小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

父の日記

2013-08-31 22:17:34 | 島の生活
 タンスや下駄箱が・・・

  広島の家具類を整理する必要が生じた。
 異動はあったものの,独立して50年のゴミが詰まっている。
 大物のタンス類,ベッドは近場に一時避難させるとしても,
 着ることのほとんど無いスーツ類(モーニングまである),
 子どもからお下がりのシャツ(作業着にと保管していた)。

  使わない,とはっきり分かっているのなら処分するのだが,
 昔人間には“もったいない”がさきにくる。
 学習机は?,文学全集や百科事典は孫が使ってくれるかな?。
 専門書は,教えを請われるようなことでもあれば必要だし・・・。
 ・・・とりあえず,島に運ぶか。

  納屋(物置;2×5間)の立て直しを相談されたとき,
 年をとったらお金が必要だから,と反対したのは間違いだった。
 古い農機具類はおしゃかにしてしまったし,物の置き場がない。
 父の日記が出てきた。昭和51(1976)年,私の転勤,姉の移転・新築,
 団地の土地購入,伯母(父の姉)の死など行事の多い年であった。
 随所に,孫の帰宅を待ち望み,喜んでくれる姿が見えた。
 あのときの父の年齢に近づいて,ようやく感謝と介護を覚える。

  島の就寝時には窓を閉めないと寒さを感じるようになった。
 クマゼミ,アブラゼミの声もなく,ツクツクホウシが細く鳴いた。
 外でコオロギや鈴虫の声が賑やかになり,エンゼルストランペットが開いた。

  荷物の整理と移動に,しばらく追われそうだ。

 イチジク
  広島県内でイチジクでは過半数の市場占有率を持つ尾道地区の出荷が始まったという。
 広島市近郊では,市内西区の古江地区が有名。
 栽培に関わっている人の話。
 「2度ばかり収穫したが,もう商品にならない」(台風15号襲来前の話) 

ナス-2

2013-08-30 23:23:30 | 孫たち
 子どもと野菜
 夕食を食べているから,とは言っていたが
は,一口食べただけで「ごちそうさま」
の方は,
「おいしいよ」と,しっかり食べてくれた。
は,ナスも苦手なようで,
“涙を出しながら食べている”
といつか娘が云っていた。

 歯の治療が終わって,娘にメールをしていた。
“無花果とナスがある。お母さんも9時には帰宅”と。
歯の帰りにSCに寄り肉と豆腐と,刺身が割り引き!
(鮭,サンマが不漁だそうだが,無関係の刺身が高い)

 私のゴーヤチャンプルの肉は,牛豚の合挽ミンチ。
調理に一手間省けるのと,安いし,歯も悪いから。
島のショッピングセンターには粗挽きがあって,便利だった。
豆腐は薄く切ってキッチンペーパーに挟んだ。これで十分。
今回は茹で,ゴーヤも塩もみして苦みを少なくし,
ツナフレークも加えたが,は苦手だったようだ。

 先日,神奈川のが電話で,
「人参と○△(野菜名;よく聞こえず)食べたよ」
と云ってたが,この孫も野菜が苦手なようだ。
息子は
「広島で食べたスイカと○△がトラウマになったみたい」
というのだが,甘く育てていたら私のようになってしまう。
だからといって,
「お爺ちゃんが作ったんだからしっかり食べなさい」
などと娘が云っているのじゃないかと,を見て思った。

ナス

2013-08-30 06:23:47 | 島の生活
 煮えた?イチジク
 イチジクを口にして,妙な顔をしている。
勿論,鳥に囓られたものを提供した訳ではない。
仏前からおろして冷蔵庫で冷やしておいた物だ。
私も慌てて口にして,
「ん!?,不味い」

一週間の間に,熟して落果した物が10個ばかり。
これは良い按配だ,と喜んでもぎ取ったのだが・・・。
まず甘味がなく,しかも種がガシガシしている。
烏のつついたものの,きれいな部分を口にすると,
これには少しの甘味があった。

ナスは,1日に1度1時間ばかり水を噴霧したので,
これは大物が十数個。
捨てるわけにもいかず,味噌汁や煮物で食べた。
「焼きナスに良いね」
次のイチジクに手を出さなかった彼も,
ナスだけは数個を持ち帰ってくれた。

