昨年7月に『東京ルージュ』でデビューした藤井香愛さんの待望のセカンドシングルが発売されました。7月24日発売の『TOKYO迷子』です。
新曲もデビュー曲と同じく、80年代の香りのする都会派歌謡曲ですが、作詞作曲とも異なるコンビが手がけていて、曲の内容や感じは随分違います。
『東京ルージュ』ではかなり激しい愛の表現が見られましたが、今回は切ない感情を前面に出し、テンポはゆったりしていてムード歌謡的な落ち着きのある曲調になっています。
はじめて聴いた感じはあまりインパクトがなく、地味な印象がありますが、聴くほどに味わいが出て来る曲と言えるでしょう。
さくらちさとさんという作詞者による歌詞もなかなか味わい深いものがあります。「恋しさだけが行(ゆ)き惑(まど)う」「星屑が肩越しに揺れていた」なんかはさりげなくうまい表現だと思います。
今回も彼女の歌唱はこの曲の味わいにぴったりで、若手の歌謡曲の担い手として、ますます期待が高まります。カラオケでも歌謡曲ファンを中心に人気が出るでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=xab-jctyhEw
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