和泉屋AK.Tの「和泉屋」とは…
実は、この和泉屋魚屋の屋号のこと 。
何を隠そう、私は南会津町田島にあるこの和泉屋魚屋の次男坊なわけです。祖父が始めた魚屋さんは今年で創業73年。今ではすっかり静かな佇まいですが、70歳近い親父と母親が一生懸命に頑張っています。
この奥深い南会津にあり、海産物といえばニシンや棒タラなどの塩干物が主流だったこの地において、創業当時は「夢の魚屋…」と言われたほど。誰よりも早くハイカラなテレビを取り入れ、街中から力道山の放送を見に人だかりだったとか。
今でこそ町には大きなスーパーなどが出来てしまい、商店街はすっかり静かに。人々の生活スタイルも変わり、これまでの小さな町、そして日本の基礎を作り上げてきた職人さんたちがどんどん姿を消してしまいました。
でも本当にこれでいいのかなあ。山村、田舎町の衰退…。これが本当に日本にとっていい方向に進んでいるのかなあ。
和泉屋AK.Tは考えました。これからのナウい(めちゃんこナウい…、80’s語録大好きでーす)生き方というのは、故郷に戻りまたは移住し、第一次産業に従事し自然の恵みにあやかって楽しく暮らすことではないかと。そうすれば自ずと子供も大人も増え、地元農林業・商業も息を吹き返し、里山も管理され良好な環境をとりもどすのではないでしょうか。
「和泉屋」という屋号は祖父や親父たちが切り開いてきたスピリットを受け継ぐべく、継承させてもらいました。和泉屋のスピリットを忘れず、この南会津でトマトとテレマークで自分たちの身の丈にあった人生を切り開いていこうと思ったのでした~
で、突然話は変わり、和泉屋魚屋の前にはじょぼじょぼと水が湧き落ちています。
これがまた美味しいんです!
向かいの愛宕山からの伏流水。旅先でいろんな名水を飲んだけど、この水が一番かも?味覚音痴の私が言うので信ぴょう性は無いが、とにかく甘い。近所の人もポリタンクに汲みに来ます。通りかかったら一度飲んでみて!
和泉屋魚店、田島の商店街のちょうど真ん中らへんと言えばいいんでしょうか?・・・なのですが、緩いカーブのところにあり、会津若松方面から来るとブラインドになり、気をつけてても通過しちゃうんですよね。
確かに、水がじょぼじょぼ出てました。
そんな名水だったは、つゆ知らず。残念なことしました。次回はぜひとも和泉屋魚店の水汲んで、ご両親に挨拶してから帰ります。
ご先祖から受け継ぐ和泉屋スピリットを大事に、めちゃんこナウい人生、エンジョイしちゃってください。
今度はぜひ寄っていってください!両親も喜びます。