 今回帰広したのは歯の治療があったからで,
昨夜の“蕎麦を食べる会”にも誘われていたが,
治療時間を夕刻に指定されていたのと,
治療後の不安もあって,欠席した。

私の8月6日

2013-08-27 01:00:00 | メモ
 伝えることの大切さ

 あの日からもう68年が経過した。
当日広島市内にいれば,二中の慰霊祭に参加し,慰霊碑にお参りする。
私の父も,知人を探すためにあの翌日市内に入り,二次被曝している。

 倉橋島は,軍港呉市の沖合に位置している。
本浦湾を始め。港に軍艦が避難し,B29の襲撃を受けた。
空襲警報が出るたび,防空壕に避難し,一度は爆弾の破片が母を掠めた。
これらが,自分の見聞であるのか(そうではあるまい),伝聞か判然としない。
終戦はそれほど遠くなった。

 島の実家の縁側で黙祷を献げ,再び文字に目を転じた。
『ひとり旅・吉村昭(文春文庫)』
“とうとう吉村昭の最後の著作物になってしまった(序・津村節子)”
足で書いた彼の歴史物は,時に圧しつぶされそうになるが,惹かれる。
当日たまたま開いていたのは,“高さ50メートル 三陸大津波”

 昭和40年,初めて三陸海岸の田野畑村を訪れ,津波を知り取材に入る。
その後『海の壁(後,“三陸海岸大津波”と改題)』を出版し,
2001年,田野畑村のホテルで,これらの調査行の講演をしている。
その中で,
「海岸からせり上がった津波の高さがこのホテル(35㍍)以上だった」と。

 この講演を聴いた人が,或いはそれを伝え聞いた人達が,
この度の東日本大震災で助かっていることを願いたい。
 取材に応じた明治29年の津波の体験者は,すでに亡くなられている。

 負の体験・事実こそ,正しく過不足無く伝えていくことが必要と思った。

 
 ちょっと,投稿を休みます

花火

2013-08-26 00:19:26 | 広島の生活
 しょうばら夏祭り花火大会

 良い按配に,かどうか雨が降り続いている。
午後には雨は上がったが,ぐずぐずしていると,
「こんにちは~」
これも良い按配かどうか孫の声。
続いて,
「花火を観に行きませんか」

 素直に喜べば良いのに,
「島に帰ろうとしていたんだ。前もって連絡をしてくれれば」
等と云いながら,いそいそとでる支度を始める。
岩国の花火大会をテレビで見たが,味気なかった。
今年の花火は観られないもの,と諦めていたのだった。

   

 花火大会の会場は県北の庄原市。
国兼池を取り込んだのは国立備北公演。
上野池辺り,春は桜の名所で上野公園。
沢山の屋台がでて賑やかであったが,
出島の“厳島神社”に渡る太鼓橋のたもと,
トイレ脇に陣取った。

 音に惹かれて上を見上げるも良し,
水面に写る“逆さ花火”を眺めるも乙。

屋台の多く並ぶ辺りが正面らしく,
斜に花火を眺める形になったが,
ナイアガラ以外の花火は丸いもの。
人いきれにむせることもなく良。

写真にロクなのがない,といったら
携帯で撮ったものを送ってくれた。

今回特に良かったのは,涼しかったこと。
北国の大きな花火大会は,初秋に開催とか,
清澄な秋空に,一段と美しく花開くのだろう。

人豊講座

2013-08-25 00:07:56 | 農業塾OB会
 秋冬野菜の栽培について

24日,白木農園恒例の人豊講座が開催された。
JA広島市本店会議室に会員28名が集合した。
少し少なかったのは,昨日からの雨の所為?。
表題の内容について,JA広島市川本指導員
から多くを学んだ,のだが・・・。
右から左に通り抜けてしまい,残っていません。
従って簡単に,ほんの一部を紹介します。

