小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

櫂伝馬のご縁-2

2010-03-31 23:45:58 | 島の生活

 楽しみな船出
 
 30日(火),大崎上島に渡ってきた。
 前号で紹介したように,昨年の秋,広島城でのフードフェスティバルで櫂伝馬に乗せてもらった縁で大崎上島の啓志さんとつながりが出来た。
彼のお世話で舟を漕ぐ『艪』が手にはいることになり,厚かましくもそれを頂戴するためだ。
倉橋島から呉市内を抜け,185号線をひたすら北上。竹原港(①)からフェリーで垂水港に上陸。目的地まで4時間近くも掛かった。電話連絡を取ると待つ間もなく迎えに来てくれた。

 目があったとたんに彼と分かる,予想したとおりの好青年で,早速造船所に案内してくれた。紹介された職人(船大工)さんも全く気持ちの良い方で,もちろんただ(無慮)ということだったが,形だけのお礼を無理矢理受け取っていただいて,ご厚意に甘えることにした。
 たとえ小舟とはいえ,エンジン全盛の時代に,艪を使って海を楽しもうとする私を好意を持って受け止めてくれたようだ。
 エンジンはどうすると聞かれて,使うつもりはないと答えたが,その時になって,(修理・整備が必要だろうが)使ってもらえるように持参すべきだったと気付いたが遅い。この件は啓志さんがアクセスしてくれたときに話してみよう。


 あれこれ話を伺いながら,帰り際には.痛んだら直してあげるから連絡せよ,とまで親切な言葉までいただいて辞した。
 造船所のすぐそばに“厳島神社(②)”がある。今回の出会いを感謝し,航海の安全を祈願し帰路についた。厳島神社ではちょうど西日を背に受けて,後光が差しているような案配であった。
 この島にはもう1箇所厳島神社がある。宮島の厳島神社は海の安全の守り神でもあるから,瀬戸内海だけでなく,山口県の萩市でも宮島の管弦祭に合わせて祭礼が行われるように,各地の港と深いつながりがあるようだ。
  ③ 
 史跡の多い島だし,櫂伝馬も見学したいところだったが,時間も圧してきたので楽しみはまたの機会に譲ることにして,帰りは西部に位置する大西港(③)から安芸津へのフェリーを利用した。大西港を北風から守る位置に長島があり,ここには中国電力の火力発電所がある。

 安芸津港に着いたら級に腹が減った。そういえば昼飯を食べていない。どういう訳か国道沿いにうどん点が多い。そのひとつ「うどんの庄」に立ち寄る。安芸津町は,プロゴルファーの岡本綾子,おおずもうの安芸乃島を生んだ土地だ。魚もうまいが,ここいら一帯で産出する「ジャガイモ」の人気が高い。肌もきれいで味も細やかだ。うどん点の娘さんもそんなお嬢さんに見えた。

 帰宅したときには9時を回っていた。走行距離160㌔。
軽トラの運転で疲れたはずだが,幸せな1日で,新しい船出を夢見ながら心地よい眠りについた。

 そうだった。
櫂伝馬による町おこしグループは,
 6月4~5日,総勢30人が櫂伝馬をこいで呉市阿賀,音戸ノ瀬戸を経由して回路宮島の厳島神社に参詣,
 7月24日には大崎上島で櫂伝馬競漕大会が行われる
そうだ。
 興味をお持ちの方は是非ウルルン島住民記に注目していただきたい。 



櫂伝馬のご縁

2010-03-28 03:18:11 | 広島の生活
 ブログでは,こんな楽しいこともある
 作年10月25日に,広島城で催されたフードフェスティバルで家族が櫂伝馬に乗せてもらい楽しんだ(
櫂伝馬船に乗る)。
この拙文に目を留めてコメントを送って下さったのが「啓志」さんで,この人は櫂伝馬による町おこしを仲間と企画し,その詳細は大崎上島ウルルン住民記に記されている。

