小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

夏休みの宿題

2010-07-31 23:57:27 | 孫たち



 安神社の夏祭りと孫たち

「こんばんは」
「おかえり」
孫2人は市西部の木工店に遊びに行っていたとかで,手に4個の作品を持っている。
子供会の行事だと勝手に思っていたが,以前イベントに参加したことのある木工店から案内があったとかで,子守を頼まれた友人一人と一緒に楽しんだという。
これで,夏休みの宿題は出来上がったことになる。
太田川右岸の道路が交通事故で渋滞したため,友だちを送り届けてきたという。

 夕方叔父が訪ねてくれて,叔父手作りのキムチと,叔母の作品・カレー,それと海苔を抱えていた。 
先日ジャガイモをあげたのだが,早速に作ってくれたようだ。
倉橋に持って帰るよ,に対して,いいよ,と言っていたが,
車の向きを変えて,わざわざ止めて言う。
それもいいけど,孫に食べさせてやって。
 叔父の言う“孫”は(近くに住んでいることもあるが),娘の子どもに決まっている。どういう訳か娘をかわいがってくれる。
叔母に礼の電話を入れたときも,
Yちゃん(娘)は別ですよ
とサラリと流す。

 すぐ近くの安神社の夏祭りも今日が最後と言うこともあって電話をしたものだ。
カレーは一緒に食べるというので,ご飯が炊きあがる間神社へ送り出した。
今夜は神楽もあるようだ。かみさんは病院に行ったまままだ帰ってこない。 

 賑やかなかけ声がするので出てみると神輿が動いている。
先週末は子ども神輿,この日はおんな神輿というととらしい。
近くのクリニックの駐車場で打ち上げ。
ズボンのポケットに一緒に洗濯された千円札が手に触ったので,帰り道の寿司屋に。
一杯だけと言ったが,2杯は十分という。

 わっ,お肉がいっぱい。
それに,ちょっと辛いけどおいしいね。

娘は,二人で1合分もあれば十分と言っていたが,なんのなんの。
婆のも含めて4合炊いていたのが正解だった。

振り返ってみると,我が家の食卓はこうした頂き物で成り立っているようだ。

ソバの播種

2010-07-31 15:01:48 | 農業塾OB会
播種後のシカ脅し
 今日は白木圃場の作業日。
定刻の8時30分には22名が集合。作業はソバの播種と里芋の除草。
曇り空のもとで,少しは楽な作業となった。
体調管理を考えて,1時間ちょっとの作業後に休憩。
甘~いスイカとかき氷
 Iさん自慢のシャリシャリっとした甘~いスイカが2個届いて,何よりのご馳走。
Oさんもおいしい水と,例によってかき氷。
あんたが入るにしては,少し小さいんじゃないか?。
ご心配なく。スイカの皮を埋めるための穴ですから。
傍を播種した周囲には,腰蓑のようなシカ脅しを装着。
通りかかった地元の人が,大丈夫かいな,と心配してくれたが,これがなかなかの優れもの。
小麦も翼のあるスズメには効かなかったが,おかげで鹿の食害はなかった。
里芋の除草
 里芋は順調に育っている。雨と日当たりの良さでそれ以上に雑草の景気がよい。
休憩後は里芋の手入れにはいるが,観た感じでは芋より人の数のほうが多そうだ。
11時にはすべての作業を終わった。
作業風景の良い写真と文章は,Hさんの白木農園だよりに委ねる。

 次は,8月8日(日)に,大豆の除草と土寄せを予定している。
 (いろいろあって,私が参加できるか否かは不明)

嫌~な,歯の治療

2010-07-29 23:54:31 | 広島の生活
 歯並びの悪いのは家系なのだが・・

 お世話になりながら,こうして書くのはどうかと思うが,矢張り歯科医は好きになれない。

 姉弟揃って歯並びが悪い。だけでなく,歯が前に出ている。いわゆる出っ歯だ。
かみさんと一緒になったのも,彼女の歯の美しさが大きく作用していた。
醜いが,丈夫なところだけが取り柄で,若い頃はビールの栓も開けられると豪語していた。
ただし,強さにかまけて手入れが悪かったために約20年前から歯科医のお世話になっている。

