小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

海外に行ったら?・・・

2009-07-31 20:51:02 | 広島の生活
稼ぎを追い越す・・・

 海外旅行に行ったら?,とかみさんが言う。
どっちもどっちだから,山内一豊夫妻に比べては申し訳ないが,少しはため込んだへそくりがあるのだろうか。まあ自分は山に行ったり,今回も(買い換えるなら防水にしたらとちょっと口を滑らしたところ),45,000円もの大金をはたいてさっさと携帯電話を買っている。
 たまには“済まない"と感じることもあるのかと思ったがどうもおかしい。いつも,生活が苦しいからパートにでも出ようかとあっちこっちに顔をつっこんでいるからだ。

 ごちゃごちゃ並んだ数字をかき分けてよく聞いてみると,私に事あったときに困らないように生命保険をかけていたが,その口座数を減らそうということのようだ。あのとき私が倒れたためにあわてて口数を増やしたのだという。金額は少ないものの口数は5つ。今の様子では少々のことでは逝きそうにないから,金額の少ないものを解約しようということらしい。

 新生1年の正月と3月に救急車で運ばれた。退職するときに契約していた生命保険会社が倒産して,その会社への生命保険は解消していた。契約金額は少なくても,60歳を過ぎての新規契約では掛け金は小さくないはずだ。もらい始めたばかりの年金も,想像していた額よりずっと少ない。あわてたことは分かるが,本人のは3口座で,せいぜい葬儀代程度らしい。月々どの位の掛け金を払っているのか空恐ろしくて聞く気になれない。

 かみさんは今夕から3日まで立山に出かけるからと,いそいそと準備や買い物に出かけている。スポーツ・登山用品を揃えるついでに,バーゲンであったからと,私宛には500円程度のシャツを持ち帰る。2週間前の北海道は大雪山系での遭難事故が大手を振っての買い物に拍車をかけている。
 私の方は昨朝島から帰ったもののいつになく草臥れて,昨夜の睡眠でようやくもとにかえりつつある。ぼやっとしていたら遅刻したが,昨日はトマトの撤去作業だった。明朝(1日)は,白木圃場の農作業(大豆の除草と土寄せ,それに蕎麦の播種)。
 1日置いて3日は次期トマトの準備作業と,夜は暑気払い(今度は過ぎないように気をつけなければ)。
 1日おきの行事だが,元気な女房は旅行だから島に帰るわけにもいかない。

世間様では稼ぎに追いつく貧乏なしと言うらしいが,
我が家では稼ぎを追い越す貧乏ありのようだ。
 仕事のない広島の生活は当に“無為徒食"の日々,素麺でもすすりながら時間を浪費するか。

 海外旅行の件は,予想通りにならず困ったものだということから,「“行ったら?・・・"」の本音が出たわけで,決して「行ってきたら?・・・」でなかったことに彼女の性根が見えている。航空機の事故率が最も低いことは知らないらしいが,彼女の言う私の海外は,英の国でも米の国でもなくて,黄泉の国のようだ。

 TVでグレゴリー・ペックとエバ・ガードナーの『渚にて』を上映していた。来客等で最初と最後をみられなかったが,ヒロシマ,ナガサキの追悼行事もあり,この夏もう一度上映して貰いたいものだ。
  


君らを親族に認定した憶えはない

2009-07-30 04:24:28 | 島の生活
シシもマミも一度味を覚えるとしつこい

 こんばんわ~,という声は従弟だ。
大きなスイカを抱えてしばらくは獣の被害談義。
垣根を補強したところはイノシシの被害はなくなったが,上空からキジが襲ってきてサツマイモの被害があったという。メロン(味ウリ=真桑瓜?)は,水分過多(もとは田圃)で味が乗らなかったので,畑の方は香りがつくまで置いたところ見事にやられたという。犯人はマミ(穴熊)。彼らの食べ残しの傷ついた残りは実に美味かったという。

 私の菜園場?。カボチャは全くかけらもなし。スイカ?,今回は食べ残しの皮だけ残っていた。前回ワイヤーネットで修復して隣隣を破って進入路を作っていた。そこいら中穴だらけ。
従弟によると毎晩徘徊しているという。

 
 今回は菜園場に定期的に井戸から水を引く予定で塩化ビニールパイプを購入して帰ったが,とてもその作業に入れない。急遽ワイヤーネットを購入して防御策に乗り出した。島への帰途,2羽の子キジに出会って,おお大きくなったなと思ったものだが,夕方ホームセンターに行く途中2匹の子イノシシに出会ったときには,はしたない話だが,轢き殺すつもりで追いかけたが,体よく体をかわされた。
大人げないとの誹りを受けそうだが,あのときは修理費も忘れてそう思った。