 このブログの櫂伝馬競漕の紹介には動画,音声有りで実に楽しい。私などは,つい最近になって写真を挿入できるようになり,楽しくなって携帯で送信したところ通信費がかかってかみさんに叱られたことがある。「啓志」さんは最近始められたようだが,若い人は吸収が早い。

 ところで,島には2艘の小舟がある(あった)。1艘は事情があって山に登っている。もう1艘は叔父に貰ったもので,9.9馬力の船外機は付いているが,しばらく稼働させていないから恐らく動かないだろう。かみさんは,イモより魚がいいというが,イモは逃げないが魚は泳げる。そう簡単に捕れるものじゃないが,草とイノシシに追われないようになったら海に出たいものだと秘かに狙っていた。一緒に叔父から譲り受けた艪はすでに腐っている。
 
 免許のない従弟の家族も動かせる道具として,最小の船外機の購入も考えたが,爺の余命とそうした機械や艪の寿命考えてぐじぐじと逡巡していた。また,主として自分の遊びのために大枚をはたくことへの抵抗もあった。島には,船外機の付いた小舟はあるが,譲ってもらえそうな艪は見あたらない。
そんなことに気付いた「啓志」さんが,中古の艪でよければ世話をしょうじゃないかと声をかけてくれた。
 願ってもないことだ。艪なら,省エネでエコで,環境に優しい。危険も少ない。湾内や近場で欲を出さずに魚と遊ぶにはもってこいだ。それに,誰よりも孫が楽しんでくれることは間違いない。

 艪が手に入れば,海での遊びも紹介できるだろう。
 年甲斐もなく,爺は胸を弾ませている。

春夏野菜の栽培について

2010-03-28 02:43:11 | 農業塾OB会


 

作27日(土)午前,タイトルの内容で

農業塾OB会・人豊講座が持たれた。ちょっとだけ所用を済ませて島に帰る予定だったが,きつ~い大先輩から「白木農園だより」にこの内容を載せるように」とのご下命で,こうして時間を過ごしている。

 今日(といっても昨日)を含めて3回の会合にろくなことはない。24日の役員会は員数揃えのためであったし,あわてて出たおかげで翌日は忘れ物を取りに島に往復,わざわざ深夜に帰って参加しようとした26日の会議は,出席する必要のないものだった。そして今日。26日の朝の時点で島に帰ればよかったのだが・・・。

 所用というのは,この度小学校に入学する2番目の孫をディズニーランドに連れてってやりたいとのかみさんの突然の発案。明日(28日(日))に出発しようというのに乗車券の購入も出来ていない。今朝になって旅行社のT社に頼み込んで12時20分終業というところを,1時までには行くからと無理を頼んだ。孫たちも一緒になって,宿と列車の手配が終わったのが3時。帰宅して遅い昼食となった。ブログを書き始めたところに,外に出ていた孫から電話。卒園祝いをしたいという。