 最初のお医者さんは,その都度次回の日程を指示される。我慢して通院していたが,何度目かに,
「今日は何をしに来られました?」
と聞かれたのが嫌になってやめた。
治療を継続しないと,その部分だけでなく周囲も悪くなるのは必然。
痛みが出る都度,同じような理由で転院し,今回で5軒目になる。
前回の対応が悪かったわけではない。一応治療は終えていた。
今月初め,あめ玉でもほおばっているのかと聞かれ,自宅近くの医院にお世話になることになった。

 移り気な方ではないと自分では思っている。
食べること,散髪,医院と,だいたい長いつきあいをしてきた。
今の住居に移ったときも,後数年は20数キロ離れた散髪屋さんに通ったほどだ。
歯はちょっと違う。
目隠しをされ,削岩機やグラインダーで土木工事,その間ドレンポンプで汚水を吸い出すという具合だ。
痛かったら言ってください,と伝えられているが,アワワというのが精一杯だ。

 去年の秋,冠を被せた1本が取れ,この春もう1本。次いで,持ちと一緒に2回ばかり咬んだ。
9日が初診。レントゲンで多数の虫歯を発見。
13日,例の土木工事を開始。口の中に隙間がっぱいできた感じだ。
そのまま,ず~と放っておかれて,
27日,「あめ玉を食った」原因になった歯を抜歯。
(実は26日16時の予定で,昼過ぎまで覚えていたが,外のことに対応していて失念)
29日,抜歯あとを消毒。
次回は約2週間後。抜歯あとを縫合した部分の抜糸の予定。

 食事も便利が悪い。アルコールの回りも早くなったようだが,しばらく,我慢のつきあいが始まる。
 

放置自転車

2010-07-28 23:32:09 | 広島の生活
 どいつもこいつも

 金曜日(23日)夜帰宅して車を止めようとしたら見慣れない自転車がある。
どなたかが広島市内に出るのにバス停近くの我が家に置いたかと放っておいた。
翌朝も残っているので見ると,後ろのタイヤがパンクしている。
その翌日もまだある。調べると,前のタイヤもパンクしている。
おかしいなあ。

 月曜日,近くの交番に連絡する。事情を話し暴乱登録番号を伝える。
折り返しかかってきた電話では,
「敷地内に置かれた物は本所ではどうにもできない。盗難にあったものらしいが,ついては相手の電話番号を教えるから話し合え」
 今は愛媛県に帰省しているというもとの持ち主の言も,問いかけに対してボソボソと「はい」「いいえ」と答えるだけで,要は,
「K大生時代に盗難にあった,取りに行くわけにもいかないからそちらで処分してくれ」だ。

 大型ゴミ集積場に運んで廃棄物処理代金を払うのもしゃくに障る。
といって島まで運んでイノシシの邪魔をするのも,もったいないか。
だたら,駐在所に持ち込めば,と言ったでしょうと言いながら近くの自転車屋さんに電話をしている。
 2000円で修理できるということで,その方向で残すことにした。

 両輪ともパンクしているということは,わざわざ運んできたものらしい。
店先では3度ほど自転車を盗られている。
島では,イノシシ対策用にと置いたワイヤーメッシュ,耕耘機積み降ろし用の鉄板を盗られ,逆に,
冷蔵庫や,空き缶などの入った家庭ゴミなどを置いていかれた。
 最近の人間のやることもえげつない。

孫の入学祝い

2010-07-27 19:23:21 | 孫たち


 鄙の酒屋で西洋料理

 この春,私たちの2番目の孫が小学校に入学した。
披露の場を持ちたいと言っていたが,父はここ2年入院生活。母も入院していたがこのほど退院。
 私の方は週末は島のくらし,平日はかみさんが夜のパート勤務と。日程が合わない。
今回は土曜日の白木圃場の作業のあと,昨日(月)のトマト,歯科検診の予定があったのでようやく全員が揃った。
 
 簡単に市内の近場で食事を,と提案したが,せっかく母も一緒だからとこだわったらしい。
場所は山陽自動車道・志和ICから県道33号を東に数分。“大和花(やまとはな)”
この夫婦など,金はないはずだが,どういう訳かこのような店・おいしい食事処を知っていて,
八本松のウッドハウスとか,熊毛ICから屋内への山中の食事処に連れていってくれたこともある。
 ありがたいが,私ら二人が加わると,食事代より酒代のほうが高くついたりすることがあって申し訳ない。

