2月19日から21日の三日間、会津大学短期大学部のスキー&スノーボード実習が無事に終了しました~!
実は昨年の10月に、会津大学短期大学部の「運動技術Ⅲ」という科目の非常勤講師に任命され、何度か大学へ赴きガイダンスなどの講義を経て、この三日間の実習の準備を進めてきました。
女子大生たちのスキー&スノーボード実習とはいえ、南郷スキー場のゲレンデで滑るだけでは物足りない。ここは自分らしさを少しは出したいし冬の南会津を体験して欲しいと、担当の渡部琢也先生に「かんじき作製&宮床湿原スノートレッキング」を提案し受け入れてくださいました!
かんじき作製には心強い助っ人「マタギのきっつぁん」こと、私の父である阿久津毅一氏に依頼。父と私で学生たちへのかんじき作りを指導し、明日の湿原トレッキングに使う自分たちの道具をなんとか作り上げた。
登山口まではスキー場のパトロールの協力を得て移動、そこからかんじきを装着し宮床湿原へと向かった。
途中、何度もかんじきが外れたり直したりしながら気持ちよく晴れた湿原に到着。
宮床湿原が目の前に広がると歓声が上がった!
そして、みんなで「せーのっ!」で仰向けに倒れ込む。すると、誰ともなく「空がキレ~!」と…。
ここではっとした。そうか、そういう視点で最近空を見ていなかった。職業柄、トマトの季節は雨が降るかどうかとか、冬は雪雲がどうかとか、硬い目つきでしか空を見ていなかった。逆に学生たちに教えられたのでした…。
湿原では宿で作っていただいたおにぎり🍙と、和泉屋トマト農園のミネストローネスープで楽しいランチタイム。
あとはスキー場に戻り、三日間のスキー&スノーボ―ド実習を無事に終了することができました。
とにかく今回参加してくれた学生たちの中には経験者はいたものの、ほとんどが初めてのスキーやスノーボードの実習でした。
この実習を通して伝えたいのは、スノースポーツはやってみると意外と楽しい! 雪って冷たいけど、実は綺麗なんだ!
とういことでしょうか。
来年度は自分も狩猟免許を持ったし、もう少し雪国南会津の生活に踏み込んだガイディングが出来ればいいかな、と思っています。
まずは3日間無事に終えたことにほっとしております。
今回の実習にご協力いただいた南郷スキー場さん、パトロールのみなさん、レンタルのみなさん。そしてサポートしていただいた馬場要助さん、阿久津毅一さん。かんじき作製で場所を提供してくださった宿泊先の山口屋旅館さん。みなさんのご協力があって今回の実習は成功しました。この場を借りて感謝申し上げます。
担当の渡部琢也先生、青木先生、ありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。