 どっちみち夜道は暮れない,と出かけたのは近所の寿司屋,

設けてくれた席で,負担をかけないようにと注文を控え,飲んだビールはジョッキと中瓶各1。

 さて本日の

農業塾OB会・人豊講座の内容は,

1.春夏野菜の特徴
 (1) ウリ科,マメ科,茄子科野菜が多く連作障害対策が必要だ
    樹肥の施肥量は1㌃あたり200Kgを標準とするが,
   専業農家では2㌧施肥する場合もある。増量は可。
    苗も,接ぎ木苗を活用するとよい。
 (2) 作付け計画の注意点
    秋・冬野菜は1日の遅れが,1~2週間の収穫遅れに繋がる
   春夏野菜は,一般的には遅れてもたいした支障はない。
   キューリなど,20日遅れでも収穫が重なる場合有り。
 (3) 生育期間の長い野菜が多い
    しっかり収穫するためには,特に夏の暑さに耐えられるように
   根茎を大きくしっかり育てる必要がある。
   根茎は実がなり始めると成長が鈍化する。従って,
   ○ 最初の花は摘花する(生育が悪い場合も同様)
   ○ 水をたっぷりやって,苗を植え付ける。
    (後からの水やりでは根は横に伸びて,深く成長しない)
   ○ マルチや敷き藁をする場合も,雨上がりに
    (呼び水作用によって地下の水分が吸い上げられる)
2.果菜類の管理について(上の表の通り)
   表が読みづらい場合は,JA営農振興課・中尾課長にファックスしてもらってください
 (1) 基肥は量の多寡はあれど,樹肥,苦土石灰,エコ基肥これだけ,が基本
   1aあたりの施肥量は,
    樹肥は200Kg
    苦土石灰;ナス,ダイコンは10Kg,ホウレンソウは16Kg,その他13Kg
         ただし,馬鈴薯には施肥しないこと!
    エコ基肥これだけ;スイカ(&Kg),トマト(8Kg)と少なめ
           ダイコン,ホウレンソウ,コマツナ,馬鈴薯は10Kg
           その他;13~15Kg
   ※ 基肥これだけに,有機質を増量したのが『エコ基肥これだけ』
 (2) 追肥について
    大体において,エコ追肥を1回あたり2~3Kgずつ数回
    ただし,スイートコーンは肥え食いだから3Kgを3回。
     また,樹肥の代わりに鶏糞をやるも可。
 (3) その他
   ◎ 葉は繁ればいいというものではない。
     基本的に実の下の葉は,その実の生長のためにある。
     従って,摘果した下の葉は除去した方がよい。
     葉を繁らせると,風通しや日当たりも悪くなりうどん粉病発生の原因にも
   ○ キューリの場合,下から5~6枚の本場に付く実(花)は除去する。
     その時同時に子ヅルも欠く。
    子ヅル1本に1個の実を付けた後,その上のは1枚を残し切除する。
   ○ ナスについて,第1果の下のわき芽2本を伸ばし3本仕立てとする。
     枝葉を残すと色つきが悪く,果実も堅くなる。
     ピーマンとも共通して,第1花は除去。特にピーマンは,
     花を落としながら稔らせる度量で育てよ。
   ○ スイカは,本葉7枚で芯を止め,子ヅルを3本のばし実を付けさせる。
     子ヅルも20枚程度の葉をつけたら芯を止め,
     実が付いたら追肥を施す。
     (小玉の場合,多くても1株10個まで)
   ○ エダマメ(大豆)は,10日おきぐらいに播種し,20日までに済ませよ。
     早く播種して損することはない。
     ただし,花の付き始めを注意して,追肥と水やりを怠らないように。
   ○ ダイコンは,気温13℃以下に出会うとトウ立ちのスイッチが入る。
     トンネル栽培で一度30℃の温度を与えると,ボケてトウ立ちがなくなる
   ○ ニンジンの色つきが悪いのは,過温・過冷による。適期に播種を。   
 ○ 馬鈴薯は芽かきをして,男爵は3本に,メークインは1本に。
     芽の数が多いと小さいイモ,少ないと大きいイモと考えよ
3.病害虫防除について
 (1)耕種的防除
   ○ 密植,過繁茂,極端な肥料過多を避ける
   ○ 摘葉や間引き,剪定を行う
   ○ 排水不良に注意する
   ○ 防虫ネット,シルバーテープ,粘着シートの利用
  ※ 特にアブラムシの防除にはシルバーシートが効果的
    白木農園の鹿対策のように,ハウス用の黒ビニールテープに
    シルバーシートを結びつけピーマンなどの上部に下げる
 (2) 薬剤による防除
面倒だからここいらで省略。
  ※ 薬剤は使わないに越したことはない。
    その必要が生じた場合は,使用回数の限度や収穫までの最低期間を確認し,
    記帳を忘れないように。

★ 一覧表に興味をお持ちで,読みづらい場合は「白木農園だより」をご覧になると,少しは読みやすいかと思います。

 