 毎朝夕,庭の柿に大挙押し寄せて来てはシャワシャワと鳴くクマゼミは,山の方で静かに鳴いている。変わりにツクツク法師が幅をきかせている。
 不純な季節がそうさせたのか,木の根を掘り返したイノシシが生態系を変えたのか素人には分からない。
 ラジオニュースによると,降雨量が多いためジャガイモが平年の2倍,人参や玉葱も高騰しているという。その中で,キャベツや白菜の葉菜類が豊作であるというのを喜ぶべきであろうか。

白木農園だより
晴耕雨読
  


親ばか

2009-07-26 00:44:53 | 孫たち
爺バカ,婆バカ

 パソコンが賢くなったのか,使用者がアホなのか判断できないが,変換ミストも思えない,
「oyabaka」と入力すると『親ばか』と出力されるが,
「jiibaka」,「bababaka」は『爺バカ』,『婆バカ』と変換される。
「親」は可愛い気があるが,「爺・婆」はまるでバカ丸出しといった感じの変換になる。

 娘からのメールに,孫のTがアニメ映画のキャンペーン塗り絵に応募したところ,優秀賞でインターネットに掲載されてという。『モンスターVSエイリアン』キャンペーン 塗り絵
 なるほど,調べてみると確かに載っているが何のことはない,みんな似たり寄ったりで,なんだ,積み重ねて扇風機をかけて一番遠くに飛んだものが優秀賞か,などと言いながら,二人してニヤッとしている。ブログで爺が何でも書いて恥をさらしているのに比べれば,ずっとましかもしれない。

 しかしあの親子,4人だけで港の花火見物に行ったらしい。明日おも知れない年寄りには,一緒に行くか,と声をかけても良さそうなものだが,娘が娘なら婿も婿だ。1年先に席が取れたとしても観覧できるかどうか分からないものを,と少々ひねる。
(後で聞けば,誘いはあったらしいが私の耳には届いていなかった)
 一杯くらってふて寝でもしょうか,とも考えたが,それも爺気がないと帰りを待った。

 女の人がこうやって笛を吹いて,男の人が太鼓をたたいたよ。
弟のSが一生懸命に身振り手振りを交えて,近くの神社の夏越祭の様子を伝えてくれた。こういうことが無駄に年をとってふくれっ面の爺に最も効果があることを子どもはよく知っている。
晴耕雨読
  



農作業研修会

2009-07-25 15:33:11 | 農業塾OB会


人豊講座

 今日(25日・土)は,農業塾OB会の研修会=人豊講座。幸いに小康状態は保っているものの,昨夕からの激しい降雨で,田畑の見回りや,夏祭り(夏越祭,港では花火大会,陸上ではコンサートや新広島市民球場でのオールスター戦)などの準備に追われた方も多かったろう,参加者は例年より少し少ないかな?。

 講師はJA可部駐在のKさん。内容は『秋・冬野菜の品種と作型』でKさんの巧みな話術に引き込まれる。
 梅雨明けが長引いて,最近は2~3週間季節がずれ込んでいるような印象を受けるがいるが,秋野菜の播種に備えて耕作予定地には早めに堆肥を投入し耕耘しておくようにとのこと。ばたばたのやっつけ仕事をしている者には耳が痛い。
 まずは白菜・キャベツ・ブロッコリー。健康な苗作りの要点は,芽が出る時に十分に光が当たるような時間帯を考えること。勿論気温によって異なるが,大体は播種後2日半で発芽する。従って前もって試し蒔きをしておくと良い。なお,旧い種が残って今年利用しようとする場合も試し蒔きで発芽状況を調べておくようにとのこと。外葉をしっかり育てること(そのためには肥料切れ,水切れを起こさせないように)が結球野菜の要点とのこと。
 なお,ポットに播種する場合は,“JAの土”と“健康な土”を混ぜると畑の土に似て発芽がよいとのCM。

いちご(知らなかったな~)。ランナーが出て盆前には子どもを仮植えすることになるが,長男はウイルス病など親の悪いところを受け継いでいる可能性が大きいので,次男・3男を育てよ。なお,ランナーを切除する場合は,親に近い方を長く遠い方を短くすると植え付けの目安になる。すなわち,来期のイチゴの花芽は【親から遠い部分につく】から,ランナーの短い部分を手前に植え付ければ,こちら側に実が付くことになる。また,寒さを与えないと花芽はつかないので3月まではマルチをかけないように,とのこと。まるで子育ての勉強会のようだ。
 などなど。ヨトウムシの卵から成虫までのスライドショーも参考になった。

