小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

味噌造り

2007-02-17 17:03:25 | 孫たち
       味噌造り
 2月17日(土)は,JA農業塾OB会の味噌造りでした。40名前後の参加で役員の方々お世話になりました。準備が大変であったこと,拝察します。お世話になりました。
 一晩水にかしておいていただいた大豆(今年度の白木農場での無農薬の作物の一つ。前回の豆腐はおいしかったですよ),圧力鍋で煮て潰し,呉市吉浦町から取り寄せた『こうじ』と混ぜ合わせ樽詰め。簡単なようでも大変でした。作業しながら『だいがら』を使って豆をつぶして作業したことを思い出します。
 今回は,白木農園のホームページこのことを知ったから是非作業に加えて欲しいという女性が1名加わりました。彼女は広島出身で九州は福岡から最近夫の転勤で里帰りしたとか。福岡で食した焼き味噌がおいしくて,今回の材料が無農薬野菜であることが大きな魅力で参加したとのことでした。メンバーすべて,優しく親切に接していただき感謝している,とのことでした。
 みそ汁になるまで4ヶ月。来年は各家族に分配できるように樽の数を増やしたいと考えています。(忙しくて,写真の無いのが残念)  


水は大丈夫?

2007-02-17 17:02:42 | 島の生活
       水は大丈夫?
 春一番と同時に久し振りの雨。広島の自宅の小さな梅も開花から三週間。八重であるためか,花持ちがよくまだ満開の常態です。椿の侘助もつぼみが大きくなりました。この花を見るたびに,職を辞した年の春を思い出します。
 2001年は遅い春でした。三月も中旬を過ぎた頃から咲き出して,24日は芸予地震。3月末に最後の荷物を自宅に運んだ日は大雪でした。私の帰りを待っていたかのように,雪解けとともにすべての花と花蕾が落ちたのを覚えています。
 今年だけのことなのか,暖冬といわれて雪が少ないのが気になります。北国も相でしょうが,冬の生活には雪が少ない方が助かります。しかし,夏の水は大丈夫なのだろうか,と,気になります。過日,四国の早明浦ダムの様子が新聞に掲載されていました。夏には「役場が現れた」「湖底が見える」などの写真が載るのが恒例となっていますが,今の時期に役場が見えるのは心配です。
 昨年夏は,広島から呉市を経由して島嶼部に引かれ得た上水道の導水管が破損して大変困った事態が発生した事が記憶に新しい。旧呉市街地は三永の水源地からの給水で何とかしのげたようですが,島嶼部は高齢化率も高く,生活道も狭く急坂であるため皆さん困ったようです。幸い私宅は,夏前に井戸ポンプの交換・井戸掃除を済ませていたために,たまに島に帰る程度では不自由しませんでした。(風呂のシャワーとポンプの交換を依頼した人は50年余も逢ってなっかた遠戚の友人であったことで随分助かったものです)
 夏の水不足が心配である上に,破損した導水管は40年前に敷設されたものです。他の部分は大丈夫なのか。南海地震も危惧されていることもあり,もう一度全線にわたって入念なチェックをしていただきたいものでず。何かあったときに真っ先に,最も厳しい状況に追い込まれるのは,過疎地域に住む老人を始めとする生活弱者ですから。  


子どもは何人?