さて,ディズニーランドに行くのは,孫2人に母親と婆。どうも珍道中になりそうだ。
 爺は,行ったことはあるし,人混みで疲れるだけだから遠慮した。


魁皇 これぞ相撲人-3

2010-03-26 18:52:18 | 私見
 魁皇 これぞ相撲人
    幕内在位100場所「ちゃんこの味しみた」円熟  内舘牧子《朝日:3月26日》
 そして今,魁皇は大関のまま幕内在位100場所を迎え,先場所は幕内通算勝利最多記録を更新。横綱千代の富士(現九重親方)の807勝を超えた。魁皇にチャンコの味をしみこませたのは,この二つの記録も大きく影響しているだろう。
 というのも,この記録には光のみならず影の一面もあるからだ。それは魁皇自身が一番よくわかっており,『週刊文春』3月4日号の阿川佐和子さんとの対談で次のように語っている。
「(千代の富士関らは)横綱として,負けることなく短期間で作った記録。その点自分はただ現役生活が長いだけで,負けてる数も相当ですからね。なんだか申し訳なくて」
 5回も優勝しながら,大関のまま100場所を迎えることに関しても,「大関の相撲としてみれば,そんなに褒められた成績ではない」と語っている。この影の部分の苦しみや葛藤が,魁皇を磨き,深くしている。
 
 ただ強いだけの青い力士ではなく,魁皇のような心技体の力士を見たいと望む客たち。そこにあるのは,スピード出世の外国人が占める国技への諦念か。それとも,失われゆく日本の精神文化への郷愁だろうか。

 

内舘さん,しっかり読ませていただきました。



魁皇 これぞ相撲人-2

2010-03-26 18:01:55 | 私見
 魁皇 これぞ相撲人
    幕内在位100場所「ちゃんこの味しみた」円熟  内舘牧子《朝日:3月26日》
 この場所,魁皇は12勝3敗で準優勝した。その前の秋場所では,13勝2敗で優勝。これは,横綱昇進の内規を満たしている。ただ,昇進は機械的には決められず,北の湖理事長は場所前から一貫して「九州場所は13勝2敗以上の有償化準優勝」と語っていた。ところが,九州場所の最中に,審判部長と審判部が口をそろえて「千秋楽に朝青龍に勝てば,昇進がないとは言えない。すべては千秋楽」とコメント。審判部長は「私見」としていたが,このような状況で,このような役職にある人の言葉は「私見」とはなりにくい。
 世間が固唾をのんで見る中,魁皇は朝青龍に勝った。誰もが横綱昇進を信じ,歓喜した瞬間だった。だが,その大一番から10分もたたないうちに,まだテレビ中継中に「昇進見送り決定」が報じられたのである。こんな話がどこにある。審判部長と審判部のあのコメントは無責任極まりない。私は横綱審議委員会で「力士の気持ちを翻弄したことをわかっているのか」と,くってかかり,他の委員たちの怒りも激しかった。
 しかし,魁皇自身は,「12章しかしていないので,昇進が話題になることからしておかしい」と,サラリと言い,それっきりだった。新聞記者たちや角界関係者に問うても,この一件に関して魁皇が愚痴をこぼしたとか,協会批判や恨みを口走ったとかは,まったくなかったという。チャンコの味がしみているとは,こういうことを示すのだと,私は感じ入ったのである。そして魁皇の佇まいによって,「横綱というのは,こうやって熟成を進めながらたどりつく地位なのだ」と実感した。