 研修会の後,かしまし3人娘が店によってくださった。まあお元気なこと。
写真は2期生Oさん。“小河原オクラ”を育て,機関誌の表紙を飾った。
 


梅雨の豪雨

2009-07-25 07:23:23 | 農業塾OB会
はしたないのは・・
23日(木)はOB会パソコン同好会の暑気払い。
24日(金)は白木圃場の農作業。
そして今日,OB会の夏期研修=人豊講座と関係行事が続く。

 23日は悲惨だった。朝食もとらずにトマト作業に参加しそのまま高校野球の応援。ネット裏で観戦したが,締めにかかった相手投手のI君が良かった。真っ直ぐと思いきや,揺れるような球筋。それが低めにズバッと決まる。連打は出ないな,と感じたとおり,安打数はいつの間にか相手を上回ったが得点は入らず,結局14回で決着はついた。
 帰宅して簡単に食事をとってシャワーを浴び暑気払いの会場に。ビールは良かったが焼酎が効いたようだ。バスでき託するも酔いつぶれて終点まで熟睡。床に落ちていた鞄を運転手さんの協力を得て探し出し料金を払って下車。帰りのバスは勿論ない。山中に造成された住宅地とあって通りかかる車もない。携帯電話の電池も切れた。おっと,メガネも・・・ない。

 広島市郊外に作られた動物公園で自宅まで10余Kmはあるだろうが歩くしかない。迷いながら団地内を行ったり来たり。暫くしてようやく軽トラックが止まってくれた。運転手の若者が問う。
どちらまで?そりゃあ大変だ。10時間はかかるでしょう。行く先の途中だから送りましょう。
 親切な若者に送られて国道で下車。彼は直後にUターンしたからルートを変更してくれたらしい。帰宅したのは午前2時07分。

 今朝,遅れないように白木圃場にはせ参じる。勿論食事抜き。
メガネが無いため,汗を拭うに問題はない。
帰路ホームセンターでメガネを求めようとしたが適当なものは見あたらない。
念のため暑気払いの会場に電話を入れるが見あたらないとのこと。意を決してバス終点に向かう。休憩したベンチ周辺にもメガネはない。営業所を訪ねる。
 世の中便利になったものでテレビ電話で市内の営業所に問い合わせてくれた結果,あった!。
次の便に託すと言われるが,2時間待たなければならないという。それならばと市内の営業所で受け取ることにした。

 かみさんに叱られるが仕方のないこと。叱責が豪雨にならないうちにと,雨の中を母を迎えに病院に行く。
 職場の暑気払いは雨にたたられて無事に帰還したが,どうもはしたない飲み方をする悪い癖は直っていない。梅雨の雨をはしたないと言ったが,それは自分そのもの。
 それにしても眠い一日だった。
白木圃場の様子は,白木農園だよりをご覧あれ。  


高校野球広島県大会を観戦

2009-07-23 15:59:45 | 広島の生活


広島市民球場で最後の観戦となるか?

 全国高校野球広島県大会は,一昨日の雨により1日繰り延べで昨日から3回戦に入っている。勤務校の試合は本日の第1試合。
 
 朝8時から10時までハウスでのトマト作業。汗だくで帰宅し,シャワーも浴びずとるものとりあえず出かける。(旧)広島市民球場は広島市の中心部にあるため,軽トラックの駐車場がなかなか見つからない。ぐるっと一周してようやく体育館(ビッグウエーブ)の地下に車を置く。

 春の大会でベスト4であったとはいえ,今日の相手は手強い。相手は1回戦で圏内トップクラスのピッチャーを沈め,2回戦では15:0と大勝して意気は上がっている。今日の試合が一つの山場とみていた。
 先制され追いつき,勝ち越され逆転し,また並ばれる。
延長14回表,2点を勝ち越され,結局8:6で敗れた。4時間に及ぶ大熱戦で,両チームの健闘をたたえ観客から大きな拍手。

 それにしても,新広島市民球場が出来たとはいえ,中心部のこの球場がなくなるのは寂しい。これが広島市民球場の見納めとなるのは残念だ。
 広島は,便利の悪い県央の山中に新空港を作ってが,そのために国内で最も便利のいい空港(現・広島飛行場)の存続が危ぶまれている。コミューター空港として是非残してほしいものだ。

  