○ 秋冬野菜に限らず,
 野菜栽培は品種(作型)と作る土地で異なります
 自分なりに作付,農作業カレンダーを作ること
○ 病虫害の予防・防除は気候の変わり目がポイント
○ ハクサイはあせれ・・・ほとんどは9月中旬に播種
  タマネギは焦るな・・・9月末に播種,11月末定職
  タマネギの遅肥(追肥)は水(急)太り⇒保存性悪し
○ 間引きは,大小を除き中を残せ
  ほとんどがF1,大小は先祖返りの可能性もある
○ 大根など根物野菜の播種は点撒きとなるが,
 ペットボトルなどで痕をつけ,円周に撒くと
 間引きにとって残した苗を痛めない 
○ 肥料は食事のときの塩と考えよ
 多くても少なくても食事は不味い(作物に悪い)
  
※ 膨大な資料を用意して頂きました。次はほんの一部
 クリックして読む,または印刷してご利用ください

はくさい病害の症状と防除(A5)



だいこんの生理傷害(A5)



キスジノミハムシ,ダイコンシンクイムシ(A5)



キスジノミハムシ,ダイコンシンクイムシの防除(A5)



ネコブセンチュウ・ネグサレセンチュウ(A5)



ネコブセンチュウ・ネグサレセンチュウの生態と対策(A5)

 23日は処暑
干天続きの広島地方に慈雨
昼間パラぱら,夕方驟雨
 24日も明け4時頃から雨
広島は“処暑聞雨滴

小人-3

2013-08-24 00:22:34 | 広島の生活
 年古しても,師には到底及ばず 
 “糸屋の娘”は,
頼山陽が門弟に詩句の起承転結の作法を教える為に作った
(または,使った)と伝えられているそうだ。
利田蔦一先生もそのように引用されたものであろうが,
愚鈍な私には,表面の言葉しか残っていない。

 先生がお元気な間,伺っては酒を飲ませて頂いたが,
後,脳梗塞で倒れ,不自由な手の代わりに口で筆を咥え,
絵画に挑戦された。
もう20年も前になろうか,そうした奥様との闘病生活は,
NHKテレビのドキュメンと番組で全国に伝えられた。

 先生の貴重な絵画の一枚は,子どもの力になれば,と,
私もいちまい頂いた。

 暇なればこそ,懐かしい先生を思い浮かべることができた。


23日正午,「パラッ」と屁にも鳴らない雨音。
   夕刻,ちょっとした驟雨。
   だが,30分にも満たない豪雨より,1時間の小雨が有りがたい
 姉夫婦の安否を尋ねた帰路,知人Oさんを訪ねるが留守。
  “来てくれたんじゃねぇ。悪かったねぇ”
  「思いついた時に行動せんと,後悔するから」
  “あんたは口が悪いけえ,長生きするよ”
  「口だけじゃなく,足も悪うなったら更に長生きじゃが」
  胃がんは快癒したものの,治療の副作用で歩行が困難という。
  私と同級生の奥さんも膝が悪くて,二人でプールで歩行練習。
  でも,元気な声が聞けて,良かった。
  
  姉夫婦も,90歳と82歳。

小人-2

2013-08-24 00:15:29 | 広島の生活
 請われれば大抵のことはやるつもりだが,やるべきことが無いというのは,
身体的には楽だが,それでいて体の調子ももう一つということになる。
左腕が肩より上がりにくかったり,胃腸の具合もおかしい。
パソコンを触る気も失せ,エアコンとテレビの世話になる。
といって,稼ぎの無い者が無駄遣いは出来ない。
人に会うこともないから,蓬髪でもいいだろう。そうだ!

 盛夏はショッピングセンター(SC)に限る

 今の住まいで排出する家庭ゴミは,面倒だが,
契約継続中の前の家(店)に出すことにしている。
ゴミ袋と共に,SCで求めた文庫本を持ち出した。
このSCでは,新刊書は勿論のこと,定価の半額や
一冊105円の単行本や文庫本がある。

 持ち出したのは平岩弓枝:心御宿かわせみ3。
冷房の効いたSCのベンチで読み進んで“糸屋の女経ち”
そうだった,アレも確かに“糸屋の娘”だった。
帰宅してインターネットで探すと,果たして。

