♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

森昌子物語

2006年05月23日 | 演歌・歌謡曲
★森昌子の復帰が話題になっている。私は基本的に一度引退を宣言した歌手が復帰することにはあまり賛成できない。完結した物語の蒸し返しのような感じがするから。都はるみのときも同じように思った。
仮に山口百恵が復帰するとしたら、やはりそう思うだろう。
坂本冬美の場合は引退ではなく、休業だったからいい。ちあきなおみは突然姿を消したから、またいつか突然現れないかと思う。

★私は森昌子が「スター誕生」から『せんせい』でデビューしたときのことを鮮明に覚えている。司会の萩本欽一氏も、審査員でこの曲を作詞した阿久悠氏も、番組の威信をかけてこの少女を世に出そうと優しく暖かく見守っていた。その期待に彼女は見事に応えたわけだ。思うに多くのスターを生んだ「スター誕生」だが、演歌歌手となると意外に不作で、ほかにはせいぜい新沼謙治、藤正樹くらいで、女性はほぼ森昌子のみと言ってもいい。石川さゆりを「スター誕生」出身と思っている人がいるようだが、これは間違いだ。

★私は森昌子の歌唱力は大変すぐれていたと思う。でも器用さゆえに楽曲にはあまり恵まれなかった感がある。その点、『津軽海峡・冬景色』が大ヒットした石川さゆりとは対照的だ。
森昌子が紅白の司会をしてトリで熱唱した『哀しみ本線日本海』、そして最後の紅白で涙で唄えなくなった『愛傷歌』の印象は鮮烈だ。それだけに森昌子物語は、あのまま完結しておいてほしかったと思っている。
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1 コメント

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Unknown (勘太郎)
2006-06-27 21:15:49
私 全く同感です

ですから ♪さようなら♪を聞いた時は
涙 涙でした
涙を流す期間は 長期間続きましたよ 

私は事務所の 責任・・・?

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