意図的な地図,無神経な地図
勤務先の中・高校生にクリアファイルが配布された。
表題は,『世界の消費税(付加価値税)147カ国』
発行元は《全国間税会総連合会》
「間税会は消費税の在り方を考える会です」
とあって,その下に《広島東間税会》とある。
上部 3/5 は世界地図,下部 2/5 は国名と消費税率の一覧表。
世界地図が色分けされていて,
目立つ赤は,税率10%未満の,日本,台湾,カナダ,ナイジェリア(以上5%),パナマ(7%),スイス(8%),リヒテンシュタイン(8%)。
黄色は20%未満,緑は30%未満となっている。
白色は下に小さく,
「アメリカなどこの表に載っていない国でも,多くの国は消費税(付加価値税)とは形態の異なる小売売上税などの税制を実施しています」
とある。
毎年この時期に,中・高校生あてにこのクリアファイルが配布されている。
一方,
北方領土「露領」と表記 文科省後援 地理五輪ポスター 《9月30日:産経新聞》
高校生らを対象に地理に関する知識や思考力を競う国際大会「国際地理オリンピック」の募集ポスターで,北方領土を「ロシア領」と表記した地球儀の写真が使われていることが29日,分かった。産経新聞の指摘を受けた主催者側はポスターを作り直す方針を固めたが,大会は文科省も後援しており,識者からは「日本政府が間接的にロシア領と認めたに等しく,国益を大きく損なう事態だ」との批判が出ている。
このポスターは,来夏にドイツ・ケルンで開かれる第9回大会の国内予選を兼ねた「科学地理オリンピック日本選手権2012」への応募を呼びかけるもので,大会を主催する国際地理オリンピック日本委員会の実行委員会が1万2千部を製作。30日から全国の高校など約3200校に配布されることになっていた。
関係者によると,ポスターは大会を協賛する出版社が制作。制作費の約100万円は全額,共催する独立法人科学技術振興機構が社団法人日本地理学会を通じて負担した。
大会実行委は中学や高校の地理教員,大学教授,文科省教育政策研究所の調査官ら68人で構成され,このうち10人以上がポスターの製作に携わったというが,この「重大なミス」に誰も気づくことはなかった。
発行向きに
勤務先の中・高校生にクリアファイルが配布された。
表題は,『世界の消費税(付加価値税)147カ国』
発行元は《全国間税会総連合会》
「間税会は消費税の在り方を考える会です」
とあって,その下に《広島東間税会》とある。
上部 3/5 は世界地図,下部 2/5 は国名と消費税率の一覧表。
世界地図が色分けされていて,
目立つ赤は,税率10%未満の,日本,台湾,カナダ,ナイジェリア(以上5%),パナマ(7%),スイス(8%),リヒテンシュタイン(8%)。
黄色は20%未満,緑は30%未満となっている。
白色は下に小さく,
「アメリカなどこの表に載っていない国でも,多くの国は消費税(付加価値税)とは形態の異なる小売売上税などの税制を実施しています」
とある。
毎年この時期に,中・高校生あてにこのクリアファイルが配布されている。
一方,
北方領土「露領」と表記 文科省後援 地理五輪ポスター 《9月30日:産経新聞》
高校生らを対象に地理に関する知識や思考力を競う国際大会「国際地理オリンピック」の募集ポスターで,北方領土を「ロシア領」と表記した地球儀の写真が使われていることが29日,分かった。産経新聞の指摘を受けた主催者側はポスターを作り直す方針を固めたが,大会は文科省も後援しており,識者からは「日本政府が間接的にロシア領と認めたに等しく,国益を大きく損なう事態だ」との批判が出ている。
このポスターは,来夏にドイツ・ケルンで開かれる第9回大会の国内予選を兼ねた「科学地理オリンピック日本選手権2012」への応募を呼びかけるもので,大会を主催する国際地理オリンピック日本委員会の実行委員会が1万2千部を製作。30日から全国の高校など約3200校に配布されることになっていた。
関係者によると,ポスターは大会を協賛する出版社が制作。制作費の約100万円は全額,共催する独立法人科学技術振興機構が社団法人日本地理学会を通じて負担した。
大会実行委は中学や高校の地理教員,大学教授,文科省教育政策研究所の調査官ら68人で構成され,このうち10人以上がポスターの製作に携わったというが,この「重大なミス」に誰も気づくことはなかった。
発行向きに