 往きは私が運転し,帰りは息子が運転してくれることになった。
尾道から帰った道を逆行するが,軽トラックに比べワゴン車は快適だ。
小さい案内板は出ているが,遠くからはそれと分からない。
広島市内の造り酒屋さんの別荘であったとかで,外観もだが内部も素敵なお店だ。
せっかくだから小さい清酒にビール3本。昼間の疲れが残っているから,母と私ら3人ではこれで十分。

 孫たちには,“おめでとうケーキ”も振る舞われて楽しい時間を過ごせた。

甲子園目指して

2010-07-27 13:22:54 | 広島の生活


 見えない力の差

25日(日)
 かみさんは夏の山行きの準備運動に近くの山に行ってこようかという。
高校野球県大会は開幕以来5連続の順延で今日が準々決勝。
島で明瞭に聞こえるのは,愛媛県大会の中継放送ばかりだ。
勤務先の高校が対戦する相手は,全国版の強豪・広陵高校。
こちらも久し振りに2枚の投手を擁して,打線も好調。
出がけにかみさんに釘を刺された。
母を迎えに行って,5時には出発するから,と。

 試合会場は尾道市の背後,丘陵地に造られた“びんご運動公園”の一角“しまなみ球場”。
山陽自動車道を走れば時間は短縮できるが,軽トラックではかえってしんどいし,ETCを着けていないから料金も高い。
志和ICまでは自動車道を使い,あとは何度も走ったことのある高原を道なりに走る。

 う~ん,広陵高校を倒しさえすればという力みがあるのかなぁ。
四死球が多い,守備もボールが手に着かない感じだ。
姉妹校のブラスバンドの応援も得て懸命に反撃し,序盤,二点差に迫ったが・・・。


 七回,ピンチヒッターK君の適時二塁打で2点返すも,12:5のコールドゲームとなった。
監督は,近年で最強のチームといっていたが,気持ちが空回りした感じで結果につながらなかった。
気持ちを察したかのように車の動きものろかったが以前勤務していた県立観音高校がリードしていることに期待しながら,無事予定の時間に帰着できた。

 集金に見えた郵便局員が,
「決勝戦ですか,Sこうこうどうでした?」
一昨日,私が観戦したが負けたことを言っている。
彼もS高校の卒業生で,声が良いからと聞いてみると,グルークラブに所属していたという。
「それでは,H君は?」
「あっ,同級生です。パートは違ってましたが」
不思議なご縁だ。K高校でご一緒したH君は今は別のS高校で非常勤講師として働いている。
H君のおかげで,家族は毎年ぐりーくらぶのていきえんそうかいをたのしんでいる。


広島みなと夢花火

2010-07-26 23:56:48 | 広島の生活


 広島人は辛抱人?

 24日(土),白木圃場から帰宅したのが5時。
冷えの悪い軽トラでも1時間も乗れば汗は引く,が,喉はからから。
かみさんが出かけて誰もいない部屋にはいると汗が噴き出る。留守を幸いとまずはビールを一杯。

 携帯を持ち出すと息子(婿殿)から連絡が入っていた。
花火見物に行こうと思うのだが一緒にどうか,という。
高くて生ぬるいビールを飲まされるのは嫌だからと,連れてってもらう前に2本だけ開けた。
車は途中の大型SCに置き,そのかわりちょっとだけ買い物をしている。
店員さんもご承知と見えて,孫たちに,
「花火を見に行くの?」

 市内電車は満員。冷房はもちろん効かない。
途中の停留所でいい年(50前後)の男性が2人乗ってきた。
電車が渋滞で動かない。暑い。赤ん坊が泣き出した。持っていた団扇で娘が仰いでやっている。
「すみません!(言葉だけは知っている),ここで降ろしてください」
一人が声をかける。
運転手さん丁重にことわる。