魁皇 これぞ相撲人-1

2010-03-26 17:53:00 | 私見
 

待ってました!
 内舘牧子さんのエッセイ。紙上に発表されたものを転載させていただく。
間違えないようにキーを打たなければ・・・。


 魁皇 これぞ相撲人
    幕内在位100場所「チャンコの味しみた」円熟  内舘牧子《朝日:3月26日》
 大関魁皇は大相撲春場所(大阪府立体育館)で,幕内在位通算100場所を迎えた。もちろん前人未踏の大記録である。
 拍手と声援の多さでは,抜きんでている魁皇。客はなぜ,魁皇が好きなのか。「年齢をはねのけて頑張っているから」とか,「気は優しくて力持ちの雰囲気が好き」とか,こんな声はよく耳にする。
 だが,客が魁皇に入れこむ最大の理由は,「チャンコの味がしみた力士」を見たいからだと,私は考えている。これは相撲界独特の言葉だが,入門して鍛えられ,もまれ,しきたりや礼節なども身につけ,酸いも甘いも知り,心身共に大きくなっていくことをさす。当然ながら,味がしみるには一定の歳月が必要だ。チャンコと共にある歳月が,力士としての佇まいを熟成させていく。
 昨今,特に屈強な外国人青年が,入門と共に一気に番付を駆け上がるケースを,少なからず目にする。いい成績であるからして,これは当然である。だが一方で,そんな力士が問題を起こすことも,ままある。その時,角界関係者が「チャンコの味のしみる間もなく偉くなったから・・・・」とつぶやく声を,私は幾度となく聞いた。彼らは熟成どころか,中学生レベルの青さのまま番付上位に立つ。師匠の教育が昇進の速さに追いつかず,青い彼らは時に暴君と化し,ルールを破る。
 魁皇はその対極にある力士で,まさにチャンコの味がしみている。私がつくづくそう思ったのは,2004年九州場所のことだ。
 

うちだて・まきこ
1948年秋田市生まれ。会社勤めを経て脚本家に。代表作に「ひらり」「毛利元就」「週末婚」。著書に『女はなぜ土俵にあがれないのか』『お帰りなさい朝青龍』など。2000年から今年1月まで横綱審議委員。現在は東京都教育委員,武蔵野美術大学客員教授。東北大で相撲部総監督も務める。


花・野菜も泡風呂が好き?

2010-03-26 12:53:30 | 私見
中州で暖をとるカモメ
 

スギナを焼いた火の始末が少し気がかりだったが,夜半からの雨で少し安心。中国地方の自動車道は雪のため冬用タイヤの着用が義務づけられたそうだ。
 寒さが残っているとはいえ,朝から春の日差しが降り注いで,冬の寒さもこれが最後となるだろう(いや,なってほしいものだ)。
 昨夜,島から帰ってきたが,会議への出席は必要なかったらしく,せっかくの好天気に部屋に閉じこもり書類の整理。花冷えの中,ゆっくり温泉にでも浸かりたいところだが・・・


 泡風呂 花にも効果
       酸素多く,成長促進3 《朝日:3月25日》
 

パナソニック電工は24日,自社のシステムバスで微細な泡を発生させた水に,植物の発芽を早めたり,切り花を長持ちさせたりする効果があることを確認したと発表した。・・・
 実験には,風呂で10~15分間泡を発生させた場合と同程度の酸素水を使用。切り花のトルコギキョウを10日間,水道水と酸素水で生けたところ,酸素水に生けた方がしおれにくかったほか,ホウレンソウの種を浸したところ,7日後の発芽率が水道水29%にたいし酸素水は55%と2倍近い差があったという。


 

微細な泡を発生させることによって,溶けている酸素量が2~3割多いという。泡風呂が好きなのは人間だけではないようで,一緒に浸かるのもよし。
 泡の粒は大きいが,コンプレッサーではどうだろう。様々な種子で試してみたいものだ。効果ありとすれば,種子だけでなく園芸農家泣いて泡踊りを楽しむかもしれない。


スギナの蒸し焼き!

2010-03-25 23:18:23 | 島の生活
 スギナの退治方
 昨日は農業塾OB会・役員会に出席するために,ようやく雨の上がった空を恨めしく思いながら帰広した。名前だけの役員で末席を汚しているだけだから居なくてもいいのだが,無責任なこともできない。

 のんびりするつもりだったが昨夜,かみさんに叱られて今日は急遽島に帰ってきた。
車の通行量が多くなったこともあって,かみさんは前進入庫する。ところが出庫するときに危険なので,時間の許す限り,深夜か早朝に私が車を入れ替える。先日もそのつもりであったが,その必要はなく,つい鍵を持ったまま島に帰り,その鍵を島に忘れたわけだ。
 何が怖いったて,自宅のかみさん,島では獣のイノシシ,草のスギナに勝るものはない。

