・・・・・・・・・大さじ1
 ⑤ サラダ油,醤油・・・・・・・・・・適量
作り方
 ① 小松菜を茹で,水にとって水気を絞る
   葉と茎に切り分け,
    茎は,半分に切って醤油を振りかける
    葉は,細かく刻んでもう一度水気を絞る
   (茎の太い部分は,縦割りにするといい,と感じた)
 ② ボウルに挽き肉を入れ練り混ぜた後,
   Aと小松菜の葉を加え,粘りが出るまでよく混ぜる
 ③ アルミ箔を,底面が15cm,高さ2cm程の弁当箱風に加工し,
   底面にサラダ油を塗り②の半量を平らにのばす。
   次の作業をしながら,残りの半量も同様の作業をしておく 
 ④ フライパンに薄く油を敷き,③の上面が下になるように入れて焼く
   ミソ,砂糖を加えたことで焦げやすいので火は弱火とする
   頃合いを見て裏返し,火を通す。残り半量も同じ作業をする
  (アルミ箔は上に被せておくことで,落とし蓋の役割をする)
 ⑤ 適当な大きさに切り器に盛り,彩りに小松菜の茎を添える
  京都には味噌松風という茶菓があるそうで,これは上面だけに焼き色がついている。
  そこで,謡曲“松風”の『浦寂し,鳴るは松風のみ』にちなんで名付けられたそうな。
  このミソ松風も(両面に焦げ目はあるが)それにまねて名付けたようだ

 我が班はIさんが所用のため欠席で,右のメンバー。
私が入ると写真がぼけるので,お三方の紹介にとどめる。

 多人数で,冷蔵庫で冷やすことが出来なかったが,暖かいのもこれからの時期には乙なもの。
今回の報告は,白木農園だより晴耕雨読中農日記にも。

<追記>ところで,料理教室の帰り道
A「あの花は何じゃろう?。あぁ,夾竹桃だ」
B「冬枯れの時期を迎えようというと気になって,ね」
A「まるで,あんたのようじゃが」
B「ムムム・・・」
もうひとつ同じような会話があったが,忘れた。

お湯を訪ねて-3

2012-09-25 22:19:12 | 広島の生活
鬼太郎  フカヒレのたたり
 白うさぎでラーメンを食べて以来胃がもたれていた。
平素ラーメンを食べることが少ないのに,ついフカヒレ
につられた。
内海から遠い広島県北地方ではワニの刺身を食べる。
ここで云うワニはサメ(フカ)で,微かにアンモニア臭がするが,
その作用に依ってか,腐敗がすすまないという。
 23日の宿は米子IC近くで大山山麓の“シャトーおだか
シルバーセットで1泊2食が5000円。
淡泊なものと考えていたが,牛肉のすき焼きに,海鮮ちらし寿司,
写真に加えて蕎麦まで出た。
白うさぎでだまされたラーメンのせいで,食べ残すこととなった。

 鬼太郎効果
 JR境港駅には水木しげるのブロンズ。
執筆作業を鬼太郎とネズミ男が眺める。
ここから東に延びる水木しげるロードには,
沢山の妖怪どもが観光客を惹きつけ,
既に2000万人もの人々が集まったという。
水木さんが賢いのか,境港市のやり手の吏員か,朝ドラの効果だけではあるまい。

 水道に係留されたイカ釣り漁船を眺めながら,鮮魚市場に向かう。
孫に食べさせたいからと,ちょっとだけ買い物。
昨日,3カ所の温泉に浸かっているから,もう買えるだけと思いきや,
三次ワイナリーに依りたいという。試飲が目当てらしい。

 T,S二人がかににむしゃぶりつくのを横目に,
爺さんは魚の下ごしらえ。
マトウダイとイカは刺身に,ハゲ,カナガシらなどは煮付け用に。
ようやく一杯やっていると,
「S,大事なお婆ちゃんの肩を足でたたいちゃぁいけんじゃろう!」
泣きべそをかいた。
優しく注意すれば良いのだが,爺の性分でつい厳しく云ってしまう。

 かくて,湯を求めた旅は5000Kmで小休止。
自宅での,耐乏生活に戻る。

お湯を訪ねて-2

2012-09-24 23:47:45 | 広島の生活
 “フカヒレ”にだまされて・・・
 目覚めて眺めた日本海は波靜かで,小雨に煙っていた。
以前に両親と訪ねた時には観光船に乗ったが,
今回は宿泊のみ。
最近は海水浴客も少なくなりました,と女将さん。