 依然として電車は動かない。
また赤ん坊が泣き出す。
「私ら遊びに行くんじゃないんだ。仕事で出かけているんだから降ろしてくださいよ」
改めてみると,紺色の細いストライプのシャツを着ている。会社のユニホームらしい。
運転手さん,一層丁重にことわる。
(あったりまえだろう?。バーカめ。
 会社のシャツの紋所が通用するわけ無かろうに。
 そういえばもう40年以上も前の話。
 ある高校の校長さんがバスで尿意を催し,下車を頼んだが首尾よくいかず,
 『このワシを知らんのか』とばかりに言ったそうだ。
 うまくいったかもらしたか聞き漏らしたが,
 カイシャの恥をさらしているのが分からんのかねぇ)

 また赤ん坊が火のついたように泣き出した。からだは彼の背中に密着している。
彼は,最後に乗車した関係上,体の前半分は乗降口の空間に面している。
ちょっとだけ意地悪をしたくなった。
「背中を開けてやってくれる?。赤ん坊がしんどそうだから」



 花火の打ち上げ場所は1万トンバースのようだ。私たちの陣取ったのは海上ビル南面。いわゆる,市営桟橋前の広場だ。
海に面しているとはいえ,全面はコンクリートの防波壁が連なり,ロープが張り巡らされて進入禁止。さらに藤棚らしきものが空を隠す。
さらに,シートの下からは,しっかりと昼間の太陽を吸った熱気が放散されてくる。
 4人分もの長椅子を占拠している若者に声をかけると,
「あっ,いいっすよどうぞ!」
孫2人は楽しそうに見つめている。(電車のオトナより,余程大人だ!)
観客は,不平も言わず愚痴も出ず,うち上がる花火に歓声を上げる。

 缶ビールとポテトチップスなどを与えられて楽しんだが,
あれっ,もう1本残っていたはずだが・・・。

 家に着く前に近くの氏神さまに参詣。
驟雨があったとかで,夏祭りの行事がまだ続いていた。
軽トラックの荷台カバーに水が溜まっていた。相当量の降雨があったようだ。

コーヒーの効用-4

2010-07-25 21:47:51 | メモ
 コーヒーの活性力

 計算力をアップさせる?
 東大大学院医学系研究科の飯野教授らは,1桁の数字を3つ足すという計算をし,1分間にどれだけできるか学生の計算能力を試しているそうだ。
途中の休憩時間にカフェイン入りとカフェインレスのコーヒーを飲ませその後にまた計算させるという実験では,カフェイン入りのコーヒーを飲んだ方が優秀だったという。

 京大大学院薬学研究科の金子教授らは,カフェイン入りとカフェインレスのコーヒーを飲ませ山の標高を覚えてもらうという実験を実施。カフェイン入りのコーヒーを飲んだ方が5%ほど優秀だったという。


 リラックス効果
 杏林大医学部精神神経科の古賀教授らは,コーヒー粉末,レモン油,蒸留水を用いて,香りのリッラクス効果を調べたところ,他の2つに比べ,コーヒーの香りをかいだときに,多く(リラックスしたときの脳波)α波が洗われることが分かった。

 中村学園大学栄養科学部栄養科学科の青峰教授らは,ラットを使ってリラックス効果について調べている。
 ラットを動けないように拘束してストレスを与え解放したあとで,脳内の種々の神経伝達物質の放出量を調べた。
 拘束は2回行われ,2回目の直前にはコーヒーやカフェイン,クロロゲン酸,生理食塩水を投与する。
生理食塩水ではストレス反応の減少は15%,コーヒ^では63%,カフェインでは66%と激減したことが分かった。

 しかし大学も面白いこと(こういった方が語弊が無くていいんだろう)をやっているものだ。
こうしていきがかり上,ついついパンフレットを鵜呑みに書き写している私も私だけど。
コーヒー協会からもいくらか補助が出るのだろうが,毎日4~5杯も飲み,職場でも周囲に飲ませ,こうして宣伝している私に
「えっ,コーヒーが届いた?」
という声はまだ聞こえない。