 以前の『人豊講座(OB会の学集会)』であったか,「スギナを退治するには」の質問に対して,「そんな方法があったら,私が教えてほしい」と指導員が答えたものだった。
帰島したついでに,スギナの処分にかかることにした。菜園場の一角を除草しただけなのに,スギナだけで40㍑の肥料袋にたっぷり2杯ある。他の有機物と一緒に水桶に漬けたら腐るかと考えたが甘かった。ますます元気な様子だから,今回は焼却処分。
 可燃物を置き,シュレッダーで裁断した紙を置き,点火してスギナ。シュレッダー用紙を置いてスギナ。スギナのホットサンド?あぶり焼き?蒸し焼き?
 とにかく大体の処理を済ませて帰宅した。

 別に,怖いもの見たさに帰宅したわけではない。明日の朝は会議,明後日は農業塾OB会の学習会「人豊講座」が控えている。

冬に逆戻り

2010-03-24 22:23:11 | 島の生活
 水仙と牡丹
 寒さに耐えて,牡丹膨らむ
 寒~い春のお彼岸だった。
21日(日),帰路に山の畠を見回る。幸いにイノシシの侵入した形跡は見られない。
 樒を切り墓参の準備。
 菜園場も異常は見られず,除草の後墓参。
22日(月),菜園場に一画は一昨年まで茗荷を植えていた。
 水路と上の畑から水が流れ込み湿気の多い場所。
 以前からドクダミとスギナがあったが,耕耘機をかけたために繁殖したようだ。
 重い土に苦労しながら,一鍬ずつスギナの根を取り除く。
23日(火),夜半からの雨のため,物置の整理。
24日(水),雨は止まず,強風まで加わって春とは思えない寒さ。
 ふるえながら家中の整理をし,18時30分からのOB会役員会に出席する。

 庭で芽を吹いていた牡丹,立派につぼみを付け,乳児のこぶし大に膨らんでいる。
水仙はもう終わりだから,並んだ花を見ることはないだろうが,何とも妙な風景だ。

ここ数日

2010-03-21 07:06:42 | 私見
 ぐうたらぐうたら

 年度末を迎えて何かと忙しい

 17日(水),母は近くのN病院に移る。
父と同じ病院でお世話になっていたが,同一病名で3ヵ月を超えての入院は出来ないらしい。もう十分お元気ですよ,と言われるのだが,本人は一人での家庭生活に不安がある。といって,息子や娘との同居には抵抗があるようだ。

 18日(木),白木圃場の作業連絡が入っている。里芋植え付け場所への堆肥・元肥の散布ということであったが,休ませてもらった。
 この日は久し振りに徹夜での仕事になった。

 19日(金),一斉答案返却日。
10時近くになって,大阪に出張していた息子が,祖父母を見舞いたいと帰宅。
娘も子どもを寝かせてやってきて,近くの寿司店で歓談。寿司店も30周年で,飲み物は半額。私は眠気を我慢しながらひれ酒を痛飲。帰宅後は炬燵でばったり。
 パソコンは,どういう訳かブログへの書き込みが出来ない状態になっていた。

 20日(土),成績処理。
以前は手書きの処理であったが,最近はパソコンを使っての処理となった。ただし,自分のパソコンで処理,専用パソコンに記入,チェック,再処理,打ち出し。
間違いのないことを確認し,手書きの資料を添えて提出する。
卒業に必要な簡易数の単位数のわずか数%,1単位のものもあるとはいえ,入試・就職に関係する。今学期と1年間の成績を見直して,私の場合はのべ7クラス分の成績処理となるとなかなか手間がかかる。パソコンもうまく機能しないこともある。
 23日正午までに済ませればいいとはいうもの,あとの作業を考えて,昼食を摂る時間もなく,昼をはるかに過ぎて作業を終了する。
 新聞に目を通す時間もあまりなかったが,ようやくゆっくりできる。

 夕刻,神奈川に帰る息子を送って,アルコールも入れず,炬燵で熟睡する。

 今日は彼岸の中日。これから島に帰り本家・分家と合わせ10基の墓参をする。