 宿を出て訪ねたのは岩井温泉
昔(1926~1944)は岩美駅を結んで鉄道が通り,
荒金鉱山からの鉱石や,関西からの湯浴み客を
運んでいたらしい。
それが,昭和9年の大火と太平洋戦争が祟って
鉄道は廃線となった。
 ここではどういう訳か,頭にタオルを被り,
湯をかけて暖まるという奇習があったとか。
名付けて“ゆかむり温泉”
かみさんを下ろしたとたんに大雨で,
車から降りられずじっと我慢。

  車を走らせていて大黒様の石像に釣られて道の駅“白うさぎ”による。
 白兎海岸を目の前にして,山手に“白兎神社”が控えている。
 遅い食事をと,中で目についたのが“ワニ(フカヒレ)ラーメン”
 古くはカニカマ,近くはイクラがあったのだから,フカヒレは簡単!。
 400円のうどんに対して500円のフカヒレラーメンがあるはずがない。
         『後の後悔,先に立たず』とか,後で気付く凡人の悲しさ。

 何度か立ち寄りながら,入浴かなわなかった“浜村温泉
かみさんを送り出すやいなや,またもや豪雨。
お湯はまずまずであったというが,温泉街は寂しい。
温泉宿も残っているのは1軒だけ。
もう一つの共同浴場も,夕方だけの営業とか。
 隣に出雲大社の分社があった。
出雲大社は修造の完成を待って,来年5月10日に遷座祭。
足を伸ばして鹿野温泉であったか,とはこれも後悔。

元気の良いのは中山温泉
訪れる人,引きも切らず。
駐車場も満杯。
それもそのはず,すぐ側に保育所。軽食堂。
図書館に,研修所が並んでおり,全天候型のゲートボール場がある。
「私は88歳。あん人が年長の94歳で,荒れが一番若くて84歳じゃが。
 ボケ防止に持って来いよ。あんたもやんなさるか?。」
ゲートボール場の向こうにが児童用の遊具があり,
孫や曾孫が遊んでいる。
山陰地方は,豊かな人間生活を楽しんでいる。


お湯を訪ねて

2012-09-23 21:44:44 | 広島の生活
  鳥取のお湯

 かみさんが,安い宿をとネットで必死に探す。
その甲斐あってか,ようやく確保できたようだ。
準備しておいたコーヒーにゆで卵を積み込む。
今回は鳥取県。

 高速道路は休日半額であるが,節約のつもりで
三次から新見まで中国自動車道を利用。
R180を使って鳥取に向かう。
鳥取県との県境にさしかかる山間に大きな建物。
平成6年に出来たという“新見千屋温泉”
かみさんを風呂に入れて私は周囲を見学する。

  
 すぐ側にリフト3本を備えたスキー場がある。
整地した際,ここでも“たたら製鉄”の遺構があったとか。
少し上ると,オートキャンプ場が15家族分用意され,
既に6家族がテントを張っていた。
そして,大小2面のグランドゴルフ場があり,月例大会も開催される。
子供用に,釣り堀まで設置されている。

 周囲は山また山で,人家の見えない場所。
利用客は獣だけであろうと見くびっていたが,若者はバイク,
家族は車で訪れ,施設内は利用客で満ちあふれている。
聞くと,岡山・倉敷はもとより関西方面からのリピーターが多いとか。

 「湯は,俵山,美又,有福に似てとても良いお湯でした」
とのかみさんの言。
何よりでした。

 広島から大山・蒜山に入る場合,多くは庄原からR183を使う。
落合からR313に乗ると神庭の滝,樽温泉,湯原温泉を通る。
冬場は米子自動車道を通ることになるのだが・・・。
R180はR181に変わり,江府から大山,蒜山の裾野を走る。
関金に入る犬挟(いぬばさり)峠からは蒜三山が一望できる。
左から上,中,下と見えるはずだが,雲に隠れた。
ちょっと回り道をしたので,鳥取を抜けたのが夕方。

 宿は浦富(うらどめ)海岸の“たけそう”
安い(5000円)が取り柄のビジネスプランとかで,
夕食はカレー定食くらいかな,などと観念していたが,
刺身,唐揚げ,煮付けと,ついビールがすすんだ。