日食に群雲

2009-07-22 22:02:00 | 私見

今年も豪雨で犠牲者が・・・梅雨にしてははしたない

 「小人閑居して不善を為す」このようなときの私を言ったのだろうか。
20日(月):雨ぼやっとしていても仕方がないので近場の温泉“つかりゃんせ”へ。
21日(火):朝霞は豪雨。翌日は白木農園の作業の予定。中止のメールが入るが動けず。
    高校野球の地区予選は中国地方各県とも延期の様子。
    素人工事の悲しさで,家のつなぎ目の雨樋の容量が小さくざんざん雨水が漏れる。
    ただいたずらに時間を浪費し,防府市の悲報を悲しむ。
    豪雨に伴う土石流のため,6人が亡くなられ,11人が行方不明と聞く。
昨年も同じようなことがあったが,毎度,犠牲となるのは社会の弱者だ。
    もう「しとしと」とか「そぼふる」などという優しい言葉は死語になったのだろうか。
    ワタシの生命保険の払い込み(何だかあほらし)。クリニックで腰の治療。
22日(水):46年ぶりの日食と言うが,当地方は群雲が邪魔をしている。次は26年後。
    お天道様も,山口県,鳥取県の災害報道を憂えているのだろう。
    午後,社会保険事務所でかみさんの年金相談。1時間半待って30分の相談。
    隣には1年も年金支給が遅れているという人も。「最後の一人まで」も言葉だけで,当の本人はさっさと逃げ出して,
    最近は知ったらしく政局に口を挟んでいるようだ。

 結局この3日間,仕事らしいことは何もせずただボンヤリしていた。忙しいときは複数の仕事もするが,これといったことがないときはボケがひどくなるようで,(大きな声では言えないが)今夕まで免許証不携帯で運転していた。

 23日(木)は,トマト作業に,間に合えば高校野球の応援。夜はパソコン教室の暑気払い。
 24日(金)は,白木農園の作業予定。
 25日(土)は,農業塾OB会の人豊講座があるらしい(メールは来ていないが・・・)
       おぎおんさん(安神社)は夜待祭で,男女御神輿に神楽の演舞。
 26日(日)は,おぎおんさんの本祭

 島が気になるが,土日は雨模様。予定は未定で,このままではボケがひどくなりそうだ。
【追記】
 1.琴光喜と海鵬に拍手
 2.早く梅雨明け宣言してくれないと,広島カープの涙雨が止まらない。
眼下の敵デアッタ中日に,これで11連敗ではないかしら。しっかり打ってやって!。

映像は,NHK番組から。  

久し振りにドライブ

2009-07-21 00:06:18 | 広島の生活
「だからメモ帳に記入して貼り付けなさいと言ったでしょう」
とのN先生の声が聞こえる。このペ-ジの記入が3度目になる。飲み過ぎか?
たまの温泉もいいものだ

 20日(月・海の日),トマト(今回も遅刻の失敗)の帰途,先輩に頂戴したキュウリとトマトを娘に届ける。夜半からの豪雨でどうした物かと迷っていたらしい。
T「あっ,トゲがある!」
その通り,スーパーのと違って朝取りの新鮮なキュウリにはトゲがついている。
S「まるいのは?」
この子はチカが大好き。頂き物はちょっと細長のアイコ。早速おいしそうに頬ばる。

 店は開けたものの,平素は休業としている雨の祭日でお客さんはない。母を休ませるためには1000円ドライブで温泉が良かろうということに。休むように言っても,私が行かなければ,と出かけることを常としている。近場の温泉(?スーパー銭湯)はほとんど踏破している。今日は母と私は行ったことのない,尾道は“つかりゃんせ”。ラドンとEMの湯がいいらしい。

 一汗流して食堂へ。
世話をしてくれるウエイター君の姓が珍しいT。
「ひょっとしてS町のご出身?」
「いいえ。でも,婆ちゃんがあそこに住んでいます」
「雑貨屋さんかな?
 じゃあ,T・Nさんという小父さんを知ってる?」
「あっ,それボクの父です」

 指導者がぼんくらだったためか,T・N君はがんばってO大学法学部に進学。今は特支学校の教師として県下に勇名を馳せている。ほどなく満期を迎える。息子さんは大学生でここの仕事はアルバイトというととだった。婆ちゃんは今もお元気で「ボケ防止」と称して今もお店を守っておられるという。

 出かけるとこういうことがあるから楽しい。偶然ではなかったが三原市では,これもS高出身のN君が和食の店を盛んにしている。“ひょこめ”といい,関西で鍛えた腕で瀬戸内の新鮮な魚貝を食べさせてくれる。奥さんの焼いた陶器のお皿が温かく控えめに食べ物を引き立たせてくれる。
 長男の妻の実家にお邪魔したとき,時々利用していると言うことを聞いてびっくりしたものだ。どこかで何かがつながっているようだ。