2007-02-07 17:53:30 | 私見
       子どもは何人?
 娘が勤めと子どもの保育について悩んでいるという。昨春からパート勤務を始め,2人の子どもを保育所に預かってもらうことになった。1人(1歳半)は近くの私設保育所に,もう1人(3歳半)は自宅から片道20分の公設保育所。どちらの自宅(間は10分)の近くにも公立保育所はあるが入所できない。時々仕事が遅くなることがあるので延長保育としているが,保育料を払うと手もとにはいくらも残らない。勤務先に迷惑をかけることになるが,定時保育にして子どもと一緒にいる時間を多くした方がよいだろうか,という。妻は「いつも延長になるわけではないから,おじいちゃん(私)が迎えに行けばよい」と言う。娘は,仕事が遅くなるのはたまにしかないのに,対応出来るように私を待機させることに遠慮があるようだ。
 甥と姪あわせて12名(うち1名は学生であるが)すべて成人で,既婚者6名。子どもの数は4人。1世帯あたり0.7人ということになる。柳沢厚労相は「健康的でない所帯」と言うだろうか。実は,甥のところに1人誕生しているはずであった。が,彼の連れ合いは昨年8月死産した。妊娠と同時に退社する予定であったが,勤務先の都合により新幹線を利用しても1時間30分の通勤を余儀なくされた結果の悲しい出来事だった。
 先日のこと,妻が田舎に帰ったついでにアロエを採ってきてくれと言う。拙宅の前で工場の解体作業にあたっていた若者がバーナーで火傷をしたが保険に入っていないので病院にかかれないというのだった。私の周囲にも多くの若者が正規採用でない『非常勤』として働いている。収入は同年代の正規採用者の半分から2/3。その上,国民健康保険料・年金の負担が3~4万円必要となる。結婚したくても出来ない彼らは,人一倍努力しながら正規に採用される日を待っている。
 少子化に対応する具体策をもたないから,『既婚女性1人あたり2人以上の子供を産め』という単純な発想になってしまう。ことに若年層の雇用機会野道を拓き,安心して子育てできる環境を作らないと,算数のかけ算では子供は増えない。こういう考えはどうだろうか?
 ① 一定規模以上の企業は正規雇用率を高める
    障害者雇用についてはこの制度が設けられている
 ② 妊娠・出産に伴う休暇制度を充実させる
    北欧には,妊娠によって体調の悪い場合は休暇が保証され,企業が休暇を与える
   ことが義務化されている国がある
 ③ 公立保育所の質・量を充実する
    統廃合によって,少子化によって使われなくなった学校・教室を活用する
    老人ホーム等には,保育所の併設を義務づける(老人も元気になる)
 ④ 1学級あたりの児童・生徒定数を減らす
    教育基本法・学校教育法等を変えるだけでは,学校は変わらない
    いまどき40人定員の『先進国』は無いでしょう。家庭の教育力の低下が言われます
    が,教師の教育力の低下もひどいものです。リタイアした教職者・社会人は収入が少
    なくても働きます。若い教員と爺・婆がペアで教育活動に参加する
 ⑤ 小学校だけでなく公民館にも児童館を設ける
    地域の目が子どもたちに注がれる場を増やす
 ⑥ 中学校にも児童館的なものを設ける
    高齢者の精神年齢低下以上に,生徒・学生の精神・生活年齢の低下が目立ちます
 ⑦ 土曜日,日祭日の学校の活用をはかる
    家庭経済(収入)の差が,そのまま子どもの学力差に反映されています。
   単純に言えば,
   収入が多い=私学,塾に行く。土曜も同じ。休日は親との時間ももてる
   収入が少ない=帰っても誰もいない。ゲームが友達。
 ⑧ 田舎に働く場を設けよう
    都心には高層ビルが林立し,いかにも『美しい国』
   一方地方では,美しかった野山に限らず田畑にも雑草や竹・雑木が生い茂っていま
   す。広域合併によって,役場や学校,従って若者の働く場が少なくなっている。
   これでは「4割の食糧自給率」も危うくなります。新『農地改革』も必要になりませんか?
   抜本的な農業振興策も期待します。

 思いつくままにまとまりのない文を綴りました。ここまで読んで下さった方に感謝します。ご意見をお聞かせ下さい。
 家庭では,「勝手に入るな」という『ボクの部屋』が様々な問題の根源の一つになっていると思います。保護者の仕事部屋もないというのに,『ボクの部屋』には,TV・ビデオ・音楽機器・ゲーム機などがいっぱい。『中流』意識とともに子ども部屋を取っ払ったら,よほどすっきりすると思いますよ。家族のふれあう広場をたっぷりとって,そこでみんなが仕事し,学習する。小さくても他人に対する思いやりの心も育つと思うのですが・・・。そして,狭くても寝室だけはしっかりしつらえる。(えらそうなことを言いましたが,私も,子ども部屋で失敗した1人です)
  

   

今年の農作業-2月

2007-02-07 15:45:01 | 農業塾OB会
 あっという間の2月。山の畠の開墾作業,野焼きで農作業に入れず。
 
2日(金):相変わらず山の畠の作業(仕事は臨時休業)
3日(土):OB会白木農場の豆腐作り(JA本店3F調理室)
4日(日):山の畠の作業。暖冬のせいか,樹液があがっている。剪定を急がねば。
     水仙(約150本)は翌日職場に持参
5日(月):空宙トマトの播種。夜,トマトグループ新年会
 トマトの生長を待って,3月7日の定植までの1ヶ月間,作業は休止。
     Kさん欠席で,少し体調が心配
10(土)~12(月):久し振りの3日連続の開墾作業
     連接地との境界藪と竹を切り払い整理し,眺め・風通しもよし。
     忠告「先日,猪が並んで待っていた。注意されたし」とのこと。
     紅梅は満開。白梅は遅し。桃はまだまだ。
     梅と柿の剪定に入る。
17(土)~21(水):境界の整理と,柿の選定作業
     柿はここ2年間の枝切りで,徒長枝の萌芽が多く自然に枯死したものを除去し
     剪定より整枝作業が主体となる。
     自宅の上水道の漏水で途中広島と往復。剪定は次回とする
23(金):OB会役員会(JA本店)
25(日)~26(月):白川郷と飛騨高山を訪ねる旅