A;“大阪本町糸屋の娘 姉は二十一 妹は二十歳
、  諸国大名は刀で殺す 娘二人は眼で殺す”
いや,まだあったはずだ
B:“本町二丁目の糸屋の娘 姉は二十一 妹は二十歳
   姉にゃ少しの望みもないが 妹ほしさに ご慮願かけて
   伊勢へ七たび 熊野へ三度 それでご慮願かなわぬときは
   芝の愛宕さんへ月参り

 Aは高一(市立舟入高校)の時,担任であり,国語の利田蔦一先生に学んだものだった。
(何に関連してであったか忘れたが,利田先生にはずっとかわいがって頂いた)
調べた本命は,勿論Bのほうであった。

 実は1月の長束神社への初詣で,
伊勢へ七たび 熊野へ三度 長束さまへは月参り
の疑問に対して中農さんからコメントを貰っていた。
“「信心の深いこと、信心はどんなに深くても限りの無いことのたとえ」
http://www.mikumano.net/uta/kumanohe3.html
だそうです”
折角のコメントにも,ちょっと引っかかりがあったのが,解けた気がした。

 暇だと,つまらないことに話が走る。

小人-1

2013-08-23 16:22:07 | 広島の生活
 盆過ぎから広島の自宅でぼやっとしている。
18日の白木・農作業後に島に帰る予定であったが,
当日帰れず,といって,12・13とトンボ返りするのも
1700円のガソリン代を払って除草だけでは情けない。
あとの行事もあったので,仕方なく腰を据えた。
21日・料理教室,22日・歯の治療とPC同好会。
そして明24日はOB会・白木農園の研修という具合だ。

「倉橋よりずっと快適でしょう」
クーラーの下でかみさんの言うのに間違いはないが,
することが無いというのも,それなりに苦痛なものだ。
チョコちょこっと空き地の草をむしってごまかしているが・・

 アルミ缶を泣かせる!?
 先日面白い発見をした。
外出時には必ずと言って良いほどコーヒーを持参する。
容器は水筒であったり,ペットボトル,アルミ缶など。

 先日,冷やし切れずぬるいコーヒーをアルミの空き缶に入れ,
手元にあったドライアイスで急冷すべく,共にレジ袋に入れた。
“キュ~~~~ン~”“”ジュィ~~~~ン~”
なんとも言えない悲しそうな音が聞こえてくる。

 犯人は,ドライアイスに冷たくされたアルミ缶の悲鳴であった。
「楽しそうじゃね」
楽しくはないが,面白い現象だ。
“ラジオ爺婆科学電話相談”があれば聞いてみたいところだったが。

 ちなみに,冷えた後は,どうやっても泣かなかった。

夏野菜で

2013-08-22 11:46:19 | 農業塾OB会
 白木農園料理教室
   ファーマーズキッチン・8月


 昨21日(水)は月一度恒例の“料理教室”。
材料調達の当番は私たちの班で,野菜はMさん,
SCでの買い出しはAさん,調味料は私等と分担。
作る調理はゴーヤチャンプルとかぼちゃの甘煮,
かぼちゃのきんぴらで,これなら楽勝?。

<ゴーヤチャンプル>
 「刻んだゴーヤに軽く塩を振り,
しばらく置いて水洗,絞る」作業で,
苦みが取れる。孫向けに良いか!。
過日のTVで“ツナ缶”を入れると美味”
とあったので,これも試してみたい。
<かぼちゃのきんぴら>
 立派なかぼちゃ(Mさん自慢の雪化粧)で,
Tさんが細きりにするのに苦労していた。
<かぼちゃの甘煮>
 煮えたらバットにあけ水分を飛ばす!,
これがコツのようで,我が班は,ちょっとベチャッとした。


 開始時間前にはSさんが到着したから,
“今日は空手であろう”
と諦めていたが,立派な葡萄とイチジクが届いた。
ただし,参加者(21名)全員には無理だったようで,
これで我が班6人分のデザート。
 私は途中で隣の班の葡萄1粒を摘んだ報いか,
洗い物を済ませた時に,これらは消え失せていた。
 次回にはこの恨みを晴らせたいが,はたして,
その時にもこれらが提供されるかどうか・・・・。