 湯は,『EM湯』がぬるめであったが,身体に優しくゆったりと暖めてくれた。後で聞けば女性の方にはミストや塩サウナがあったらしいが,私が気が付かなかったのか,男性のサウナは単純なものしかなく,熱いばかりで落ち着けなかった。

 軽トラで走っている者には,乗用車はまるで“空飛ぶ絨毯”のようだった。
 ほどよく降ってくれさえすれば,たまの雨もいいものだ。  


烏なんて可愛いもんだ

2009-07-20 02:29:15 | 島の生活
食用百合に戯れる黒揚羽 と 残ったカボチャシシかタヌキか知らねど・・・

 19日(日)。昨夜床に就くのが遅かったからと一旦は止めたのだが,間もなく孫のTも起きてきた。さっぱりと素麺を食べるつもりであったので聴くと食べるというので一口食べさせて島に向かう。
 音戸町のホームセンターが改装開店で,ワイヤーネットの割引販売につい手が出かかったが,次回にゆずることにして当面必要なものだけ求めて帰路につく。

 ん?,どうも様子が変だ。
サツマイモが掘り返されている。
カボチャは?,これも見るに無惨な有様で,小さいのが数個残っているだけで,大きいのは食べ尽くされたようで,中途半端なのが囓りかけで転がっている。今年は豊作で,姉弟にも姪にも送ってやれると期待していたのだが・・・
スイカは?。前回ドッジボール大で頃合いも良かろうと期待していたが,全く姿が見えない。ソフトボール大のが一つ転がっている。
伊予柑の根本は大きく掘り返され,一本大きな根が掘りきられている。夏みかんの根本も無惨で,水をためていたポリバケツが2個転がっている。
とにかく菜園場の至るところに穴が空いている。

 無事なのは,ナスにピーマン。どういう訳か実付きの悪いスィートコーンも無事。不思議なのは,カボチャの隣のジャガイモ(保存が悪くて青く変色し目が出たのを遅く植えた)には手がついていない。茗荷も無事であった。
 この菜園場は西側に民家,南側にも人家(従兄の住まい)。周囲は鋼管の支柱にネットで囲ってある。昨年里芋を荒らされて修復して以来獣の侵入した形跡は見あたらなかった。油断したかなあ。ネットは丈夫な再生漁網だが,一部をかみ切って侵入したようだ。かんk

 ジージーと鳴くセミと,ツクツク法師の声は聞こえるが,クマゼミの声は全く聞こえない。イノシシの餌食になったのはミミズでなく,柑橘の根本に住まう蝉の幼虫のようだ。
 アスパラ(アッ,獲るのを忘れた)のそばに植えてある食用百合に,黒揚羽が戯れている。少しだけ心を癒されて気を取り直し馬鈴薯を収穫。ナス,ピーマン,トウモロコシ,茗荷(160個,一部近所に)。
 帰宅して芽摘みの途中であった松に行ってまた仰天。芍薬とカキツバタが掘り起こされている。来年は花も見られない。

 「おじいちゃん,ごめんなさい」
一生懸命に声を出してSが言う。
「大きいねぇ」
等とさわっていたらナスがぽっきり折れたらしい。なんとか付けようと努力したようだがかなわなかったらしい。
 帰宅して一杯やっていたら,一緒に病院に見舞ったらしい一同が帰ってきた。
「いいよ。明日おいしく食べてやればナスが喜ぶよ」
 やる気を無くしそうになったときに,この子らにという思いで元気になる。 
掘り返された芋
夏みかんと手前は茗荷  


夏越祭

2009-07-19 23:37:44 | 孫たち

おぎおんさん-下居祭

 18日は地元の氏神様=安神社は今年の夏祭り。
仕事も一段落したので島に帰るつもりだったが,夏越祭(なごしさい)=下居祭で,子ども御輿も出ることから孫も来るかと広島に滞在。
 暫く待ったが誰も姿を見せないので二人で参拝。今年の夏も皆が元気で過ごせるように祈願。

 聴いてみると,父ちゃんのバドミントンの練習し合いに付き合っていたとか,夜店でかき氷を買ってもらって意気揚々とやってきた。どういう訳か上の孫Tはここに泊まるといい,下の孫Sは父ちゃんと寝るといって帰った。
 入院中の父をはじめ,どの孫も元気で過ごせるように。