夏の大三角と白木の農作業

2010-07-25 05:38:01 | 農業塾OB会


 白木圃場はシカ対策

 「ありゃぁ読みにくいけえ,変えたらどうですかい?」
24日(土),白木圃場で顔を合わせたときの最初のことば。
“ありゃぁ”とはこのブログの字の色と背景。中身のない文章と蒸し暑さが続くゆえ,少しでも涼やかにと模様替えしたのだったが・・・。
でも,こうしたひと言がやる気を起こしてくれる。

 島への帰り道だったから確か19日(月),NHKのラジオ深夜便(11時40分頃)に軽やかな口調の女性が登場し,星座の話をしてくれた。
お名前は忘れたが,プラネタリウムの解説員ということで,その後“ラジオ子ども科学電話相談”でもお耳にかかった。
 話につられてつい車を止め,星空を見上げた。
ほう,中天にひときわ明るく輝くあれがベガで,そうすると南に輝くあの星がアルタイル,北東の星といえばあれがデネブで,これが夏の大三角か,と。
親しみやすく,分かりやすい話だった。

 ところで白木圃場の農作業はソバの播種の準備。
新兵器が登場した。

Sさんの持ち込んだ“マキタロウ”という奴で,堆肥を散布する機械。
この人の趣味は,稼ぎのほとんどを農作業援助の新兵器購入にあるらしい。
暑い中15人での作業だったが,おかげで随分と仕事がはかどった。
休憩時間には,小麦の脱穀にも登場したOさんの“かき氷機”。
すっ,と汗が引いていく。

 昼食を挟んで4人でKさんの用山に出かけ竹の切り出し。
白木にはシカが出没して食害を与えるというので防御柵を作っている。
柵は“氷と水”のOさんの発案。
次の土曜日,そばの種まきを済ませたあとに早速設置するための支柱だ。
Kさんの奥さんから冷たいお茶とお菓子をご馳走になりながら95本の支柱ができた。

 今まで,下ばかりを見て歩いてきて星空を見上げるゆとりもなかった。
知っている星といえば月と金星(宵・明けの明星)だけで,ことばは聞いていても夏の大三角は初めて確認できた。
この程度で幅が広がるとも思えないが,たまには夜空を見上げるゆとりを持ちたいものだ。

まるで落語だ

2010-07-24 01:02:29 | 島の生活


 広島市内に入って民放に変えたところ,いきなり「第1戦はセ・リーグの勝利でした」のアナウンス。オールスターがあったとは知らなかった。

 それにしても暑い日が続いた。
連日“△百人が熱中症で搬送されました”,時には死亡報道まであった。
前もって4人分のコーヒーを冷蔵庫で冷やしておき,ほぼ同量の氷とともに魔法瓶に入れて作業に出る。それが半日でなくなる。
モスクワでも,100~150年振りの猛暑だそうだ。
人間だけでなく,“相馬馬追い”では“馬”30頭が熱中症で獣医師の手当てを受けたという。

 山の畠では,相変わらずイノシシの暗躍が続いている。
花開いていたソバが掘り起こされ,ビワの樹下に積み重ねておいた草も掘り返されている。ネット際を除草し,補修するが毎回どこかが破られている。
空き巣が“余裕で仕事ができたよ”という証に糞便をするという話があるが,島のイノシシも例外ではない。
何を食らったのか,立派な奴と下痢便の両方を侵入穴近くに残している。
知人は,見通せないようにトタン板で囲え,と言うが,果樹が主体の畑でそんなゆとりはない。

 幸い,菜園は今のところ被害はなく,コンテナ4杯分のジャガイモを収穫した。
今期は良く育って立派なものが沢山あったが,「出島」「男爵」に比べ,「メークイン」には腐敗したものが一部見られた。
掘り取るのが遅れたこともあるが,原因不明。
 数年前,関金温泉の帰途購入して植えた食用ユリの元気が良く,咲いた花にアゲハチョウが密を吸いにやってくる。
ユリ根は数も増えたようだから,どなたか茶碗蒸し(名前が出てこなくて近くの寿司屋のかみさんに教えてもらった)を食べさせてくれるなら進呈するのだが・・・。
 アゲハは黄と黒の2種だが,黄のほうが人が悪いらしく,終わったあとを見計らって追い払われた黒がやってくる。

 暑い島でも,夜は落ち着く。
クーラーが無くてもなんとか過ごせるのが唯一の取り柄だ。